日本最大級のキャバクラ情報サイト「ナイツネット」東海版のアクセスランキングでは1位を独占。名古屋を代表する有名嬢・錦『グラマラス』の鳳まりあさんがメゾンドボーテ初登場! お酒を飲めないノンアルキャバ嬢のまりあさんがトップの成績を維持している秘密とは。キャバ歴9年のヒストリーとともにお仕事心得を語り尽くします!
『グラマラス』にはオープンからいるので丸4年。夜歴は9年になります。キャバクラは大学4年の秋から始めたんですけど、バイトも含めて働いたこと自体これが初。親が甘すぎてお小遣いを潤沢にもらっていたのでバイトとかしてこなかったんですよ(笑)。
キャバクラで働き始めたのはなんとなくですね。その頃、モデル事務所に入ってて大学を卒業したら上京するって話も出てたんですけど、当時の彼氏に惚けてたんで東京には行きたくなくて。かといってスーツを着てお昼の仕事をしている自分も全く想像できなくて。むしろ「就活とか美意識下がるし嫌だな」みたいな。それで事務所の人に「就職したくないんだけど、なんかない?」って聞いたら、「じゃあ、キャバクラでもやったら」と言われたのがキッカケです。そんな適当な理由で始めました。
最初に働いたお店は錦の『ユニバーサル』。今は名前が変わって『ROKUMEIKAN』っていうんですけど。1日体験で行った日に入店しました。即決! 基本なんでも即決です。どうせなんでも一緒だろうし入ったらよくなるっしょって感じで。このお店には2年半いて、ナンバー3くらいだったんじゃないかな。
最初は毎日超泣いてましたね。お客さんの何気ない一言で傷ついて、色恋のかわし方とかもわからなくて仕事中に裏で号泣。それまでずっと男友達とかみんなで遊ぶみたいな日々を送ってきたから、女として見られることや女を売りにするってことに慣れてなかったんです。初々しかったですね。
そんなとき、店のナンバー1の先輩から、「自分が嫌なことはしなくていいし、嫌なお客さんは切ったらいいよ」って言われて気が楽になって。そこから素で接客するっていうことを覚えました。
キャバクラ始めて2年半経った頃に一度夜をやめてのんびりしてたんですけど、仲の良い同業の人から「地方でキャバクラをやるからちょっと手伝って」と言われて。愛知県・岡崎の『マリアッチ』という店で顔出しもせずに1年半働きました。
最初は全然売れなくてムカつきました。2週間くらい全く指名が取れなくて「なんで?」みたいな。地方のお客様って錦と違って気取ってない方が多いから、いい女感出しすぎたり、「こんにちは♡」みたいなおしとやかな感じだとウケが悪いんですよ。
それで本気で素でいようと思って。気取った接客はやめて声も可愛く高くすることもせず、「どーもー!」みたいな。ざっくばらんな感じに変えてやっと売れるようになりました。
お客さんは地方のちっちゃい会社の社長さんとかが多かったです。ちっちゃいながらもお金は持ってるので結構使ってもらいましたね。
岡崎の『マリアッチ』、良かったんですけどね。普通に遠くて大変で! 送迎してもらってたんですけど、名古屋から車で1時間くらいかかるんです。マジで遠かった。そもそも夜やめたから錦を去ったわけで、キャバ嬢やってるなら錦でいいよなっていう話なんですよ(笑)。それで再び錦に戻ってグラマラスの系列の『ザ・クラス』っていうお店に入りました。
『ザ・クラス』もめちゃくちゃ気に入ってましたね。箱はちっちゃかったんですけど流行っててお客さんいっぱい入ってたし、女のコも超かわいかったんです。みんな仲良かったし。営業終わりからずーっと一緒にいるくらい仲良い親友もその店でできました。
系列の新店ができるって話は聞いてたんですけど行く気は全くなくて、グラマラスがオープンして移動になってからも最初はボイコットしてました(笑)。
ドレスとかロッカーの中身ごとグラマラスに持っていかれてるのに、それをまたクラスに持ち帰って来る(笑)。それを1カ月くらい続けてました。
なぜそんなに移籍したくなかったかといえば、自分の力でクラスを有名店にしたいっていう使命感みたいなものもあったんですよ。クラス自体はめちゃくちゃ流行ってるけど、錦って老舗が多いからそこに比べると知名度はまだまだだったので。その点自分はムダに知名度だけはあったから。
「ナイブロ」っていうナイツネットのブログがあるんですけど、キャバクラを始めたときから毎日休まず書いていて、それもあって当時からナイツネットの東海版のアクセス数が良くて。私が在籍していることが店のプラスになるんじゃないかなって。その点グラマラスは錦で一番の大箱だったし系列店のトップ3が入るお店だったので、別に私が行かなくても絶対流行るはずだから。わざわざ行かなくても大丈夫!って。
まあでもボイコットの1カ月を経てグラマラスに強制連行されましたけどね。そしてその後グラマラスがめっちゃ好きになりましたけどねww
他の街を知らないので比較はできないですけど、錦は同業付き合いが多いのでグループが違っても女のコ同士仲が良いのが特徴かなって思います。
キャバ嬢同士お店の行き来もめっちゃ多いです。同伴アフターで他のキャバクラに行ったり、イベントがあったら中抜けしてお祝いに駆けつけたり。特に私は基本的に自分のお店にいるのが好きじゃないから、ちょっとでも空いたら営業中に他のキャバクラに遊びに行っちゃいます(笑)。
キャバ嬢としての長所はレスポンスが早いことと付き合いが良いこと、さっぱりしているところですかね。あと、どこにいるかすぐわかるってくらい声と笑い声がデカいのでそれを活かしてます。
笑い声が大きいと楽しそうに見えるじゃないですか。この席が一番楽しいぞっていうのを全面的にアピールしてます。基本オーバーリアクション。笑うときも大きいし怒るときも大きいです(笑)。
フリーの席や初めましてのお客さんにはあえて素っ気ないかも? 「なんだこいつ高飛車だな」とかもよく言われます。ヘンに愛想良くいくより最初は自分を下げますね。下げといて気に入られたらあとは上がるだけなので。
フリーに着いたときはお客さんの記憶に残るテクニックとして、言ってほしくないことを逆に言ったりすることもあります。変なあだ名つけちゃうとか(笑)。嫌われてもいいので何でも言っちゃうかも。
もちろん好かれたほうがいいですけど、普通っていう印象よりは嫌われるぐらいのほうがいい。“普通”っていうのが一番ダメなんですよ。「こいつ何なの」と思われてもいいので、名前だけは絶対覚えてもらおうって思ってます。
つい昨日とかも同い年のお客さんに着いたんですけど、全然同い年に見えないんですよ。それで「同い年に全然見えないけど、どんな辛い過去があったの?」とか言って。めちゃくちゃ苦労した年下か、何もせずに親のスネかじってきた年上にしか見えないって。それが笑いに変わってくれれば仲良くなれるし、少なくとも強い印象は残るかなってところで。
でも、着く前に指名が取れるかどうかは大体わかりますよね。「私じゃないな」とか、「あ、これは絶対とれる」とか。好印象を持ってる人は目を見て足元見てもう一回目に戻るからすぐわかる。
まずはやっぱり顔を見るじゃないですか。顔を見て顔よしとなったら体のラインを上から下まで全部見て、よしとなったらもう一回顔に戻るんです。顔がダメってなったらもうスイッと違うとこ見ますよね。男性はそんな感じでわかりやすい。
グラマラスに入ってからは毎年バースデーは3日間やってます。かぶりすぎて席に着けないっていう状態は避けたいしゆっくり接客したいので。お酒を飲めないからこそ1卓1卓ちゃんとやりたくて。とはいえ今回のバースデーは結構忙しかったですけど。
「どうすればお酒も飲まずに売上が立てられるの?」ってよく聞かれるけど、飲めなくても楽しませることができたらなんとかなるのかなって思います。飲めるキャバ嬢さんだってボトル全部自分で空にしているわけじゃないだろうし。盛り上げて楽しい場を作れたらみんながいっぱい飲んでくれるじゃないですか♡
有名なキャバ嬢さんたちのSNSはよく見てるんですけど、みんな絶対笑顔だし超楽しそう。そういう空間作りはお手本にしてます。私は結構人の良いところを真似するタイプ。こういうのいいなって思ったらどんどん取り入れます。お酒が飲めない私にはエンリケちゃんの「直ビン」は真似できないけど、飲めたらやってたと思う(笑)。
有名な女のコじゃなくても、キャバクラとか行って「このコのこういうところすごいな」と思ったらその日から絶対真似します。自分独自の売り方とか独自の営業法とかはないけど、そうやって人の良いところ取り入れていったら最強のキャバ嬢になれる。そう思っているので今日も人の良いとこ探してます(笑)。
10月でキャバ歴9年目に突入しましたけど、まだまだキャバ嬢は続けます。三十路になるときのバースデーで「一生キャバ嬢宣言」しちゃったのでww これ、半分冗談半分本気です(笑)。
こうなりたいっていう野望とか毎月の売上目標とか全くないですけど、日々楽しかったらいいかな。お客様も楽しませながら自分も楽しみながら、一日でも長くキャバ嬢を続けられたら本望です♡
人の良いところをどんどん真似して最強を目指す姿勢が素敵だったまりあさん。一生キャバ嬢宣言も頼もしい限りです♡
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