今年2月に歌舞伎町からホームの六本木へカムバ!! 超激戦区『ジャングル東京』で群を抜く好成績を上げている、“選手の妻”ことヤマトリノさん。移籍の背景から、はじめてジャングルNo.1をとったバースデー月、引き続き働き者な現在まで近況をレポート!
「やりたいことが特にない人間だから、やりたいことがなくても生きていけるぐらいの感じにしたい」という、働くモチベ話も必見です♡
今日は「移籍の話」「バースデー」「近況」と聞きたい話が3つありまして、まずは移籍から。歌舞伎町『セリュックス』から六本木『ジャングル東京』に移籍した背景や理由は?
ジャングルには2月1日からいるんですけど、セリュックスの前にいたお店だから、「移籍!」よりかは、「戻って来た」に近い感覚かもしれない。もちろん今六本木で一番流行ってる店だから選んだっていうのは大前提だけど。
元々ジャングルでしたもんね。
1年半離れている間にだいぶ変わってましたけどね(笑)。全国レベルで人気のあるコがいっぱいいるし、メディア露出もめちゃくちゃ増えてたし。私がジャングルにいた頃ってヴィジョン(ランキングが発表される大型の電光掲示板)のない時代だったから。順位もそんな重視されてなかったし。
歌舞伎町にいたのは1年半。意外と短い?
いや、もう自分の中では十分(笑)。元々、レースで優勝して看板になったら名前が売れるかな?っていう、キャバ嬢としての認知度上げるために歌舞伎町へ行ったんで。目的は果たせたかなと。
もうレースとかいいや、落ち着きたいと思って六本木に戻って来たんですけどね。こっちはこっちでバチバチだったみたいなww
リノさんランキングも毎月頑張ってますもんね。
「ランキング入りたくない」って言ったんですけど、ダメって言われました(笑)。だからまあ順位とかはなるべく気にせず、自分なりに最大限頑張れたらいいかなと思ってやってますけどね。
順位は気にせずと言いつつ移籍の翌月ナンバー1! 早速すごい!
3月はバースデーだったんで。やっぱりその月くらいは頑張らないとなぁっていう。お店の人にもバースデーはナンバー1取って欲しいみたいに言われてましたし。
2月のランキング結果が良くて、3月の関コレ出演枠に入れたんですけど、3月はバースデー月間じゃないですか。関コレの1週間後とかにイベントだったので辞退したんですよ。無理だなぁと思って。でも、ナンバー1取れたら夏の関コレに出れるよって言われて。だったら3月にナンバー1を取っておこうみたいな。そういうこともあって頑張りました。
関コレ出演を断るってあるんですね。
いや、出たかったですよ(笑)。ただ、タイミング的に。六本木では初めてのバースデーだったからちゃんと結果を出したかったし。しかも関コレの当日に来店予定もあったから。ここは次のチャンスに賭けようと思って。
六本木では初バースデーイベントだったんですね。
そうなんですよ。2年前にジャングルにいたときは、キャバ嬢休業からの出戻り2カ月目でバースデー月を迎えてタワーができるような状況じゃなかったから。何もせずに見送り…。その翌年からはイベント打ってますけど歌舞伎町だったんで。六本木は今年が初タワー。
タワーが大事なんですね。
タワーをする=売れてる証拠みたいなとこはあるのかなって思うから。今のところバースデーはタワーやるって決めてます。なのでイベントも必然的にやることになるっていう。
バースデーのタワーは何を何本?
シャンパンはソウメイプラチナで50本いかないくらい。確か47本だったような。小計で2,500万円分ですね。
協賛タワー?
タワーとお花は協賛です。私、エースとかいないんで。一撃で超高額をドカンと使うようなお客さんはいないから。1カ月前からSNSで告知をしてせっせと協賛金を集め…。タワーは仲良いお客さんにも直接お願いしてっていう感じで。
エースはいなくても1人1人のお客さんは太そうですよね。
それはまあ確かに。200万、300万使える方は多いので。いきなり何千万の超太い人に出会って…みたいなことがないっていうだけで。出会ってはいるんだろうけど、指名にはならない。
六本木ドリームみたいな極太客はいらない?
いらなくはないww ないけどなんかもう口説かれない。もはや(笑)。自分にハマってほしいみたいなお客さんもいないし、私が囲い込むこともないですし。こっちに来られすぎると自分の負担がすごいんで。「無理せず2番目ぐらいの指名でいいから切れないでね」みたいなスタンスです。
ホストクラブで言えばサブ担みたいな?
そうそう、サブ担みたいな感じですね。お互い無理のない範囲で長く付き合っていきましょうでやってます。
バースデーの売上は?
イベント2日間の集計はしてないからわからないんですけど、月間だと小計で5,000万ちょいくらいでした。それでこの月はナンバー1になれました。
ということは総売りで6,000万くらい?
ですね。総売りで6,600万ぐらいでした。
バースデーイベント2日間の思い出といえば?
走り回っていたことしか覚えてないww 組数多かったみたいで移動が激しくて。1卓5分着いてあとは一回戻るか戻らないかくらいのペースで動いてました。肩にバッグ掛けて、ドレスの下にズボンはいて、ヒールは履かずに靴はサンダルみたいな。
ドレスにズボンにサンダル。それだけ聞くと珍妙な…。
ドレスをガッと持ち上げて歩かないといけないから、パンツが見えないようにズボンをはいておくといいんですよ。サンダルは転倒防止です。
何組くらい来たんですか?
1日目が17組、2日目が20組でした。黒服さんにここ数年では1番組数多かったって言われました。やっぱりみんな被らせずに1卓の単価を上げるっていうことを重視するんで、ジャングルで組数多いのはレアみたいですね。
リノさんの顧客数はどのくらい?
多いは多いけど人数は把握してない。1年に1回来る人もいるし、1カ月に1回の人もいるし。かと思えばよく来る人もいる。みんな思い思いにやって来ますね。
リノさんの近頃の出勤ペースは?
ほぼ週6です。出勤時間は20時のときもあれば22時のときもありつつ、変わらず毎日出てるみたいな。ただ、毎日いるんで同伴アフターはあんまりしないですけどね。
リノさんって働き者ですよね。移籍したときも退店の翌日くらいから出勤してたし。
2日くらい休みましたよ。新宿区から港区にお引越しする作業があったんで。本当は2月はメンバー出勤でゆるっと働く想定だったんですけど、毎日割と早い時間から来店予定があったりで、結果普通にフル出勤みたいになっちゃったっていう。
人気者!
元々六本木で働いていて、歌舞伎時代もほとんどが六本木のお客さんだったから。六本木に戻って来たことで遊びに来てくれる回数が増えたっていう。「戻ったって聞いたから行くね!」みたいな。引き続きそういう感じで毎日出勤して今に至るみたいな感じです。
バースデーだから頑張ろうで3月は1位をとりましたがそれ以降は?
4月めちゃくちゃ落ちました。8位と9位とかそんな感じでしたね。
ランキングを気にしてない勢もいるの?
いや、どうだろう。売れてるコではいないと思う。やっぱりジャングルでの順位は注目されてるから全く気にしないっていうのは無理なんじゃないかな。
でも、あんまり気にしないようにはしてますけどね。自分の見え方を気にして、その結果お客さんを苦しめちゃうことになったらよくないので。無理やり使ってもらって単価上げて、切れたくないけどここで切れちゃった…みたいにはなりたくないから。自分なりに頑張った結果、ランキングが上だったらいいなぁっていう感覚でやってます。
ジャングルは毎日、毎月のランキング以外にレースもありますよね。そこはがっつり参戦?
頑張るけど無理のない範囲で。お客さんにお願いするって心苦しいんですよね。バースデーでお願いするならお祝いってことでまだ言いやすいですけど、レースとかになるとお客さんは関係ないから。あの席で100万使ってるから、こっちは200万使ってよみたいな、お客さん同士を競わせる感じになったりするのも心苦しいし。でも、レースが楽しいとか、ランキングが楽しいっていうお客さんもいたりするから一概には言えないですけど。
応援するのが楽しいみたいな?
そうそう。遊びに飽きちゃった人が、ジャングルのヴィジョン効果でレースだけは参加するパターンも結構あるし。推しを勝たせるために頑張るぞ! みたいな。久々に気合を入れて応援したくなったっていう人は増えたと思う。誰よりも早く情報仕入れて連絡して来るお客さんとかいますしね。疲弊する人もいるけど、楽しんでる人は多いと思う。
リノさんがキャバ嬢をするモチベってなんですか?
歌舞伎時代は「レースで優勝して看板になる、1番をとる、そして認知度を上げる」そこが目的でしたけど、そもそものところで考えたらモチベはお金です。
キャバ嬢としてどうなりたいっていうのはあんまりなくて。大きく稼げるときに稼いで資産形成して、運用の仕組み作ってFIREするっていうのがキャバ嬢をしている理由なんで。SNSやったりYouTubeやったりしているのも、知名度を上げてキャバ嬢として稼ぎやすくするための手段。
自分ができることの万全の体制が整った今は、毎日お客さんが来てくれて、売上もこのぐらい作って…みたいなところキープしながらできる限りの努力をする。その繰り返しみたいな感覚ですかね。
なるほど。
別に昼でやりたい事業とかもなくて。ここからステップアップして昼で起業して…みたいなことは考えてないです。逆に、やりたいことが特にない人間だから、やりたいことがなくても生きていけるぐらいの感じにしたいなっていうのがモチベですね。
歌舞伎町で一回り大きくなって六本木に戻り、超激戦区で結果を出しているリノさん。「モチベはお金。やりたいことがないからFIREを目指す」という潔さも…推せる! (取材・文/ささきみどり)
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