六本木の超激戦区『ジャングル東京』で入店から1年でNo.1を3度獲得! ABEMA『CHANCE&CHANGE』でも無二の存在感を放っている天海りこさんがボーテ初登場♪
アイドルを経てキャバ嬢に転身したバックグラウンドから、「置物系と見せかけて実はトーク売り」という営業スタイル、「美人料理研究家タレントになる!」という野望まで、りこさんの自己紹介コラムをお届け! キャリア前半で経験した“二度の水揚げ生活”のお話もお見逃しなく♡
六本木の『ジャングル東京』に入店したのが去年(2023年)の4月で、それまではずっと歌舞伎町。キャバクラ以前はアイドルでした。生まれも育ちも長崎なんですけど、東京の親戚の家に遊びに行った中学2年生のときにたまたまスカウトされて。それで卒業と同時に上京してアイドル活動をしてました。
アイドル時代は15歳からざっと4年。事務所の寮で暮らしながら芸能仕事だけに打ち込んでいたんですけど、ちょっと大人サイドのほうでゴタゴタがあり、いろいろと嫌になって全部やめたのが19歳のとき。青春のすべてを捧げて頑張ってきたぶん失望も大きくて…。で、そこからキャバ嬢に。
その頃は、まあ一旦キャバクラでもするかくらいの感じでしたね。とりあえず生活しなきゃだし、中卒で学歴もなくて今すぐ稼げる仕事って考えたら夜だろうみたいな。うちは母もスナックのママだったし姉もキャバ嬢。水商売が身近な世界だったから特に抵抗もなくスルッと。
ちゃんと働いたのは歌舞伎町からだけど一番最初の街は国分寺でした。元々国分寺のキャバクラで姉が働いていたんですよ。だから、お姉ちゃんのお手伝いみたいな気分で。在籍もほんの1カ月だし、店もキャバクラというかスナックみたいな感じでしたけど(笑)。
国分寺では、「時給もらえたらいいや」くらいの気持ちで席に着いてたんですけど、国分寺って全然かわいいコがいないから初日からもう総取り状態。お客さんにも「なんでここにいんの?」と不思議がられ、「あなたは歌舞伎町とか六本木とか行ったほうがいいよ」と言われ、そうしようみたいな。国分寺に特に思い入れもないし同じ時間働くんだったら高いお金をもらったほうがいいじゃないですか。それで歌舞伎町へ。
歌舞伎町で最初に在籍したのは『レヴュー』。アイドル時代のファンの人が面白がってちょこちょこ来てくれたので、最初から売上があったのは心強かったです。そのうち来なくなっちゃいましたけど、通ってもらえている間に他のお客さんを掴んでいけたから、流れ的にラッキーだったなっていう。
順調なすべり出しだったんですけど、なんと3カ月目でやめちゃったんですよww 店で出会ったお客様といい感じになり…いわゆる水揚げですね(笑)。結婚とかはしてないけど、夜の仕事やめて生活の面倒を見てもらうみたいな。
のんびり生活、最初はよかったんですけどね。ほどなく「この生活つまんないな」と思いはじめ…。生活の保証はあるけどやること特にないじゃないですか。掃除や家事なんて別にちょちょいだし。何もしない生活というものが合ってなくて。それで結局1年くらいで別れて歌舞伎に出戻り(笑)。レヴューに戻るのは恥ずかしかったので系列の『ドンフィン』へ。
ドンフィンではすぐナンバーワンになってここには3年ぐらい。でもそこでまた出会うんですよ。人間学習しないというか、また水揚げされるんですよww こういう生活よくないなと思ったはずなのに。バカなんですよね(笑)。
まあでも夜に疲れていたのもある。ある程度キャバクラ長くやってる人ならわかると思うけど、ふと疲れる時期が来るんです。そういうとき「面倒見てあげるからやめちゃえばいいじゃん」という人が現れると揺れますよね(笑)。で、そのときの私はすっかり忘れてたんです。水揚げされて「つまんないな」って思ったときのことを。
一応このときは、もう結婚してもいいかなくらいの感覚で夜上がったんですけど、結局その生活にも飽きて、そのうち相手とも上手くいかなくなり…。それでまた一年ほどで現役復帰!
それ以降はもう水揚げもなくやってます。三度目はない!(笑) やめるとしたら普通にやめます。まあ、当時はそんなにがっつりキャバ嬢やる予定でもなかったし、有名になりたいとかもなかったんで。有名になりたいは今もないですけどね。
「美人料理研究家タレント」になるという野望があるので、そのためにはトップキャバ嬢という肩書きがあったほうがハクもつくし、話題性もあるだろうから、有名になれるように動いてはいるけど、それがなかったら別にという感じではある。
2度目の出戻り先は古巣のレヴュー。でも1、2カ月で『リュクセ』に引き抜きで移籍しました。ドンフィンの頃に私の担当だった黒服さんがリュクセにいて。条件が破格によかったのでふわっとそっち行っちゃいました(笑)。ナンバーも気にしなくていいし、看板として出勤してくれるだけでいいからって、なんの条件もなく高めの時給が永久保証だったんですよ。
でも、条件が良すぎるの考えものというか。最初はラッキーって思ってたけど全然やる気が出なくて…。3年いたけど自分的にあんまり良い働き方ではなかったです。頑張る気力がわかないから他行こうかなって考えたりするけど、楽は楽だから踏ん切りもつかない。そんなふうにぬるっと働いてる自分も嫌だなみたいな。
最後はオーナーと喧嘩してやめたんですけど、喧嘩の勢いに乗って一気に自分を動かしたような部分もあったと思う。このままだと自分がダメになるなぁって思ってたときにタイミングよく揉めたんで。渡りに船で「じゃあ私、やめます!」みたいな。
その後、「これを機に六本木に進出したらおもろいんじゃね?」そのくらいの軽いノリで、街を移してジャングル入店!
何かと私、タイミングがいいというか結果オーライになることが多いんですよね。リュクセのオーナーと喧嘩したのも動くキッカケになったから結果よかったし。ジャングル入店も(ランキングが表示される)ヴィジョンが設置されて、ジャングルがバーッと盛り上がっていくタイミングだったし。
今思えば水揚げ2回も結果オーライですよね。若い時期の貴重な2年間を生産性ゼロで過ごしたっていう自覚があるから、本気でやってる今は多少疲れたとしてももう迷うことも揺れることも絶対ないから。
ジャングルに入店を決める前、六本木の有名店何軒か体入で回ったんですけど、実はジャングルが一番待遇低かったんですよね。「りこちゃんならいくらでも出すよ」と言ってくれるお店もあるなかジャングルに決めたのは、「なんとなく雰囲気が良かったから」。勘でしかなかったけど、今頑張れているし夢も持てたし間違ってなかったです。
入るまで知らなかったけど、メディア露出というところでもジャングルは圧倒的に強くて。もはや芸能事務所と化しているんですけど、そういうところも自分的にはよかった。ジャングルに入って、キャバ嬢でありタレントでもあるっていうポジションを確立したいっていう方向性が見えてきたので。「このお店だ!」そういう自分の直感に従って大正解でした。
ジャングルに入って大正解なんですけど、この店で上位を維持するって相当キビしい。ナンバー1をとったのも入店初月の4月、去年の10月、そして今年(2024年)の4月と計3回。この店で1位をとるってほんとに難しいです。こんなに難しいとは…。自分も頑張っているけど周りが本当にスゴすぎて。
去年の4月の1位は、入店とバースデーと2つのお祝いが重なった結果だけど、全く狙ってなかったから自分でもびっくり。イベントも打ってないしそもそもスタートが月半ばで半期しか出勤してないし。ほんとラッキーでした。ものすごく頑張った結果の1位は今年の4月かな。もうバースデーイベントが波瀾万丈すぎて(笑)。
今年のバースデーは、「ジャングル史上最大規模のタワーをしよう!」で着々と進行していたんですけど、イベント3日前にタワーを飛ばれるっていう大事故が起きましてwww これ普通に絶望なんですけど、すべての段取りは整ってるから今更タワー中止もしたくなくて。この性格なので「行けるとこまで行こう!」って急遽協賛タワーに切り替えたんです。
残り3日で協賛金集めるって時間がなさすぎてだいぶ至難の業だった(笑)。もうみんなに土下座しまくってお願いして、シャンパンタワーを流すギリギリまで協賛募って…。でもそこまで粘った甲斐あってギリギリでなんとかなったんですよ!
これは自分史上最大の伝説。普段、仕事では感情を表に出すほうじゃないけど、さすがに込み上げるものがあってシャンパン流すときは泣いちゃいました。みんなの愛が嬉しくて感動しちゃって。それ見て女のコも黒服さんもみんなもらい泣き(笑)。
今の出勤ペースは週3〜4回くらい出られたらいいなぁっていう感じ。キャバクラ以外のお仕事も結構多いので不定期になってますけど、その分出勤するときはめっちゃ楽しませますし、お酒もめっちゃ飲みます!
別に、無理すれば出勤できるんですけどね。でも、行けばいいってもんでもない。ベストのコンディションで最高のパフォーマンスを届けたいっていう気持ちで仕事をしているので、「なんか今日、疲れてる?」みたいな状態でお客様の前に出るのは申し訳ないし、とりあえずで出勤して接客をこなすっていうことはしたくないんです。
こう見えて私はトークが売りだから、「今日も最高に楽しかった」って思ってもらえることがすべてなんですよ。はじめましての人には置物系と思れがちだけど、誰よりもめちゃめちゃしゃべるし、どちらかというとネタ系の女なんで(笑)。体力おばけだったら全然毎日出たいけど、そうじゃないから今の出勤ペースになっているっていう感じです。
今後の抱負としてはキャバ嬢もやりながら活躍の幅を広げ、タレントとしても活動していくこと。そしてゆくゆくは「美人料理研究家タレント」になる! そこを目指してます(笑)。もちろんジャングにいる限り中心メンバーではいたいから売上も上げていきたい。キャバ嬢をしながら何足のわらじを履けるか、先陣切って前例を築いていきたいし、そういうところでも唯一無二でありたいなって思ってます♡
キャバ嬢としても揺るぎない地位を築く一方でメディア露出も順調なりこさん。これからの活躍がますます楽しみですね♡ (取材・文/ささきみどり)
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