初書籍が好評な歌舞伎町『FOURTY FIVE』の一条響さん。年間7億を売り上げる具体的な接客のテクニックからプライベートまで、普段語られることのない面がクローズアップされた『億女 売上モンスターキャバ嬢一条響のつくりかた』。制作の裏話をあれこれ聞いてみました♪
―3月3日に、響ちゃんの初著書『億女 売上モンスターキャバ嬢一条響のつくりかた』が発売になりましたね。ずっと『億女(オクオンナ)』だと思っていたんですけど、『オクジョ』でした(笑)。
それちょいちょい言われるww タイトルは出版社の編集者の方が決めてくれたんだけど、本が出る前は響も“おくおんな”って読んでた。まあ、意味合いは同じってことで(笑)。
―発売から1週間くらいAmazonでベストセラー1位続けてましたね。初速すごいなと思って見ていましたけど、反響は感じました?
発売早々にYahoo!ニュースで取り上げてもらったみたいで、それでインスタのフォロワー数がいきなり3,000人増えました。なんかいきなり増えてると思ったらそれだった。いろんな方から「読んだよ!」と言ってもらえて、じわじわと「出してよかったな」と実感してます♥
―書籍の企画はいつ頃からあったんですか?
もともと、2年くらいから前から「本を出しませんか」とか、写真集の話がきていて。でも、面倒臭がりやだからさ、「別にいいや」みたいなww FOURTY FIVEのオーナーからも、「本の話きてるけどどう?」って聞かれたりしてたけど、「いや、大丈夫です」って言ってて…。だって私が本を出したところで…じゃない? 誰が読むの?みたいなところがあったから。写真集なんてもってのほかじゃん。どこに需要が?みたいな(笑)。
―写真集の話もきてたの!? グラビア? スタイルブック?
どっちだったんだろう。わかんないけど、どっちにしてもそんなに需要あるのかなって気がしてww 普段、売上とか接客とかそういうところに関しては自信あるくせに、それ以外のところでは全然自信ないから。SNSとかもフォロワー数を増やそうと頑張って投稿しているわけじゃないから、「39万人もいてすごい」とか言われても、ちょっと引いちゃうんだよね。
―インスタはストーリーもマメに投稿しているように思いますけど、あれは別に頑張っているわけじゃない?
うーん。(愛沢)えみりさんとかに「ちゃんとやったほうがいいよ」って言われて、「そうだよね、やらなきゃね〜」って思ってやっているうちに習慣化した感じだから。努力っていう意識はあんまりないかも。それに元々が隠キャだからさ。あんまりないのそういう前へ前へみたいな感じ。今回、本を出版したことでこうして取材もしてもらっているわけだけど、なんかこう「本出しました!!」みたいな華々しい感じも、気後れしちゃうんだよね。
―そういうところ響ちゃんっぽいですよね。となると余計に、この本を出した理由が気になります。何が決め手になったんですか?
講談社さんからはずっと提案は来ていて、でもそれはそっとしておいたんだけど、担当の編集さんがすごく熱心だったの。どうにかして一回お話ししたいってお客さん伝いに打診されて、「そこまでする!?」と思ったけど、逆にそんなに真剣なら話くらい聞いてもいいかなと思って。
―熱意って大事ですね。
でも正直、最初は「え、めんどくさ」はあった(笑)。でも、力説されたし、自分が頑張ってきた証を何かの形で残しておくのもいいかなっていう気持ちもあったから悪くないかなって。年齢的にも新しいことに挑戦してみようと思っていたタイミングだったっていうのもあった。
―表紙のシャンパンを持ってる写真が印象的ですが、撮影時期は?
本の制作は去年の早い段階から始まってたけど、撮影自体は11月かな。
―このドレスはどこのですか?
表紙はザ・キャバ嬢っていう感じにしたくて、プラスちょっと映画の『ヘルタースケルター』っぽいイメージもいいなあと思って。キラキラで唯一無二な感じのドレスをシュガーさんにオーダーメイドで作ってもらいました♥ 色味はこんな感じでとかパーツはこれでとか事細かく指定して、出来上がってきたのを試着してまた修正してもらってできあがった超こだわりのドレスなの。
―『ヘルタースケルター』といえば撮影を担当された写真家の方、映画の中でカメラマン役で出ている下村一喜さんですよね?
そう。浜崎あゆみさんとか、アーティストや女優さんをたくさん撮っている方ですごくキレイに撮ってもらえて嬉しかった♥
―バスタブに入って胸から上だけ撮ってる謎写真みたいなのがストーリーに上がったことがありましたけど、それはもしや?
あれは表紙撮影のときの別ショットなの。あれだけ見たら謎だったよねww まだ表紙の写真を世に出せなくて、衣装とかも見せられないから、写せるところだけ写したら意味深になってしまったww
―他にもスーツ姿や、別なドレスを着たのもありましたね。
1パターンはスーツ、もう1パターンはリラックス感のあるドレスで撮影したよ。ディオールのスーツを着たんだけどサイズが合わなくて、これは何回かお直しした。そういう準備をしているときは楽しいよね。それを着るってなると「めんどくさっ」ってなるんだけど(笑)。
―撮影はどこで?
撮影場所は某ホテルのロイヤルスイートルーム。超大人数で朝8時くらいから夜の20時くらいまで。まるっと12時間くらい撮影しました。
―12時間! 長丁場ですね。
自然光で撮る予定がまさかの雨だったから最初に想定していた感じの光が入ってこなくて、結構時間がかかっちゃった。ドレスとかアパレル撮影だとこんなに長い撮影ってなかなかないけど書籍の撮影は初めてだから、こういうものなのかな〜って思いながら(笑)。
―まだ読んでいない方へ。『億女』の読みどころを教えて頂けますか?
語り尽くしているところかな。「そういうことあったなんて知らなかった」とかよく言われるし、大体のことは別に言う必要ないよなって思うから言わないんだけど、「そういうところをぜひ本では明かして欲しい」と言われて、だいぶ事細かに語ったなと思う。自己ブランディングの話も、恋愛の話も、突っ込んだ部分をちゃんと明かしてる。仕事に関してのことはメゾンドボーテのコラムを通しても語ってはいるけど、そこをもっと深く掘り下げている感じ。整形への考え方とかもそうだけど、まだ話していない話とか。あと、隠しておきたいような売れてないときの話とかも暴露してるww こう見えて失敗もいっぱいしてるからね。
―「高いお酒を下ろしてもらうためには」的な具体的なノウハウもありましたね。
そうそう、そういうことも書かれてます。本を出した大きな理由の1つに「誰かのためになれればいいなあ」っていうのもあったの。キャバ嬢のコだけじゃなくホストの人とかバーの人とか、あとは水商売じゃなくても接客業とか物販とか。接客するお仕事において売上を上げる具体的なノウハウを伝えることで何か役に立てたらすごく嬉しいっていう思いもあったの。
―個人史としてだけでなく、ビジネス書的な側面も強いですよね。
サービスを売る、物を売る、そういう人に役立てる部分を意識して作っているし、それとはまた別に「今、生きててつまんないな」って人にも読んで欲しい。刺激が欲しい人とか。私もキャバクラを始めた頃は、生きる目的も刺激もなくただ適当に生きてたけど、そんな自分が変われたのがキャバクラだから。『億女』見かけた際は手にとって頂けたら嬉しいなって思います♥
―最後に、響ちゃんの近況や今後の夜の働き方など動向も伺っておきたいです。
難しいよね。世の中が。いま、本当に先行きがわからなくなってるじゃない? 自分どうこうよりも早く世の中が落ち着いてみんなが安心して暮らせる日常が戻ってきてくれたらいいってほんとに思う。2度目の緊急事態宣言が出て以降、街に人はいないし全体的にちょっとひまになってる。だからといって自分自身はメンバー出勤に切り替えて、お客さんがくるときだけ行きますスタイルになるっていうことはしないかな。これまでと同じように、別な仕事で行けないっていう事情がない限り出勤するペースは崩さずに。感染対策もしっかりしつつ生活は淡々とっていう感じかな。いつでも目標は現状維持プラスα♪
―夜以外のお仕事。まつエクサロン『Eye Sound』の経営のほうは最近どうですか? 新たな展開があったりとかします?
ありがたいことに順調だよ。もっとたくさんのお客様に対応できるようにお店のキャパを広げる必要が出てきたから、今、店舗の拡大移転を計画中なの。というわけでアイリストさんも絶賛募集中です♥
売れ行きも好調! バレリーナ志望だったの頃の話や恋愛についてなど秘蔵エピソードも満載な『億女』。お読み逃しなく♥
有名キャバ嬢紹介
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