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『Majesty』Hikaru 「ホストの優しさとは何か問題」を乗り越え辿り着いた200%の全力接客♡

ニュージェネレーショングループの看板ホスト『Majesty(マジェスティ)』のHikaruさんがメゾンドボーテ初登場! 柔道整復師志望だったという異色の経歴や、本気でホストをやり出すキッカケとなったライバルの存在…。Hikaruさんのこれまでのホスト人生を深掘り! 「お金をたくさん使わせるのが申し訳ない…」を乗り越えたお話は、心優しくて遠慮がちな夜職の人必見です♡

 

新人戦で同期に惨敗。悔しすぎて本気になりました!

―Hikaruさんのホスト歴、前職は?

19歳の5月からなので丸5年経って6年目ですね。ホストの前は柔道整復師の学校に通いながら接骨院で働いてました。学校に通い出して1年経った頃に新宿でスカウトされたんですよ。それで掛け持ちでホストを始めて。

―柔道整復師って骨つぎとか脱臼を直したりする?

そうです。でも資格取る前にやめちゃったんですけどね。最初は気分転換くらいの軽い気持ちでホストやってたんですけど、気づいたらどっぷりハマってました。

2020年の年間売上は1億1,000万円。月間最高売上は12月度の2,500万円。ちなみにHikaruさんはフィリピン人のお母さんと日本人のお父さんの間に生まれたミックスルーツ♡

―どっぷりハマッたということは割と最初からいい感じで?

いや、全然。最初の頃は週3で終電帰りだったし、送り指名もらえたらいいかなみたいな。ちゃんぽらんにテキトーにやってたんですよ。ただ、そのときに今も良きライバルな同期が先に売れちゃってすごく悔しくて。そこからレギュラー出勤に変えて本気でやり出しました。

―ライバル関係の同期の人って誰なんですか?

勝利です! むちゃくちゃイケメン。王子様系です! 入店5カ月目くらいの頃に新人戦があって、「あいつには負けたくない!」ってお互いバチバチしてて。僕も授業中に携帯いじってお客さんとやり取りするくらい頑張ってはいたんですけど、まさかの1卓も呼べず!!

―そのとき勝利さんは?

勝利はオールコールっていう小計20万からのシャンパンコールを新人ながらに2発やってて…僕は大惨敗。悔しくて今の代表に抱きついて号泣。大泣きしながらもっと本気でやろうって思いました。

ポール・スミスでおそろコーデなHikaruさんと勝利さん(左)。「勝利はイケメンなだけじゃなくホストのセンスがすごく良いし努力家。付き合いも長いし信頼できる、良きライバルであり仲間です♡」

―授業中も携帯いじるくらい営業頑張ってたのに…。

パニクッてたんですよね。そこまで信頼関係を築けてないのにお客さんたちにプレッシャーかけすぎちゃって。一応4卓くらい来る予定だったんですけど、当日になったら誰も連絡つかなくなっちゃった。

―本気になってからはどんなところが変わったんですか?

出勤をレギュラーに変えて、終電帰りもやめて、毎日初回アフターしてました。気持ちが完全にホストのほう向いちゃってたんで、学校も整骨院の仕事も辞めてそこからはホスト一本!

 

「使わなくていいよ」は優しさじゃなかった!?

―学校も辞めホスト一本になってからは?

売れるまでにはちょっと時間かかりました。それまで自分、1万円のボトルを入れてもらうことすら「申し訳ない」っていう気持ちがずっとあったんですよ。女のコから搾取してるような負い目があって。そこを克服してからですね。徐々に売れるようになったのは。

―心根が優しいんですね。そういう人が「申し訳ない」を乗り越えるのって結構大変じゃないですか?

それまでずっと「いいよいいよ全然、そんな使わなくていいよ」みたいな感じでやってたんですけど、初回で飲み直しをしてくれたお客さんがポンッと10万円以上のシャンパン入れてくれたことがあって。僕は、飲み直しもしてくれたうえに高いシャンパンまで入れてもらうなんて悪いなって感覚だったんですけど、「楽しいから入れてあげる」って言われたときに、「楽しいから入れてくれるんだ!」ってわかったというか。お金を使うことを楽しむためにホストクラブに来ている人もいるんだなって実感したというか。なんかそこで違う視点が生まれたんです。

―ターニングポイント!

それまで先輩からも「お金使うためにホストクラブに来たのに使わせないっていうのは優しさじゃないよ。失礼なことだよ」って言われてたんですけど、その意味が実感としてわかったというか。気持ちよく使ってもらうこと、使って良かった楽しかったって思ってもらえる接客をしなきゃいけないんだなとそのとき理解できた。それからは遠慮なくありがたくシャンパンを頂くようになりました。同時にホストという職業にはそれだけの満足感を提供する義務があるっていう意識も強くなりましたね

―一方その頃、ライバルの勝利さんは?

絶好調! 早々にナンバーにも入ったし、ナンバー1になったのも早かった。新人の頃はあいつには勝てないなって思ったりもしていたけど、自分が初めてナンバーに入ったときに「やっぱりあいつ抜きたい!」って思って。そうやってずっと追いかけていたら、たくさんの女のコがついてきてくれて応援してくれて。売り方を掴むまではちょっと時間かかりましたけど、掴んでからはガーッと上げていけて、そこからは3年間落ちることなく。

―ライバルがいるっていいですね。

ほんとそう思います♡

 

無双モードに入って移籍を考えたこともありました

―ナンバー1になったのはいつだったんですか?

2年目のバースデー月にナンバー1になったので…1年半かかりましたね。売り方がわかってナンバー上位に入るようになってからは、3位より落ちたことはなかったんですけど、1番となると時間かかりました。今思えば「絶対1番になってやる」っていう気持ちが作れてなかったんだと思います。そこからはもうずっとナンバー1でいきました。

―何かを掴んだ?

2年目のバースデー月に1,200万くらいいって、そのときに使って頂く感覚みたいなものがわかったんですよね。ナンバー1になってからは、お客様のほうでもナンバー1を維持させなきゃっていう感覚が生まれて、そこからは同じ目標に向かって一緒に夢を追うような。今月も一緒に頑張ろうって感覚で推してもらえるようになりました。

―理想的な関係。

僕だけがあれやりたいこれやりたいって言って、無理やり使わせるみたいなことって絶対にしたくなくて。売れたい気持ちを伝えて、伝えたからには200%楽しませるっていうことをずっとやってます。無理やりお願いされたことをやるのって楽しくないじゃないですか。同じ100万円でも、別にやりたくもないことに使わせられるのと、喜びが生まれることに対して進んで使うのとじゃ、楽しさとか満足感とか全然違うと思うから。

200%楽しませる接客で、2020年の夏から6カ月連続で1,000万オーバーを記録!

―Hikaruさんは移籍を考えたりした時期ってありました?

ありましたよ。2019年のバースデーで2,200万売ってそこから無双モードに入っちゃったときとか。うちのグループって宣伝が弱くて、「これだけ結果を出してるのにトラックも走らないし看板も変わらない。何もなしかよ」みたいな不満もあって。その頃、勝利も調子が落ちてて戦える相手がいなかったのも重なって、「何を目標に頑張ったらいいんだろう、なんでここで頑張ってるんだろう」はその頃ずっとありましたね。だったらもっとレベルの高い場所で切磋琢磨したほうがいいんじゃないかとか。

―気持ちを立て直せたのは?

そのとき代表がいろんな人に会わせてくれたんです。そこで、「気持ちもわかるけど、2,200万のために頑張ってくれたお客様がいるのに、いきなりやってらんねえって違うグループに行くのは、お客様に失礼じゃないかな」って言われて確かになと。それからいろいろと考えた結果、だったらお客様に支えてもらいながら自分の力で店を有名にしていこう、今以上に売上を上げて自分の基準値も上げて、SNSも頑張っていこうって気持ちを切り替えました。以前に比べるとグループとしてもキャストの宣伝に力を入れてくれるようになってきているので。これからかなと。

今年9月、リニューアルしたHikaruさんの看板が壊され、顔はめパネル状態になるという事件が!! 右の写真は行方不明になっていた顔面部分と再会を果たして嬉しそうなHikaruさん♡ ちなみにこのパネルがあの有名漫画家の作品に登場しているそう。スゴすぎる!

 

2カ月間休業。お客さんゼロから頑張りました!

―2021年は4月、5月と2カ月お休みされたそうですね。

そうなんです。ちょっと心身を休めようと思って。病んでるとかじゃないし、成績落とせないみたいなプレッシャーもなかったんですけど、ストレスなのかお酒の飲みすぎなのか体調が良くなくて。病院で検査もしたんですけど特に問題はなく。ただ、不調は不調なんで一回ちょっと仕事から離れてリラックスさせてもらってました。

休業中の2カ月は愛犬とゆったりステイホームな日々を過ごしたそう。写真は溺愛するティーカッププードルの茶々さんが、大事にとっておいた昔の名刺をズタボロにするの図♡

―その後、体調は良くなりました?

おかげさまで! 丸々2カ月間、お酒も飲まずゆったり過ごしていたら良くなったので6月から復帰しました。ただ、2カ月も休んでいるとお客様みんな離れていっちゃいましたね。それでゼロからスタートです!

―やっぱりそういうものですか?

ですね。今まで長期休暇とかとったことなかったんですけど、ほんとにこんなに離れていっちゃうんだってびっくりしました(笑)。エースだったお客様も他のお店のホストにハマッちゃったりして。でもそれも致し方なし。休んでる担当には価値がないので。

前に、毎月何百万と使ってくれているお客様に「なんでこんなに支えてくれるの?」って聞いたことがあるんです。そのとき「Hikaruくんにはそういう価値がある」って言われて、それはすごく嬉しかったんですけど。その価値は絶対じゃないんですよね。頑張っていなければ価値はなくなっちゃう。価値を与えられなくなったらやっぱりお客様は離れていく。それを身を持って知りました。

―シビアな世界なんですね。

大きいお金が動く世界なので。でも、お客様ゼロの状態なんてずっとなかったんで逆に吹っ切れました。売上ゼロの新人と同じスタートラインに立ったつもりで復帰して。逆に新しいお客様掴んでどこまでいけるかワクワクしました。

 

どんなコでもその日10回は爆笑させる自信あります!

―Hikaruさんにとって改めてホストとは?

天職ですね。お酒も好きだし目立ちたがり屋なんで。シャンパンも入れるものによってはめちゃくちゃ目立てるじゃないですか。この仕事はすごく楽しいです。接骨院時代がハードすぎたっていうのもあってホストが大変って思ったことないです。

―どれだけハードだったんですか?

1日の流れでいうと、6時に起きて満員電車で接骨院へ行って8時から仕事、そのあと昼過ぎから夕方5時まで柔道整復師の学校へ行って授業。それからまた接骨院に戻って夜9時まで仕事。帰ってご飯食べたら夜中まで勉強して寝て、すぐにまた朝が来て…みたいな。そういう毎日で10kgくらいヤセちゃいましたね。がっちりしてなきゃいけない仕事なのにガリガリ(笑)。

―ホストも新人の頃は大変って聞きますが?

寝る間を惜しんで営業しなきゃっていうのはありますけど、とはいえ夜の6時半くらいからお掃除始めて1時には終わるじゃないですか。それで何やるかっていったらお酒飲んで話すのが仕事。お酒飲むのも大好きだしお話するのも大好きなんで何が大変なんだかわからない。楽しいことをしてお金が稼げてるっていう感覚は今もずっとあります。

休日はひとりでふらっと遠出して食べ歩きをしたりしているそう。「昔から鎌倉や江ノ島が好きで、ノリで行って泊まったりしてます」

―Hikaruさんの売りってなんですか?

なんだろう…。楽しい時間を作れることかな。それだったら自信あります。どんなコでもその日10回は爆笑させられる自信あるんで。ハッピーな気分にはさせてあげられると思います。

―10回も爆笑させてくれるんですか!?

そのぐらいは全然。カッコつけられないからそのぶんトークで。でも、うちの店ってめちゃくちゃ面白い人多いんですよ。だから僕が特別面白いっていうよりは店全体が面白いから場があったまってるっていう可能性ありますね(笑)。

MajestyのTikTokは「○○なときのホスト」シリーズがバズりまくってフォロワー数も10万人超え。王子様系、俺様系、売れてないホストなど様々なキャラ設定があるなかHikaruさんのキャラはフィリピン系。バナナの人として一部で親しまれている様子♡

―では最後に、ホストをする上での自分ルールがあったら教えてください。

200%の接客です! ホストなら誰でもそうだと思うんですけど、「使ってよかった」って思わせない限りそれは接客ではないと思っているので。楽しませるために全力です。

―プロ意識高いですね。

10万円のディナーってめちゃくちゃ高いけど、でもそれだけの価値がある料理とサービスだったら来てよかったな、また行きたいなって思えるじゃないです。「いや、これは20万円の価値がある!」って思えたらむしろ得した気分になるだろうし。でも、「え、これで10万円!?」みたいな料理やサービスだったらそのがっかり感たるや…。こんなことなら行かなきゃよかった。だったら服買ったほうがよかったって思うじゃないですか。

ホストも一緒だと思うんです。お客様が使った額に見合った満足感を提供するのは当然のことで、それ以上の価値を感じてもらえて初めて特別になれる。だから常に200%の接客をしていこうと思ってます。お客様が笑ってくれることが一番だし、それが自分の幸せでもあるので!

 

お金を使ってもらうということに対しての意識が高いHikaruさん。お客さんを楽しませることに全力な姿勢が素敵でした。マジェスティメンバーが登場するお店のTikTokも思わず笑ってしまう面白さなので未見の方はぜひ♡

歌舞伎町のホストクラブ『Majesty(マジェスティ)』に在籍した、年間1億1000万over・月間2500万overの人気ホスト。歌舞伎町の大手ホストクラブグループ『ニュー​ジェネレーショングループ(NGG)』の2020年度売上No.1であり歴代最高売上記録保持者。ホストを始める前は柔道整復師志望でスクールで学びながら接骨院で勤務していたという異色の経歴も。2022年に惜しまれつつホスト卒業。

職業:ホスト
在籍店:歌舞伎町『Majesty』
生年月日:1997年11月27日
星座:いて座
身長:179cm
血液型:A型
出身地:千葉県
前職:学生、接骨院
肩書き:取締役

(※2021年10月時点の情報を元に作成しています)

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