TikTokでバズって知名度全国区! “ちゅきちゅきラブリーちゃんなハムボネキ”こと横浜『ELDORADO(エルドラド)』のしおんさんがボーテ初登場♡
ちゅきラブのフレーズやハムボネキ認定はどこから来たのか、そもそもしおんさんって何者なのか、いろいろと気になるそのプロフィールをインタビュー! 初登場の自己紹介コラムをお届けします♡
「この人なんだ?」と怪訝に思っている方もいらっしゃるかと思うので改めて自己紹介しますと、私はTikTokがバズって「ちゅきちゅきラブリーちゃんなハムボネキ」としてちょっと名が知れたみたいな人間で、普段は横浜駅から徒歩3分、プリンス会館ビル4階の『エルドラド』でキャバ嬢をしている者です。身長170cm、A型です♡
最初にバズったのはお店のTikTok(Re:横浜から始める黒服生活)。その頃、「着替えていきます」っていうSHIGEさん(@shige__ru9999)のテンプレがすごい流行ってて、それをキャバ嬢仕様にアレンジしたらバズりまして。そのへんからネタの最後に「ちゅきちゅきラブリーちゃん」って言うのが定番になって今に至ってます。
一応店では “しおん” という源氏名でやってますけど、もはやちゅきちゅきラブリーちゃんが名前化していて、しおんちゃんと呼ばれることのほうがレアかもしれないです(笑)。
「ハムボネキってなんですか?」と聞かれることも多いんですけど、これは “ハムスターボイスのアネキ”でハムボネキです。TikTokがバズったあたりからコメント欄で「めっちゃハムボじゃね?」と言われるようになって…。そこでハムボなるもの(とっとこハム太郎のようなあざとかわいい声としゃべり方)があることを私も知りました。自分じゃ普通にしゃべってただけなんですけどね。
夜歴を語るとスタートは歌舞伎町の某ガールズバーでした。確か二十歳で大学3年生の頃。時給は3,000円也。ガルバは割とすぐやめたくなってたんですけど、オープニングキャストだったんで、やめさせてもらえる感じでもなく。なんだかんだで半年近く働いたかもしれない。
やめたかった割には夜8時から朝5時までほぼフル出勤で頑張ってました。あの頃なんかいろいろ大変だった。始発で寝て帰って駅を乗り過ごすっていうことを一生繰り返して大学行けなかったとか、雨の日は客入りが悪いから街でティッシュ配りして悲しくなったとか…。いろいろありましたね。「ティッシュいりませんか〜、ガールズバー1時間いかがですか〜」って。気分はマッチ売りの少女でした(笑)。
歌舞伎町ではネズミをいっぱい見ました。この街、やっぱ残飯が多いからめっちゃネズミがいるんですよ。一匹発見するとどんどん見えるようになってくるから、ティッシュ配り中はネズミがお友達みたいな。「ネズミがゲロ食ってらぁ…うわぁ」とか、「仲間連れて来た!! 子どももいるくない?」とか。たまに真後ろから出てきてギョッとしたり。ほんともう地獄のディズニーランドでした、あの街は。
ガルバの次は渋谷のコンカフェ。時給は1,100円! ここは人間関係がだいぶしんどくてほんの短期間で終わりました。掃除してるのに「あいつは掃除してない!」と文句を言われる日々に嫌気がさして一瞬でやめました。で、そのあとが横浜のエルドラド。2021年の秋くらい。21歳のときですね。ここは先輩たちがみんな優しかったし居心地よかったので、以来ずっとここにいます。
最初は歌舞伎でキャバクラやろうかなって思ってたんですけど、住んでるところが遠すぎて送りが出なくて。じゃあ送りがある範囲で一番良さそうとこにしようで考えた結果横浜に。実家は都内で何なら六本木に近いとこなんですけど、通ってた大学が川崎の奥のほうでそっちで一人暮らしをしていたので。
キャバ嬢をはじめた当初は全く売れてなかったです。太客?何それ?みたいな。コロナ禍でお客さん自体が少なかったっていうのもあるけど概ね細々とやってました。売れるようになったのは営業努力をしたとか接客変えたとかじゃないです。完全にTikTok効果! お店のSNS周りをすべて担当している部長が言うには、私の売上900倍くらいになったらしいです。当初が売れてなさすぎて900倍www
でもこれ、私の手柄じゃないです。すべては部長パワー。ネタ考えて、台本作って、撮って編集してアップして…って全部、プリンスグループ第二営業部の部長が1人でやってバズらせているので。
YouTubeのロング動画の編集は外注することもあるみたいですけど、それ意外はすべて部長。ワンオペの極み! 現場ではSNSの人みたいになってるけど、よく考えたら部長としての通常業務もあるわけで…。聞けば毎日20時間くらい働いてるらしいです。もう40歳とかなのに…。大丈夫なんだろうか(笑)。
部長が撮る動画はすべて、一眼レフのカメラでTikTokも加工ナシ! こっちからしたら拷問みたいな動画をアップされるんですけど、それにももう慣れました。ていうかこれだけ働いてもらっていると言えないですよね。「加工しろ!」とか。なので顔面の盛れとか早々に諦めました。無加工なら無加工で実際会ったときのギャップもないので、良心的でいいよねと言い聞かせてます♡
大学は去年の春にどうにかこうにかギリギリで卒業しました。これで川崎の奥のほうに住む理由もなくなったので、都内に戻ってもいいわけなんですけど、これだけバズらせてもらえたのは今のお店にいるからなので引き続きエルドラドにいますし、働くならココがいい! なんなら卒業を機にプリンスグループの寮に引っ越しもして、本格的に横浜に腰据えてます。
むしろ東京には戻らなくていいですね。うちの親、キャバ嬢があんま好きじゃないタイプなんですよ。それで親には言わずにキャバクラやってまして。今は知り合いの会社で働いていることになってるんです。テレビに出たり写真集を出したり、どっかからかバレそうなものなんですけど意外とまだバレてなくてww 案外まだイケる、イケるとこまでいこう! と思ってるんで。これで東京に戻ったらバレそうだから近くではやりたくないんですよ。
それに東京だったら有名なコがいっぱいいるじゃないですか。六本木とか歌舞伎町とか、私が行ったら100%埋もれますよ。横浜だからいいんです。ここだからちゅきちゅきラブリーちゃんとして観光名所になれるしお客さんも集中するわけで。「横浜といえばラブリーちゃんだよね」でやっていけてる。そこはしっかり自覚あります!
もはやちゅきちゅきラブリーちゃんとしてキャラクター化しているので、“キャバ嬢として”何が売りかってなるとわかんないですね。ウケているのは声と変な動きと変顔? キャバ嬢さんって当然ながらあんまり変顔しないじゃないですか。私は壊滅的な変顔を躊躇なくできる、そこらへんがキャバ嬢っぽくなくておもろいねハハハ、みたいな感じなんだと思います。
自分から進んでは変顔しないですけどね。しろと言われたらする感じ。しろって言われたらできることはなんでもやります。ヌーブラ投げてって言われたら投げますし、ちゅきちゅきラブリーちゃんって言ってと言われたら言いますし。そんな感じで卓では歌ったり踊ったりネタを披露したりしています。
お客さんは男の人も来るし女の子も来るし、男女比は7対3くらいですかね。はじめましての男性のお客様は「動画見てておもろいから会いに来ました」という人か、「俺ラブリーちゃんと飲んだことあるんだよね」と言いたくて来る人がほぼなので、ガチ恋の人は皆無です。
むしろ男性には距離を置かれてる。「面白くて無理」とか「手に負えない」と言われがち(笑)。でも、おかげさまでストレスも特になく楽しいキャバクラライフです。お客さんみんな優しいし、無理して飲ませようとかもないし、別にホテル行こうとかも全く言われないし。
アパレルやりたいなとか、本を出したいなとか野望はいろいろあるし、仕事の範囲をキャバクラに留めずどんどん広げていきたいなとは思ってますけど、スタンスは引き続きエルドラドの一キャバ嬢。今まで通りみんなに楽しいと思ってもらえるような動画を届けたい。その結果、お店にいっぱいお客さん来てくれたらいいな〜って思ってます。
今残ってるかわからないけど、前に「人気すぎて指名ができない、ちゅきちゅきラブリーちゃん」みたいなネット記事が出たことがあって、「高額を使えないなら行かないほうがいいですよね」みたいなDMがいっぱい来たんですけど、いやもう全然そんなことない(笑)。そもそも指名ができないっていうこと自体ないですし、別に高額云々もない。指名もらえたら普通にほくほく席に着くんで。横浜近辺に来たときは観光がてら会いに来てもらえたら嬉しいです♡
初登場のちゅきちゅきラブリーちゃんことしおんさん。記事中では「すべては部長のおかげ!」とおっしゃっていましたが、そこは本人の面白すぎるキャラクターもあってこそ! 現場でも面白発言連発でしたので、ぜひ体感してみてほしいです。元気出ます♡ (取材・文/ささきみどり)
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