ホスト歴2年で年間1億6,000万を叩き出した弱冠22歳のカリスマ、歌舞伎町『GOLDMANCLUB(GMC)』の千秋さんにインタビュー! 急成長の秘密から、売れる理由、体調管理まであれこれお話を聞きました♪
―ホスト歴と最高売上教えてください!
歴は3年いかないくらい。最高売上はバースデー月だった去年の10月で3,300万円。ナンバーは12カ月連続1位が自己最高記録かな? 月間売上1,000万オーバーは今もまだ継続中ですね。
―昨年はグループダンディーの年間ランキングで売上2位。これすごいですよね。前年からだと何ランクUPですか?
2019年は25位でした。次はもっと頑張ろうっていう気持ちで取り組んできてこの結果が出せたので、すごくよかったなと思います。
―千秋さんは売上もあるけど組数も多いんですよね。
年間1,000本は行くので組数は抱えているほうかなと思います。バランスよくやりたい気持ちが結構強くて。売上と組数もそうですし、接客スタイルも1人1人に合わせてバランスよくやりたい。お客さんが話したいときは聞き上手になるし、飲んで盛り上がりたかったら飲むし。自分のスタイルがあってそれを貫くっていうタイプじゃないんです。
―千秋さんはいま22歳。前職は?
大学生でした。ホストになったのが2018年の8月だから19歳のとき。大学2年ですね。初めて体入した店が今のお店なんですよ。そのときグルダンもAIRさんも冬月さんも何もわかんない状態でホスホス見てたんですけど、多すぎてしぼれなくて。テキトーに「カ行」で調べて、それでもいっぱいあるから。「じゃあ“コ”で探そう!」みたいな。
―千秋という源氏名の由来は?
その場でとっさにつけた名前です。源氏名が必要ってあんまり考えてなくて。ただ、男女どちらにも使えるかわいい系の名前がよくて。いくつか候補を出した中で選んでもらいました。
―体入1店目で決めたんですね。他も見てみようとは?
その発想なかったですね。バイトの面接して受かったら「ありがとうございます。よろしくお願いします」ってなるじゃないですか。その感覚ww
―すぐ売れました?
最初の3カ月くらいは全然しゃべれなかったです。ダメダメでしたね。その頃埼玉に住んでて毎日終電で帰ってたしww 8月に入店して10月で小計70万とか。で、11月にナンバー入ったんですよ。150万くらい売って。
―何かちょっとコツをつかんだんですか?
一生懸命やっているっていうところで応援してもらったんだと思います。実力ではないです。あと11月から終電帰りをやめたのでそれもあるかも。営業終わりに店で1、2時間寝て、始発で帰ってそのまま大学行くみたいな生活をしてました。それで、「このコ、頑張っているな」って思ってくれる方がちらほらと。それから3カ月くらいそういうサイクルでホストと大学の両立してましたね。
―健気。それは応援したくなるかも。
ホストらしい楽しませ方は全然できてなかったですけど、大学に行っている以外の時間は全部お客さんに使って一生懸命でした。店外も頑張っていて1日で3県行ったこととかありますよ。
―1日3県。1人のお客さんと?
それぞれ別なお客さん。横浜のお客さんに呼ばれて行って、そのあと栃木に行って、あともう1県行って…。できるだけ断らないようにしたかったから、呼ばれたら行くようにしていたんです。
―新人時代はそのくらいフットワーク軽くないと?
売れるまでは動いたほうがいい。僕もLINE、電話、店外はかなりしてました。
―ちなみに1回会っただけの人でも営業“電話”するんですか?
してましたよ。「いま何してるの?」って。ただ、反応悪かったらすぐ切ります。盛り上がったら楽しいなって思ってもらえるからいいんですけど。微妙な感じだったら「じゃあ、俺仕事行ってくるね。話せて良かった」って切り上げる。ずるずる引き伸ばして面白くないヤツって思われたらマイナスなので。盛り上がったら話す、盛り上がらなさそうだったらすぐに切る。その繰り返し。
―初ナンバー1はいつ?
初めて1位をとったのが入店から半年後。2019年の2月。それからほぼほぼ1位。売上的にバコンッと伸びたのはそれから1年後くらい。2020年入ったあたりからですね。このへんから自分でもびっくりするくらいお客さんも増えて、売上も一気に上がりました。
―お店に影響を受けた人とかいますか?
特にはいないかな。ただ、周りをめちゃくちゃ見てはいました。この人がこう言ったときお客さんはどんな様子か、表情がどう変化するかっていうのを。それでこれはダメだと思ったことは絶対真似せず、これは良いかもと思ったことは試してみて上手くいったら取り入れて。
―ナンバー1の中身も最初と今とでは違いますか?
質が違いますよね。売上からして3倍くらい違うかも。最初の頃は400〜500万で1位でしたから。入店した当時、GMCって特別に有名なお店ってわけではなかったんですけど、逆に最初の店が激戦区みたいなとこだったら、今みたいに売れてなかったかもなって思います。
―というと?
花屋さんに並んでいる花より、道端にポンと咲いてるキレイな花でいたいというか、置かれた場所で自分らしく咲きたいっていうか。激戦区のナンバー争いの中で揉まれてみたいって考えたこともありましたけど、ある程度自分のやり方で自由にやりたい気持ちも強いから。有名店だとそのへん難しいじゃないですか。
―ホストでリスペクトしている人は?
エルコレの夏稀さんと去年のグルダンで年間1位だった山田北斗さん。僕がホストになった年に夏稀さんが2億3,000万売ってグルダンで1位を獲ったんですよ(※当時エルコレは独立前でグルダン傘下)。しかも組数1,800組。表彰されている夏稀さんを見て、自分も壇上に立ちたいって思いました。山田北斗さんは初めてお会いしたとき「なんだこの人は!」って衝撃を受けました。独特の空気感というか。華があって人の心をつかむのがすごく上手い。ホストとしてタイプは違いますけど憧れますね。
―1位が定番化すると気がゆるんだりしないんですか?
グループのランキング争いもあるのでそこだけ見てます。強豪がひしめいているので!
―ホストとして日頃から心がけていることは?
毎日出勤と流されないこと。お客様にも振り回されないようにしています。振り回されると1人、2人の少ないお客さんだけでやっていかなきゃいけなくなるので。たくさんのお客さんを抱えてホストをやりたいから、「私が店に来たときは他のお客さん呼ばないでほしい」とか、「他にお金使うお客さんいるなら私は使わないよ」とか、そういう要求をしてくるお客様は1人も作らないように。
―モチベーションは常に一定ですか?
下がるときもあると思うんですけど、だからといってサボらない。「最近、仕事一生懸命してないな」とか、折れてる期間もあったりするんですが、振り返ってみるとそういう時期でも仕事はしてるんです。ホストがルーティンなんで急にサボるとかできない。当たり前のレベルも上がっちゃってるから止まらないですね。1カ月何も考えずに生きてたとしてもきっといつも通りに仕事してるんじゃないかな。
―すごくしっかりしている千秋さんですが昔から?
中学高校は楽しいほうへ流されてましたよ。部活もやめてバイトもやめて高校も途中でやめちゃったし。その頃は毎日パチンコしてました。真面目を発揮しだしたのはホストを始めてから。
―高校もやめちゃったんですね。
そのあと「大学は行ったほうがいいんじゃない?」という家族会議を経て、通信制の高校で卒業認定とって受験。で、上京したいがためだけに超マイナーな大学に入学して…。大学でもパチンコ漬けでしたけど。でも、そこでも真面目を発揮して勝ち方とか台の分析はしてました。負けてたけどww
―台に向かってる姿が想像できない。
成長しました。ホストになってからのほうがしっかりしてるんで、最初はホストに反対していた親もやりたいこと見つかってよかったって言ってます。
―お休みの日って何してるんですか?
スパ、マッサージ、サウナ。あと、同業の友達と沖釣り行ったりします。でも、休みの日に自分のために時間を使うようになったのはここ半年くらいです。仕事以外何していいかわかんなくなっちゃってそれはそれでヤバイと思って。積極的に趣味を見つけてます。
―今ハマっていることは?
足つぼマッサージです! 週6で足つぼ行ってるんです。足つぼへ行ってから出勤っていうルーティン。足の裏は第二の心臓なんで大事。免疫力も上がる気がします。めっちゃ体弱いんですけど通い始めてから風邪を引いてない。それは足つぼのおかげだと思ってます。
―好きなことの話をするとき目がキラキラしますね。
wwそれ、めっちゃ言われます。無邪気って。だから逆にわかりやすいらしいです。「この話興味ないでしょ」ってお客さんによく突っ込まれてます(笑)。
―貯金が好きって話も聞きましたが。
貯金が好きっていうか特別な物欲がないだけ。何百万、何千万の車が欲しいとかないから。服やごはんにお金を使ってもタカが知れてるじゃないですか。車と時計を買わなかったらお金って貯まるんです。
―ところで、おにぎりを食べるときちゃんと両手で持って食べるんですね(現場でわかめおにぎりを食べていた)。丁寧ですね。
無意識のうちにwww 美味しかったです。好きなんですわかめおにぎり。僕、結構こういう健康そうな素材が好きなんですよ。ごはんも基本和食が好きですしお米も玄米がいい。
―健康志向?
かなり。納豆、とろろ、めかぶ、そういう粘りのある食材も毎日とってます。体に良いし免疫力もアップするんで。プラス青汁とR–1。風邪引くのが嫌なんですよww 毎日青汁とR–1飲んで、ねばねば食材食べて、足つぼへ行く。これで万全です。
―ちなみにお仕事時の見た目のこだわりってありますか?
髪も服装もきちんと身だしなみを整えること。歌舞伎町以外を歩いたときにも格好良い男の人でありたいなと思ってます。
―最後に今後の抱負を。
接客業をやる者としてもっと完璧になりたいですね。トークもどんな人にも対応できるようになりたいですし。ここからは質を高めることを追求したいです。
―昨年は売上1億6,000万。次は2億を期待されませんか?
そういうのはあんまり考えてないです。やっぱり10年、20年この仕事やっているような人からしたら、ホストとして至らないところがいっぱいあるので。どんな人も楽しませられる安定感を磨きたいし、ホストとして一流になりたい。そこに成長を感じたいなと思ってます。
弱冠22歳にしてこれだけの結果を出している千秋さん。これからどんな時代を築いていくのか注目です!
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