横浜を代表する売れっ子キャバ嬢、横浜『Red Shoes』の月嶋純さんがメゾンドボーテ初登場! 仙台・国分町時代に体験した“復興バブル”、25歳を目前にしての他県への移籍。横浜という縁もゆかりもない場所に移り住んだのはなぜだったのか。そして横浜ならではのご当地話も。キャリア11年目、これまでのキャバ嬢人生を語って頂きました♡
横浜Red Shoesで働いている月嶋純です。出勤は来店予定がない限り火水・金土固定の週4。このペースがちょうどいいです♡
キャバ歴は11年目。今のお店には8年くらいいて、その前は仙台の国分町という繁華街に2年半いました。出身は秋田なんですけど、都会に出て来る前に一回仙台を挟んでワンクッション置くっていうのは東北人あるあるです(笑)。急に都会に行くのって怖いんですよ。
キャバ嬢になる前はアパレルのショップ店員をしていました。その前は仙台で専門学生。学生時代もキャバクラはちょこちょこかじってましたけど、その頃はお小遣い稼ぎの体入程度。ちゃんとやり始めたのは22歳から。
キャバクラは上京するためにお金を貯めようと思って始めたんですよね。本当は一刻も早く東京に出たかったけどショップ店員のお給料ってめっちゃ安いんですよ。2年働いて「このままじゃ一生お金が貯まらない!」って気がつきました(笑)。
お金が貯まったらすぐ辞めるつもりが、すぐ売れちゃってナンバー1になったのとお店が楽しすぎたのとで結局2年半いましたww
私が仙台の国分町で働き出したときはちょうど震災の直後で、復興事業で他県から建築関係の人がたくさん来ていたから夜の街も超にぎわってました。
不謹慎かもだけど、震災バブルみたいな。国分町が流行ってるっていうんで、全国から水商売関係の人が集まってきてたし新店もどんどんできて、国分町始まって以来の活気だったって言われてます。お客さんも全国各地から来ていたので、東京・神奈川方面のお客さんでは今も店に会いに来てくれてる人もいます。
そのまま仙台に居ついちゃいそうな気配もあったんですけど、25歳を節目で考えると今動かなかったら一生動けない気がして、24歳の終わりにこっちに出て来ました。
最初は六本木で働こうと思ってたんですよね。入店するお店も決まってたし。でも、お客さんに連れられて横浜に飲みに行ったら、「この街いいな」って気に入っちゃって。街も住みやすそうだったしゆったり働けそうな気がして。
国分町時代が頑張りすぎだったんですよ。28カ月ずっとナンバー1を死守したので、ガチガチに働くっていうのがちょっともう嫌になってたんですよね。
横浜に来てからはあまりナンバーにはこだわらず、自分の中の基準をクリアしていればいいかなくらいでマイペースにやってます。それで気づけばもう8年(笑)。
レッドシューズは大箱で在籍が70人くらい。キャストの年齢層も19、20歳から30代までと幅広いです。ナンバーもトップ5の中で毎回変動があるような感じなので不動のナンバー1みたいな存在はいないです。私も1〜5位の間をうろうろしてます。
それでも昔は、休みの日に友達とご飯を食べていてもお客さん来たら行く。みたいな働き方をしてたんですけど、それはもう辞めました。店では1番取れるかもしれないけど、引き換えに何か大事なものを失っていく気がして。
今は「月木は出ません!」っていう刷り込み営業でやってます。組数は多いほうだし、1本でも多く呼べるようには頑張りますけど、そんなにガチガチじゃない。振り回されたくないんですよ、お客さんに。「何のために働いてるんだろう…」ってモチベーションが下がっちゃうので。
接客はしっぽり系もワイワイ系もどっちもいけますが、どちらかというと飲み卓が多いしそっちのほうが得意です。ピンのお客さんでも仲良い女のコを何人か呼んで、結局みんなでワイワイ楽しく飲むみたいな。コロナ期は団体客は多少減ったりもしたんですが、なんだかんだ売上は下がらなかったのでお客様に感謝ですよね。
お酒はシャンパンが好きなのは当然として、日本酒も飲めるので一部のお客様には好評です。日本酒飲めない女の子も多いので。ただ、日本酒はシャンパンに比べたら単価は低いのでお水をチェイサーにしてちびちび飲む程度。一瞬で酔うので気をつけてます(笑)。
都内だったらキャストやお客さんも全国から集まると思いますけど、横浜は地域密着型。私みたいに他県出身のキャストは少ないですし、お客さんも地元が好きで横浜からあんまり出ないイメージ。
人情味がある人を掴めば、指名替えとかなくずっと通ってくれるのでそれは強いと思いますね。新規のお客さんも全然いますけど、コロナ期は付き合いが長い人に助けられたなって思います。
同伴はまあごく普通にしますけど、横浜ならではって感じだと中華街同伴やみなとみらい同伴なんかもあります。お花見時期には屋形船同伴もありますよ。桜木町の船着場からみんなで屋形船に乗ってベイブリッジのほうをまわって屋形船の中で宴会をするっていう。船酔いするので危険ですけど、夜景と桜がキレイなので悪くないです♡
お店は横浜駅の西口にあるんですけど、アフターは福富町や伊勢佐木町のほうに行くことも多いです。横浜からはちょっと離れていてタクシーで10分くらい。こっちのほうはディープな歓楽街って感じで、『龍が如く7』で舞台になっているのもこのエリアです。
特に福富町はホストクラブやバー、風俗店が多くてちょっとアンダーグラウンドな感じ。そういう雰囲気も含めて東京でいったら福富町は歌舞伎町、横浜西口は六本木、関内は銀座みたいな感じで棲み分けがされている気がします。距離が微妙に離れている感じも含めて。
そんな感じでアフターは福富町に行ったりするんですが、ぶっちゃけ同じビルのサパーやミックスバーへ行くことも多いです。
レッドシューズはプリンス会館というビルの6階にあるんですが、1階から8階までこのビルに入っているお店全部がプリンスグループ系列のお店なんですよ(笑)。
レッドシューズ以外にもキャバクラはたくさん入ってるし、居酒屋や焼肉屋さん、朝までやってるバーもあるから、同伴もアフターもビル内でまかなえちゃうんです。1階にはパチンコ屋さんも入っていてビル一棟で娯楽が事足りるww 朝キャバ、昼キャバもあるのでその気になればプリンス会館の中で24時間過ごせる仕様になってます(笑)。
実際、24時間飲み続けてまた来るお客さんとかいますからね。「昨日の服のままでまた来ちゃったよー」って。大丈夫?みたいな人がたまに(笑)。
そう考えるとビルやお店自体に着いてるお客さんが多いのかもしれないです。ボーイさんと仲良くなって、「俺のタイムカード作ってくれよ」みたいな。「週5プリンス通ってるわ」みたいな人もいるのでww
キャバ嬢の仕事は楽しいです。向いてるかはわからないですけど、この仕事しかできないです私は。キャバクラっていうか接客業。
年齢やキャリアを考えると、今のお店でだいぶお姉さんになっているのでそろそろ次のステージを考える時期かなとは思ってます。接客のスキルももっと磨きたいし勉強もしたい。都内もちょっと見てみたい気持ちもあるし。具体的に何って決めているわけではないけど、自分を高めて成長するためにもそろそろステップアップしなきゃなぁ〜と思っている今日この頃です♡
モチベーションが保てる働き方を自分で作り上げて、しっかり結果を出し続けているのが素敵だった純さん。これからさらにどんなキャリアを築き上げていくのかも気になりますね♡
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