グループ年間売り上げ1位に輝いた歌舞伎町『revju(レヴュー)』のことみさん。おっとり癒し系な見た目とはウラハラな「シャンパンしか飲まない接客」に急接近! 3カ月後、今より圧倒的に売れているためのノウハウについても聞きました♡
【後編はこちら】
グループ初の2連覇に挑む、『revju(レヴュー)』ことみの負けず嫌いな年間スケジュール!!-後編-
2019年の年間成績はグループ1位だったとのこと!
おかげさまで♡ 指名本数1位、売り上げ1位でした♡
おめでとうございます。他にも成績の項目はあるんですか?
同伴本数と出勤日数がありますね。でも、同伴はあんまりしないし、出勤日数もそこまで興味はないのでそこでは勝負してないです。
前年の成績はどうだったんですか?
2018年は売り上げが3位で、指名本数も3位かな? 同伴が2位だったような気がしますね。この頃は同伴をめっちゃ頑張ってた。
2019年はぶっちぎりましたね。何かが起きたんですか?
2018年の5月にキャバクラに復帰したんですよ。で、そこから12月まで7カ月間の売り上げで3位だったから、ちょっとドヤ感もあったんですけど、でもやっぱり3位は格好悪いなあって…。「もうちょっと頑張れば1位だったのに」と思うと悔しくて。それで2019年は絶対に1位をとると決めてました。
ことみさんのベーシックな接客スタイルってどんな感じですか?
基本は「シャンパンしか飲まない接客」ですね。なぜなら焼酎が飲めないから。「焼酎飲めない…。飲み物ないんだけど」みたいな。「シャンパンないんだけど」とか、人によっては煽ったりもしますし、メニューを渡すときもシャンパンのページを開いて渡しますし、卓がかぶっているときは、シャンパンのページを開いて持って行って席に着いた瞬間「どうする?」みたいな。
登場すると同時にシャンパンメニューwww
「何飲む?」って(笑)。でも、本当にシャンパンだけ飲んでいたら二日酔いにならないんですよ。だから、「シャンパンしか飲みたくない」って言ってます。
シャンパンって二日酔いにならないんですか?
私の場合はそうですね。シャンパンだけは本当に強いんですよ。シャンパンを飲むために生まれてきたのかもしれないwww ウィスキーとかショットはちょっと飲んだだけで使い物にならなくなっちゃうんで絶対に飲みませし、焼酎も飲みたくない。焼酎って作る人によって濃さが安定しない不安定な飲み物じゃないですか。それに変な味がする…。
変な味がする飲み物www
昔は死ぬほど飲んでたんですけどね。それこそ下積み時代は1時間で鏡月3本とか飲んでつぶれてましたwww それだけ飲んだからでしょうね。味が無理になっちゃいました。
参考までに鉄板フレーズみたいなものありますか?
やっぱり、「シャンパンって二日酔いにならないんだよ」ですかね。「だから飲もう♪」って。LINEのひとことメッセージも「シャンパンは二日酔いにならない」って書いてます。
ことみさんってお店ではどんな感じなんですかですか?
接客のときはかわいくしてますよ。見た目もしゃべり方もかわいくして「飲みたーい♡」とか言う。でも中身はそのまま素です。ワガママだし、一歩下がって「何でも良いですよ」って言うタイプではない。見た目は清楚で中身はオラオラです。メゾンドボーテの初回のコラムでもそういうタイトルついてましたけど、本当にその通りです! もっと若い頃のほうが強かったですけどねオラオラで大暴れww
売れるために大事にしていることってありますか?
仕事が嫌にならないように、仕事に行きたくないとか思わないような環境を自分で作っていくことです。働きやすい居心地のいい環境を自分で築きあげる努力。
環境作りのためにはどんなことをするんですか?
自分が嫌なことを我慢しないこと。なかにはすごく嫌なことを言ってくるお客さんもいるじゃないですか。そういうことを我慢していると「はぁ〜、もう仕事行きたくないな…」ってなりません? だから、「そういうことは言われたくない」ってちゃんと言います。
それはお客さん以外にも?
お店に対しても周りの女のコに対しても、嫌だなと思うことがあったり、直してほしいところがあったら絶対言います。自分の働きやすい環境を作るために言う。
言い難いこともある?
でも言うかな。その状態が続くならこの人とつき合いたくないなと思うから。逆にそのぐらいのレベルのことじゃなきゃ言わないですけど。どうでもいい人には何にも言わない。店の従業員に対してはもっと言いやすいですけど。ただ、周りの女の子に対しては、私から直接言うとトラブルになりかねないから、従業員を通して伝えてもらうようにしています。
昔から思ったことはちゃんと言えるタイプ?
結構気にしいなんで前は全然言えなかったですね。昔はお客さんがめちゃくちゃ大人に見えていて、「これ言っても大丈夫なのかなあ」とか、生意気なんじゃないかとか考えすぎていたんで。でも、思い切って言ってみたら、そんなに大したことじゃなかったっていうことが結構あって。
「あれ、別に平気だな」みたいな?
そう。「死ぬと思えば何でもできる!」くらいの気持ちで頑張ってみたら意外と大丈夫だったみたいな。それで「とりあえず言ってみよう」に変わりました。それまでは嫌になったらすぐパーンって切っちゃうタイプだったんですけど、その前に言ってみるのはありだなって気づきました。「嫌なことがあったら言ってみて、直らなかったらそのときつき合い方を考えよう」に変わってから格段に働きやすくなりましたね。大体のことは案外、自分が思っているほど大事件じゃないんですよ。意外と人は気にしてない。割と何の気なく言ったりやったりしていることが多いから。こっちが言ったら「あ、そうなんだ。ごめんね」ってスルッと問題解決することは多いです。
環境作りと売れることはどうつながっていくんですか?
合うお客さんが周りにいっぱいいて、スタッフとの関係もスムーズなら、楽しく仕事ができるじゃないですか。やっぱりハッピーな感じで接客しているコのほうがお客さんは好きだと思うから、着いた席で気に入ってもらえることが多くなりますよね。誰だって落ち込んでる感じのコと話したくないじゃないですか、暗い気持ちになるから。かわいい女のコとしゃべれると思ってキャバクラに来たのに、ヤル気ないコがついたらめっちゃ嫌だと思うんですよ。
幸せそうなコと不幸そうなコだったら幸せそうなコのほうがいいです。
自分が「仕事楽しいハッピー♪」みたいな感じで接客してたら、それが相手にも伝わって「このコといると楽しいなあ」ってなると思うから。めちゃくちゃ営業しなかったとしても、自分が幸せでいるだけで自然に指名は増えますよね。
店側に自分の要望を受け入れてもらうためにはそれなりの結果も出していないといけないですよね?
そうそうそう。頑張ってないといけない。じゃないとただ、「うるさい」って思われるだけですよね。ある程度結果も出しつつ、環境作りもしつつ両方大事。自分自身も、「これだけのことをしているんだから言ってもいいよね?」って言いやすくなりますしね。
“結果”出すために。たとえば今は全く売れていないけど、3カ月後、半年後には別人のように売れていたいと考えたとき、まずすべきことってなんでしょう?
何を目指すのかまず自分の目標を立てること。そして、その目標をみんなに知ってもらうことだと思います。たとえば私の場合は、「グループレースで1位をとりたいです」ってずーっと言ってました。目標がはっきりしていると周りに応援してくれる人も多くなるし、目指すものがはっきりしていることで、その目標を達成するためにはどんな方法があるか考えやすくなる。「どうやって接客していこうかな」って組み立てやすくなるんです。何をしていったらいいかがわかるようになるっていうのが目標を立てる最大のメリット。
あと200万円売り上げを伸ばすとして、ことみさんの場合は?
私は、めちゃくちゃ太いお客さんをつかんで神経をすり減らすのは苦手。安定的に一定額を使ってくれるお客さんをたくさん持っていたいタイプなので、200万円の売り上げをつくるためには10万円のお会計の人を20人増やします。そのためには、「フリーにいっぱいついてそのぐらい使ってくれるお客さんを増やしていこう」って考えると思います。このへんのやり方は本当に人それぞれだとは思いますけど。
「目標を設定」は、どんな状況にも応用できそうですね。わかりやすくなる。
ですね。その目標に向かって全力出しているうちに、どういう接客や営業が得意かとか自分の強みも把握できるようになっていくので、自分自身を知るためにも目標を立てることはおすすめです♡
「目標を立てる」やり方は、キャバクラだけでなくどんな状況にも応用できそう。今よりもっとよくなりたい気持ちがあるならば、ともかく “明確な目標”を1つ設定してみてはどうでしょうか♡
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