大阪のレジェンド、“顔面エルメス”こと一条レンさん(『Dear’s大阪』)の愛弟子、『Dear’s Lucia(ディアーズ ルチア)』初代代表・流川りょうすけに注目!
テニスコーチからからホストになったバックグラウンドから、安定売りの営業スタイル、師匠と慕う一条レンさんとのエピソードや代表就任までの道のりなどなど、りょうすけさんにまつわるあれこれを掘り下げました!
『Dear’s Lucia(ディアーズ ルチア)』はいつからあるんですか? りょうすけさんは初代代表?
ルチアはプレオープンが2023年の1月でグランドオープンが2月。お店がスタートするときに僕も、『Dear’s大阪』から代表として移籍しました。
お店の内装が、某ランドというかシーというか“夢の国”っぽいと評判ですよね!
テーマパーク感めっちゃありますね。内装に関しては楓社長(Dear’s大阪など4店舗の社長・ハレルヤ楓さん)がこだわった部分。ゾーンごとにモチーフのキャラクターやテーマがあってキラキラですね。
どんなゾーンがあるんですか?
美女と野獣、アラジン、リトルマーメイドとか…。VIP ルームはシンデレラっぽい感じかな。入り口を入ったところまでは普通のホストクラブなんですけど、キャッシャーで受付を済ませてさらに扉を開けると夢の国が広がっているみたいな。初回の方はそこで「わあぁ!」ってテンション上がってくれるみたいで。楽しいって言ってもらえてます。
りょうすけさんのホスト歴は?
23歳になる直前からやってるんで6年目ですね。最初から今のグループでお店もずっとDear’s大阪でした。
Dear’s大阪といえば一条レンさんがいるお店。
そうそう。レンさんは僕の師匠です!
ホストになる前は何してたんですか?
21歳までは大学生で、大学やめてからはフリーターしてました。ホストになったキッカケはスカウト…なのかな? ある日SNSに「ホストやりませんか?」てDMが来たんです。「体験給も出ます」って書いてあって。フリーターやしお金もらえるのいいなみたいな。ホストっていうものに興味がないわけではなかったから行ってみたら…ハマりました(笑)。
フリーター時代ってどんなバイトしてたんですか?
いろんなバイトをしましたけど、長くやっていたのはテニスコーチです。小5の頃からお世話になっているテニススクールで。
コーチ! テニス上手いんですね。
普通の人よりかはくらいです(笑)。「バイトしてるんやったらうちでやらへん?」みたいな感じで誘われて。普通に固定の時間制のクラスがあって、大人であったり子供であったり、来てくれる生徒さんたちにテニスを教えるっていう。
学生時代はテニス漬け?
まあまあくらいかな。中学の頃はテニススクール通いながら部活はバスケ部やったし。高校は部活もテニスでしたけど。でも全然、地方予選の決勝まではいつも行くけど、そこから上には進んだことなくて。趣味の延長みたいな感覚でやってました。テニスって普通にやってて楽しいから。最近は久しくやれてないけど、店にテニス経験者がいたらコートとか借りてたまにやったりしますね。
駆け出し時代どうでした? すぐ売れました?
指名とシャンパンは早いほうではあったかなと思います。初日に指名をもらって、シャンパンも入店2日目におりたので。そこから少しずつ指名が増えて、2カ月目からはお茶を引くこともなくなり…。今に至るまでお茶引いてないですね。いや、1、2回はあるかも(笑)。
入店2カ月目からほぼお茶引いてないってすごいことでは。
売上が上がるまでは半年くらいかかりましたけどね。それまでって「とにかくお茶引かんとこ!」でやっていて、呼ぶことだけに集中していたので。売上というものに意識が向くようになったのは固定の指名の方ができてからでした。
りょうすけさんの売り方は?
組数もそこそこ、単価もそこそこでやってます。自分指名の方は飲み席が多いので、単価は上がりやすいかも。ガチの飲みだけで上げてる(笑)。
飲みだけで!
僕、普段煽らないんですよ。そういうのはイベントのときだけでいいやって思ってるんで。シャンパン入れてもらおうって思ってないから、ラスソンも狙ってへんし取りにも行かない。にも関わらず上位のほうにはいるから、Dear’s大阪時代はいつも不思議がられてました。「りょうすけってラスソンとってないのに、いつの間にかいつも上位におるよな」って。そういう感じ、自分らしいなあって思います(笑)。
りょうすけさんのホストとしての強みはどんなとこですか?
どこなんやろ(笑)。長く指名してくれてはる人や仲良いお客様に、ヘルプの子がよく聞くんですよ。「りょうすけさんのどんなとこが良くて通ってますか?」って。そうすると「なんとなく」って答える人がめちゃくちゃ多いんです。「なんとなく会いたくなる」とか「なんとなく来ちゃう」とか。なんとなくで選ばれてます(笑)。
心に住み着いてる…。理由がある好きより「なんとなく」が一番強い!
安心感とかなのかな? でも実際、顔が好きで通ってるとかより、なんとなくって言われると僕も嬉しいです。思えば全部そうかもしれない。一撃でドカンでと売ったりしないけど「なんとな〜くいつも上位にいるな」とか「なんとな〜くいつも売れてるな」とか。「なんとなく」安定してるのが僕の強みかもしれないです(笑)。
ホスト歴のなかで転機だったなと思う出来事はありますか?
入って1年半くらい経った頃にホストやめようと思ったことがあったんです。この先どうしたいっていう夢もなくて、女の子の相手をするのがしんどくなってきて…。モチベも上がらない、売上が上がる未来も見えない、自分のなかでめっちゃ病んどって。
そのときDear’s大阪の中でチーム制ができるときやったんですけど、僕はもうモチベもないからチームどこでもいいし、なんならシフトになるか、運営スタッフになるか、やめるかで追い込まれていて…。実際、運営スタッフの給与体系とか見せてもらってたくらい、真剣にそっちを考えていて。
そんな頃が…。
なんかこう疲れちゃったというか。そんなときに思い止まらせてくれたのが楓社長と一条レンさんだったんです。2人と話すなかで迷いが消えてもっと上を目指そうと思えた。このとき次のステージに進んだなっていう感覚がありました。
レンさんと深くがっつり話したのも多分そのときが初でしたね。真剣に向き合ってくれて、それで心を揺り動かされたというか。「俺に勝ちたいなら、俺を目標としながら俺のチームに入れ」と言ってくれて。この人について行こう、レンさんを目標としてこの仕事やって行こうって決めたんですよ。レンさんは組数も売上もどっちもあるホストなので、僕もそういうホストになろうって。そこで目指すところが定まった。
目標ができて変わりました?
仕事に対しての熱量が爆上がりしました。それでその月はナンバー2になって。やっぱり気持ちの問題というか。目指すところや目標って大事ですよね。どこに向かっているのかが定まってないとブレるんだなってこのときに学んだ気がします。
りょうすけさんが初めてナンバー1になったのはいつ頃?
レンさんについて行こうって決めた年のバースデー月ですね。といってもその後も圧倒的にレンさんが1位。それを僕が追いかけるっていう構図は変わらず。で、たまに勝つみたいな。Dear’s大阪時代はそういう感じでしたね。
ずっとレンさんについて行ってたから。新店の代表になるときは「代表になったら離れることになるな〜」ってちょっと迷ってた部分もありました。「代表になりたい」って言って頑張ってきたの自分なんですけど(笑)。
代表に選ばれる流れってどんな感じなんですか? 次のポストの人が繰り上がる的な?
店によると思いますけど、うちの場合はそうじゃなかったです。代表の次に代表代行とか取締役とかありますけど、Dear’s大阪での最終的なポストは総支配人でしたし。
そのときは「やりたい!」と言ってた人の中から選ばれた流れでしたね。ルチアができるだいぶ前に、楓社長から「代表になりたい人は言ってください」と言われていて。そこで「やりたいです!」って意思表明していたので。
やりたいと言えばできるわけじゃないですよね?
代表になりたいっていう意思があった上で、日頃の行動や売上、発信力、どれだけなりたいかっていう熱意、そういう諸々を見て判断されたんだと思います。「そこはちゃんとやらなあかんよ」ってことは言われていたので。そのとき、もう1人代表になりたいキャストがいてお互いに意識し合いながら競っている状態でしたね。
ライバルがいるってわかるんですか?
この2人が競ってますってアナウンスされるわけではないけど、SNSの発信とか見てたら大体わかりますよね。だからといってバチバチみたいなこともないんですけど、ライバルなんやな〜って意識はそっとありました。
りょうすけさんの夢や今の目標は?
ルチアをもっと強くすることです。初回へ行こうと思ったとき真っ先に名前が浮かぶような。Dear’s大阪に並ぶ有名店にすること。そこが今自分が目指しているところです。そのためには幹部陣も中堅層もジュニアメンバーも強いような店にしなきゃいけない。キャストの数ももっともっと増やさなきゃいけないし、クリアすべき課題はいっぱいあるなっていう。
もちろん個人としても店の中では売上1位でいなきゃって思いますね。従業員を引っ張っていくためにもそこは絶対。数字で実力を見せられる代表でありたいです。
一条レンさんとのエピソードや、「なんとなく選ばれている」という話が印象的だったりょうすけさん。人気の大阪ホストとして今後も要チェック。“夢の国”っぽさのあるお店も一度訪れてみたいですね!
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