インスタで募集した『ホストへの質問』をお題に、『club Leo』トップホスト2人が徹底討論! 前後編でお届けしている、マッスルホスト界の帝王・パンプくんと、日本一の起爆剤・KIDさんのホスト対談。
ホストの売れ方やお客様事情を語り合った「前編」に続き、後編となる今回は「ホストの恋愛事情」や「病みと闇」、「ホストの日常」をテーマに、マッスルホストとパーフェクトホストの白熱トークをお届けします!
Q. お客さんから本命の彼女にはなれますか?
KID:彼女にはなれると思いますよ。キャバ嬢さんもお客さんと付き合ったりしますよね。それと同じで。
パンプくん:俺は彼女がいるホストってすごいなって思っちゃう。相当器用じゃない? いろいろ揉めそうだし。
KID:お客さんにも時間も使いながら彼女も大事にしてってなったら、まあ確かにね。
――店以外にも出会いってあります?
パンプくん:あんまりないんじゃない? 飲み歩いてる人とかはわかんないですけど。
KID:女のコと話すような場面ってお店だけっすね。あんまり遊びにも行かないから。合コンとかも1回もしたことないし、そもそも他で出会いたいとも思わない。外で出会う彼女よりも、Leoに来てくれるお客さんが欲しいです!
パンプくん:ほんとそれ!(笑)
――仕事抜きで、お客さんに一目惚れとかあったりするんですかね?
KID:一目惚れはあると思います! ホストも人間だから。
パンプくん:俺がだんだん好きになっていくタイプだから一目惚れないけど、この子かわいいなとかは確かにある。
結論:出会いはほぼ店。お客さんが彼女になることもあれば一目惚れすることもある。
Q. 本カノと本営の境界線は?
KID:これは本カノと本営と2人いる場合ってこと?
パンプくん:そうじゃない? 分けてる人もいるとは思うけど、俺だったら無理だな。本営=本カノになっちゃうと思う。
KID:僕もそっち派ですね。分けられないですよ。何をもって本カノ、本営なのかもちょっとよくわからないし。
パンプくん:店に来なかったら本カノなのかっていったらそれもまた違うよね。会う時間もないし結局は店に呼ばざるを得なくなりそう。来ない関係でずっと彼女っていうのは難しいんじゃない? かといって、店に来てもらっているからじゃあ本営なのかって言ったらそれも違う気がするし。
KID:逆に本カノという認識だったとしても、店に来てもらっていたら、お客様ではあるから、じゃあそれはどうなるんだって話でもある。
パンプくん:いや、そうだよね。難しい(笑)。でも、マックの店長の家族がその店にマック食べに行ったら、その瞬間お客様なわけじゃない? でも、同時に家族でもあるわけで。なんか同じようなニュアンスな気がする。
KID:どれだけマックの太客だったとしても家族は家族(笑)。
パンプくん:だから、境界線自体にこだわる必要がない気がする。女の子のほうでは「お金を使っている以上、結局自分は客」と思っちゃうのもわかるけど、彼女でありお客様でもあるという状態は存在するから。
結論:本カノと本営という境界線自体を気にする必要はないのかもしれない!
Q. キャバ狂いのホストってやっぱり多いの?
KID:これって共通認識なの? 全然ピンと来ないんだけど。周りにもいないし。
パンプくん:キャバ嬢さんやラウンジ嬢の人がホストを好きっていうならわかる。普段おじさんを相手にしているから、若くてイケてる男が好きでもおかしくはないから。
KID:僕はキャバクラ行かないけど、キャバ嬢さんとホストが横のつながりとして仲良くなりやすいっていうのはわからなくもない。昼職の人たちはさ、俺らが仕事終わった後は寝ちゃってるわけじゃない。
パンプくん:ライフスタイルが一緒ってとこで接点はあるみたいな。
KID:友だちみたい感じでキャバ嬢さんと遊んでるホストはいるから、ホストとキャバ嬢は仲が良いって見えるかもしれない。でもまあ、別に全員がそうじゃない。
パンプくん:むしろ俺は避けちゃうけどね。なんか変な噂が立ったりするじゃない。偏見とかはないけど、風評被害を恐れてあんまり関わらないようにしてる。
KID:風評被害ww
パンプくん:お金を使う側の気持ちを知るために、「勉強としてキャバクラに行ってみたいな」はある。1万円の重みを知るって意味で。でも、それで誤解を招いたり、お客様が悲しむんだったら別にっていう。
KID:キャバ嬢さんと噂になっても事実じゃなければ、自分自身は痛くもかゆくもないけど、お客様を悲しませたくないが第一。僕らの給料って、一生懸命頑張ってくれた女の子たちの給料でもあるから。お金の使い方ってところは考えなきゃだよね。
――お客さんに喜ばれるお金の使い方ってあるんですか?
パンプくん:やっぱり“漢”としての価値が上がることに投資することじゃないですか? 勉強するとかカッコよくなることとか。
KID:グレードアップしていくのが嬉しいんだっていうお客様いましたね。その方はすごい人なんですけど、「高級腕時計を買う足しになればいい」みたいなマインドでお金を使ってくださっていて。1,000万使ってくださったときも「このベルト分ぐらいだね」みたいな。その方は、僕の持ち物がどんどんハイクラスになっていくことをすごく喜んでくれてた。
パンプくん:素敵なお客様だ! でも、ほんとそうだよね。育てるじゃないけど、どんどんいい男になっていくっていうのは、お客様にとっても喜びだと思う。
KID:RPGじゃないけど、最初は裸同然の身なりだったキャラクターが、だんだん装備を増やしていって…みたいな。そういう感覚らしいです。だから、変なことにお金を使わず、自分を磨くほうにお金使いたいってあります。
パンプくん:俺のお客様たちもきっと、ジムとプロテインにお金使って、筋肉が増えていくほうが嬉しいと思う。
KID:多分、僕ら、意外にめっちゃ真面目ですね(笑)。
結論:同業なので近しい存在ではある。ただし、特に接点がないホストもいる
Q. 体型管理や美容メンテ、何してますか?
パンプくん:俺、めちゃくちゃこだわりあるから、KIDからどうぞ。
KID:僕は体型管理っていうか、あんま食べないっすね。食に全く興味ないのもあるけど、結果太らない。美容系は肌質を良くすることかな。肌荒れ予防とか美肌系でサプリを毎日7錠くらい飲んでるし、美肌メンテでクリニックもよく行きます。
パンプくん:俺、逆かも。食にお金と時間かけてる。筋肉のために。まず、1日最低でも3食は食べるし。
KID:3食! それだけ食べるの意外とつらくない?
パンプくん:基本的には4食。休みの日とかは5食。PFCバランスを考えて食事をとってる。
KID:PFCバランス?
パンプくん:Pはプロテインは、Fはファット、脂質ね。Cがカーボン、糖質。そのバランスを考えて自炊。今、増量期だから、じゃあ1日米1キロ食べよう、タンパク質は体重×2倍グラムだから、150グラムとろう。そうやってコントロール。
――いつもストーリーにあげてるごはん、グラム数もちゃんと書いてますもんね。
パンプくん:全部測ってます。あと、スムージーね。具材は日によりますけど。それプラス不足しがちなサプリをちょっと。鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミンC、フィッシュオイルのサプリ。
KID:すごいこだわってる。俺、昨日なんてごはん食べるの忘れてて1食も食べてない。
パンプくん:食で結構変わるよ。ここ数年、風邪ひとつひいてないし。
KID: 3食なんか食ってたらニキビできますよ、絶対。
パンプくん:質の悪い物を食べてたらそうなるから。だから俺は自炊派なんだよね。
結論:美肌管理やボディメイクには気を使っている。食にこだわると風邪を引かなくなる!
Q. 店にいないときって何してるんですか?
KID:お客さんに時間を使っているか家にいます。家で次にやることを考えてる。たとえば今日だったらメゾンドボーテの撮影なんで、昨日はボーテの過去記事を読んだり、着て行く服を選んだりしてました。次の予定に備えて準備。
パンプくん:俺もそんな感じ。書斎にこもって読書するか、勉強するか、LINE返すか。もしくはご飯作るかジム行くか。
KID:ホストの日常、結構地味だよね。勉強とかしてるし。
パンプくん:だらだらゲームするとかはないな。最近はマーケティングの勉強ばっかり。それに沿ってブランディング考えたり、TikTokの企画考えたりとかしてるな。
――飲みに行ったり、遊びに行ったりしないんですか?
KID:いや、遊ばないですね。付き合いのあるホストさんと飲み行ったりはあるけど。
パンプくん:それこそ、キャバ狂いの人もいるだろうし、飲み歩いてる人もいるだろうけど、全部が全部じゃない。他に自分を満たすものがある人は、わざわざそこで楽しむ必要ないから。俺は遊びより本質的な幸せを探してるし。
結論:遊んでいる人もいるけど、家で自分を高めるために時間を使っているホストもいる。
Q. ホスト同士で集まるとぶっちゃけどんな話をしてるの?
パンプくん:KIDはカリスマのお友達が多いよね。どんな話してんの? しぶなつさんとか。
KID:近況報告?「最近どう? Leoは」みたいな。ホストやめたらどうするとか、店出すかとか。基本、仕事関係の話っすかね。あとはシンプルに雑談。「あの映画見ました?」みたいな。
――女性の話やお金の話、お客さんの愚痴とか言ったりするんですか?
KID:えっ、する? 俺はそういう話あんまりしないかも。
パンプくん:俺もしないな。みんな割と普通の話してるんじゃない? 若い頃はそういう話をしてたかもわかんないけど。遊びの話とか稼いだお金何に使ってるかとか。これ買ったあれ買ったとか…。
KID:今は?
パンプくん:哲学の話。人とは、生きるとは、みたいな。もしくは、ホスト業界の展望や課題を結構熱く語り合う系。俺らで変えてこうよとか。当事者以外、面白くない話をしてる(笑)。
結論:意外と他愛ない話をしているか、熱く語り合っている。
Q. 心病みませんか?
パンプくん:いるよね、病んでるホストさん。
KID:え、いるんすか?
パンプくん:いるよいっぱい。Leoでもめちゃめちゃいる。KIDはメンタル強いからわかんないのかも(笑)。
KID:でも、入院しちゃってからマジでもうしばらく元気なかったっすよ。
パンプくん:病みは病みでも体のほうね(笑)。でもマジでKIDがメンタル病んでるの見たことない。めちゃくちゃ強いよね。なんでそんな強いの?
KID:基本的に根が「病むってなんだ?」みたいな感じなんで。あんま気にしてないっすね。シンプルに。でも、病むとかって環境にもよるんじゃないですか?
パンプくん:あと場数もあるよね。いろんな苦行を乗り越えてきたら耐性がつくから。
KID:それはある。ちょっとやそっとじゃ動じなくなる。
パンプくん:そういや俺、昔メンヘラだったけど、今一切病まないな〜。
KID:マッスル効果?
パンプくん:それもあるし、やっぱマインドフルネスを重視することで変わったかな。筋トレもそうだし、料理もそう、読書も瞑想も。雑念を取り払うってことを意識してやってるから。いろいろ工夫しながら強くしていってるって感じ。そういうのやってなかったら多分今も病んでる。
――ある程度売れたら病まなくなりますか?
パンプくん:いや、そうとも言えないんじゃない? ホストって安定がないから。めちゃめちゃ売れっ子でも、エースと喧嘩して切れそうですってなったら、みんな絶望的な顔して出勤してくるし。
KID:あぁ、確かに(笑)。組数少ない人だったら、変な話、職業なくなったみたいな感じですからね。
結論:場数を踏むことで耐性はつくけど、「安定がない」という点でホストと病みは近しい。
Q. ホスラブに書かれていることは、どのくらい正しいですか?
パンプくん:ホスラブ見ないからな〜。どこまでが真実かわかんないな。これはKIDに聞くのがいいよね。ホスラブ界の帝王だから(笑)。
――KIDさん晒されたんですか?
KID:これまでそんなに叩かれたりしてなかったんですけど、最近ちょっと、めっちゃ暴れ散らかして…。まあいろいろと(笑)。
パンプくん:でも、それをボケに変えるぐらいマジでKIDはメンタル強い!
KID:もう仕方ないですよね。出ちゃったものに関しては。ホスラブがどこまで正しいかといえば、証拠画像があるものに関しては全くデタラメでもないけど、そこに書いてある情報すべて鵜呑みにするのもどうかなってとこじゃないですか。人間性に関してはホスラブではわからないと思う。そこは会いに来てもらって判断して欲しいです!
パンプくん:でもさ、別にホストって一般ピーポーなのに、晒されたり、叩かれたり、目撃情報を載せられたり、そこだけは芸能人みたいな扱われ方されちゃう。ホストも大変だよね(笑)。
結論:全くデタラメでもないけどすべての情報を鵜呑みにするのはどうなのか?
前後編2回に渡ってお届けしてきたホスト対談。パーフェクトホストとマッスルホストの異色対談。いかがだったでしょうか。歌舞伎町の売上レースもいよいよ後半戦、KIDさんとパンプくんの活躍に注目です!
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