激論!! KIDさんとパンプくん『club Leo』パーフェクトホスト×マッスルホスト討論会【前編】

インスタで募集した『ホストへの質問』をお題に、『club Leo』のトップホスト２人が徹底討論！　激論を交わしたのは、日本一の起爆剤ことKIDさんと、６月より新代表に就任、イケメンからNEXTステージへと進化を遂げたマッスルホスト界の帝王パンプくん（元：神威ルイさん）。それぞれボーテは２度目の登場！

筋肉で時代をリードするマッスルホストと、顔良しスタイル良しトーク良しのパーフェクトホスト。異色のトークは前後編の２回に渡ってお届け。「前編」となる今回は、ホストの売れ方やお客様事情を中心に熱く語り合いました！

〜ホストを始める前に準備は必要なのか問題〜

Q. 未経験でホストを始めるなら最初は個人店？ それとも最初から大手？ それぞれのメリット、デメリットは？

KID：僕はLeoからだから、最初から大手で勝負できるならそれに越したことはないと思いますけどね…。

パンプくん：俺はマイナー店スタートだけど、それはそれで良いとこあったからな。

KID：どっちって一概には言えないっすね。

パンプくん：これはもう、その人のポテンシャルによる！　KIDの場合、イケメンだし、スタイルいいし、面白いし、ポテンシャルピカイチだから、マイナー店で修行する必要がない。けど、芋っぽい人とか何も持ってない人は、マイナー店で修行して多少お金を得て、それで服や美容に自己投資してから大手で勝負っていうほうが効率は良い気がする。

KID：自分自身がまだ大手で勝負できないと思うんだったら、個人店でまずは基礎から学ぶほうがいいかもね。大手も売れ方は一応教えてくれるけど、個人店よりは手厚くはないだろうし。

パンプくん：Leoだったら従業員50～60人いるところ、個人店は15〜25人だからね。その規模感ならケアも行き届く。

KID：どっちを選ぶかは客層の違いもあるよね。たとえばだけど100万円使うお客さんは、個人店にはいきなり来ないと思う。

パンプくん：お客様の質は全然違う。ただ、質の良いお客様が来たとしても、自分のお客様にできるかどうかが問題だよね。それに見合ってない男じゃなきゃ取れないわけだから。意味がないとも言える。

結論：どっちでホストを始めるかは、本人のポテンシャルによる！

今年６月、『club Leo』の代表に就任！　源氏名も“神威ルイ”改め“パンプくん”に改名。ワッショイ！

Q. ホストを始める前にやっておくといいこと、意識しておくといいことは？

パンプくん：ヤセるとか見た目に関することはやれるだけやっておく。意識ってとこだったらKIDじゃない？　ホスト始めてすぐ結果が出たから。KIDがやってきたことが答えなんじゃない？

KID：あ、そうっすね。でも、基本的にはリサーチ？　ホストになる前からホスト界隈とは交流があったから「あ、こういう人が売れてるんだ」とかは見てたし、「どういうお客さんがお金使うのか」も、めっちゃ聞いてたっすね。

パンプくん：事前に予習できたら初速は速くなりそう。

KID：それまでの経験が役に立ったことってありました？

パンプくん：俺はマイナー店から始まってて、チャンスはまあ少ないわけよ。でも、その中でもすぐに何番かは取れてたから、やっぱ学生時代にいろんな人といっぱいコミュニケーション取ってきたことがよかったのかなって、今思った。

KID：コミュ力は確かにあったほうがいい。

パンプくん：壁を作らず誰とでも話せたら強いよね。口説くとか、枕とか以前に、ホストはコミュニケーションが命なんで。

結論：最低限見た目を磨き、コミュ力も養っておくとなお良い。売れてるホストの人からリサーチするのも有効。

Q. 芋でもホストになれますか？

KID：なれるはなれんじゃない。

パンプくん：なったその先だよね。１億、２億ってなってくると才能も…。でも、１億までならいけるか。

KID：うん、いける。芋でも垢抜けるし。

パンプくん：変わる変わる。整形してないのに１年後、顔つき全然違ったりするから。芋は芋でも良い芋になることはできる。これはちょっと語弊があるか（笑）。

KID：でも、Leoに芋はいないけどね。

パンプくん：そこはやっぱりイケてる店だから。カラーだよね。でも、芋は芋でも自信がある芋だったら違う気がする。ワンチャン入れそう。

結論：いける！ １年あったら垢抜ける！

KIDさんといえば、元芸能人で前職は電通という異色の経歴の持ち主。2020年に未経験でLeoに入店。半年で1億売って歌舞伎町の起爆剤と呼ばれる存在に！　写真は今年のエルコレ夏祭りでの浴衣KIDさん♪

〜結局一番いい売り方は何なのか問題〜

Q. 売上を上げるために意識していることは？

パンプくん：いろんな営業スタイルを試してきたけど、本質的なことを言ったらお客様を幸せにすること？　それがお互いハッピーだなっていう。

KID：お金を使ってもらうには、「KIDくんのために仕事頑張るね」ってお客様にモチベを上げてもらうしかないから、そのためには距離も近くないといけないわけで。結論、距離感ですかね。

パンプくん：搾取にならないようにってとこも意識してるな。今月1,000万行きたいから、じゃあいくら使わせようとか、自分本位にならないように。

KID：自分本位ねえ、なりそうですよね。

パンプくん：まあね。やっぱ記録に追われてたり、ナンバー争いがあったりで。そうなりやすい構図ではあるんだけど。自分本位だと切れちゃうから。

KID：そう考えると余裕を持つとか焦らないことも大事っすね。

パンプくん：だからあえて目先の数字に逆らうというか。1人ずつ毎月増やしていけば、いずれは勝てるのかなくらいの気持ちで向き合ってるかも。俺は。

KID：長期的な視野でね。

パンプくん：ストレスもなくお客様もそこまで切れることもなくって状態を意識してる。

結論：自分本位ではなくお客様を幸せにする。距離感。

Q. 単価型と組数型どっちが売れる？ どっちがいいの？

KID：組数は努力と実力だけど、単価はもうセンス。自分が努力派なのかセンス派なのかによる？

パンプくん：どっちが売れるっていう話でもなくて。時期もあるし向き不向きもあるし。そこは割と変化し続けるもんだからね。

KID：僕は、売上に特化したからすぐに有名になれたんですよ。半年やそこら努力しただけで実力つけるのは無理だと思ったから、最初は少数精鋭。でも、そこからはフォーカスを変えて、ある程度、顧客数も増やしていかなきゃっていう。

パンプくん：組数多いほうが安定するし“人気者”っていうイメージもあるから、両立できたら最高なんだけどね。どっちもできるけど両方は無理ってあるから。

KID：確かに。どっちもできるっちゃできますからね。今月、組数で記録出してくださいって言われたら、ズルなしで100本近くはいける。でも、それを一生続けてくださいとなったらキツいな。

パンプくん：俺は自分の時間もないと無理なタイプだから、どちらかというと単価型。最初から抱えられる範囲のお客様しか抱えない。組数は何カ月かやったことあるけど持たなかった。マメに連絡にしなきゃだし早く出勤しなきゃだし。疲れちゃって。

KID：組数を意識すると、がっつりホストと向き合わないといけなくなりますよね。それだと自分に使う時間がなくなって将来に備えられなくなりそう…。私見だけど売上特化型の人のほうが出世してオーナーになってるケースが多い気がするな。

パンプくん：人にも自分にも時間が使えるからね。

――そう考えると、売上も組数もぶっちぎりで何年も走ってる平良翔太さん（club Leo取締役会長）ってやっぱりすごいんですね。

KID：あの人はガチでスーパースターだから。ホスト界の帝王になると思いますマジで。24時間ホストをやれてる。昔から友だちだけどホストになってからプラベで遊んだこと一回もない。

パンプくん：一回もないは嘘でしょ（笑）。

KID：ほんとだよ。家で会うのみ。一緒にアフター行くとかはあるけど。遊びに行くとかはないな。

結論：単価型か組数型かは向き不向き＆ホストとしてのスタンスによる。両立できたら最強！

５年連続２億超え＆組数1,600本超えのスーパースター。ちなみにKIDさんは、同じお店のHIROさんと共に翔太さん宅に同居する“平良家ファミリー”。

〜ホストと姫の絆問題〜

Q. ホストにはみんなエースがいる？　何を持ってエースなの？

KID：みんないるんじゃない？　一番使ってくれてる人がエースってことだったら。

パンプくん：何を持ってエースか。たとえば月300万使う人が2人いたとき、じゃ、どっちがエースかといったら、担当をよりリスペクトしてるほうが本物のエースかなと。

KID：一番使ってるってだけじゃなくてね。

パンプくん：担当の足を引っ張る人もいるじゃん。そういう人はお金を使ってくれててもエースとはあんまり思いたくない。

KID：はいはいはい。仕事を理解してくれてる人じゃないとね。

パンプくん：お金これだけ使ったからこれしてよって言ってくるような人は、本物のエースとは思えないかな。

KID：でも、それは求めちゃうんじゃない？（笑）

パンプくん：本物はきっと見返りを求めない。無償の愛と言ったらあれだけど、「担当に全てを捧げてます」、それが本物だと思う。

KID：え〜。なかなかいないっすよ。そんな人いないと思う（笑）。

結論：お金を使ってくれて尚且つ担当に対してリスペクトがある人が本物のエース！

Q. エースってどのくらいお金を使うの？

KID：月1,000万以上使ってもらったことは経験として全然ありますけど。基準はないよね？

パンプくん：やっぱり毎月ちょっと変わるよね。お客様のその月の稼ぎにもよるだろうし。

KID：でも感覚的に、めっちゃ使ってもアベ400、500じゃない？

パンプくん：あ〜そうかもしれない。

KID：逆に言ったら、月1,000万使うエースってあんまり最近見ないな。単発ではあるけど。ずっと使い続けてるみたいな人はいないかも？

――アベ400、500っていうのは業界全体的に？

KID：Leoで見ている範囲ではっていう感じ。一番上のキラーコールが小計300万からなんで。ちょこちょこ遊びに来ながら締め日にドンと使って、ざっと400〜〜500万。だから、それが一番使う人の基準になってるんじゃないかな？

パンプくん：最上級は1,000万コールだけど、それはやっぱもう稀。Leoでも数カ月に1回レベル。

KID：でも、500稼げないからエースにはなれないって話ではないですよ。使ってもそこが限界だよねっていうだけ。

パンプくん：普通にとんでもない額だから、そこを基準にしなくても大丈夫（笑）。

結論：一番上のコールくらいの額を毎月使っていたらすごい！

Q. 理想のお客様、大事にしたくなる姫ってどんな人？

パンプくん：僕はさっきも言った見返りを求めてこない人。内心ではあると思うけど、それを前面に押し出してこない方が理想です。

KID：Leoの従業員と楽しそうに飲んでくれる人かな。お店って1人でやってるわけじゃないから。みんなと楽しく飲んでくれるお客様が、僕はいいなって思います。

パンプくん：なんか平和。KID超良い人じゃん。俺、見返り求めて来るなみたいなこと言っちゃってるのに（笑）。

KID：なんだったら僕が休みのときでも遊びに来てくれるような、店を大好きでいてくれる子が理想のお客様です。

――大事にしたくなる人は？

KID：理想のお客様と同じですね。従業員のことを大事にしてくれる人を僕も大事にしたくなる。

パンプくん：俺も理想と一緒で見返りを求めて来ないコですね。そういう子ってかわいいわけですよ。健気で。大体が見返りを求めてくるからこそ、その中で求めて来ない人の希少価値が高い。大事にしたくなるし特別になれる。存在が愛おしいですよね。

KID：なかなかいないからこそね。

パンプくん：何も言わないから進んでなんかしてあげたくなるし。「これをして」って言われてするのって、仕事になっちゃうから。

KID：言われる前にこっちから提案したいですけどね。お出掛けしようとかは。

パンプくん：そうそう。やれって言われてやるの、誰でも嫌じゃない？　…でもなあ、ホストが強制しちゃってるから、女の子も強制してくるっていう構図がそもそもあるからな…。

KID：内省し出した（笑）。

結論：担当以外の従業員とも楽しく飲んでくれる人。見返りを求めてこない人は健気で愛おしい

“神威ルイ”時代より体が大きくなっているような？「筋肉ホストで攻めようと思って体を大きくしました！　顔には限界があるけど、体は自分の努力次第でいくらでもカッコよくできる。そこを頑張ろう。そこでナンバー１目指そうという心意気です。マッスルホストの時代は来ます！」（パンプくん）。

Q. 店外しますか？　何してますか？

KID：店外はお客様の希望に合わせます。水族館とか。こないだは立川のお花がいっぱいの公園行きましたよ。

パンプくん：あーあるね。昭和記念公園かな？

KID：そうそこ。普段、会うのが夜だし店内って暗いじゃないですか。店外ってなったら外行きますね。明るいとこに行きたい。

パンプくん：いいね。普段とのギャップね。明るいとこ。

KID：日光浴びたいから基本昼からお出掛けします。

パンプくん：メンタル的にも日光大事！　でもさ、店外って諸刃の剣だったりしない？　ただ時間使えばいいってものでもないし、自分のダメなとこが露呈しちゃう可能性もあるから。実は結構ハードル高い。

KID：いや、ほんとそう。他が良くても店外が下手だったら売れないだろうな。

――「店外が下手」ってどういう感じなんですか？

KID：暑そうなのに飲み物買ってあげないとか、レディファーストができないとか、気配り全般からほんとに細かいところでいろいろ。ドライブ中に流す音楽がセンスないとか。

パンプくん：女の子が全然好きじゃない曲流しちゃったりしてね。この人空気読めないみたいな。

KID：マダムなのにラッパーの曲流して、イエッサーなんて言ってたら全然イエッサーじゃないよっていう。選曲は超重要！

パンプくん： 店外はセンス、ホスピタリティ、エスコート精神！　までも完璧にできなくても、なんか不器用で慣れてなくてかわいいってなるパターンもきっとあるから。

――パンプくんは店外でどこ行くんですか？

パンプくん：最近だと美術館へ行きますね。六本木の国立新美術館とか。

KID：美術館！ それ喜ばれる？

パンプくん：人による。そういうの好きじゃなかったら普通にごはんとか映画とか。でもやっぱり文化、芸術活動に触れたいかな俺は。それを共有できる姫が欲しい。募集してますって書いといてください（笑）。

結論：店外はセンス、ホスピタリティ、エスコート精神。ドライブ中のBGMは選曲に要注意！

ちなみに取材中のBGMはお二人の好きな曲ということで『アスノヨゾラ哨戒班.／ゆある』が流れてました。「僕の携帯で聞いた曲ランキング3位に入ってます。何回この曲を聞いて出勤したことか！」（KID）。

Q. 自分の中で「いくら使ったら○○する」みたいな基準はありますか？

パンプくん：俺はそういう基準はないな。そのコに対して感謝を感じたときにお返しをする感覚だから。

KID：僕もいくら使ってくれたら〜で動いたことないです。逆に1円も使ってもらってない人と6カ月間くらい店外してて、「そこまで一生懸命やってくれるんだったら」で、2,000万使ってもらったことはありますけど。

パンプくん：それすごいね。それまで一回もお店には来てないってこと？

KID：最初にお店で出会ってそこからは来てなくて。でも、もう見るからにすごいお金持ちだったから、指名欲しいなってところでアプローチし続けたみたいな。

パンプくん：６カ月はすごいな。今だったら無理かも。売上が欲しいってときだったら頑張ったかもしれないけど。

KID：「いくら使ったら」に限らず、自分が決めつけちゃうのよくないと思うんですよ。「この子はお金使わない」と思ってたお客様が、他のホストさんには1,000万使ったみたいなことはあるわけだから。

パンプくん：今、自分には10万しか使ってくれてないけど、本当は1,000万使えるキャパシティがあったっていう。

KID：そう。「この子は使わない」って結構みんな決めつけちゃうけど、それでめちゃくちゃお金を使ってくれるお客様を逃すこともあるから。可能性を念頭に置きつつ、粗略に扱っちゃいけないなって思いますね。

結論：「いくら使ったら」という基準はない。お客様のキャパを勝手に決めつけない！

KIDさんとパンプくんでお届けしたホスト討論会。ホストの売れ方やお客様事情を語り合った前編に続き、後編は「ホストの恋愛事情」や「病みと闇」を中心にお届け！　近日公開ですのでお楽しみ♪

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