インスタグラマーとしてご存知の方も多い、『LOUNGE JUNGLE(ラウンジジャングル)』の人気ラウンジ嬢・蘭子さんがメゾンドボーテ初登場! この仕事のキャリアは18歳から。とはいえがっつり向き合い始めたのはコロナ以降という蘭子さん。仕事に目覚めたきっかけ、そしてラウンジ嬢を公表した理由とは? 「存在を認知されずどこまでいけるかがテーマだった」と語る、ラウンジ嬢ならでは(?)なマインドにも注目♡
『LOUNGE JUNGLE』には去年のオープンから在籍しているので、1年とちょっと経ったくらい。出勤の頻度は、頑張っている時期は週5〜6日出ているけど、ゆったりめに働いているときは体調優先で0〜2日。モチベーションによって結構幅があるタイプです。
夜歴は18歳からでラウンジのみ。これまでラウンジ嬢しかしたことがないです。働く街もずっと港区。厳密にいえば一番最初に一瞬だけキャバクラで働いたこともあるんですけど、1カ月にも満たない期間ふわっといただけなので自分の中ではカウントされてない(笑)。でも、そのちょっとの期間でキャバクラは無理だなって思いました。
その頃は心がまだ弱くて…。指名されることにすごく負い目があったんです。「この人に私は何もお返しできないのに何で通ってくれるんだろう」って。私はこのおじさんに何も返せない、面白いことも言えない、体で返すこともできない。「悪いな…」って思っちゃって。変に良いコだったんですよね。申し訳なくなってお給料もらわずにやめました(笑)。
このとき以来キャストとしてキャバクラに足を踏み入れたことはないです。ずっとラウンジ一本。といってもちゃんと働いていたわけでもないんですけどね。全く出勤していないときもあれば、お店の友達に会いに行く感覚で月1くらいで行ってみたりとか。彼氏がいる時期はこっそり出るくらいだったので。
今みたいにちゃんと頑張りだしたのはここ数年、コロナ以降の話。その頃は芋洗坂の『グルーヴ』っていうお店にいたんですけど、ここからなぜか突然頑張り出しました(笑)。
コロナ禍で旅行ができなくなったのが大きかったですね。旅行が大好きでそれまでは月1以上は海外に行っていたんですけど、世の中的にそれができなくなっちゃったから。ちょうどそのとき彼氏もいない時期でお店の待遇も良かったので、いつになく真面目に出勤していたら売上がいきなり上がっちゃって。
結果が出たら当然たくさんお給料がもらえるわけで、さらに待遇も良くなり、そうなるともっと頑張りはじめるじゃないですか。そうしているうちに働くことそのものが楽しくなってきて、人から必要とされる充実感を知るみたいな。ラウンジ嬢としてはそこから開花した気がします。
グルーヴ以前と以後では接客に対しての意識も180度変わりましたね。それまではいかに名前を覚えられずに帰るかがテーマだったので。次も「はじめまして」で会えるように。くだけた話し方をすると距離が縮まるから全員に対して敬語を使って壁を作りまくってました。お客様に認知されずにどこまでいけるかしか考えてなかったです (笑)。
それまではずっと「良いコだけど一度会ったら忘れるコ」でいたかったんですよ。そのほうが港区を長く生きられると思っていたから。「あ〜○○にいたコでしょ」みたいに知られるのは良くないのかなって。存在を知られるとラウンジ嬢として価値が下がると思ってました。
ラウンジジャングルでは、ラウンジ嬢をオープンにしてSNSに写真を載せているコもたくさんいますけど、業界全体で見たら少数派ですよね。「かわいい素人のコと出会える場所」が元々のラウンジのコンセプトで、新しい女のコの入れ替え入れ替えで回っているから。名前が売れるメリットが薄い。ラウンジ嬢があんまり表に出てこないのは、人知れず働きたいコが多いからだけじゃなく、知られていないほうがいいっていうブランディングもあるんじゃないかなって思います。
私が職業をオープンにしたのはいろいろと吹っ切れたからかな。今自分が頑張っていることを隠しているのってなんなんだろうって疑問を感じはじめたのもありますね。こんなに一生懸命やっていることを人に言えないって変だなみたいな。もっと堂々と生きようって思ったんですよね。それで今はラウンジ嬢も公表しているし、「あのコは頑張ってるよね」って言われるような、信頼される存在になれることを目指して頑張ってます。
今の店に入店したのは去年の9月。もともと友達がキャバクラのほうのジャングルにいて、そのコから「新しくラウンジを出すらしいよ」と聞いていて。それはもうそこに入るしかないなって思った。流行っているキャバクラが出すラウンジだし、何か良いイメージがあったんですよね。それで迷うこともなく移りました。
ラウンジジャングルは巷ではキャバクラに限りなく近いラウンジと言われてますけど、顔出しで職業をオープンにしているコも多いのでそういうところは確かにキャバクラっぽいかも。時給も他のラウンジより平均的に高いと思う。でも、ノルマもないしのびのび出勤できるラウンジの良さはそのまま。なかにはゆりおちゃんみたいに頑張っているコもいるけど、基本みんなマイペースに働いてる感じです。
私自身、モチベーションに波があるタイプなので、そのときのテンションで働けるラウンジがやっぱり合ってますよね。周りが全員バリバリ売上を競っているなかで、毎月結果を出さなきゃいけない状況は想像しただけでキツイかも。営業してもいいししなくてもいい、頑張ってもいいし頑張らなくてもいい。何でも自分次第なラウンジが好きです。
お店でお酒は結構飲みますね。まあまあ強いほうかな? 好きなシャンパンはアルマンド。理由は映えと価格帯の広さ。ゴールド、赤、緑と値段が15万から50万まであるから、場面に合わせて色で単価を上げやすいところがいいですよね。
接客で心掛けていることは、「私を指名していることがそのお客様にとってマイナスにならないように」っていうことですね。むしろ誇りに思ってもらえるように。たとえば指名のお客様が自分の会社の社員さんと一緒に来店されたとき、その社員の方から見ても「ちゃんとしてるね」って思ってもらえるような接客がしたい。丁寧な返事をするとか綺麗な言葉遣いで明るく話すとか、そういうところはすごく意識しています。
理想のイメージとしては銀座(スナック?笑)のママみたいな感じかな。男性から見ても、お連れ様から見ても、女のコから見ても気持ちのいい接客をする。少なくとも嫌な気持ちにならない接客を心掛けています。ちゃんとできているかはわからないけど、私がいる席には安定感があると言ってもらえることが多いので粗相はないのかなと(笑)。
ラウンジ嬢としての売りは場を和ませる事が上手なことかな? わからないけど女のコにたまに言われるので。でも、なんでも笑いに変えて場が和むようにするのは得意なほうだとは思います。それと、自分の席だけじゃなく他の女のコの席でも極力お酒を飲むようにもしてますね。普段、周りの女のコに手伝ってもらう場面も多いので、自分が着いたときも飲んで感謝を還元したいです。
この先どうなりたいか、いずれ何かで起業して経営側に立ってお仕事をしたいです。何があってもひとりでも生きていけるくらいお金も貯めておきたいですし。老人ホームってめっちゃ高いから(笑)。結婚もしたいですけどね。結婚と自立、両方欲しいですね♡
コロナ禍をきっかけにラウンジ嬢のお仕事に目覚めた蘭子さん。美しいお姿が拝めるInstagramも要チェックです!
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