「次を見つけてからキャバクラをやめようと思っているけど、進みたい道が見つからない」とお悩みのコ必見!! キャバ嬢引退後もエステサロンオーナー、雑誌モデルなど幅広く活躍する椎名美月さんにセカンドキャリアの築き方をインタビュー! 次のステップに進む準備としてまずは何から着手すべきか、美月さんの近況レポートと共にお届けします♡
―3月31日にオープンしたメイリー表参道店。盛況ですね♥
おかげさまで♥ コロナの影響もやっぱりそれなりにあるけど、スタッフみんなで頑張ってるよ。
―オープニングスタッフってすぐ集まりました?
スタッフは元々お願いしようと思っている人がいて、そこにちょっと新規のスタッフも加えてスタートしました。常時4、5人体制で営業中♪
―YouTube『みづきっすちゃんねる』も始めましたね。
そうなの。ようやく。 周りの人から「美月ちゃんの面白さは動画のほうが伝わるからYouTubeやんなよ」って言われてたから、ずっとやりたいなと思ってて。ついに着手♥
―確かに。美月ちゃん、しゃべってるときの様子面白いですもんね。確かにこれは動画じゃないと伝わらない。
YouTube観た友達からは「様子が変」「笑わせようとしてるの?」とは言われる。なんか言葉が変らしい。
―当初『ムーンライトちゃんねる』という名前になりかけた…という話も聞きましたが。
あやうく! 事務所の人が「美月だから」ってところでつけてくれたんだけど…。「あえてちょっとダサい感じがいい!」みたいな。 「そ、そうなのかな…」みたいな。でも結局なんだかんだで自分で『みづきっすちゃんねる』にしました♥
―どこで撮ってるんですか?
家だね。娘が寝たあとに撮ってる♥ 家族が寝静まったすきに。自分でやってみてYouTuberの人すごいなって改めて思った。美容中心のコンテンツを配信しているから、自分で観るYouTubeも美容系の人のが多いんだけど、みんな上手いし面白いしとめどなく観ちゃう。毎日観てる。そして物欲を刺激されまくってる。
―いま進めているプロジェクトってあったりするんですか?
美容液の開発を進めてる。でも、結構前から進行中のプロジェクトだから、「今」っていったら違うかもしれないけど。中身が微妙なものは世に出したくないから、時間をかけて研究してるんだよね。
―極秘裏にそんなことを…。
全然極秘じゃないけど。 ただ、本当に良いものが出来上がったら世に出そうと思っているから、時間はかかりそうな見通し。
―やっぱり時間はかかるものですか?
ゼロから作るとなるとやっぱりそれなりに。中身が既にあってパッケージだけ変えて販売するようなものだったら一瞬だけど、そういうものは別に私が作る必要ないと思うから。すっぴんでもふっくらもっちりできるような、肌の底上げをできる美容液が欲しいの。炎症を抑えたりとかね。
―いろいろ詰め込みたいんですね。
ニキビとか肌荒れにも使えて肌の底上げもできる。たとえば、お酒いっぱい飲んでて不規則な生活していて、ストレスも満載で…みたいな毎日でも、レスキューできるような美容液が作りたいの。
―キャバ嬢のコにも良さそう。
そう! 特にキャバ嬢のコは職業柄お肌が荒れやすいから。そのためにスキンクリニックへ行ったり特別なケアもいっぱいしてると思うけど、それをホームケアで手助けできたらいいよね。もう1年くらい作ってるけど、なかなか「これだ!」っていうところにたどりつけてない。道のりは険しい…。
―こういうものってどこがゴールなんでしょう?
自分が納得できたらじゃない? たぶん、ほんとに良いものを作ったら「これが最高だ!」って思えると思うんだよね。だからそこまで続けます。そんなに焦ってないしね。ビジネスというよりは作品作りに近い感覚かもしれない。お金儲けのために商品開発したいっていうよりは、どこまで良い物を作れるかみたいな。
―作品というスタンス!
椎名美月とは「○○○という作品を作った人」みたいな。 まだまだ時間はかかりそうだけど、いずれ良い報告ができるように頑張ります♥
―キャバ嬢時代にはしたくてもできなかったことで、いま楽しんでやっていることってありますか?
それ言ったら全部なんだけど、強いていうなら健康的な生活だね。夜を本気でやりながら健康に生きようとするのは至難の業だったから。なかでもこれだけは絶対に無理だなって思ってたのは、お肌のゴールデンタイムといわれている22時〜02時までの間に寝ること。
―それは働く時間帯的に難しいですね。
根本的に無理だったよね。あと、ゆっくり時間をかけてディナーを楽しみながら食べるとか、夜ごはんをちゃんと食べるってことも無理だったなあ。お腹いっぱいになっちゃうと働く気も失せるし、お酒もガンガン飲めなくなっちゃうから。
―同伴のときは?
コースじゃないお寿司屋さんでお刺身を食べたり、近くの居酒屋さんで軽く済ませてもらったりとか。素敵なお店に連れて行ってあげたいと思ってもらえるのは嬉しいんだけど、その後の仕事に差し支えるから。そのへんはあらかじめ説明して理解してもらってた。だからキャバ嬢を引退してからは心ゆくまで食事の時間を楽しんでる。最初の半年くらいはそれで太っちゃったけど、生活が落ち着いてからはちょうどいいくらいまで戻ったよ。
―夜をしながらできるだけ調整していく…みたいなことは無理?
エステやクリニックでの肌メンテとか、むくみケアとかビタミンをとるとか対処法としてはいろいろあるけど、根本的なところで生活スタイルを調整していくっていうのは難しいと思う。私の場合はそこは一旦あきらめて逆にモチベーションにつなげてたかも。「やめてから思うぞんぶん好きなライフスタイルを追求できるように、そのためにも今頑張ろう!」って。超器用な人なら全部バランスよくできるかもしれないから一概には言えないけど、高みを目指そうと思ったら何かを諦めて一点集中したほうが結果に繋がりやすいと思う。頑張ることを体感として学習できるからその後の人生でも応用効くと思うし♥
―「これしたいあれしたい」がいっぱいあるほうがパワーに変えられそうですね。
いっぱいあったほうがいいかも。そのやりたいことを振り切ってまで今この仕事をしていると思えば、中途半端にはできないし必然的に一生懸命になるから。やりたいこと全部できるようになるために今頑張ろうっていう発想で生きていると、セカンドキャリアの道筋もつきやすくなると思うよ♥
―美月ちゃんは順調にセカンドキャリアを築いていますけど、次のステップに進むためにキャバ嬢時代にやっておいたほうがいいことは?
次に進む基盤を作っておくことじゃないかな。私の場合、2019年の12月いっぱいでキャバ嬢は引退したけど、その前にメイリーはオープンしてた。
―次を軌道に乗せてからやめるみたいな?
そのほうが安心だよね。私は子供もいるから、ちゃんと生活していける見通しをつけてからじゃないとキャバ嬢はやめちゃダメだと思ってた。ただ、そこは人にもよるとは思う。夜やってるときはそれだけに集中して、やめてから考えたい人もいるだろうし。
―「エステサロンをやろう」っていうのはすぐに見つけられました?
すぐじゃない。でも、私の場合はそもそもキャバ嬢を始めたときに、「子供が小学校に上がるときまでにはキャバ嬢以外にも収入の基盤を作っておく」っていうタイムリミットがあったから。自分に何ができるかは常々考えていて。いよいよ動き出さなきゃって思ったときにかなり具体的に絞り込んで考えた。その中でエステサロンが一番現実的だったっていう感じかな。
―決め手になったのはなんでした?
エステが一番自分の得意ジャンルだったから。お酒を飲むとめちゃくちゃむくむから、そのケアのために何年間も週3回くらいで通っていて、札幌の中だったらすべてといっていいくらいサロンも行ったし、痩身系の施術はほぼ全部試して知っていたから。エステに関することだったら人より詳しいっていう自信があったし、この分野のことだったら新たに勉強していくことも苦じゃないなって思ったの。
―その分野に詳しいとか、勉強するのが苦じゃないっていう見つけ方もありですね。
私はありだと思う。好きなことや興味があること、向いてることで探してもいいと思うけど、そうじゃなくても「この分野だったら自信がある」とか「人よりも詳しい」っていう見方で探っていくのもいいと思う。
―「次を見つけようと思いながら、ズルズルと夜を続けてしまっていることが不安」という話をよく聞きます。この解決策としては?
自分の経験からいうと「いつまでに」っていうタイムリミットを厳密に設けることだと思う。それが私の場合は「子供が小学校に上がるまでに」だったけど。「いつまでに」を設定したら逆算して考えられるようになるじゃない? いつまでには軌道に乗せておきたいから、だったらここまでに動き出さなきゃ無理だなとか。ここで動き出すならこの期間にやること見つけておかなきゃなとか。お金は最低でもこのぐらい貯めておこうとか。
―どう進んでいったらいいかが具体的になりますね。
経営者になりたいとか、一人でもできる仕事をしようとか、手に職を持って技術者になろうとか、進みたい方向性を漠然とでも決めるだけで全然全違うと思う。なんとなくでもいいからどんなふうになりたいかが固まっていたら相談もしやすいしね。キャバクラっていろんなお客さんがいて成功している人が多いから。相談にも乗ってくれるし、その方面に詳しい人を紹介してもらえたりもする。せっかくキャバクラで働いているならその環境を使わない手はないと思う♥
―美月ちゃんもキャバクラ人脈役に立ちました?
かなり。起業を手伝ってもらったり、経営のことをいろいろ教えてもらったりしたし、エステ業界の人を紹介してもらったり、キャバクラを通じていろんなツテを得たから。ただ漠然と「将来どうしたらいいかな〜」って言ってたら誰も聞いてくれないけど、「こんなふうになりたい」ってところまで固まっていたら、具体的にアドバイスしやすくなるし、知恵や手を貸してくれやすくなると思う。
―まずタイムリミットを決める。漠然とでも方向性を決める。これは必須ですね。
何をしていいかわかんないっていう人は、そこから動き始めるといいと思う♥
「いつまでには」というタイムリミットを設定して、そこから逆算して行動を決めていくという美月ちゃんのやり方、「夜は上がりたいけど、何をしたらいいわからない」というコは参考にしてみてもいいかも♪
ゲストセカンドキャリア
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