AV女優として長年第一線で活躍するレジェンドにして、六本木の売れっ子キャバ嬢でもある里美ゆりあさんがメゾンドボーテ初登場。“脱税事件”がキッカケだったというキャバ嬢デビューの背景、巨額の貯金を失って180度変わったという生き方。お金、仕事、人生について語り尽くします♡
六本木の『舞人』に在籍している里美ゆりあです。キャバクラと並行してAV女優をしています。女優歴に比べると夜歴は短いんですが、水商売の世界に足を踏み入れたのは16歳の頃、地元のスナックでした。それからおさわりパブに流れて、キャバクラは二十歳の頃にほんの4カ月かじった程度。そのあとAVを本格的にやり始めたので、舞人に入店するまではキャバクラとは無縁に生きていました。
キャバクラデビューしたのは、国税局から多額の追徴課税を受けたのがキッカケ。当時『AV女優3億円脱税!』っていう見出しでニュースにもなったので知っている人もいるかもしれないですね(笑)。
なぜこんなことになったかといえば、それまでずっと確定申告をしていなかったのが原因。悪いことをしてお金を貯めてやろうと考えていたわけではなくて、単純に私が無知だったから。ちなみにパパにもらったお金や、ギャラ飲みの報酬、そういった明細のない収入も所得になるんだってこのとき初めて知りました(笑)。
もしも今、キャバ嬢のコで確定申告をしていない人がいたら、今すぐちゃんとしたほうがいいですよ! これまでのぶんの所得税を払えば終わりってわけじゃないので。未申告期間の延滞税や無申告のペナルティとして重加算税っていうものも加わるし、私の場合はあれやこれやで合計1億7,000万円ほど追徴されました。しかもその間、何度も取り調べを受けて、時間も精神も消耗するのでくたくたになります。まるで犯罪者のように扱われるし、私は心労で一気に5kgくらいヤセました。
追徴課税の1億7,000万円はそのときに払いましたけど、それで貯金も半分以上なくなっちゃいました。こうなったらそのぶん稼ぐしかないなと思ってキャバクラで働きはじめたのが6年くらい前。お店は当時から『舞人』です。
キャバクラは二十歳の頃にちょっとやったことはあったけど、そんなにガッツリやっていたわけではないので、仕事としてちゃんと取り組んだのはこのときが初。AVの撮影現場に比べれば体力勝負ではないぶん楽だけど、お酒も飲むしアフターもあって体を酷使するからやっぱりどっちも大変。でも、どちらかといえばキャバクラのほうが稼げますね。こんなことならもっと早くからキャバクラやっておけばよかったなと思いました(笑)。
もう既に国税に払ったぶん以上をキャバクラで稼ぐこともできたから、「何事も頑張ればいけるな」っていう自信もついたかもしれない。ただ、“脱税”の一件の前と後とでは、お金との向き合い方は180度変わりました。やっぱり1億7,000万円のショックは大きすぎた。
私は老後不安が強くて、10代の頃からずっと貯金をしてきたんです。
贅沢をするでもなく、自分のためにお金を使うでもなく、住まいも超ボロボロのとこに住んで生き甲斐は貯金みたいな。そうやって必死に貯めたお金が一瞬で半分以上なくなってしまうのって、単純にお金がなくなったことが悲しいとかではない衝撃。
それまでの我慢、積み重ねてきた自分の想いや時間、それが全く意味のないものになってしまったっていうところで。何のためにタクシーも乗らず、外食も控えて生きてきたのか…。その絶望感!
お金は貯めても貯めても安心できないし、お金を持っていてもそれ自体は身につけられない。だったら口座の中で眠らせておくよりも、キラキラしたキレイな物に変えて楽しむほうがいい。
お金に執着して、お金に振り回されて、そのお金を失った結果、お金は「貯めるものから、使うもの」に変わりました。
稼いだお金をバッグや時計や宝飾品に変えて身に着ければ、自分のテンションも上がるし仕事のモチベーションも高まる。今は、生活費以外のお金はすべてバーキンとジュエリーに注ぎ込んでいます♡ もちろん、ちゃんと確定申告をして払うものを払いながら♪
「60歳から死ぬまでのお金を貯めるために…」とか、変に将来を逆算して我慢しながら制約の多い毎日を送っていた頃は、貯めても貯めても「まだ足りない。頑張んなきゃ」って満ち足りるってことはなくて、そういう毎日はハッピーな暮らしではなかったなって思います。
「どうにかなるでしょ♪」って、好きな物にお金を使っている今のほうが毎日の中に幸せを感じられる。貯め込まない人生にシフトしてからは毎日がすごく楽しいです。
自分で稼いで、欲しいものを手に入れる。そこにはすごくシンプルな達成感がある。そういう毎日が幸せですね♡
マメじゃないので営業っていう営業はしないですし。接客も素のまま普通。このまんまざっくばらんに話すスタイル。何で売れてるのか、実際のところはわからないですね。
「こいつ面白いからこいつでいいや」とか、「面白いから呼ぼう」とか。そんな感じなんじゃないかな? 少なくとも若いとかキレイとかスタイルいいとか、そこではないですね。女として好かれるというよりは、人として気に入ってもらえてるのかな。
脱税の件もイジってもらえるので、それもひとつウリにはなりました。逆に「個人でそれだけ税金払ってるのは立派だ」ってホメられることもあります(笑)。
「AV女優」であることも、ウリになった部分は大きいと思います。最初の頃は「ゆり」という源氏名で働いていましたけど、「あれ? 里美ゆりあちゃんじゃない?」って気づいて興味を持ってくれるお客さんも多かったですし、「AV女優の里美ゆりあちゃんがいるんだ」っていうところで、接待の席として使いやすかったり、話のネタにもなるから。
自分の出演した作品を観てくれているお客さんを接客するのは、それなりにちょっと照れますよ。とは言いつつ、「お世話になってます」と言われたときの返しは「私で抜いてくれたぶん、シャンパン抜いてね♡」ですけど。これは笑いも取れてボトルも下りる鉄板のネタです(笑)。
いずれにしても、AVあっての里美ゆりあだと思うので、映像のほうのお仕事も引き続き♪
AV女優もキャバ嬢も需要はなくなるまで枯れ果てるまで続けたいです。サッカーの三浦カズさんみたいに50歳過ぎても現役みたいな。その歳まで今の仕事を続けていたらスゴイじゃないですか。「スゴイ!」って言われたいんですよね。
私は「良いときでやめる」タイプじゃないんです。一番良いときにサッとやめる人もたくさんいて、それもステキなんですけど。自分の中にその感覚がないんです。諦めきれない。どっちかというと滅びるまで続けたい(笑)。良いときにやめてどんどん違うことに挑戦していくのもスゴイし、ずーっと同じことを続けることもスゴイことだと思うから。
キャバ嬢だったら指名がゼロになるまで続けたいし、AVだったらオファーがある限り出続けたい。そうやって続けていったら、絶対に最後は虚しいと思うんですけど、滅びるまでやりきりたいですね。継続することもまた難しいことだと思うから、そこに挑戦し続けたい。いろんな意味でホメてもらうために頑張っているので、女としてだけでなく人としての魅力を磨きながら、自分にしかできないことを徹底してやっていきたいですね♡
里美ゆりあさんのバイタリティ、見習いたいですね! ちなみにゆりあさんの趣味は海釣り。いつか本マグロを釣るのが夢なんだとか♡
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