未だ2連覇したキャストはいないという歌舞伎町『revju(レヴュー)』のグループレース。そこで2年連続の1位を狙うことみさんにインタビュー。大手グループに在籍するキャバ嬢であれば避けては通れない“賞レース”。ことみさんのレースの勝ち抜き方は必見です!
【前編はこちら】
『revju(レヴュー)』No.1ことみ “目標”を口にすることで売れ方が見えてくる!3カ月で人気嬢になる方法♡
ことみさんの今年の目標ってありますか?
今年の目標は「グループレース2連覇」です♡ うちのグループ、賞レースで二連覇した人っていないんですよ。だから初の2連覇を成し遂げるのが今の目標です!
2018年は2位でそのときはものすごく悔しかったって言ってましたよね。
そうなんですよ。負けたときやめようかなと思った。悔しすぎて出勤したくなさすぎて。人としゃべりたくなくて奥歯を噛みしめてました(笑)。 でも、この悔しさを抱えてこれからも生きていくのかと思ったら、逆に来年絶対1位とらなきゃ無理って思いました。
負けず嫌いなんですね。
負けず嫌いにもほどがあるほど負けず嫌いですww 誰かに勝ちたいっていうよりは、決めたことを達成したいだけで、できなかったら悔しすぎて眠れなくなっちゃうっていう種類の負けず嫌い。やるって決めたことで負けたことはないし、叶わなかったことはないから。「1位とるぞ」と思ったら全部取ってきたし、「あの人とつき合いたい」と思ったら必ずつき合えてきた人生なんで。
思い通りになる人生。すごい…。
そういうふうに持っていく努力はしますよ。さすがに何もしないわけじゃない。それが、このときのグループレースで初めて達成できなかったんですよ。人生初の敗北。私でも負けることがあるんだと思って。
無敵だと思ってたのに!
そう! 決めたことでできなかったことがないから今まで。達成してきたから。だからなおさら悔しすぎて。来年こそはって思いました。
「負けた悔しさ」っていうモチベーションを1年間持ち続けられることがすごいです。
悔しさは最大のモチベーションですよ。だってその1年間は周りの認識も“2位の女”なわけですよ。響きも微妙だし、1位の女になりたいじゃないですか。お客さん側からしても「看板のコね」ってなるわけだし。やっぱり看板の真ん中になるっていうことは称号なんで。負けず嫌いとか1位にこだわることは自分の中の話ですけど、集客的にも看板で真ん中になることは大事ですよね。それを見て来てくれるお客さんもや指名してくれるお客さんもいるでも、レースのこと考えると憂鬱ですけどね。大変なんだろうな〜。去年とか毎日気持ち悪くなってたから。
二日酔いで?
ちがうちがう、プレッシャーで(笑)。最終日の前日とか、ずっとお金の計算しながらいろいろ考えて眠れなくなっちゃったり。バースデーよりめっちゃ気合い入ってたし、めっちゃ大変だった。
でも、ことみさんは今やグループ全体の成績でもNo.1だし、普通に出勤していたら賞レースも勝てるんじゃないですか?
ないですよ! めちゃくちゃ太いお客さんがパーンと1人いて、その人が助けてくれるとかいうタイプじゃないので。私は毎回一定額を使ってくれるお客さんが一定数いて安定して売り上げを出していくタイプだから、あんまりレース向きではないんですよ。
レース向きなのは?
やっぱり超太いお客さんとかいるコは賞レース向きです。ガンと売り上げを立てることで他を圧倒するし、ギリギリのところで一気に使ってもらってひっくり返す力もあるから。
なるほど。超太いお客さんはいらないの?
私は売り上げもメンタルも安定していたいんですよ。「この人がいないとどうしよう売り上げ…」って思いたくない。そういう経験もあるから。昔、太いお客さんがいてその人が切れたときに「わあ、マジ出勤したくない、売り上げどうしよう」って病んだし、その人の存在に左右されてしまっていること自体がすごく嫌だったので。だから必要以上に太くしたくないっていうのもあるかもしれない。「このぐらいで」みたいな。末長くコンスタントに来てもらったほうがお互いにハッピーかなって。つかず離れずみたいな感じがいいんです。
ことみさんの営業方針はバランス型なんですね。
1人のお客さんに振り回されたくもないし、私は私が大事できる範囲でお客さんと向き合っていきたいので。だから賞レースとなったら、できることを全力でやるしかないんですよ! …とか熱く語っていて恥ずかしいですよね(笑)。
熱くていいと思います。ちなみに賞レースのための営業もあるんですか?
まずはレースに協力してくれるお客さんを増やさなきゃいけないですよね。お客さんによってはそんなわざわざ鬼かぶりしているところに行きたくないって人もいるじゃないですか。普段通りに飲みたいお客さんだっていっぱいいるから。
レースに協力的なお客さんは新たに開拓するの?
私の場合は新たに掴みます。新規で着いたお客さんがレースに協力的になってくれるような持っていき方をするというか。なかには、もともとそういう賞レース的なものが好きなお客さんもいますよね。むしろそういうときにガンとお金を使いたいっていうお客さんもいるから、様子を見ながら。
勝ち抜くための戦略とかあるんですか?
私の場合は一回に何百万も使うような超強力な1人の味方みたいな存在はいないので。レース期間全体を通して、バランスよく計画的に積み上げていくしかない。この人にいくら使ってもらうためにはどのくらい営業するかとか、とりあえず1回来てもらって話してみようとか、何を入れてもらおうとかいろいろ考えて動いてます。あとは、「レースで1位をとりたいんだ」ってことはずっと前から言っていますね。
お客さんに?
お客さん含め周りのすべての人に。目標を共有することで応援してくれる人も増えるので。でも、目標を口にすることの半分以上は自分のためですけどね。私の場合、周りの人に言うことで、何をどうやっていったらいいのか道筋が立てやすくなるので。そういう状況にしていかないと考えられないだけかもしれないけど。普段、何にも考えないで生きてるんで(笑)。
レヴューのグループレースは本戦が8月に開催されていますが、それに向けてどのくらい前から動き出すの?
2020年のレースに向けてだったら、2019年の12月くらいからは視野に入れて動いてます。年末ってお客さんが増えるじゃないですか。新しいお客さんを増やす絶好の機会なので。そこでただ何となくいつも通りに接客していたらもったいない♡
こんなに賞レースと真摯に向き合い、且つ熱く語る人…初めてです。
恥ずかしいwww 私は色恋が得意なわけでもなく、天才的な水商売の才能があるわけでもなく、ただ、人並みはずれて負けず嫌いなだけなんで。自分ができることを考えていくしかない(笑)。
考えるしかない!
水商売って人頼りの仕事なので、その人が気持ちよく楽しく飲めるように、そこをいつも考えて接客しています。その積み重ねの結果、「このコにだったらお金を使ってもいいな」そう思ってもらえるように。
楽しんでもらう積み重ねの期間も必要なんですね。
人間関係をちゃんと築くためにもある程度の期間は必要だなって思ってます。だって知り合ったばっかりで「レースあるからよろしくね」なんて虫が良すぎじゃないですか?「なんでこいつに?」って思っちゃいますよね。その前にちゃんと積み上げたものがあって初めて人に何かをお願いできると思うから。
しかも、「レースで1位をとりたい」ことは早い段階から共有しているから、お客さんも心とお財布の準備はできていそう。
賞レースに向けての準備期間は8カ月以上! 時間をかけて築き上げたお客さんとの信頼関係はレースが終わったあともずっと続くはず。ことみさんの2連覇応援しています♡
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