
2025年のバースデーイベントでは億超え&タワー5基を建てて話題に! 「#なぁぜなぁぜ」の元祖としても知られる、『FABRIC LOUNGE ROPPONGI 7(ファブリックセブン)』の桃園ありささんがメゾンドボーテ初登場!!
週末バイトの亀戸ガールズバー時代から現在まで、ありささんのこれまでを深掘り。キャバ嬢ヒストリーを紐解きながら、働き方や信条に迫る自己紹介コラムをお届けします♡
『ファブリックセブン』には2022年11月のオープンからいるので、歴はちょうど丸3年。お店にはほぼ毎日出勤しています♡
夜歴はそこそこ長くて学生時代を含めたら10年くらい。美容師の専門学校時代に亀戸のガールズバーでバイトしたのが最初でした。当時、岡山から上京して亀戸のおばあちゃんちに居候していたので最寄りの繁華街で。近隣だったので自転車をキコキコ漕いでガールズバーに通ってました。未成年だしお酒も飲んでないから飲酒運転にはならないよねってことで♡
ガールズバーは週末だけで、平日は別のバイトをいろいろと。多分、その頃からお金を稼ぐのが好きだったんですよ。実家も「自分でお金を生み出してこい」みたいな家風だったので、高校時代から居酒屋とか学生服の工場で働いてましたし、その後もカフェ、テレアポ、ライブスタッフから派遣のティッシュ配りまで、一般的なバイトだったら大体経験しているかも。やったことがないのはコンビニ店員。これは面接で落ちました。コンビニで落ちるってあるんだ!と驚いた記憶(笑)。
ガールズバーは専門を卒業するまで1年半くらいは働いたかな。そこからは美容師を少々。ちょっと想像以上にいろいろと過酷すぎて半年でやめてしまったんですけど、学生時代から電話対応やシャンプー練習とかで内定先に通っていたので、結果1年は働いたなっていう感覚ではあります(笑)。
美容師をやめたのちは半年ほど人生の休暇を堪能。車の免許を取ってみたり有意義に過ごしていたそう♡
六本木のキャバクラで働き出したのは美容院をやめた半年後。キャバクラといってもママがいるようなクラブみたいなラウンジみたいなお店で。この時期は下積み時代というか全然パッとしなかったですね。
錦糸町のガールズバーしか経験ないのに、そこからいきなりボックス席で隣に座るみたいな接客になって慣れなかったのもあるし、それまでが世間知らず過ぎたのもあって…。六本木のノリや話題にもついていけず、何話していいのか困惑する日々。話題を作ろうと思って毎日ニュースを見てたんですけど、飲みの場でニュースの話が出るはずもなくww そんなこんなで空回りを続け徐々に病み、 週4だった出勤が週2、週1に減り…。接客について悩み続ける1年でした。
思い切って退店したあとは心機一転、次は自分に合いそうなお店を探そうとあちこち体入を回りました。六本木に限らず歌舞伎町のお店も見てみたりして、結果『ビゼ六本木』に入店。それが21歳のとき。
源氏名の由来は?「ビゼで名字をつけることになって。ちょうどそのとき桃鉄が再ブームで、出身が岡山ってこともあり最高額物件の“桃太郎ランド”を名字にしようかなと。さすがにそのままもどうかってことでかわいく短縮して“ももらんど”。韓国アイドルのMOMOLANDにもあやかりつつ。で、名字っぽく“園”と書いて“らんど”と読ませてます♡」。ビゼでは急に仕事ができるようになったんですよね。できるようになったというかスイッチが変わった? レベルが高いお姉さんがたくさんいたから、その仕事ぶりに感化されて。「こうなるにはどうしたらいいんだろう!」って。
そこからお姉さんたちの話を聞いたり、アドバイスをもらったりして見た目も中身も急成長! ようやくキャバクラという仕事のやり方がわかってきたって感じでした。恥ずかしながらその頃にはじめてTバックの下着もはくようになったんですよww ドレスは線が出るから、Tバックとかシームレスの下着をはいたほうがいいよって教えてもらって。それまでの私はそんなことすらも知らなかったっていう(笑)。
ビゼには約5年いて。その次が今いるファブリックセブンです。移籍はほんとにタイミングがよかったっていう感じ。セブンは2022年の11月オープンなんですけど、元々は6月にオープン予定だったらしく。最初に声をかけてもらったのはその年の年明けくらい。「すごく良いお話だな」とは思ったんですけど、ただそのとき私、宅建の資格を取ろうと思って試験勉強をしていたときで。まぁ結果、試験は落ちちゃったんですけど(笑)。
ビゼに4年いて、この先どうしていこうかなって考えてるときで、「とりあえず宅建取っておけば役に立つんじゃないか!」って勉強していた時期だったから。試験を控えながら新天地でもバリバリ働くっていうテンションではなかったのでその話は流したんですよね。
そこから月日は流れて10月、宅建の試験がちょうど終わったぐらいに、「オープンが延びて11月になったんですけど、どうですか?」ともう一回声を掛けてもらって、「もう試験も終わったんでいいですよ! 移籍します!」みたいな(笑)。
ビゼ六本木には約5年在籍。写真はラスト出勤の日のありささん♡セブンのオープン時期が延びていなかったら入店していなかっただろうし、セブンに入っていなかったらTikTokはやっていなかっただろうし…。そう考えるとものごとの流れやタイミングって不思議ですよね。
ビゼ時代は5年とそれなりに長かったので、実力や力量っていうところでは自分が到達できるところにはもう達していて。そこから知名度や認知度っていうところで伸びたのはセブンに入ってから。これはやっぱりTikTokをはじめたことが大きかったです。
そのときファブリックではSNSをバズらせられる人、インフルエンサー的なキャストを作りたいっていう構想があったみたいで。どういった経緯で私が選ばれたのかはよくわからないけど、店側のバックアップのもと動画を撮っていこうということになり…。2023年の年明けからTikTokの投稿を始めました。
最初は職業を隠してナンパ待ちしたりコーディネートを考えたりっていう、結構手の込んだ企画みたいなのをやっていて。これまでにない感じだったからか割とこの時点からバズってはいて。それで2カ月目からは職業を明かし、3カ月目あたりからコンサルさんも入ってみたいな。「#なぁぜなぁぜ」をやり出したのは3月の終わりとか? そのぐらいでしたね。
TikTokのフォロワー数は現在20.5万人。ところで#なぁぜなぁぜの元ネタは?「FRUITS ZIPPERの曲、『ハピチョコ』の歌詞です。“呼び出しなんてなぁになぁに?”をもじりました。ちなみに友達のけいちゃん(現『ジャングル東京』)と動画を撮ったときが初お披露目。一番最初になぁぜなぁぜを発したのも実はけいちゃん♡」。写真はけいさんとヌン活中のひとコマ♪
TikTokがバズったことでの一番の変化としては、フリーに着いたとき話がしやすいっていうことですかね(笑)。名前を言うと「ああ!」ってなるような。
売上的なところではそもそもセブン入店でアベレージが4、5倍になっていたので、TikTok効果で毎月の売上が倍増みたいなことはないんですけど、やっぱり知名度が上がったっていうところで、いろんな場面で恩恵を受けているなっていうのは感じていて。たとえばイベントとか特別なときにお客様が顔を立ててくれるとか。今年(2025年)のバースデーで1億売ることができたんですけど、それはやっぱり桃園ありさとして以前より名前が知られるようになったからこそだなって思います。
2025年のバースデーイベントは1月24日、25日と2日間開催。タワーはなんと合計5基!!お誕生日にお花を出してもらうってことは何度かあったんですけど、イベントを前面に出して盛大にバースデーをやるのはほぼ初。シャンパンタワーも初だったので、インパクトを与えたいなってところでタワーは5基用意しました。あと、見え方も考えて。
3,000万のタワー1基、とかだと太いお客様がいて絶対彼氏だろうなとか思われるじゃないですか。水商売の目で見るとそういう見られ方をしちゃうから。枕とかしてないので、だったら逆に2日間で5基やろうみたいな(笑)。それプラス、初めてだったからいろんな種類のシャンパンでタワーがしてみたいなっていうのもありましたね。
イベント1日目のシャンパンタワーはすべてソウメイで3基! 左から15名に協力してもらって完成したソウメイゴールドタワー。2基目は桃をイメージしたソウメイロゼタワー。3基目はソウメイオレンジタワー。「協賛は結構ギリギリだった…。その日来てくれた人みんなに『まだ集まってない!』って言って当日完成しました(笑)」。タワー5基とかしましたけど、私はそんな太いお客様をたくさん抱えているっていうわけではないです(笑)。付き合いが長いお客様も多いので、今回は特別ねっていう感じ。ビゼ時代からとか長いお客様が多いんですよね。多分、私しつこいんですよ。ずっと連絡しちゃうから。最近はしつこくし過ぎないようにしようとは思ってます(笑)。
イベント2日目のシャンパンタワーはアルマンドゴールドのタワーとツァリーヌのタワーの2基。ちなみにツァリーヌはありさんが好きな推しシャンパンだそう♪
キャバ嬢としての売りは…愛嬌ですかね?(笑) それは昔から変わらずあると思う。楽しかったなって思ってもらえるように、笑いの多い席にしたいなと思って接客しているので。
この仕事を続けていく上で大切にしているのは、自分を大事すること。これは常に心にあります。ビゼ時代は無理してたときもあったんですよ。相手に合わせすぎたりして。接客業だから合わせるって必要なんですけど、無理してまでそうしていても結局良い関係は築けないし、自分自身もくすんでいくので…。
「自分の心を大事にしよう。その結果、お客さん切れても仕方ないや」って思ってからは、言われて嫌なことやされて嫌なことはその場でハッキリ伝えてます。でも、そうするようになってからのほうが全部良い感じに回ってる気がする。心が楽なほうを選べば自然と楽しくなるし楽しい空間も作れる。無理しないってすごく大事だなって思います。
お酒は好きなほうでシャンパンだったらまんべんなく飲んでいるというありささん。ただ、クリュッグだけは味がちょっと苦手なんだとか。ちなみにお家時間の楽しい過ごし方は自炊!「料理をするのが楽しみなので、それがストレス発散になっているかも」とのこと♡今後の自分について。大きい野望みたいなものはないんですけど、仕事も遊びもちょうどよく、充実した毎日を送れたらそれが幸せですね。お金を稼ぐのは好きなので仕事ってなったらのめり込めるんですけど、仕事だけにならないように。好きなゴルフを楽しむ時間くらいは確保しながらバランスよく楽しく生きていきたいってあります。
それでいったら今、若干仕事過多かも(笑)。TikTokをはじめインスタ、YouTube、配信とSNS関係はいろいろやっているんですけど、全部を両立するのが難しいというか。コンサルも今は入れていないので、SNS運用+キャバクラとなると一人じゃ回し切れなくなっていて。いま、サポートしてくれる人を求めてる! YouTubeでオーディションするのもいいかなとか考えてます。コンサルオーディションしたいですね♡
ありささんの歴史が語られた自己紹介コラムいかがだったでしょうか。おばあちゃんちから自転車でガールズバーに通っていたお話にほっこり。駆け出し時代の「恥ずかしながらはじめてTバックをはいた」というエピソードも面白かわいかったですね♡ (取材・文/ささきみどり)
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