オープンから3カ月で1億突破! 「初回奢ります」など画期的な企画を次々打ち出して注目を集めるホストクラブ『MILDROUS(ミルドラース)』。オーナーのカリスマホスト七原柊也さんがメゾンドボーテ初登場! 魔王の異名を持つ柊也さんの大阪から始まるホストヒストリーや売り方、7大都市制覇を掲げて立ち上げたグループ『ナナスタ(7’s star promotion)』のことなど幅広くお話をうかがいました♡
柊也さんのお店『MILDROUS(ミルドラース)』は2月頭にプレオープンして4月にグランドオープン。ガチャとかあって楽しそうですよね。
全部新しいことに挑戦してます! ガチャやガラガラも設置してますし、「初回奢ります」や飲み直し限定プランもありますし、その他その時々でいろんな企画やってますね。
「初回奢ります」はミルドラが発祥?
僕がやり始めたのが最初ですね。初回はどこも安いし「初回どうですか?」って連れて来られたりってよくあるけど、あんまり意味ないんじゃないかなと思っていて。だったら全部無料にしちゃったほうがキレイじゃないですか。経費的に無料はちょっと…っていうなら俺が奢るよみたいな。俺が奢ったほうが早いでしょっていうのがキッカケです。
無料より奢られるほうが嬉しみがありますね。評判は?
めちゃくちゃ反響があって大盛況です。今も “奢ります”は継続中ですしさらに初回ガチャもついてます。
こういう企画は誰が考えてるんですか?
基本は俺発信なんですけど、運営陣でいろいろ話し合って実施しています。良いと思ったこともどんどん取り入れる。最近、女性内勤さんも採用しました。他店舗さんに行ったときに女性の内勤さんがいたんですよ。そこ流行ってるお店やったんで「これは真似しなきゃ!」と思って。早速SNSで募集をかけて採用しました。今は1人ですけどもっと増える可能性もあります。
ところで柊也さんのホスト歴は?
ホストになったのが17歳ですね。当時はゆるかったので。営業時間も何もかもめちゃくちゃ。その頃は大阪で『クルス』っていう店でした。そこが『ageage(アゲアゲ)』っていうとんでもない名前の店に変わって。ヤバイっしょ(笑)。その後『ティアモ』になりそのあとは東京です。
上京したのは何歳の頃?
東京に来たときは25、26くらいの頃ですね。大阪時代はトータル5年くらいなんですけど、18、19くらいから2年やめてる時期があったんで。
ホストやめてた時期は何してたんですか?
女のコの家に転がり込んでバイトとかしてたんですけど結局上手くいかなくなり、実家に戻って親のすねをかじり、親がパチンコ屋に行くときはついて行って出玉をもらうクソみたい人生を歩んでました。この時期逮捕もされて留置所入ってますし。この頃はどん底。
不穏ですね! 何したんですか?
傷害、窃盗、暴走行為、公務執行妨害、荒れる10代の典型的なやつ。いろいろあったクソ期は1年くらいで二十歳から専門学校行きました。で、1年でやめてまたホスト。戻ったら店名がアゲアゲになってました。
大阪時代は売れてたんですか?
一番最初、クルス時代は売れてないです。やめて戻ってからは売れるようになりましたね。そっから生涯売ってます!
上京したのは何か野望があって?
いや、女惚けですね。大阪の彼女が同業者と浮気しまくってて心が荒んで…。気分転換に東京へ遊びに行ったら良い思いをいっぱいしたんで。「あ、東京にしよ」みたいな。そういう浅はかな動機です。
歌舞伎町では最初に『TOP DANDY』に入りました。ここには2年。店舗の年間ではナンバー1になりました。それから『Latte』に移ってここからはエルコレですね。Latteには2年。そのとき『GOLD』が新しくできて「流行らせて来て欲しい」と言われて自分もそっちに移ったんですよ。
その頃はまだエルコレがグルダンのFCだった時代。グルダンの年間では?
トップダンディの頃からずっとランカーではありましたけど最高は2018年、1億9,000万売って2位でした。このときはGOLDですね。
GOLDがスタートしたとき柊也さんの役職は?
代表ですね。しばらく代表やってその後トータルプロデューサー。GOLD歴は3年くらいですね。
いろんなお店に出勤していた時期もありましたよね?
それGOLDのあとですね。31歳くらい。フリーランスホストを名乗って3カ月ほど全国のいろんな店舗さんにゲスト出勤してました。有名な大阪の店舗とかも回ってだいぶ稼がせてもらいました。で、そっから冬月の『DeZon』。冬月は知らないグループだったんで1年間だけ勉強しようと思ってお世話になりました。そして2022年からミルドラースっていう流れ。ナナスタ×エルコレのブランドシェアで展開してます。
「フリーランスホスト」って言葉、初めて聞きました。
そういう言葉や働き方があるわけじゃないですよ。俺が勝手にそう名乗ってただけ。どこにも属さずニートをしつつ時々ゲスト出勤してたんで。この時期、いろんな地域の店舗さんを見れてよかったですね。その土地ならではの文化とか感覚ってあるんで。
冬月で1年間だけ勉強。留学みたいですね。
でも、ほんとそんな感じかもしれない。グルダン、エルコレと大手を経験したんで、もう1つ大きいグループの運営の仕方や売り方を勉強できたらバランスいいかなと思って。フリーランス時代にも感じたことですけど、そこで働いてみないとわからないことっていっぱいあるじゃないですか。
上京したキッカケは“女惚け”でしたけどその後惚けることは?
その後も20代の頃はちょこちょこありましたよ。TOP DANDYのときも女惚けして、「もうホストやめる!」って言って宅建の勉強始めましたし。試験に受かったのはLatteに入ってからですけど、その後不動産の仕事も始めたのでこの資格は取ってよかったですね。不動産業は今も続けてるんでちゃんと役立ってます。ちなみにLatteでも一回女惚けしてます。それが最後。惚けないと仕事がはかどりますね!
ミルドラースは最速で億越えしたんですよね?
3カ月で1億超えました。とはいえアベレージで毎月1億超えるところまでには至っていないので目下の目標はそこです。
ミルドラの看板ホストさんといえば?
五十嵐俊ですね。オープンからずっと売上指名ナンバー1。上半期で既に2億超えてます。このコは大阪時代同じビルで働いてたコなんですよ。僕が5階で彼が6階。存在を知ってる歴でいったら10年くらい。
五十嵐俊さん、ミルドラができるまで存在を知らなかったです。急に頭角を現してきたんですか?
歌舞伎歴がまだ浅いんですよ。途中5、6年くらいホストをやめてた期間もあって。ちょうど僕がフリーランスホストになるタイミングくらいで「柊也さんについて行きたいです」って言ってくれて。で、ゲスト出勤3カ月くらいしながらこのコとニートして、冬月にも一緒に行って1年勉強して、年が明けからはミルドラース。
柊也さんのプレーヤー時代の売り方は?
何でもできましたね。組数は多くはなかったかもしれないけど、お客さんの数は多かったです。別に毎日来るわけでもなくたまに来るコが多い。
昔は足を使って時間を使って売れてましたけど、SNSを使い出してからはそれもプラスされ、ブランディングなり何なり続けた結果、生き残ってるみたいな。時代の変化に合わせて売り方も変化させていけるほうではありますね。
知名度があったら何もしなくても売れそうですけどそんなことない?
いや、落ちますよ。何もしなかったらすぐ落ちます。女のコっていつ切れちゃうかわかんないんで。常に危機感持ってないと。常に新しいコ、新しいコって補充補充ってやってきました。
危機感…。
俺はありましたね。今もあります。18ぐらいのときホストやめてニートやってたクソ期があるじゃないですか。そのときどん底見てるんで。それを思ったら絶対あの頃には戻りたくないってなりますよね。「自由もないし金もないイヤだ! ホストマジで頑張ろう」って。どん底のイメージを持ってやってるから勝手に走り続けられてる。
オーナーとして従業員にいつも言っていることは?
「ストイックにやりましょう!」です。簡単に言えば「休まない」、「サボらない」、「手を抜かない」そういうことですかね。でも、そんなにあれこれ言わなくてもみんなストイックになっていってると思います。
俺もストイックですけどナンバー1の五十嵐俊が仕事に対して一番ストイックなんで。彼の背中を見て従業員たちも意識を高めてくれているなって思います。ストイックが伝染していくみたいな感じですね。
ナナスタの今後の展望は?
グループを大きくしたいんで、東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、広島、九州、この全国7大都市にホストクラブを出して成功させることです。そもそもナナスタは7つの都市でスターを発掘するっていう構想からスタートしたプロジェクトでもありグループなんですよ。その1店舗目が歌舞伎町のミルドラース。
次に進出する都市は決まっているんですか?
大阪に出店予定です。来年のなるべく早い段階でオープンできるように今準備を進めてるところです。
柊也さん自身の野望は?
月収1億稼ぐことですね。自分の収入として1億稼げるくらいになること。そしてこの世界にずっといること。ホスト業界とはずっと関わり続けていきたいですね。
歌舞伎町で今一番勢いのあるお店ミルドラース。ここからさらに快進撃が続きそうです! ちなみに普段は従業員のサポートに徹している柊也さんですが指名であれば席にも着いてくれるとのこと♪
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