幼少期の壮絶な経験から、看護師という職業を志した新井さくらさん。それから約7年、現役でバリバリ働いているんです♡ 大好きな看護師という仕事と海がきっかけで出会った旦那さんとのエピソードなども聞いちゃいました!
看護師になろうと思ったきっかけを教えてください!
私が小さい頃から父が病気がちで入院していたこと、中学生の時に自殺する人を見てしまったのですが何もできなかったこと、これらがきっかけになっています。自殺者を見てしまった時は、怖いというより“なんとかしてあげたかったな”と思ったんですよね。その後も大きなバイク事故を目撃するなど、いろんな事件に不思議と遭遇していました。漠然と、真っ白な白衣を着る綺麗な看護師さんの姿に憧れもありましたしね! “看護師になることが運命なのかな”と思い、目指し始めた感じです。
すごく壮絶な経験でしたね。実際に働いてみてのギャップはありましたか?
多分みんなもそうだと思うんですけど、学生の時が一番ツラかったです。資格も無く右も左も分からない状態で、病院にポンっと行って入院してる患者さんを観るんですね。自分の一つの行動で患者さんの具合が悪くなるんじゃないかという恐怖感でいっぱいで、予想はしていましたが、やっぱり命を預かるというのは責任重大だなと感じました。
いざ看護師になってみてからも大変な仕事はありますが、患者さんが日々回復していく姿や元気に退院される場面を見られるのはうれしいです。やりがいを感じますね。
仕事をする上で心掛けていることはありますか?
やっぱり患者さん第一に考えること。あと私の病棟には、自分で意識があっても喋れない方だったり、寝たきりの方だったりっていう患者さんともいるんですね。“喋るコミュニケーション”を取れる人が半分いるかいないかぐらいなんです。そこで“こういう感情なのかな?”“こうしてほしいのかな?”っていうのを読み取らなくてはいけません。大変ですけど、やっていけば少しずつわかってくるところもあります。100%はなかなか分からないんですけどね。
お仕事に没頭する傍ら、サロンモデルなどもされてるんですよね。看護師とモデルという2つのことを両立する理由は?
高校生の時に、ちょっと読者モデルをしていたこともあったんです。だから“モデルさんいいなぁ”っていう気持ちは、昔からありました。社会人になりサロンモデルの仕事をしてみて、単純に楽しかったんですよね。
ナスカレ(ナースカレンダー)といアプリがあって、看護師のためのアプリがあるんです。こうやって夜勤とか記入して…平日休みの日って、旦那さんとも友達とも予定が合わないと時間って余るじゃないですか。看護師の仕事を優先しながら、空いた時間で他のお仕事を入れさせてもらってます。
看護師の仕事は、やっぱり好きなんですよね。天職だって思ってるんです。他のことを職業にしたいと思ったこともありません。
ツラいことだって、もちろんありますよね?
患者さんに、うんちをぺっ!て投げられたりもしますしね(笑)。今でも厳しい言葉、心無い言葉を受けることもしばしば。何でそんな事言うのだろうって思いはもちろんありますが、それも踏まえてどんな看護をしていくか考える事も、結果楽しいなって感じるんです! ちょっと変わってるのかもしれないです(笑)。それに、おじいちゃんおばあちゃんが好きです! 祖父母には会ったことがないので友達が「おじいちゃん家に行ってくる」とか「おばあちゃんからこれもらった」とか言ってるのを聞くと、すごい羨ましいなぁって幼いながらにずっと思ってたんです。自分に祖父母がいたらこんな感じなのかなーって思いながら、家族の様に接するようにしています。
総合病院なので急変もあり、突然のお別れもあります。もちろん看護の仕事はツラいこともありますが、患者さんからもらうエネルギーはすごいですよ本当に! やり甲斐や楽しさの方が断然勝っています! 本当に素敵な職業です。
さくらさんご自身の強みはなんだと思いますか?
看護学生、そして看護師になってからも鍛え上げられた強い精神力ですかね!? “粘り強い”って言ったらいいのかな。そんじょそこらじゃ潰されない、へこたれない精神力はあるのかなって思います。物心ついた時から、「いつも1番でいなさい」って経営者の父に言われていたっていうのもあります。だから看護師をやるにしても、他の同期や先輩に負けないように、たくさん勉強もして、より仕事をバリバリやりたいなって思っていましたね。
バリバリ働きながら、美をキープする秘訣はなんですか?
皮膚科の先生に聞いたのは“とりあえず保湿が大事”ということ。お風呂上がり5分以内にしっかりやらないと意味がないっていうのを教えてもらって、意識しています。看護師の仕事って、夜勤とかストレスとか不規則でお肌も荒れるし、太るし、大変なんですけど、肌がキレイだとモチベーションが違いますからね。毎晩パックはしています。朝は時間がある時はやるんですけど、とりあえず化粧水をバシャバシャと顔にかけてます。美容のモットーは、毎日コツコツ。勉強と同じですね。
体型維持の秘訣は?
夜勤の時は、余分な食べ物は持っていかない。飲み物は水やお茶のみにするようにしてますね。あとホットヨガとジムに通ってます。旦那が結構鍛えてるんで、教えてもらいながら。
「看護師なのにキレイだよね」、そう言ってもらえるのはうれしくもあります。疲れ切って働いているより、ビシッとキレイにしている方が、女性からも憧れられると思いますし。男性には、看護師って言うとビックリされる方もいるので、あんまり言わないです。下心がありそうな変な男の人には(笑)。男性って、看護師にちょっといいイメージ持ってないですか? 逆にいいなと思った人には「看護師やってまーす!」みたいな感じで言ったりはしてました(笑)。今振り返ると、あざとい女でしたね(笑)。
今はイケメンな旦那様がいらっしゃりますもんね♡ インスタでのお二人の写真が素敵すぎます♡
看護師の資格を持っていたからこそ、出逢えたんですよ! 私は海が好きで、夏は真っ黒になるぐらい海へ行くんです。ある日、看護師の友達と海に行ったら溺れてる人がいて…“あれちょっとまずいやつだな、このままじゃ死んじゃうぞ”となった時に、仕事モードになったんですよね。ビキニで心臓マッサージとかして、一命は取り留めて病院に行って助かったんですけど。溺れた方が利用してた海の家で働いてた人が、今の旦那さんです。
すごい出会い!
でも、結局その出来事がきっかけで出会って、意気投合しすぐに交際が始まり(笑)。4年付き合い、ついに去年、結婚しちゃいました♡
看護師を目指す人へのメッセージをお願いします♡
私は自信を持ってその仕事が好きだ!と言えます。看護師は本当に素晴らしい仕事です。これから看護師を目指すみなさん、学生のみなさんはツラいこともきっとあると思いますが、今は辛抱です!看護師になれればいろんな方向へ進めるので、素敵な未来が待っています。看護師に少しでも興味がある方も、是非。私の同級生や職場には、40歳代で看護師を目指し始めた方もいました。みなさんと一緒に働ける日をたのしみにしています! 笑顔を忘れずに♡
「ぜひ今から看護師になりませんか? 一緒に働きたい!」。インタビュー中、そんな風に看護師の魅力を熱弁するさくらさん。本当に看護師という仕事が大好きであることが伝わり“看護師さんになってみたい!”単純にそう思っちゃいました♡
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