「あなたにはカウンセリングされたくないの」患者さんのそんな言葉をきっかけに、接遇力を磨きはじめたという山岡葵さん。研究と経験を重ねた末、今では勤務先の接遇リーダーを務めるまでに。そんな努力家のウラ側とは?肌の専門家ともいえる彼女のスキンケア方法も聞いちゃいました♡
葵さんは美容皮膚科で働いるんですよね?
【山岡葵さん(以下A】そうですね。総合病院から今のクリニックに転職して、かれこれ4年くらい経つかも。看護師になるなら、美容皮膚科で働きたいって思っていたので。
はじめから夢が明確ですね。
【A】きっかけは2つあって…当時ギャル人気の全盛期で、私も流行りにのってギャルメイクに目覚めはじめました。今となってはつけまつげ3枚重ねなんて考えられないですけど、とにかく当時から自分磨きは大好きでしたね。
でも、ヘアメイクとかエステティシャンはなんとなくピンとこなかったのと…私の父が入院したときに、大変お世話になったのが看護師さんだったんです。しかも反抗期だった私にまで優しく接してくださって。当時の記憶は今でも忘れられません。それで父も「葵も看護師になってくれたら嬉しいな」って。
美容好きと看護師への憧れが重なって、美容ナースを選びました。
実際に美容皮膚科で働いてどうでしたか?
【A】楽しいですね、やっぱり。美容皮膚科で働きたいがために、3年間は総合病院でひと通り経験を積んだので、むしろやっとスタートラインに立てた感じです。美容ナースになりたいって目標があったからこそ、ここまで頑張れました。
総合病院時代はきつかったですか?
【A】私が勤めた病院は新人教育がしっかりしていて…たぶん珍しいと思うんですけど、筆記と実技のテストもありましたし。勤務しながら、合間合間で勉強と試験。お休みの日は爆睡(笑)
先輩にも患者さんにも鍛えられ…かなり根性はつきましたよ。この3年間があったからこそ、基本的なことは身に付きました。
それに今働いている美容皮膚科は、看護師がカウンセリングもするんです。看護師の知識を提供できるので、そこも総合病院の経験が活かされている気がします。楽しいですよ♪
患者さんからすると頼もしいですね。
【A】もちろん責任もあるので、一緒に施術の計画を立てるときは様々な角度からアドバイスしています。ここもこうすると綺麗になりますよって。もしかしたら余計なお世話かもしれないんですけど…綺麗になっていく喜びを提供したいので伝えてます。
でも、転職したばかりのときは“若い子は嫌”って患者さんに拒否されることもあって…。なんで若いからって拒否されるんだろう。それだけじゃないんじゃないかって。このままではダメだと思って努力しました。
具体的にはどんなことを?
【A】まず先輩の接客を参考にしました。どうしたら安心感をもっていただけるのかを徹底的に分析しましたね。あとは患者さんの全ての情報を頭に叩き込んだり。過去の施術履歴をチェックして、今までどんな悩みをお持ちの方だったのかとか…前回足を運んでくださったときにした会話とか…細かいところまで。
それは患者さんも心を開いていただけそう…!
【A】そうしているうちに周りから接遇を褒められるようになりました。今では新人さん研修のリーダーもさせていただいているんです。
接遇で特に大切なことはありますか?
【A】やっぱり、自然な笑顔は基本ですね。柔らかい雰囲気でお話することが大切。あとは早いスピードで話される方には私も早い口調で。ゆっくりと話される方には私もゆっくりと。相手にペースを合わせることで、その人の居心地の良い空間が作れますよ。
どんな施術が人気ですか?
【A】私が勤めているところだと…フォトフェイシャルは鉄板人気ですね。目に見えて効果が分かりやすい施術ですし。あとはシワやたるみのお悩みも多いですね。
葵さん的にはどんな美容が好きですか?
【A】やっぱり治療が好き♡笑
スキンケアはしっかり保湿できればなんでもいいと思います。わたしは薬局のプチプラコスメをバシャバシャ使ってます。あとは治療しましょう♡高いスキンケアコスメを買うなら、クリニックに行った方が早いと思います!
私までカウンセリングされている気分!葵さんを指名しそうです(笑)
【A】(笑)
シミは一回施術すればもうできないんですか?
【A】そうですね。気にならなくなりますが、シミができやすい肌質ということなのでまた現れる可能性はあります。いたちごっこです♡(笑)
あとはしっかり日焼け止めを塗ること。年中無休で乾燥対策をすることが大切です。私はお風呂上りにボディオイルを塗って、そのあともクリームを重ね塗りしています。
美容話をする葵さん、目がキラキラされてます!
【A】美容は魅力しかないです。患者さんの美意識が徐々に上がったり、効果を感じていただけたりするのは本当に嬉しいです。見た目が変わると自信がついて、自然と背筋が伸びたり…さらにキレイになれると思います。
今後もずっと美容医療の世界に?
【A】今は夜勤もないですし時間もあるので、美容皮膚科のナースとしてスキンケア製品をプロデュースしてみたいですね。私にできることは全部やりたいです♡♡♡
とにかく努力家な山岡葵さん。休日は他の美容クリニックへ足を運んで、良いところを参考にしたりすることもあるそう。仕事やプライベートで成長したい!と思っている方は、まずは身近で憧れている人を真似してみることも手かもしれません♪
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