キャバクラの“太客様”は何を求めて高額を使っているのか!? 『令和の虎』出演中の若き虎、キャバクラ通いを公言している、“あおさん”こと青笹寛史さんの場合は?
愛され太客・林社長の仲良しさんとしても知られるあおさんに、指名に至るキッカケから一撃ドカンで高額を使う展開まで、キャバクラ通いに関するあれやこれやをインタビュー!
太客を掴むにはどんな能力が必要とされているのか、ヒントが詰まった貴重なコラムをお届けします♡
PROFILE 〜歌舞伎界隈の有名太客 “あおさん”ってこんな人〜
青笹寛史(あおささ ひろふみ)/アズール株式会社代表取締役 動画編集CAMP 主催。
キャバクラ通いは2年前からと比較的最近ながら、どハマり期には週7毎日3店舗を回っていたことも。歌舞伎町をベースに近頃は六本木にも出没! YouTube『令和の虎』には2022年から出演中で、同番組で共演する林社長はキャバ活の師匠。「太客林の正当後継者」を自認♪
あおさんのキャバクラ通いはいつから?
2年くらい前ですね。先輩の社長に連れて行ってもらったりっていうよくある感じで。
来店頻度は?
今は結構減って週3、4くらいです。一番行ってた頃は週21だったので。週7で1日3店舗回って週21。大変でしたねこの頃は。
休まず毎日3店舗! ホームの街は?
歌舞伎町です。でも最近、3カ月前くらいから六本木にも進出しはじめました。もともと六本木に住んでいて、毎日歌舞伎に行くから新宿に引っ越したんですけど、そこから1年半くらい経ってまた六本木にも行くようになってきた。
よく行くお店は?
『FOURTY FIVE』、『ファブリック新宿』。六本木は『ファブリックセブン』。そういえば最近他のお店にあんまり行ってないな…。
なんでもない日だと1回どのくらい使うんですか?
幅がありますね。15くらいで終わる日もあれば、100くらいいっちゃう日もあるし。
最初は付き合いでキャバクラへ足を運んでいたと思いますけど、そこからどうハマっていったのか気になります!
先輩たちに連れて行かれるとアフターも行くじゃないですか。僕はフリーで入ってるにも関わらず、席で着いてくれた女の子がアフターに来てくれたりするので。申し訳ないなと思って次指名で行くと、徐々に話すことも増えて仲良くなってくるんで通うようになっちゃう…。そこからですかね。
キャバ嬢的に、種まきとしてアフターへ行くってだいぶ意味ありますね!
僕の場合は、フリーなのにアフター来させて申し訳ないなぁから始まりますね大体。フリーバックしないとな〜っていう意識から指名になる。
通うようになるのは何かしら楽しさがあるからだと思いますが、何が楽しいんですか?
何が楽しいか…。「営業し合ってる」みたいなのが面白いんですよ、僕は。ウソって言ったら言葉悪いですけど、いろんな角度から営業してきて、こっちもそれに乗っかってる振りをするというか。お互い演じ合ってバトルしてるみたいな感じが面白いんですよね。
たとえば?
本命営業に近い入り方をされることが多いんですよ。「全くお客さんとして捉えてない」って。お客さんとしては見てないけどお店のほうのノルマがキツいとか、そういう持って行き方? お客さんじゃないって扱いをしたら引っ張れなくなるじゃないですか。そこを、人として信用しているから助けて欲しいっていうベクトルにトークをすり替えていくとき、「うわ、上手いなぁ」って思ったりしますよね。逆にどストレートなときにも上手いなって展開があったりもしますけど。
どストレート?
たとえばソウメイオレンジ頼もうとしたときに、「私、ドレス黒だけど」みたいな。「あ、じゃあブラックで」ってなりますよね。一本取られたなっていう。
頭の回転速くないとキャバ嬢は務まりませんね!
あるんですよね随所に。営業とわかっていても「それはキュンとしちゃうわ」とか、「上手い! 座布団一枚!」みたいな持って行き方とか。そうか、そうくるかっていう、そのやり取りが僕にとってのキャバクラの楽しさ。おろすシャンパンはそういうプロとしてのトークへの評価です。
去年11月に開催されたFOURTY FIVEの看板レースで、愛園あげはさん(※現在は退店)の太客として貢献されてましたね!
あれに関しては「1位になりたい」と、ストレートに営業されましたね。ただ1位になりたいじゃなくてオモロいふうに1位になりたい、話題を作りたいと言っていて。彼女はそもそもまだ看板に載ってない子だったので、ここでいきなり1位になったら確かに面白いなっていう。
おもろいネタになることが好きなんですよ。男同士の会話で面白く話せることがしたいし、SNSもオモロくバズるとコメント欄が盛り上がるから、そういうことに対して面白いと感じるんですよね、僕は。これまで看板にも載ってなくて優勝候補でもないのに、締め日に僕がドカンと使って1位になったら面白い。そういうエンターテイメントを彼女が提案してくれたのでそれはいいねと。
もともと長く指名をしている関係性だったんですか?
いや、指名するようになったのはレースの1カ月前ですね。10月は月で2、30も使ってないくらい。ドリンクだけで1回6万とかほぼ素飲みみたいな。それで週2くらい通ってて。11月からレースが始まって、どう1位になるのが面白いか作戦会議をしながらいったっていう感じです。
あおさんはキャバクラ通いを公言してますけど、それはお仕事なり知名度なり、何かに役立ったりするんですか?
役に立つってよりかはリスク排除のほうがデカくて。僕、既婚者なんですけど、全部を隠していると逆に、表に出たとき燃えちゃったりするかもしれないんですよね。こっそりキャバクラ行って楽しんでるって。クリーンにブランディングしていた知人のケースでは、銀座(のクラブ)から出てきただけで記事になってましたから。
なので、僕と林さん(『令和の虎』の林尚弘社長)とかは、最初から全部オープンにしようっていうスタンス。奥さんもいるしキャバクラ遊びもしてますみたいな。そこは堂々と言って、キャバ嬢に振られただのなんだのも全部SNSで発信してます。
ちなみに奥様はそれをどういう気分で見ているんでしょう?
「気分悪ぃわ」ってwww でも、たまに妻と一緒にキャバクラ行ったりもしてますよ。
指名の子と切れたり疎遠になったりすることもあると思いますが、それはどういうときですか?
浅い指名と深い指名があるんですよ。深い指名はこの子指名してるってSNSでも言ってるくらいのレベル。浅い指名はお試し指名みたいな。フリーバックして2、3回指名して、全然100万も使ってないような状態。なので、深まらなかったらふわっと終わっていく感じです。
深まらなかった理由としては?
営業の仕方が営業だとわかりやすすぎるとか。芸術的じゃないんですよね、要は。もろバレなんです。ディズニーランドによくたとえるんですけど、ミッキーマウスが着ぐるみなことって別にわかってるじゃないですか。だけどいちいち「着ぐるみでしょ?」って、ひねくれた見方しないですよね。
キャバクラも一緒で、女の子が営業トークなのは頭ではわかってるけど感じたくはないんですよ。営業が下手な子って、着ぐるみの中に人間の顔が透けて見えてしまっているというか。着ぐるみ感めっちゃ感じるな! みたいな。ちょっと…ウソが上手くなさすぎて、現実に戻されちゃうんです。あ〜営業されてるわって。わかってる上で、それを信じて楽しもうという気合いで行ってるんで(笑)。
なるほど。きっちり没入させてくれる能力が求められるんですね。
そうそう。営業トークが本音だと錯覚しようとして、それを楽しむためにお店に行ってるので。もろバレのウソ吐かれると萎えちゃうんですね。着ぐるみがめくれちゃうと、浅い指名から深い指名になるのは難しい。
深い指名になっている人たちは、着ぐるみのミッキーを演じ続けられる優秀な演者。
そうそうそう。お互い嘘を吐きあっていることはほぼコンセンサスを取ってるんですけど。だから役柄を徹底できなくなった瞬間に切れたりはしますね。設定に矛盾が生じはじめてぐちゃぐちゃになったときには。
本営のはずがほんとに本命になっちゃうとか?
そういうのもありますね。そうなるとちょっと話が違ってきちゃうので。そこはあくまでもお店の中だけで完結する関係性を維持したい。
改めて、あおさんにとってキャバクラってなんなんですか?
ディズニーランドっす。没入型ディズニーランドみたいな。それがホントかウソか、ミッキーマウスが着ぐるみかどうかなんて気にしない。そういう感覚も含めて。
キャバクラを楽しむためには、店にも女の子にも嫌われるよりは好かれているほうがいいと思いますが、意識していることってありますか?
なるべく、黒服にとってもキャストにとっても都合の良い客になろうとはしてます。たとえば同伴は店前しかしない。短い時間で高額を使ってアフターは誘わない。基本的にはそういう感じです。
嫌われる人はその逆?
少額なのに枕営業を求めるとかね。
あおさんは枕は求めるんですか?
そういうのは求めてないです。エンタメとしての話題性ですね。「何が楽しいか」っていうところでも話しましたけど、本命営業をくらったときも乗っかるんですよ一応。その設定に対して、お互いわかった上で本命営業する側とされる側を演じ合うみたいな。でも、あたり前ですけど、本営の設定を展開していったらいずれは営業だったってわかるタイミングが訪れるじゃないですか。そのとき“失恋”っていう構図になる。「結局営業だったわ」って。その、失恋したよっていう話題を男同士で話したいんです。「お前またキャバ嬢にダマされて」みたいな。そういうのが楽しくて。
ネタを作りに行ってる面も?
そう、ネタ作りですね。自虐ネタ作り。女の子に本気で恋してシャンパンいっぱい開けさせられた結果、枕も一回もさせてもらえず振られるみたいな(笑)。
キャバクラ界隈の人気者・林社長とあおさん、仲良しですけど関係性としては?
弟子?(笑) 林さんは『令和の虎』の共演者であり経営者としての先輩なんですけど、林さんは共通の趣味としてキャバクラにハマってくれる後輩が欲しかったんですよ、多分。で、これまでにもいろんな後輩たちがキャバクラに挑戦していくなかで、ちゃんとハマり切った初めての後輩が僕なんです。
ハマり切らない人たちもいるんですね。
まあ、お金と時間が必要ですからねキャバクラは。
そんななか初めてハマり切ってくれた後輩!
だから弟子っすね。正当後継者って感じです。太客・林の後継者(笑)。ただ、飲み方は結構違います。求めるものは。僕は自虐ネタなんですけど林さんは…家族作り?
林さんは本命営業とかくらわないんで。指名の子同士もつなげてみんなと仲良くなっていく。林ファミリーを作りにキャバクラ行ってる感じ。僕は、営業をしっかりくらいにいく。ドラマを作りに行く感じなので。
いろいろな楽しみ方があるんですね。ところでホームは歌舞伎町ですけど全国のキャバクラへも行ったりしますか?
中洲とかすすきのとか北新地とか、行っても僕はあんまり楽しくないんですよ。2、3カ月に1回とかしか行けないし。その頻度じゃなかなかドラマが進行しないんで。シーズン3いつ始まるんだよみたいな(笑)。
以前は中洲とか行っていて、そこに指名の子もいましたけど、頻繁に通う感覚ではなかったですね。ちょっと前にその子が上京して六本木の『ファブリックセブン』に移籍したんですけど、東京にいてくれるの助かるなって思いました。近いほうがいいです(笑)。
では最後に今後のキャバクラ活動の展望を。
キャバクラ活動の展望(笑)。なんだろう、でもまあお店にとってもキャストにとっても良いお客さんになっていく。引き続きそこを強化しつつ、今後も新たなドラマを展開していけたらなっていう。そのぐらいですかね!
お互いわかった上で演じ合うという高度な楽しみ方をしていたあおさん。さすが虎! なかなか窺い知ることができない、お客さん側からのキャバクラのお話、参考になる部分も多かったのではないでしょうか。あおさん、お忙しいところ時間を作っていただきありがとうございました♡ (取材・文/ささきみどり)
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