今年2月にオープンしたコンカフェの新店『BugLimit(ばぐりみっと)』の統括マネージャー、柊・D・ナナ(ひいらぎ・でぃー・なな)さんに注目!
ナナさんが新宿を代表する人気コンカフェ嬢になるまでの経歴や、「黒髪ボブ、むちむち」の需要にハマってバズったお話など、幅広くインタビューしました。『BugLimit』立ち上げ前夜、創設メンバーが集結していくエピソードも必読です♡
柊・D・ナナ プロフィール
生年月日:2000年2月20日
身長:159cm
血液型:A型
出身地:富山県
在籍店:新宿コンカフェ『BugLimit』統括マネージャー
2月にオープンした『BugLimit(ばぐりみっと)』ですが、調子はどうですか?
オープニング2日間くらいは待ちもできて入れないぐらい大盛況! その後も予想以上に賑わってくれていていい感じです。
ポリスがコンセプトのコンカフェとのことで。内装は檻とかある感じ?
それ考えましたけどオーナーに反対されてやめました(笑)。内装や衣装は甘くてふりふりのかわいい感じではなく割とスタイリッシュな感じですね。甘々な衣装がちょっと苦手なので。
ナナさんが今に至るまでの経歴も。
そもそもでいうと富山の高校を出て上京しまして。不動産会社に正社員で入社して事務をしてたんですけど、1年ちょいくらいでやめまして。友達の家に居候しながらちょっとニートをして、からの地下アイドルからのコンカフェです。
居候しながらニート生活♡
2、3個年下の女の子の家で暮らしてました。どうも住み着き癖があって。今も週6、7で友達の家にいます(笑)。1人で家にいるのさみしいんですよ。普段めっちゃポジティブなのに1人になった瞬間余計なこと考えて病んじゃうから、1人にならないように。
病みを予防。
転々虫をして病み防止。自分の家には月に2回とかしか帰らない。服を取りに行くくらいの感覚。
友達の家って居心地良いですよね。
めっちゃ♡ 楽しいし。友達の家のソファーで寝るのがマジで気持ちいいんですよ。
地下アイドルになった経緯は?
友達に誘われて。「メンバー抜けたから入んない?」みたいな。ちょうど仕事はじめたい感じだったから、アイドルやってみるかくらいの気持ちで見学に行ってそのまま。で、1年経つか経たないかで解散することになり、そのタイミングで入ったのが『舞々悪魔(まいまいでびる』でした。
舞々悪魔が出来立ての頃?(2021年6月OPEN)
そう、オープンして2、3カ月目くらいの頃かな。1.2期生って言われてました。
“まいでび”歴はどのくらい?
9カ月とかですかね。コンカフェがはじめてだったので、ここで育ててもらいました。お酒も飲んだことないし、接客もしたことなかったからはじめはずっとヘルプしてましたね。コンカフェ修行時代。一生懸命やってたら、だんだんと周りも認めてくれるようになってきて、『頑張ってるから君にもシャンパン入れてあげるよ!』というお客さんも増え…。尚且つ自分から案内に行きまくってたんでラッキー新規も結構掴めたりして。
今みたいな人気者になったのはいつ頃から?
まいでびのあと『みらいぷらんと』に入ったんですけど、存在が広く知られるようになったのはそこからです。私、先輩厨なんですよ。自分が好かれたいなと思う先輩と仲良くなるのがめっちゃ早いタイプで。みらぷらに長く在籍しているような名のあるコンカフェ嬢の方々ともすぐ仲良くなれてたから、それで初期から売れやすかったっていうのはあるかも。まいでびからよくわからん新人が来たとかじゃなく、最初から「なんか面白いコが入って来た」みたいな好意的な受け止められ方をされていたので。
先輩と仲良くなるのが上手い?
先輩に限らず自分が仲良くなりたいと思った人と仲良くなるのが得意なんですよ。これはもう特技といってもいいかもしれない♡
「ボブにしたらバズった」っていうのもありますね。みらぷらに入る直前くらいにボブにしたんですよ。それプラスアイドル時代と比べて10kg増量してて。黒髪ボブでむちむちってまあ世間からウケるじゃないですか。自分の需要がそこにあったみたいな。「黒髪」「ボブ」「たぬき顔」「むちむち」。4つの要素が合わさったらSNSが伸び出して(笑)。
ハマるイメージを見つけるって大事ですね。
いや〜ほんと。ボブにしたのはノリでしたけどね。友達の家で飲んでて「私、ボブにしてみたいんだよね〜」って話をしてて。「でも、髪も染めたことないし美容院もよく知らないんだよね」って言ったら。「じゃあうちが通ってるとこ今から紹介するよ」ってその場でアポ取ってくれて、ボブにして帰って来たみたいな。
髪染めたことないんですね!
そうなんですよ。高校も校則がキビしかったし、なんか染める発想がないまま。未だに染めたことないです。
10kg太ったっていうのは…。
これはマジでお酒のせい(笑)。アイドルの頃は細いほうだったのに。でも、むちむちになっておっぱいが3カップUP。Gになったのでそれはよかった。むちむち・ちょっとエロいっていうキャラが好きなので(笑)。
ぱぐりみオープンまでの流れとしては?
まいでび時代に知り合った岡野ってコがいるんですよ(岡野くらみさん)。それぞれ別々なお店で働きながらもずっと仲良くて。またいつか2人で一緒に働きたいねって話をしてたんですけど、あるとき「2人でお店やりませんか」というお話をいただいて。その夢が叶ったみたいな。
よかったですね!
最初はどうしようってなりましたけどね(笑)。「2人で一緒に働きたい」とは思ってたけど、お店やりたいだなんてそんな大それたことは考えてなかったし、お互い上に立つような人間じゃないから、この2人で店やるの心配だな〜みたいな。みらぷらでも上の立場になることを徹底して避け続けてたくらいなんで(笑)。
それで「お店どうしよう…」とちょっと迷っていたとき、同じお店の“ゆゆ”ってコに相談したんですよ。そしたら「実は今月でお店やめるんだよね」と言われ。今後もまだ決まってないって話だったので、「え、じゃあ一緒にやらない?」と。ゆゆはそのとき店長をやっていたので。自分ができないことを確実にできるコがいるのはデカいじゃないですか。
うちと岡野だけだったら心配しかないけど、運営寄りの動きができるゆゆもいるなら安心。じゃあ本格的にお店やってくこと考えるかってなりました。しかも、当時みらぷらで一番フォロワー数が多かった“にゃんぽこら”も入ることになって鬼に金棒みたいな。
にゃんぽこらさん有名ですよね。
ぽこらめっちゃ仲良くて。ある日、家でぽこらに「そういえばうち、みらぷらやめるんだよね」って話をしたんですよ。寝っ転がりながら。「やめて岡野と2人で店出すかってなってるんだけど……来る?」ってサラッと聞いてみたら、「え、やる」って即答みたいな。マジでそんな軽い感じで一番デカいコが加わることになった。奇跡!
岡野、ゆゆ、ぽこら、私、この4人って考えたときに、お店を出すことが現実的にイメージできるようになった感じでしたね。ネームバリューがある岡野、にゃんぽこら、私がいて、店長もできてちゃんとしているゆゆがいる。これはもうお店やるしかない!ですよね。
統括マネージャーとしてはどんな業務を担当しているんですか?
肩書きは統括マネージャーなんですけど、プロデューサーを名乗りたくないってだけで、業務としては実質プロデューサー業。コンセプトや世界観作り、衣装のデザイン、メニュー作り、そういうところは全部私がやってます。あとはプレイヤーとしての接客も。
オープンするまで何が一番大変でした?
やっぱり何もないところから作り上げていくこと? 0から1を作る作業ってところが初めての経験だったので。コンセプト決め、衣装作り、内装…全部大変っちゃ大変でしたけど、やり甲斐はすごくあった。オープン直前ぐらいは一回鬱になったけど(笑)。
鬱に。どうしたんですか?
私、褒められたくて仕事をしているタイプの人間で。プロデュースってその過程においては誰にも注目されない仕事じゃないですか。褒め不足で一瞬病みました(笑)。あとはやっぱりプレッシャーもあったりして。衣装の評判悪かったらどうしよう、こんなすごいメンバー集めたのにコケたらどうしよう、前にいたお店より落ちたって言われたらみんなに申し訳ないとか。
でもまあ、思い返すとこの準備期間も楽しかったです。オープン前とか岡野と一緒に朝4時まで深夜作業したのも思い出深いし。「うちらって頑張ってるよね」って励まし合ったり、突然「シャンコあったら楽しくない?」って思いついて朝までマイク使って練習したり(笑)。
ばぐりみって一言で言ったらどんなお店?
うちの店はエンタメに特化してるので「楽しい」には自信ありますね。楽しませるに関しては結構できてるんじゃないかな。新規で来たお客さんにも「今までで一番楽しかった」って言ってもらえることが多いので。自分も楽しいですしね。いつも仕事が終わったあと岡野とかゆゆとかぽこらとかと、「今日もめっちゃ楽しかったね!」って言ってます。「また飲もう」って。日々プライベート飲みのあとみたいな解散の仕方をしてる。毎日多幸感♡
コンカフェ嬢に向いてたなって思うのはどんなとこ?
物怖じしないところ? 好かれたいと思った人と仲良くなるのが早いって話をしましたけど、そこが根本にあるかも。お客さんとも最初から友達みたいな感じで接するのですぐ仲良くなれる。
私人間が大好きなんですよ。人里に下りてくるタイプのたぬきみたいな(笑)。だから接客業向いてるし、自分が楽しんでるからお客さんも周りのキャストのコたちも楽しんでくれるのかなって思います。「楽しい」で来てるお客さんがめっちゃ多いですね。
人里におりてくるタイプのたぬき!(笑) でも、物怖じしないって素晴らしい素養ですね。
しなさすぎる説ありますけど(笑)。みらいぷらんとに入ったばっかりの頃、試用期間みたいな1カ月があったんですけど、そのときから暴れ散らかしてましたし、身分を隠して飲みに来てたオーナーに、そうとは知らずシャンパン煽り散らかして3本開けさせたことありましたし。
お忍びで来てたみたいな?
まいでびから来た新人を偵察に来てたみたいな(笑)。途中「俺、オーナーだよ」って言われたんですけど冗談だと思って、「またまた〜」みたいな。「オーナーならシャンパン開くしいいじゃないですか〜」とか言ってさらに煽ったりして。営業終わりにお店の人から「あれ、本当にオーナーだから謝っといてね」って言われてギョッとしたっていう。
その後オーナーには何か言われました?
「おもろいね。入ってくれてよかったわ」って言われました(笑)。よかったよかった。
ナナさんの今後の展望は?
コンカフェってずっと続けられるものでもないので、年齢的にもあと2年はプレイヤーを続けて、2年経ったとき自分がいなくても成り立つようなお店にしたいなってありますね。お店の名前だけでお客さんを呼べるような人気店を作る。自分的にコンカフェはここで最後だと思ってますし。みんなが働きやすくて楽しいお店にしていきたいです♡
根っから陽性なキャラクターが素敵だった柊・D・ナナさん。ちなみにMBTIはESFP(エンターテイナー)ということでなるほど納得! お店もとても楽しそうでしたね♡ (取材・文/ささきみどり)
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