常に結果を出し続けなければいけないキャバ嬢は、接客業の中でもストレスフルなお仕事。自分で自分を追い込みすぎず、健やかに出勤し続けるための極意を看護師免許を持つキャバ嬢・彩花ゆいさんに聞きました♡
ナンバーからはあがったけど、仕事は逆に忙しくなりました♡
彩花さん、キャストマネージャーに就任されたと聞きました!
そうなんです。12月1日付けで♡
プレーヤーも続けながら、女のコのサポートもするようになりました。
具体的にはどんな動きを?
主に新人キャストさんのフォローを中心に、SNSを通じて女のコを紹介したり、お店のコが働きやすくなるように相談に乗ったり、店との間に入って調整したり。女のコのバックアップをしていく予定です。
ちなみにこれを機にナンバーもあがりました。かなり長いことずっとナンバーワンだったので、私がナンバーを抜けることで他の女の子達が自分自身の売上や指名本数に改めて目を向けたり、ナンバー争いってものにもっと積極的になれるかなと思って…。
今いるキャストの女の子達がみんな優しい子ばかりだから、競い合いがあまりないんですようちの店。仲良くて働きやすい空間ではあるけれど、ナンバーワンを目指すってことでモチベーションもアップするといいなってことで♡
最近は名古屋グラマラスさんへ行ったとき使わせてもらっていいなと思って、福岡へ帰ってすぐ女の子達用に大きな撮影ライトを買ってみたりしました。これ使うと集合写真も一人一人みんな盛れるんですよ!かわいい女の子達の写真を見たら、お客様もお店へ来たくなるだろうし♡ 自分のだけじゃなくお店全体のSNSが盛り上がるといいなと思って。
じゃあ今は、以前より少しゆるっと働いているの?
いや全然。むしろ忙しくなったかも(笑)
ナンバーは上がったとはいえこれまで通りの成績は出し続けていくつもりなので、今までの仕事にキャストマネージャーとしての業務が加わった感じです。やることは増えましたけど、でもそれもすべて自分のレベルアップのためですね。人を育てたりサポートしたりということも今のうちに経験しておきたいから。
彩花さんは、自分を追い込みすぎてパンクしたことってありますか?
昔は結構ありました。今も、余裕がなくなるとイライラしちゃったりするので気をつけてます。
一回、心身ともにこれは本当にまずいってところまで自分を追い込んでしまったことがあったので、それ以降は早め早めに手を打って無理を重ねないように。自分の調子をちゃんとコントロールするように気をつけてます。
キャパオーバーに気づかず 忙しさとストレスでパンク!
自分を追い込みすぎたときのこと教えてください。
看護学校とキャバクラの掛け持ちをしていたときですね。学校が超厳しくて忙しくて、でもお店にも行かなきゃいけないし、おじいちゃんとふたり暮らしだったので家のこともしなくちゃいけなくて……。
そういう毎日が続くうちにストレスでパンクしました。今思えば、単純にキャパオーバーだったんですけど、そのときはそれに気づけなくて、わけわかんなくなって最終的にいきなり号泣みたいな(笑)
病んだりしました?
体が病みました。体に不調がいろいろと出てきてヤバいと気づきましたね。
まず片方の耳に違和感を感じて、だんだん両方聞こえづらくなったり。学校の書類に住所と電話番号を書こうとしたら、全く思い出せなくなったり。周りからも心配されてお医者さんに診てもらったんですけど、「これはストレスだから少し休みなさい」と。
それでも学校や仕事を休むのだけはどうしても嫌で。毎日泣きながらその生活を続けていたら、見かねた家族に休むように説得されました。おかげで学校もお店もまとまった期間休んだらすっかり元気になったんですけど。
そういうことがあって、無理をするとどうなるかっていうのが身をもってわかっているので、「余裕がないな」と思ったら自分に甘くするようにしています。
心と体はつながっているんですね。
ほんとにそうだと思います。健康な生活をしているとメンタルの調子もよくなるし、心が健やかだと体の調子もいい。その逆も然りで、心が弱ると体も弱りますよね。ストレス状態が続くと免疫力が落ちるので風邪とか感染症にもかかりやすくなるし、自律神経のバランスが乱れるので不眠にもなりやすい。
私みたいに耳鼻系に症状が現れる人も多いし、頭がぼーっとしたり、一時的に物忘れがひどくなったりすることもありますよ。
部屋の乱れは心の乱れ! キャパオーバーのサイン
余裕がないと気づいたときは、どんなふうに自分に甘くしているの?
私の場合は、誕生日の後や繁忙期後、疲れがたまってきたタイミングでまとめて少し休むとかのんびり働くとか「さぼり月間」を作ります。自分で自分を追い込んでいることに気がつかないタイプなんですけど、心に余裕がなくなってくると部屋が散らかるのでそれがサイン。
メンタルって部屋に表れるんですよね。心がとっちらかっているときは部屋も散らかってる。心の状態ってなかなか自分では気がつかないんですけど、部屋を見ればわかる。
病んでいる人の部屋は荒れていることが多いって言いますよね。
掃除をする時間もないくらい忙しいのかもしれないし、掃除をする気力がなくなっているのかもしれないし。どっちにしても良い状態ではないので。
でも逆に病んでいるときや、気分がパッとしないときは部屋の掃除をするといいですよ。「そんなもんじゃ解決しない」って思うかもしれないけど、だまされたと思って一度試してほしいです。劇的に調子がよくなるので。
メンタルヘルス的に部屋はきちんとしておいたほうが良さそうですね。
部屋がキレイだと心もすっきりするし、散らかってきたら「いま余裕がないかも」って気づけますよね。
散らかりっ放しだと変化に気づけない(笑) 病んだりパンクしたりしないためには、とにかく早めに自分の状態に気づくことが大事だと思うので…。
すぐにどうこうはできないかもしれないけど、「いま、普通の状態じゃないな」って気がつけば、それ以上悪くはならない。少し休むなり別な視点から物事を見るなり、何かしら立て直しをはかるきっかけになるので。
イヤな気分の原因を直視して 解決のための勇気を出す♡
「イライラする」「腹が立つ」「傷つく」そういうイヤな気持ちになったとき、どう対処すれば気分を持ち直すことができますか?
もやっとしたりイラっとしたときはその感情から目をそむけないことも大事かなって思います。
「ん? なんか今の発言ムカついた」
ってちゃんと自覚することは結構重要なことな気がする。気づいてその場で対処できればイヤな気分を持ち帰らずに済むし、どういうことをされると自分は不快感を感じるのか知ることもできるから。
彩花さんはイライラすることありますか?
めっちゃありますよ。男性限定ですけど「なんでわかんないの!」みたいな。
イライラの原因に対してはなるべくその場で解決するなり、こちらの見解を伝えるようにしています。言い方には気をつけてなるべく優しく伝えますけど、しつこく繰り返す人や腹が立つことをされたときにはハッキリ言っちゃいます。
たとえば、同伴を直前でブッチしようとして、「別におれ以外にも同伴してくれる人いっぱいいるんだから大丈夫でしょ」って言ってくる人とか。仕事の都合なら怒らないですけど、その悪びれない感じに腹が立つので、「まず、ごめんなさいじゃないの?」って言いますよね。
で、次にお店に来たときシャンパン入れてもらって仲直りみたいな。まあ、こういうことは滅多にないですけど。でも、そうやって嫌だなと思ったこともちゃんと伝えていくことも仕事のひとつだと思っているので。
言いにくいようなこともありますか?
言いにくいことほど、実は自分のためには言わなきゃいけないことだったりするから、そこは頑張る。
「同じ人間だから話せばわかる!」と言い聞かせて、勇気を出して言う。その場でどうしても言えなければ、何を伝えたいのか考えをまとめておいて、同じことをまた繰り返されたときに言いますね。その結果、わかってもらえなかったとしても「言えた」ということに意味があると思うので。
言えずにくよくよ悩む自分より、ちゃんと伝えられた自分には誇りが持てるから。
イヤって言えない人はどうなるんですか?
そういうコはお客さんにコントロールされちゃうから病んじゃう…。
お客さんの都合優先、気分優先になるから自分が振り回されちゃって。気が弱いコ、優しいコはお客さんにコントロールされやすいですよね。どんどん、しゅんとしてっちゃう。
そうならないためにも「ちゃんと伝えることも仕事」なんですね。
私はそう思ってます。
自分が仕事をしやすい環境をつくるためにも、絶対に必要なスキルだと思う。ここを避けて通ると病みますよね。なんならキャバ嬢にとって一番大事なことかも。
NOの伝え方に困ったときは “悲しい”や “傷つく”を使う
優しいコはキャバ嬢に向いてないの?
そんなことはないと思います。
ただ、人に優しくするならそれ以上に自分にも優しくしないとパンクしちゃうと思う。多分ですけど、本当に優しい人ってちゃんと自分にも優しいと思うんです。自分が嫌な気持ちになったり病んだりするようなことはしないのでは?
実は優しいんじゃなくて、楽なほうを選んでいるだけみたいな?
そこまでは断言できないけど、でも人が良すぎて損するコや優しくて強く言えないコは、そういう自分を認めてくれる人、大事にしてくれるお客さんを選ぶっていうのも手だと思う。
お金は使ってくれるけど縛りがきつくてうるさい人より、極細でもいいから優しくしてくれる人を大事にするとか。そういう意味でストレスになる人を徹底的に避けるっていうのもパンクしない働き方ですよね。中途半端が一番よくないかも。
「嫌って言えないけどお客さんは逃したくない」っていうマインドだと結果的に自分の首を絞めるから。
健やかに楽しくキャバ嬢人生を送るために一番オススメな方法としては?
ガーガー言ってくるお客さんを切る勇気を持ちつつ、「NO!」を伝えるスキルを磨く♡
「NO!」を伝えるのって別に、「イヤだ」「やめて」「ムカつく」っていうストレートな表現である必要は特にないから、もっと言いやすい伝え方を自分なりに探すといいですよね。
「NO!」をソフトに伝える万能フレーズってないですか?
「悲しい」が相手の心に一番届きやすい気がする。
「そういうことされると悲しい」、「そんなふうに言われると悲しい」「そんなに怒られたら悲しい」とか。最後に「悲しい」をつけるだけでOK! あとは「傷つく」もいいと思う。どちらも自分の感情を言い表すだけで、相手を責めるニュアンスが含まれていないので心にもスッと入りやすいですよね。
あてはまるほど身も心もお疲れ気味かも!! この機会に働き方や生活習慣、お客さんとの関係の見直しを! お酒は飲めるほうなのに「お酒が入っていかない」にチェックが入った人は、肝臓の疲れが心の不調を招いている可能性大。休肝日をつくって臓器をいたわって♡
キャバ嬢は気苦労の多い仕事だからこそ、結果を出し続けるためにはストレスマネージメントが必須。ストレス状態に早めに気づくこと、自分にとってストレスの少ない環境を作ること、この2つが大事なんですね♡
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