「今の担当と結婚して幸せに暮らしたい」―ホストで沼った人なら思い浮かべたことがあるであろう「担当との結婚」。そんな夢を叶えたのが6年半で3億使って担当と結婚した、かえるさん。いかにしてかえるさんは結婚という結末にたどり着いたのか? Twitter界隈でもカリスマホス狂として有名なかえるさんのウェディングSTORYに注目!! 気になることがありすぎるので前後編でじっくりお届けします♡
【かえるさんプロフィール】
19歳で初めてホストクラブに足を踏み入れ、初指名・初担当のホストと2021年3月に入籍。同年9月の担当のラストイベントをもって歌舞伎町通いを卒業。現在は夫と愛犬と3人で平和な日常生活を送る元ホス狂。夫婦のことや自身の経験を活かした稼ぎ方についてのnoteを11月30日に販売予定。
かえるさんがホストクラブに通ってたのって何年間くらい? その間、担当は何人?
トータル6年半くらいです。いろいろ通いましたが高額を使ってた担当は1人だけ。その人と結婚しました。
今年の5月に結婚式を挙げたんですよね?
去年の3月で入籍はしていたんですけど、そこからしばらくはホストを続けて2021年の9月にラストイベントを打って卒業しました。で、それから就職して新しい生活が始まって、いろいろと落ち着いた今年の5月に披露宴をしたっていう流れですね。
6年半でお金どのくらい使ったんですか?
3億以上は使ったと思います。
3億!! 旦那さんは今は何のお仕事を?
運送会社で働いてます。トラックの運転だけじゃなく機械の設置や倉庫での作業などもあるような会社ですね。
昼職に就いたものの結局また夜に戻ってくる…みたいな話をよく聞きますが?
そういう話はよく聞きますけど彼は普通に昼やってますね。ホストの世界に戻ることはないと思います。昼のほうがいいというか、ホストの時よりも今の生活のほうが楽しそうなので。
かえるさんが初めてホストクラブに行ったのは何歳の頃?
19歳のときです。ホストクラブにハマっている友達がいて、彼氏ができたっていうからそのお店に一緒に行ったんです。ダマされているかもしれないから一度その彼氏と話をしようと思って (笑)。そのとき担当とも出会いました。
はじめてのホストクラブで出会ってるんですね。
初指名、初担当が今の旦那さん。でも、最初は何とも思わなかったです。別にイケメンなわけでもないし顔もタイプじゃなかったので。
その日、来て早々にイケメンで顔が好みなコと連絡先交換して送りもその人に決めていたので、あとは誰とも連絡先交換してなかったんです。ただ、彼が席に着いたときすごくいい匂いがしたんですよ。それで、香水何使っているのか聞いたら、「今ちょっと名前わかんないから、確認して教えるね」と言われてLINEを交換して…。
そうやって連絡先を聞き出す作戦だったとか?
どうなんだろう。でも、そこからの連絡はマメでしたね。返信も早いし。「明日10時起きなんだ」みたいなこと言うと、その時間に「おはよう」ってLINEが来るし。なんか申し訳ないなって思うくらいマメでしたね。
ただ、そのときはまだ何とも思ってなかった。友達と1週間後にまたお店行こうねっていう約束もしていたんですけど、初回で送り指名したコを指名しようって決めてたし。
指名したことが謎ですね!
それが不思議なんですよ。2回目にお店に行って受付でイケメンのコを指名にしたんですけど…。そのときたまたま彼が通りかかって目が合って、その瞬間「やっぱやめます。この人にします」って彼を指名していたんです。なんでかわかんないけど(笑)。
わ、運命的。もし通りかかってなかったら…。
そのままイケメンのコを指名して、でもさほどハマることもなく私はホス狂になっていなかっただろうなって思います。「この人だ」っていう直感が働いたんですよね。
出会った頃の旦那さんはホスト的にどんなポジションにいたんですか?
ホスト歴は2年経ってないくらいで役職は幹部補佐。飛び抜けて売れっ子ってわけでもなくそこそこくらいですかね。そこから昇格していって最終的には代表でした。
最初の頃はお金どのくらい使ってました?
そこから週1、2くらいでお店に行くようになって。でも使う額は最初は5万円とか。多少増えても20〜30万程度。そういう時期が2カ月くらい。その間、友達と合番で同伴したりアフターしたり、休みの日には海や川へ行ったりしてましたね。時間を使ってもらっていたから悪いな〜と思って30万、40万と使う金額がだんだん増えていき…。
かえるさんは当時、何のお仕事をしてたんですか?
専門学校の2年生でラウンジでまったりバイトしながら時々デリヘルしてました。それまでも夜の仕事をしていたから貯金が結構あって。ホストクラブの飲み代も貯金でまかなってました。ただ、当時付き合って1年になる彼氏もいて一緒に暮らしていたので、ホスト通いもそろそろ終わりにしなきゃなっていうのは感じてました。
彼氏いたんですね! しかも同棲中。ホスト通いは秘密にしてたんですか?
言ってました。その人も昔ホストをしたことがある人で理解があったんですよ。みんなでわちゃわちゃ遊んでる感じが楽しいんだろうなみたいな。それに私がイケメンしか好きにならないのはわかっていたからそんなに気にしてなかったと思う。顔でしか人を好きになったことなかったから。
彼氏には特に何も言われていなかったけど、でもまあ潮時かな〜と。それで何かのイベントがあったときに、ここで50万使ってそれでもうやめようって決めたんです。
50万使ってやめるはずが?
やめられなかった。もう好きになっちゃってたんでしょうね。それで逆に彼氏のほうと別れました。担当ははじめて中身を好きになった人です。そこから本格的に使うようになって月100万超えて、200万を超え、そのうちエースになってさらに使う額が増え…。
エースになったのいつ頃なんですか?
本人にエースになってと言われたわけじゃないので時期は曖昧なんですけど…。100万使ったあたりから彼の上司に「エースになってあげてよ」ってめちゃくちゃ言われてはいました。「いや、無理ですよ〜」とか言ってたんですけど、そのうち多分私がエースだろうなって気づき始めました。
自分がエースってわかるもの?
イベントがあったら最終日にガンッと使うとか、最後に高額を使っているのが自分だったらエースじゃないですかね? そのタイミングが一番盛り上がる。トリじゃないですけど最後に使うって指名してる側からしたらステータスだから。
出会って半年過ぎたあたりでバースデーイベントがあったんですね。そのとき2日目にタワーをしたのは私だったので。自分がエースかなとは思いました。
本格的にホス狂の道へ進んだ時期、引き返せないと思ったのいつでした?
専門学校を卒業した3月ですね。卒業したら普通に就職しようと思ってたんですけど、「将来絶対大事にするからついてきて欲しい」と言われ。就職はいつでもできるから、今はこの人のために生きようと決めて。そこからはがっつり稼ぐ方向にシフトしました。
お店に通う頻度は?
通いはじめて3カ月経った頃にお店が2部になったんですよ。朝6時から昼の1時までの朝ホスト。生活時間がズレちゃったんでそこからは月3〜4回。行っても多くて月6回くらいでした。
お酒は元々そんなに好きじゃないし。朝ホストって飲んでから来る人が多いから酔っ払いだらけなんですよ。ガチャガチャしててうるさいからそんなに行きたい場所でもなく…。それまでも担当とは外で会えていたし、途中からは一緒に暮らしていたのでわざわざ早起きして会いに行くっていう感じじゃなかったです(笑)。
同棲してたら毎日会えますもんね。
そうなんですよ。締め日やイベントのある日、「来て欲しい」と言われた日に行って、100万とか200万とか一気に使うみたいな。
同棲はいつから?
出会って1年半後くらい。私、最初の頃は実家に住んでたんですよ。でもそれだと仕事に行くにもお店に行くにも遠くて不便だったので、歌舞伎町近くに部屋を借りてひとり暮らしを始めて。担当の家も近かったので自然とそっちにいる時間も長くなり、気付いたら一緒に住んでたっていう感じです。自分の部屋もあるけどそっちは物置みたいな感覚。
「本営」もしくは「一緒に住んでます営業」とか?
それが本営だと言われたらそうなんだろうけど。でも一緒にいてくれることは事実だし、同棲してるからいいだろうって扱いがザツになることもなく。これまでと変わらず2人で出掛けたりごはん行ったりっていうこともあって毎日楽しかったから。これが営業だったとしても私的には何の不都合もなかったですね。
もはや普通の彼氏彼女。「彼女だったらお金使う必要なくない?」とか思いませんでした?
それはなかった。付き合っているようなものでも相手はホストだから。私の中で「自分は彼女」っていう認識がなかったです。一緒に住んでるからこそお金を使う義務があるみたいな。そこは大前提。むしろ同棲までしてくれているんだから私も頑張らなきゃっていう。
一般の男女でも同棲するとお互いのアラが見えてうんざりってよくありますけど、そうはならなかったんですね。
彼がどう思っていたかはわからないけど、私のほうではここが嫌とか全然なかったです。だらしないとか家のこと何もしないとか不満もなく。むしろ真逆。生活もきちんとしていたので一緒に暮らしていてストレスがなかった。そもそも中身で好きになったところが大きいのかも? 見た目で好きになると性格の合わないとこや、相手の嫌なところが見えてきたとき落差があると思うんですけど、顔から入ってないから(笑)。
かえるさんが家で気をつけていたことは? かわいいパジャマ着るとか。
確かにかわいいパジャマは着てましたけど、女を意識してもらえるように気をつかって生活していたわけではないです。家の中ではすっぴんでしたし。すっぴんに関してはそっちのほうがいいと言われていたからっていうのもありますけど。化粧するとすごく派手な顔になっちゃうからナチュラルなほうがいいみたいな。
お店へ行くときのメイクや服装で気をつけてたことってありますか?
普段よりキレイな服装をするようにはしてました。ヨレヨレな服で行ったら担当が恥ずかしいじゃないですか。なんならちょっと誇らしくいられるようにかわいくして行く。友達が通ってるホストクラブに枝で行くときはなおさら気をつかってましたね。友達に恥かかさないように。でもこれ、別に担当がいなくてもそうじゃないですか? かわいくして行ったほうが扱いもいいだろうし。
使う額が高額になってきてから稼ぎ方は変わりました?
専門学校を卒業してからは吉原に在籍してました。それと並行してパパ活。風俗で稼ぐって上限があるんですよ。掛け持ちで体と時間を駆使してめちゃくちゃ頑張ったとしても月500万が限界。それ以上に毎月稼いでいこうと思ったらパパ活に時間を使ったほうがいいので、途中からはパパ活に重きを置くような稼ぎ方に路線変更しました。
パパ活って稼げるんですか?
やりようですね。見た目ももちろんあるし。なかなか一言では説明が難しいんですけど。ホス狂を卒業してからはそのへんのやり方を教える仕事もしてます。
同棲していたら“かぶり”のコに対してもおおらかな気持ちでいられるものですか?
私の場合、多分担当のほうで指名のコが同じ日にかぶらないように調整してくれていたと思うから、店でかぶりとバッティングするってこと自体あんまりなくて。そういうストレスはなかったかも。
でも1人だけ、大っ嫌いなかぶりはいましたけどね。私の次に使ってる準エースみたいなコで、毎月200〜250万くらい使ってて。そのコがチョロチョロするのが目障りで、「切れて欲しい」とはずっと思ってました。「そのコのぶんまで私が使うからサヨナラしてよ」って言ったこともあります。
ホスト側からすると200〜250万も使ってくれるなら大事ですよね。枕とかは?
そういうことは「ない」とは言ってましたけどないわけないだろうし。会ってないと言っても、一緒に住んでればそのコに呼び出されて出掛けて行ったりするのってわかるじゃないですか。そのコが風邪引いたとかで家に薬を届けに行ったりとかしてたし。その都度、「家には入るな!」とは言っていたけどそんなはずはないし。
薄々何かあるんだろうなとは思いつつ、向こうは「何もない」と言い続けていて。でも、あるとき携帯を見てウソが発覚したんですよ。それですったもんだの末にお互いの携帯にGPSつけることで落ち着きました。
GPSで行動を監視! それはホス狂界隈では普通?
わかんないですけど私はそうしてました。かぶりのコの家もわかってるんでGPS見て家にいるなって思ったら鬼電(笑)。一緒にいたらすぐ電話が来るってウザすぎるじゃないですか。結果、半年くらいかけて徐々にフェードアウトしていきましたね。以来ずっとGPSつけてます。今も。
ホストとしては太いお客さんが切れちゃうわけだから難しいとこですね。
そこはもちろん、そのコのぶんまで私が使いました。そのぶん使うからサヨナラしてって言っていたから。かぶりのコを切って欲しいって言うならその覚悟は必要ですよね。じゃなきゃ害しかない。逆に稼ぐ覚悟があるなら何言ってもいいと思います。私もそれまで月に400万ぐらい使っていたんですけど、そのコと切れてからは最低でも500、600万。行ける月は700、800万と稼いで使ってました。
それ以降、気になるかぶりは?
ないですね。もちろん新しいお客さんはできるけど、2、3カ月通ってハマりかけたあたりからだんだんと私の存在に気づき始めるので半年くらい経つと離れていっちゃう。
かえるさん以外に太いお客さんは作れない?
結果的にそうなっちゃいますよね。普通に来て飲んで行くみたいなそんなに単価の高くない女のコたちとかサブ担みたいな立ち位置が多くなっていったと思います。でも、私以上が現れたら私も安泰じゃない。そういう危機感は常にありました。
ちなみにかえるさんが1日で使った最高金額は?
1日で使った金額でいったら1,700万かな。そのときグループのバトルイベントがあって、予算900万で考えていたんですけど、担当の上司に「いけるよ!」ってすごい煽られて。予算より大幅に使わせられました (笑)。
そういうのって払えるものなんですか?
どうにかしてました。この日にいくら使うって決めたら絶対どうにかするし、売り掛けしたときも必ず期日までになんとかする。やるって決めたら気合いでどうにかしてきました!(後編に続く)
かえるさんと担当の6年半の軌跡をたどった前編に続き、後編ではタワーの思い出や結婚後の変化、ホス狂の浮気問題など気になる話題が盛り沢山。なぜ担当と結婚できたかも考察します! お楽しみに♪
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