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春木開(カイ)が伝授する「損して得を取る」仕事術!

春木開

ホワイトパーティー主宰&キャバ王としてお馴染み、実業家・春木開(カイ)さんに聞く人脈作りのヒントと仕事術! 先輩経営者・バンデル会長の塩澤弘太郎さんとのエピソードも交えながら紐解く自分の売り込み方や人とのつながり方。太客をつかんでステップアップしたいキャバ嬢はもちろん、経営する側に回りたい人、次の展開を考えて業界に顔を売っておきたい人もお見逃しなく!

自分を印象づけるには誰もしないことをする

僕の中にしっかりと根付いている言葉に、「損ができる人間は強い」というものがあって。これは、経営者の先輩でキャバ校長先生でもある塩澤さん(*バンデル会長の塩澤弘太郎さん。メゾンドボーテの男性ゲストとしても登場済み♡)と知り合ったときに言われた言葉です。

塩澤さんは有名人なので紹介されたときには当然存在も知っていたし、どんな事業を展開しているかも知っていました。それでニューヨークギャラリー(*塩澤さんがオーナーのアートギャラリー)の話などもして、僕が「ギャラリーの絵、可愛くて欲しいと思ってるんですよ。」って会話に対して「じゃあ明日待ってるね笑笑」といった、よくありげな冗談混じりな会話を交わしたんです。それは僕にしてみれば、塩澤さんに存在を覚えてもらえる絶好のチャンス。インパクトのある行動で記憶に残りたいと思った僕は、大阪で紹介されたその翌日に東京のニューヨークギャラリーへ行って絵を3枚購入しました。

春木開

そういう行動が功を奏したのか、塩澤さんには、「買いに行きますといって本当に次の日来るやつは初めてだ! しかも大阪からわざわざ来るなんて。」と言われ、そこから仲良くさせてもらうようになったわけですが、そのときに「損ができる人間は強い」ということも言われたんです。「若かったり女性だったり、リスクが大きい立場から損ができる人間は強い」と。誰だって損はしたくない、得したいと思っている。でも、得だけ取っていこうというのが見える人間とは深くつき合いたくないのだとも。

最初に損をかぶれるキャバ嬢は強い!

極論、世の中のあらゆる行為のベースには損得があって、誰だって得がしたいと思って行動しているもの。だからこそ、最初に損を取れる人間は強いんやと思います。それはキャバ嬢にも言えることで、最初に損をかぶれるコはやっぱり強い。

良い例がパッと出ないのでアフターにたとえますが、アフターって普通はお客さんがお店に行ってお金を使って、そのお礼としてキャバ嬢のコがつき合うものですよね。行ったところで1円にもならないサービス残業みたいなものやから、行きたくなくて当然。でも、そんなアフターだからこそ逆をやれたらすごいことなんですよ。逆をやるっていうのは、女のコがアフターに顔を出すほうが先ということです。店で飲んだ流れからのアフターではなくて、アフターのほうが先っていう。そういうこともありますよね。どこかで飲んでいて何かの流れで「今ここにおるよ」と連絡したとして、「じゃあ行くわ」と言う流れ。それで、ほんまに来てくれたら僕はちょっと嬉しいんですけど。

春木開

もちろんこの場合には、お客様の見極めも必要ですけどね。プライドを持って生きている人間であれば、されたことに対してそれ以上をしっかり返すはずですが、そうじゃない人間もいっぱいいるわけだから。相手をしっかり見極める部分、人を見る目も含めて、最初に損をかぶれるキャバ嬢は強いんやと思います。

義理難い相手を見極める「目利き力」は必要不可欠★

先に損をかぶる前提として絶対的に欠かせないのは「目利き力」。さっきの「アフターが先」という話でいえば、そのキャバ嬢のコは僕が声を掛けたからそのアフターに来たとも言えると思うんです。僕が、されたことに対してそれ以上をキッチリ返す人間やってことを見極めた上で来てくれたってことです。損を取る際に相手を見ることは必要不可欠で、僕が塩澤さんと知り合った次の日に東京まで絵を買いに行ったのも、やっぱりそれは相手が塩澤さんやったからというのが大きいです。塩澤さんとつながりたいという気持ちが僕の中にすごくあったから。僕はフットワーク軽いほうですけど、でも、誰にでも時間とお金を使っていたらそれはムダだし持たないですよね。そういう目利き力の大切さは塩澤さんにも言われたことです。

ただ、どんなに目利き力がある人でも百発百中ということはきっとない。ここは飛び込もうと決めて損をかぶったとして、損のままになってしまうことだってあると思います。それはそれで仕方ない。そのときは自分の見極めが甘かったか、あるいはその相手とは縁がなかったとすっぱり諦めて損切りをすればいい。そうすれば取返しのつかない失敗にはならない。

転んでも立ち上がれば失敗じゃない。

春木開

良くないのは、「この人にはこれだけの貸しがある」と執着すること。たとえお金を使わなかったとしても無駄なつき合いに費やした時間は戻らない。損はどんどん膨らみます。そこはタイムイズマネーと割り切って実のない相手からはさっと身を引くのが鉄則!

ラッキーなパスが回ってきたとき迷わずボールを蹴る即決力!

塩澤さん絡みのエピソードをもう1つ紹介しますね。キャバ校長の塩澤さんには飲みの席で様々なことを教わっているわけですが、その中でも記憶に残っているのがこの話。

あるとき、塩澤さんと同世代の経営者の人たちが飲んでいる席に、「開に紹介したい人たちいるから顔だして」と、呼んで頂いたことがあったんです。そこで6、7人くらいの先輩方を紹介して頂いたんですが、そろそろ次の店へ移動する頃合いかなという頃、塩澤さんがこそっと言うんです。「おまえ、この会計こっそり払っておけ」と。「ここで普通に解散したら、おまえのことを誰も覚えてないぞ」と。そりゃそうですよね。キャバクラの席に呼ばれてちょっと同席した若造のことなんて、誰も覚えてるわけがないんです。「でも、おまえがここで払っておいたら、あの若いやつなんだ? となる。それはオレだったらラッキーなパスが回って来たと思って蹴るぞ」と言われたんです。

ただ、そのときは人数も多かってシャンパンもあいてたのでそれなりに結構な金額で笑笑。僕は、「いや、高ないですか?」ってちょっと躊躇したんです。「払う払わないは本当に開にまかせるけど、オレだったら自分を売れる機会と思って払うけどな」と塩澤さん。それで僕は、これは塩澤さんが僕にパスを回してくれたんやと気づいて、「わかりました!」とこっそり支払いを済ませたんです。そうこうするうち飲みの席はお開きになって「お会計」という運びになるわけですが、そこは塩澤さんが「あ、もうここは開が払ってくれたんで。まあ開なりの名刺配りみたいなもんだと思って受け取ってください」と。

春木開

何かしらの印象をどう残すかその積み重ねで人生も変わる!

その後は、「いやいや、そんなことされたら俺らの顔がないやんか」みたいな感じでその場にいた先輩方に結局僕が支払ったぶんのお金は、「これは受け取られない!」と返されてしまったんですが。その3日後、ホワイトパーティーがあったんですが、なんとそのとき、同席したその先輩方が来てくれたんです。ビックリしましたね。塩澤さんは、「ほら、あのときやってたからだろ、よかったな」って。ほんまにそうやなって思いました。

そのとき僕が払ったお金は返されたとはいえ、それはまあ結果論。そんなふうになるとは思っていませんでしたから、支払いをする時点では僕はある意味で損を取ったわけです。でも、そのおかげで「あいつなんなんだ?」と僕の存在を気にとめてもらえてイベントにまで足を運んでもらえた。ここぞという場面でどう出るか、損を取れるか、人との知り合い方、つき合い方、すごく勉強させてもらった出来事でした。さすがはキャバ校長先生。いろんなことを教えてくれます(笑)。

これは飲みの席でのエピソードですが、こういうことはきっと人生全般で言えることで、身ひとつで自分を売っている人間は特にそういう場面の連続だと思うんです。相手に自分をどう印象づけるか、その積み重ねで人生は大きく変わっていくからこそ、ここぞという場面で損を取れるスピリットを持っていると強い。自分という看板を背負って生きているという点で僕もキャバ嬢のコも一緒。僕が心掛けているようなことはきっとキャバ嬢のコにも役に立つんやないかと思います。

 

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