「長いお客さんはいない。売り上げのメインは全部新規のお客さん♥」と語るアジアンクラブのきよみさん。太客切れたらどうするの? メンタル病まないの? 新規はどうやって掴んでるの? 気になることが多すぎる、その営業方針…!! 新規だけでナンバー1を張り続けている怒涛のキャバ嬢スタイルに迫ります♪
【関連記事】アジアンを変えた金髪のキャバ嬢♥ きよみん看板伝説!!
―「常に売れている、コロナでも売れている」といわれるきよみんさんですが、なぜ安定して売れているのか、今回はその理由を探っていきたいと思います。ところで歌舞伎町の景気は実際どうですか?
一時期はどうなるかっていう感じでしたけど、最近は徐々にもどって来てるんじゃないかな? 通常通りに出勤し始めたのは9月に入ってからですけど、出たら出たで復活してきますね! やっぱりいつも通りに仕事をしているほうがいいな。二日酔いはしんどいですけど毎日ハッピーです♥
―売れているキャバ嬢さんに聞くと、「太いお客さんが切れても動じないように組数も増やしていってトータルで安定させる。結果的に付き合いの長いお客さんの層も厚くなっていく」という傾向があるようですが、きよみさんの場合は?
私の場合は売り上げのメインになる層は全部新規です! 新規のお客さんがいっぱいいるみたいな形です。「歌舞伎町に来た当初からの付き合い」みたいな超長いお客さんはほぼいないですね♥
――えっ!?
お客さんの管理がとにかく苦手分野で、本当に苦手なんですよ。それを自覚してからは、上手に管理してできるだけ長期で引っ張り続けるみたいなやり方はキッパリ捨てました。短期集中でいっぱいお金を使ってもらうっていうスタイルをずっと貫いています。
――お客さんの管理はどのへんに苦手意識があるんですか?
店に来てもらうために、ずっと継続してそのお客さんのことを意識し続けなきゃいけないっていう毎日がしんどいんですよ。マメにLINEするとか長文LINE返すとかそもそも無理だし。きよみの営業LINEは、「おはよう」「おつかれさま」「何してんの」とか、そういう簡単なやつだから。
――でも割とみなさん「連絡マメじゃないから」って言いますよね?
私の場合はなんていうのかな…。なんかこう、複数の関係性がずーっと続いている感覚に疲れちゃう。長い付き合いで自分の素を知られすぎるのもちょっとヤダなみたいな感覚もあるし(笑)。人間関係のキャパが狭いんですよ、きっと。
―逆に、新規だけで長年ナンバー1をキープしているって神がかり的ですね…!
ほんとそう思う。運がいいのかな(笑)。私は良いときにバーッと使ってもらうほうが性に合ってるし、短期集中が好きなんです。だから今でもフリーにめっちゃ着きますよ。そこで新しいお客さん見つけては指名もらって、見つけては指名もらって…その繰り返しです♥
―指名で埋まっていたら、フリーに着くの大変じゃないですか?
それがアジアンってめちゃくちゃフリー回りをさせてくれるお店なんですよ。だから上手くいっているとこもある。あと、今だったらインスタとかYouTubeとか見て来てくれる人も多いので。SNSのおかげもあるかもしれない。
―「指名のお客さんがいる手前、フリーに着くなんて…」とか、「今さらフリーになんて着きたくない!」っていう人も多いですよね?
私は全然そう思わないしアジアンもそういうお店じゃないんです。「人気者だからこそ新規にもいっぱい着いて、挨拶して行こう」っていう方針。もちろん指名で卓がかぶりまくっていたら別ですけど。でも、そういうときでも私から「3分だけあの席着けて」ってお願いすることもあります。常に新しい人に目をつけてる(笑)。
―アツそうなお客さんがフリーできたとして、そこにはどんどん新しいコが着いて行くじゃないですか。しかもみんな15分くらいは持ち時間があるわけで。そういうとき、「取られちゃう!」みたいな焦りってあるんですか?
ないですね。余裕しかないです。この人に指名をもらいたいって思ったときは「自分しかいないよ」みたいなことを言うんですよ。洗脳じゃないけど、「あなたには私が合ってるよ」ってことを伝えます。「きよみを指名したほうがいいよ、楽しいよ」みたいな(笑)。こういうこと言ったら引かれるかなって思うけど、引かれてもいいやって思って言ってます。常に当たって砕けろです。なんでも言ってみちゃうww それで嫌われたら嫌われたでいいやって。
―その自信満々な感じが吸引力になっているかも?
そう。吸い寄せてる♥ 勢いと自信は大事だなと思います。
―新規をターゲットにしていると売り上げを安定させるのが難しそうですけど、そのへんどうなんですか?
自分の中のベースラインは絶対割らないですけど、結構波はありますね。売り上げが上がるときはガンと上がって、低迷するときはベースラインで終わっちゃうみたいな感じです。ガンと上がるときは運ですね。太い人がめちゃくちゃ来る月とかです。短期集中のデメリットは安定していないところなので波はあります。そこが他のお店のナンバー1のコと違うところかな。
――太いお客さんが切れたときとか、売り上げが伸びなかった月とかメンタル病まないですか?
病まないです。「人間だし、そういう月もあるっしょ♪」って思ってます。焦らないのが一番大事なんです。アジアン時代の最初の1年は余裕がなくて焦ってめちゃくちゃ伸び悩んでいたから、そこは経験的によくわかっているところで。「ヤバイ、今月全然上がんないぞ!」って思っても、「来月上がりそうだし別にいいや」って思ってのんきに過ごすようにしています♥
――大丈夫ってことはわかってる?
そう。どうにかなるってわかっているから追わない。追われていたいタイプだから追いたくもない。「お客さん切れた。どうしよう…」なんて思ってたらこの仕事やってらんない。持たない(笑)。
――短期集中のメリットってどんなところですか?
お客さんには「アツい時期」っていうのがあるから、1つの卓の単価が高い! 単価が高いからテンション上がる。無駄な絡みがないから疲れない。この3つですね♥
――そもそも「自分は短期集中が向いている、これでいこう!」って方針を定めたのはいつから?
短期集中が向いているっていうのは、自分のお客さんの流れを見直してて気づきました。組数とか売り上げがどんどん上がっていった時期に、「そういえば、きよみのお客さんってみんな短期集中だな」って気づいたときがあって…。時期的には結構前ですね。2、3年くらい前かな?
――お客さんの流れを見直したりするんですね。
しますね。担当が現状を把握するために顧客リストみたいなものを作るんですよ。それに、もう来なくなりそうか、まだ来てくれそうか、危うそうか、○、×、△をつけたりするんです。で、「この人、連絡してみて」とか言われたりするんですけど、そういうリストを見ながら振り返っていたときに気づきました。
――それで短期集中が向いてると?
お客さんの切れるサイクルが目で見てわかったんですよね。「ああ、やっぱりこのくらいの間隔なんだな」って。それで自分自身も納得いった感じです。実際、この人もう切れそうだなっていうのはわかるものだから。大体4カ月とかのルーティンです。その間はノリと勢いでバーッと。
―ちなみにヤバイお客さんとかわかります? その後ストーカーになりそうとか揉めそうとか?
わかりますわかります。それはLINEとかでわかりますよね。お店来たあととか、めちゃめちゃメンヘラになってくるとか。「きよみは冷たい…」みたいに、明らかにおかしくなっているときは、煽らないし営業もしない。まあ、出会った瞬間はわかんないですけどね。
―新規で回していくスタイルだと。いろんな種類の“危ない人”に出くわす可能性も高くなりそうですね。
確かに。ヤカラの怖い人とかメンヘラの怖い人とか。いろんな危ない人はいますよね。でも、それはキャバ嬢の宿命みたいなものじゃないですか。新規が多いほど出会う確率が上がるって言われたらそうかもしれないけど、そうとも言えない部分もあるし。なんとも言えないかな。ある意味、だから刺激的っていうところもあるかもしれない。
―新規で回すってことは、どんどん切れていくこと前提だとは思うんですけど、そこを踏まえた上で上手なお客さんとの切れ方ってあるんですか?
「この人そろそろ切れそうだと思ったら」ってことですよね? これは人によるなあ。あえてシャンパン煽る人もいるし、そっとフェードアウトする人もいるし。その辺は説明が難しい。感覚でやっています。
―比較的オーソドックスな切れ方は?
あえてシャンパン煽るですね。「これはそろそろだな」と思ったときは、今日で切れてもいいやってくらいの勢いで煽ります。それでみんな「きよみは抱けないよな…」で終わって去っていきます。まあ、仕方ない。そう簡単に抱かせないですしね(笑)。
―そう簡単には抱かせないww
「だったら他行けば?」って突き放す。キャバ嬢は余裕が超大事なんで。なんだったら、本当は自信ないけど超余裕ぶるのが大事というか。それで一度はみんな必ず切れて去って行くんです。でも、戻って来たりもするんですよ。いろんなキャバクラを回った結果、「やっぱりきよみが一番だわ~」って言って。
―えっ、戻って来るんですか!?
信者みたいになって戻ってきます。もう「ヤラせろ」とか一切言わなくなるww 全員戻ってくるわけじゃないですけどね。大体2人に1人くらいの割合かな。
―2人に1人って、結構多くないですか?
なんだかんだでそのぐらいかな。でもそこは売り上げを想定するとき数に入れてないです。私の中のラッキー枠なので。戻って来ると思ってないからあてにもしてない。
―切れるときは超余裕ぶるっていってましたけど、内心「もったいない!」とか思ったりします?
全然思わないです。また掴めばいいから。だからこそ普段からフリーに着くとか新規開拓して頑張っておくってことが大事みたいな。「私だったら他にいくらでも掴める」っていう状況を怠けないようにしておくことで、「別に、他行けば?」って言える余裕が生まれる♥ いなくなってもいいし、戻って来たら来たで信者になるからラッキー。そういう感覚です。
―信者の方はどういう感じなんですか?
もう、きよみは神みたいな(笑)。「ヤラせろ」とか二度と言わないし、「そこにいてくれるだけでいい」みたいになります。ただ、最初に通っていた頃よりは店に来る頻度は少なめになりますけどね。「フラッと寄ってみたよ♪」みたいな感じです。でも、来たときには使ってくれる。きよみの言ったことは絶対みたいな感じで。「シャンパン飲もうよ」って言ったら絶対入れてくれる。他では使わないけどアジアンでは使ってくれる。「きよみにしか使ってない」っていう人が多いかもしれない。他を転々とするよりも、使うときはきよみのとこでみたいな。そういう特別感を出してくれる人が多いから。恵まれてるなっていうのはありますね。
―最初に「長いお客さんはいない」言ってましたけど、実際はお客様以上の“信者”という裾野が広がっていたんですね…。
そうかも。ラッキー枠だから数に入れていなかったけど…。確かに言われてみればそうかもしれない。売れる秘訣は信者を作ることですね(笑)。
目先の利益より信者獲得♪ 超絶売れていてもフリー回りを欠かさないそのマメさが、余裕を生み出すバックボーンになっているんですね♥
メンタル・人間関係有名キャバ嬢紹介
きよみん、黒ギャル時代の恋愛黒歴史を語る!! DV、監禁、ストーカー “やべえ男”に振り回されたあの頃のお話
きよみん、黒ギャル時代の恋愛黒歴史を語る!! DV、監禁、ストーカー “やべえ男”に振り回されたあの頃のお話