
前後編でお届けしている“令和の怪物”平良翔太さんインタビュー。後編はグループ存在感を高めた怒涛の快進撃、その裏側に密着。売れても驕らずストイックに仕事と向き合う姿勢も必見。翔太さんの人物像に迫ります!!
―未経験初月から存在感を放ち歌舞伎町の歴史に名を刻んだ翔太さんですが、『club Leo』のレベルの高さに悔しい思いも。満足できる成果を得られたのはいつだったんですか?
2019年の1月です。入店から7カ月、ようやくって感じでした! その年の新年会でも気合を入れて自分を追い込んでいたので、年明け早々から本当に嬉しかったですね。そこからはずみがつきました!
―2019年は翔太さんの顔も名前も一気に知られた1年でしたね。
ホスト1年目にしてはまあまあ頑張ったと思いますよ。この結果をもってグループで突出した成果を残すことができました。今は前人未到の更なる挑戦をしています。
その後、エルコレのアイコンとしてピンで宣伝トラックが走ることも度々♪
―翔太さんのお誕生日は5月4日。2019年はホストになって初めてバースデー月を迎えたわけですが、さぞかし派手にイベントは打ったと思いきや…。
そうなんですよ。イベント打てなかったんですよね。進めていた計画が2週間前にほぼほぼコケたんです。タワーとかの予定もキャンセル。結果的にイベントは打てませんでした。そのときは病まない僕も凹みました。
―その月はどうなってしまったんですか?
落ち込んではいましたけど、ホストになって初めて迎えるバースデー月なわけだし、とにかく自分なりに頑張っていこうと気持ちを立て直して。その月はバースデー月間としてやっていました。結果、忘れられない感動的な月になって。気づけば予想外ないい結果で初バースデーを終えました。
―まさかの展開ですね!
ほんまに周りに恵まれてるなって心底思いました。昼職で普段はそんなに来られないお客様がシャンパン開けてくれたり、誕生日の5月4日に、日付けが変わる瞬間、急遽タワーをやってくれるお客様が現れたり。お客様1人1人からの優しさや愛情を積み重ねてのナンバー1ですよね。イベントで成功する以上に何か大きなものをもらったというか。姫様たちからの愛情をめちゃくちゃ感じることができためっちゃ幸せな1カ月でした。
2019年は翔太さんにとって飛躍の年に♪
―翔太さんは前人未踏の更なる挑戦をしているということですけど、2020年はコロナ禍でホスト業界も大打撃。正直無理めじゃないですか?
「今年はコロナで休業続いたから仕方ないよね」っていう逃げの考え方もできますが、ツラいときこそポジティブに逆転の発想で! 前人未踏の挑戦だからこそ成し遂げて、平良翔太の名前が語り継がれるようになれば。たとえ5年後10年後、姫様たちが歌舞伎町から離れてしまった後でも、あの頃はバカしたなーでも楽しかったなーって、僕との時間を思い出して貰えたら最高の恩返しですよね。ホストの価値を上げてくれるのはお客様であり、お客様の価値(ステータス)を上げるのは担当の役目だと思ってます。
お店の超拡大移転も話題になりました♪―とはいえ2020年も残り1カ月半(取材時)。エルコレはどこよりもコロナの休業が長かったと聞きますし…。今の調子は?
確かに、エルコレはどのグループより休業が長かったのでそれは不利ではあったし、「無理だよ」って言う人もいるけど、最後の瞬間まで諦めないです。僕が諦めてしまったら今まで積み上げてきたものもなかったことになってしまうし、応援してくれている姫様達の気持ちも無下にしてしまう。自分の言葉も嘘になってしまうので。
―とんでもない偉業を成し遂げた人が、その後アップデートしていくことってなかなかないですよね。あえてペースを落とす人が多い気がします。翔太さんは少しペースを落としたい気持ちになりませんか?
ペースを落とさないでいる本物は全国に4人もいないと聞いてます。確かに大半のホストさんは少しペース落としますよね。だからこそ僕はそこを超えてみたいっていう気持ちもすごく強いです。背中を見せて後進のキャスト陣を引っ張って行かなきゃいけないですし。それに僕はまだホスト歴2年目ですから。ペースを落とすにはまだは早いですww

―翔太さんはお店ではどんな感じなんですか?
めちゃくちゃうるさいですよ。うるさいっていうか陽キャっすね。店で一番楽しんでるの僕ですし飲み席ではハッピー野郎って言われますw 病みがちな女のコでも僕といると自然とポジティブになっていくみたいですよww もちろん真面目な話をするときは真剣な顔でかっこつけて聞いてるふりはしますww 冗談です。悩みがあったらちゃんと耳を傾けます。
―ホストとして大事にしていることは?
有言実行です。自分が言ったことは必ず実行すること。当たり前のことを当たり前に続けるっていうことをずっと大事にしています。
―当たり前のことというと?
約束を守る、時間を守る、周りの人への感謝の気持ちを忘れない、仕事を休まない、遅刻をしない…etc。人としてごく普通のことです。僕、ホストになってから1日たりとも店を休んだことないんですよ。今も用事がなければ誰よりも早く店に行くくらいの気持ちで出勤しています。
売れても驕らないその姿勢がやがて大きな成果に!
―仕事をしていく上でのルーティンとかあったりしますか?
ありますよ。僕の生活自体、割とルーティンです。特別にやっていることといったら、自分とのグループLINEですかね。そこに気をつけることや、やるべきことを書き込んで毎日確認するようにしています。
―自分とのグループLINE!?
あるんすよ。メンバーが僕しかいないグループLINEが(笑)。そこに目標や課題を書き込んでいくんです。たとえば「今月はこういう挑戦をする」といったことから、「幹部ミーティングでは発言に気をつける」とか「5時間以上寝ない」とか、「あの子は優しかった」とかそういうことまで(笑)。で、課題に関してはクリアできるようになったら消していきます。
―「5時間以上寝ない」って睡眠短すぎません?
お客様には昼職のコもたくさんいるんですよ。そのコたちはお店に来てくれたあと朝起きて会社行くわけじゃないですか。睡眠時間短いですよね。それを考えたら僕がのうのうと寝てるの申し訳ないじゃないですか。そのぶん早起きしてマメに連絡したほうがいいなと思って。
ホスト雑誌や情報誌の表紙でも今やおなじみの顔に♪―翔太さんはお休みの日ってどう過ごされているんですか?
火曜日がお休みなんですけど、そこに雑誌の撮影とか運営側の実務的なこととか全部詰め込んでいるので、年に10日も休みはないような気がしますね。
―どうやってリフレッシュしてるんですか?
それみんなに心配されます。「働き尽くめで爆発しないの?」とか「いつ息抜きしてるの?」とか。逆にみんなが僕の1日を経験したらパチンコいくより出勤することが楽しくなるんじゃないですかね。なんだかんだ指名してくれる姫とペットが息抜きなんでしょう僕はww
―そういう姿勢はホストになってから?
全力で一生懸命生きるっていうのは前々からあるかもしれないです。親から「人は泣いて生まれてくるけど、死ぬときには人に囲まれながらたくさん泣いてもらえるような、そういう生き方をしなさい」と言われてきたので。いまこの瞬間に死んでも後悔しないように頑張ろうっていう意識、強いかもしれないです。
翔太さんの愛犬コナンくん。ワンコと触れ合う時間が癒しのひととき♡
―これだけの成果を上げていたら、「歌舞伎町で最もすごいホストと言えば俺だ」っていう自信もあったりするんですか?
「売上だけ」「組数だけ」じゃなくて、どちらもっていうところでは自信あります。組数はお客様から支持されているかどうかの指標で、そこに接客能力が本物かどうかも現れると思うので。売上と組数は常にセットで高みを目指してますね。歌舞伎町でって今の時点ではわからないですけど、でも、日本でそういう存在になるつもりでこの仕事をやっています。
―最後に翔太さんの目標や今後の抱負をお聞かせください。
過去の自分を超えるっていうのはもちろん大きな目標ですが、同時に『club Leo』をもっともっと成長させたいっていう気持ちもあります。自分も成長していきたいし、自分のチームのコたちも成長させていきたい。本音を言えば自分を超える勢いで成長していって欲しいと思っています。
―そして最終的には、「前編」で語って頂いた“沖縄に楽園”の夢を叶える?
そうですね。いずれはみんなが楽しめる楽園を作りたいっていうのが僕の大きな夢です。沖縄の言葉で、「いちゃりばちょーでー」っていう言葉があるんですよ。沖縄の方言で「一度会ったらみんな家族」とか「一期一会」みたいな意味なんですけど、僕この言葉が好きなんです。僕といま関わっている人だけでも大事に思える人になりたいし、僕と出会えて良かったと思ってもらえるようなそんな人でありたいって。そのためにも、今自分ができることを精一杯やって自分も周りも楽しすぎて「幸せやー」と心から言える、そんな30代への準備をしていきたいなと思ってます。
前後編でお届けした「令和の怪物・平良翔太」いかがったでしょうか。翔太さんといえばそのルックスや元芸能人という華やかな経歴に目が行きがちですが、その成果の裏には地道に積み上げていく努力と打たれても立ち上がる強さがあったんですね。これから翔太さんがどんな歴史を刻んでいくのか今後の活躍に注目です!
有名ホスト紹介
『club Leo』平良翔太流 働くすべての人に贈る爆成長につながる”問題解決法“
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