『TOP DANDY -1st-』のナンバー1。歌舞伎町一カッコイイホスト“せなばぶ”ことsenaさんがメゾンドボーテ初登場♪ 「目の前の高い山に登っている途中!」というsenaさんのホストにかける熱い思いを前後編でお届けします♪
―senaさんはファースト(TOP DANDY -1st-)に入る前はグループダンディとは別なお店にいたんですよね?
二十歳でホストを始めて、今はなき『スーパースター』っていう小さな店にいました。その頃はもう全然売れてなかったですね。週3、4のバイトだったっていうのもあるけど、月に最高で小計100万売るくらいでした。そこからファーストに移籍したんですけど、移籍した初月で180万くらい売って、「おっ!! 」みたいな。
―移籍の理由ってなんだったんですか?
本気でホストやろうって思ったんですよ。だったらもっとレベルの高いところへ行かなきゃなって。周りが中途半端にダラダラやってるような環境だと、自分もそうなっちゃう気がして。俺、結構流されやすいからww だったら逆にレベルの高い人たちの中にいたらいいんじゃないかなって。揉まれるし学ぶものも多いだろうし流されても逆にプラスしかないじゃないですか。
―移籍先がファーストだったのは?
いろんなお店に体入行ったんですけど、どこ行っても「うちの店に入ったら間違いない!」そういう煽り方をしてくるんすよね。良いところや強みばっかり言われてるうちに説得力を感じられなくなっちゃったというか。「うちだったら君は1,000万プレーヤーになれるよ」とか何の保証もなく言われてもピンとこないじゃないですか。その点ファーストは「うちは素晴らしい」ってアピールがゼロだったんですよ。「senaくんがしたいようにすればいいよ」みたいな。自由度高そうみたいなところでスルッと気持ちが動きました。
―senaさんは「せなばぶ」って呼ばれてますけど、なんならもはや「ばぶ」って呼ばれてますけど、その呼び名の由来は?
「せなばぶ」そこねww 一から説明すると、「せな」って名前のホストめちゃくちゃいるんですよ。せな人口本当に多くて。そうとも知らず源氏名を「せな」にしちゃって。かといって今さら名前を変えるっていうのも何か違うじゃないですか。それで、“せな”のままで覚えてもらえる呼び方ないかなと思っていろいろ名前のあとにつけてみたんですけど、ふと“ばぶ”をくっつけようと思いついてww Twitterの名前だけ“せなばぶ”に変えたんです。そしたらそれがバズっちゃって今更変えられないみたいなww
―そんな経緯がww
よりによってなぜ“ばぶ”がいいと思ったんだろうww 実際自分、ばぶキャラじゃないんですよね。そんなチャイルドプレイみたいなww けど「せなばぶ」にして良かったこともたくさんありますね。まず存在を知ってもらえたこと。これは超大きいです。あと、何かちょっと失敗したとしても「ばぶだからしょうないよね」って男女問わず大目に見てもらえること。逆にちょっとカッコいいことしたら「ばぶなのにそこまでしてくれるの!」って喜ばれたりww これは完璧な俺の“ばぶ勝ち”ですよね。何やってもプラスに転がるっていう。ばぶになる前って全然売れてなかったんで、ばぶのおかげで良いはずみがつきましたww
―『スーパースター』時代と今と、ホストとして変わった部分ってどんなところですか?
変わったといったら環境とホスト歴の長さくらいですね。考え方とか根本は変わってないっす。実際ホストってそんなに難しいことはしてないから、やり方が変わったとかそういう劇的な変化ってないかもしれない。
―難しいことはしてないんですか?
俺がやってることと新人がやってることって全く一緒っすよね。お客さんとLINE交換してLINEして呼ぶっていう。あたり前のことをあたり前にやればいいだけなんで。その質が上がったから売上も上がったんじゃないかなって思います。
―質が上がった?
質プラス量ですかね? 新人のコが2人にしかLINEしないところ、俺は20人にLINEしてるみたいな。新人のコが夕方起きてるところ俺は朝から起きてる。そこで連絡を取れる頻度が変わってくるじゃないですか。それだけの話。自分もLINEのやり取りするのが1日1人とかから始まってるけど、1人じゃ売れないなってのも、夕方起きてたらLINEする時間ないなってのもあたり前に気づくじゃないですか。そこから変えていったわけですけど。
―あぁ、なるほど。確かに。
そういう話をしても後輩たちはあんまり納得してくれないですけどねww 「いやあ、それsenaさんだからできるんですよ」って言われるんで、じゃあお手上げっつってww
―やることの根本は変わらなくても、やりようはいくらでも追求できる?
ホストって山登りと一緒だと思うんすよ。その辺の山に登るのもエベレスト登るのも、一歩一歩山を登るっていう意味では全部一緒じゃないですか。ただ、高い山に登るためには体力もいるし装備もいるし経験もいるっていうだけで。体力と経験は場数を踏むことで培われるだろうし、装備は自分の良さとか武器を見つけることで身につけられるんじゃないかなって思います。
―ホストって目の前の山に登ってみることから始まるんですね。
そうそう。そのへんの山でも丘でも高いところから見る景色ってキレイじゃないですか。「いい景色だなぁ」って思える経験をしたら、そこから自然と変わっていくと思うんです。でも、こういうことって本人が気づかないと伝わらないことなんで、後輩にもあんまり言わないかもしれないっすね。わかる人って言わなくてもわかるじゃないですか。俺も自分のことで精一杯なんで。まだ人を丁寧に育てる段階にきてないんすよね。次の山に登っている最中だから。俺、まだ高尾山くらいしか登ってないイメージなんですよね。次ちょっと日本アルプスあたりまで登りたいみたいなww
―ホスト界の最高峰ってどこなんでしょう。でも、山にたとえるとわかりやすいですね。
最高峰はやっぱエベレストじゃないですか? 3年連続1億超えたらレジェンドプレーヤーなんですけど、そこでようやくエベレストのふもとまできたみたいな。そこまで行くために必死だからまだ何も言えないんすよ。説明できない。だからとりあえず頑張ってる俺の背中見てくれよ、それでわかってくれよです。 登山したことない人が明日富士山登りたいって言っても無理じゃないですか。そこから教えるとなると、「まず経験積んで体力つけよう!」みたいな話になっちゃいますよね。
―senaさんはホストとして、「すげえなこの人!」みたいな人いますか?
REDの山田っすね(山田北斗さん)。売り方とか接客の仕方とかそういうところじゃないんですけど、あの圧倒的な存在感が超リスペクト。山田は俺の心の師匠です。山田からは言葉にできない大事なことを学びました。
―リスペクトしてる割に呼び捨てですけど、大丈夫ですか!? 山田北斗さんといえば2020年度のグルダンランキングNo.1の方ですよね?
プライベートでも仲良くて普段から山田って呼んでるんで、つい…ww けど、山田は呼び捨てされて怒るような器の小さい男じゃないっす!
―大丈夫かなww で、山田北斗さんとの出会いは?
そもそもグループが一緒っていうのが共通点なんですけど、グルダンで最初に間近に見た売れてる人が山田だったんですよ。もうめちゃくちゃすごくて!上手く言葉にできないんですけどあの空気感とか衝撃で! 「こういう感じなのか」って電撃が走るみたいな。ただ騒ぐんじゃなくて、場面とか、言葉のチョイスとか、やっぱりちょっと上手く伝えられないな。でもそれを真似した瞬間、俺マジ1,000万売ったんです。
―すごい!
俺、そんときファースト入ったばっかで、いうても小計300とかしか売れてなくて、1,000万ってどうやって売るんだろうなって思ってて。そんなとき山田の接客を見る機会あったんですよ。その頃、たまたま山田が同業(付き合い)でファーストによく来てたんですよ。面識はなかったんですけど、「盗んだろ」と思ってヘルプについて、ずっと見てたんです。それ真似したら普通に売れた。尊敬してる人はいっぱいいるんですけど、やり方のヒントをくれたのは山田でした。ボトル入れるのが楽しくなる雰囲気みたいな。今思えば、それまで自分のキャラが確立されてなかったんですけど、その頃から今の自分になったって感じでしたね。
―senaさんのキャラは?
うーん。飲みキャラなのかな? 飲みキャラって言ったら浅いっすね。もうちょっとある気がするんですけど上手く言えないな。見にきてくれたらわかりますww
―それからすぐブレイク?
こっちのキャラでいこうって自分の中でイメージが固まって、こういうお客様とろうって決めて、その練習というか試行錯誤期間で2018年の10月、11月、12月と試して…。年が明けての2019年は1月でいきなり1,500万いきましたね。そこからコンスタントに毎月1,000は売るようになって。それで6月に1,600万、8月のバースデーで2,000万超えてその年1億超えたっていう。この年は検証してきたやり方を実践した年でしたね。それでグルダンの2019年度のランカーになって2020年も突っ走ったっていう感じでしたね。
「伸びる人は目が良い」といいますが、デキる人から学ぶ目はまさにそれ! “せなばぶ”の名前の由来も意外でした。後編もお楽しみに♪
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