前後編2回に渡ってお届けしている “いがしゅん”こと五十嵐俊さん(歌舞伎町『MILDROUS(ミルドラース)』)特集!
仕事との向き合い方や成果の出し方を『売れるルール』としてピックアップした前編に続き、後編となる今回はタフな精神力に迫る『メンタル成分表』。界隈でも“メンタルおばけ”として知られるいがしゅんさん。病みも闇も寄せ付けない最強メンタルはいかにして作られているのか大調査!!
併せていがしゅんさんのキャッチフレーズ「今日も最高やな」が続くハッピーマインドの作り方も教えてもらいました♡
後編は「メンタル成分表」。いがしゅんさんは4年くらい、1,000万を切ることなく走っていますけど(2025年4月度で48カ月連続)、しんどくなることはないんですか?
(前編で)仕事のやり方の話をしたじゃないですか。人生ずっと土台作りみたいな。下積みっていう感覚で走ってるからしんどくなるってことはないんですよ。その過程でどういうときに疲れやすいとか、どういうときに力が出るか、どこで爆発力があるか、そういった波もある程度見極めながらやってますし。
コントロールできている?
というか、どういう状況にあっても日々やるべきことをベストの状態でやるだけなんで。崩れたときでも、落ちる前の自分のパフォーマンスができるように持っていってます。土台作りにはメンタルにも入ってるんでね。
お客様との出会いって基本的に突然なんで。いつ出会いがあってもいいようにいつもベストな自分でいます。その日、たまたま気分が落ちてたり疲れてたりしてもお客様にはわからないじゃないですか。「この人はそういう人なんだな」っていう印象になっちゃう。僕はどんなに調子が悪かったとしても絶対に絶好調の感じでいきます。暗い顔や疲れは見せない。でも、売れてる人はみんなそうですよね。いつでもキラキラしてる。
ちなみに落ち込むことってありますか?
あ〜ないですねw 落ち込むには理由があると思ってて。その理由が分かれば落ち込まない。そこ直せばいいだけなんで。誰かが亡くなったりとか、そういう落ち込みはどうにもできないものですけど、仕事のことだったら落ち込む原因をつぶしていかないと解決しない。
大体ホストが落ち込むときってお客様が切れたりして売上が下がったときだと思うんですけど、そういうときは修正点を見つけて改善していく。自分の質を上げていくほうにフォーカスします。
仮にお客さん全員切れたりしたら?
「よっしゃ、もう一回、一から土台作りだ!」ってなるだけです。またここから何か掴んでいけるなってめっちゃヤル気になると思いますww 「これはホストとして寿命やな、ほんまに売れへんな」って感じたときはやめますけど、まだいけるなって思ってるうちはどんな状況になっても全然大丈夫(笑)。
落ち込む話でもう少し言うと、「落ち込むぐらいのことを自分はしているのか?」とも思いますね。落ち込むくらいの仕事をして、落ち込んでるならいいんですけど、そこまでできてる人は落ち込まないと思うんですよ。
「その落ち込みに値するほどのことをしてますか?」っていうことですか?
そうですそうです。走り切れていれば上手くいかなくても落ち込むことはないんです。もう次を見てるんで。
自分がやってることがほぼ間違ってなくても、上手くいかないことはあって。それで大きいマイナスが来たときには、「ほんならそろそろでっかいプラスくるんじゃない?」そういう発想になりますね。めっちゃ良いことありそうやなって。
超ポジティブ…。
結局どこで自分のメンタルを上げられるかなんで。上手くいかないことがあっても、基本的に長い人生の中での一瞬じゃないですか。今からもっといろんなことあるのに、そこでくよくよするのはもったいない。僕は基本的に毎日いい日やと思って生きてます。だからずっと「今日も最高やな」って言ってるっすね。
最強メンタルになりたい! そんな人は何からはじめればいいですか?
筋トレです! 「とりあえず筋トレしろ」じゃないですか(笑)。しんどいときにしんどいことできるやつが結果出すと思うんですよ。自分のケツを自分で叩けるか、自分を追い込めるか。その点、筋トレってキツいじゃないですか。そのキツいことをわざわざ自分からしに行く、それを続けるっていうとこでメンタルを鍛えるのにうってつけですよね。しかも体も作れてカッコよくなるし、筋トレそのものがメンタルにもいいんで。やるしかない! やって損することは一個もないんでね。
究極、僕は人生って暇つぶしやと思ってるんです。いつかは死ぬじゃないですか。どうせ死ぬ。でも、あたり前な話、死ぬまでは生きるんで、生きてる間はできるだけ楽しく生きるほうがいい。もう開き直って生きようぜって感じです。やっぱりね、悩んでるより楽しく生きたほうがいいわけだから。そのためにまず楽しくなれる自分の環境を作る。そこが結構肝心なところじゃないかなって思います。
楽しくなれる環境を作る?
メンタル安定させるっていうのは環境しだいなところが大きいと思うんですよ。だからその環境を自分で作る。それって自分で自分の幸福を作るということでもありますよね。
(前編の)土台作りの話にもつながりますけど、環境がよくないと結果にもつながり難いので、まずは自分の周りに味方を増やして売れやすい環境を作る。朝起きて、「今日も1日マジ頑張ろう」って思えるような環境を自分で作れていたら、病むことってそんなにない。
どうやって作るんですか?
そこはやっぱり「人間関係を作る」じゃないですか。まず人間関係の安定を図る。といっても全員に好かれるのは無理なんで、できるだけ僕は人に嫌われないようにしてます。人が嫌がるようなことをしないとか、嫌われる要素を減らすっていうイメージ。で、これをするためには自分自身がまず安定しないといけないんですよね。自分を整えておかないと難しいので。整わない人はちょっと厳しいかもしれない。
整えるっていうのは…。
サウナじゃないですよ(笑)。自分の心の状態をわかっているとか。なんて言うんすかね、素で生きてる人もいっぱいおるとは思うんですけど、自然と周りに気を遣えるような自分を作り込んでいくっていう感じです。周りが気持ちよくいられるように配慮する。僕の場合は気を遣っているつもりはないんですけど、多分もともとそういう気質なんですよ。だから比較的、人間関係を作っていくのは上手いほうなのかもしれない。
嫌な人とはどう付き合います?
僕は人のこと嫌いになることがほぼないんですよ。やっぱり合わないなっていう人はいるんですけど、そういうときはちょっと線を引いたりして、嫌いになるほど深く関わらない。そのぐらいのスタンスでおったら無理のない人間関係が作れますよね。
良い人間関係を維持するには人に期待しすぎないっていうのも大事ですよね。自分でなんとかするっていう気持ちで生きていれば、環境が悪いところにおっても「だったら環境良くしていこう」って一歩踏み出せるし。何ごともそこは自責で生きていったほうが変えられるものは多いから。
自責で生きていく。
「自分は悪くない」と思う前にやっぱ自分の責任やと考えるみたいな。お客様から強い言葉を言われたりもするんですけど、それも「あ、そう思わせちゃったんか。ごめんね」ってまず思うし折れますね。だから、あんまり争いがないです。
プラスは人のおかげですけどマイナスは自分なんで。人のせいにしないってことです。人のせいにしたところでまずプラスがない。自分のせいならそこから反省もできるし修正もできる。修正をやり続けていれば、病むことがどんだけ無駄かがわかってくるかなと思います。
初登場のとき「幸せレベルが低い」みたいな話が出ましたけど※、あの話、良い話でしたよね。
※初出演コラム『3億突破! 五十嵐俊の売れる覚悟と挑戦!!』でCHECK!
僕、幸せレベルめっちゃ低いんでね(笑)。だから何してても幸せなんですよ。ご飯も何食べても美味しいですし。「今日も出勤できるの嬉しいな」って思ってますし。今日あのお客様が来るなとか、そういう予定を考えるだけで幸せ度めっちゃ上がります。
目が覚めた瞬間から幸せそう。
はい、「今日も何したろうかな」って思いながら起きてます。朝起きて晴れてたらそれだけでテンション上がるし、雨なら雨で今日どんな思い出できるかなって楽しみになるし。雨の日の出来事って記憶に残りやすいらしいんですよ。雨が降ってる日より降ってない日のほうが多いから。
多分、幸せか幸せじゃないかってすごくシンプルで。プラスなことに敏感になるか、マイナスなことに敏感になるか、どっちに矢印向けてるかって話なんですよ。ネガティブな人はマイナスに目を向けているからマイナスに敏感。そこは多少鈍感くらいでいたいですよね。「ああ、仕方ないね」くらいで。
いがしゅんさんのキャッチフレーズ「今日も最高やな」って、実感をそのまま言葉にした感じなんですね。
そうそうそのまま(笑)。仕事のレベルはどこまでも上げて成長していきたいですけど、幸せレベルは最下位でいいですね。些細なことで幸せやなって思ってるこの感じでいたい。そんで毎日「今日も最高やな」って言いながら生きていきたいですね。
2回に渡ってお届けした五十嵐俊さんインタビュー。響く言葉がたくさんあったのではないでしょうか。なお、いがしゅんさんは壇上でのスピーチも毎回素晴らしいので、YouTube(L’s collection -エルコレ-)などでぜひチェックしてみてください! (取材・文/ささきみどり)
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