キスマイ玉森裕太似、大阪一顔面が強いといわれる関西の超有名ホスト、『Dear’s大阪』一条レンさんがメゾンドボーテ初登場! 3年連続で1億超え、グループNo.1を取り続けているレンさんですが、そこには自分の記録のためだけではないお店作りへの熱い思いが!! “顔面エルメス”と評される大阪の至宝、レンさんの実力もハイブランド級なホスト人生に迫ります!
レンさんといえば「顔面エルメス」。これキャッチーですよね。いつ誰が生み出したんですか?
これいつからやったかな…。1人のお客様が何かのときに言い出して、「それいいね!」みたいな流れやった気がします。顔面国宝はよく聞くけどエルメスは初耳やったしちょっと面白いし。響きとしても語呂がいい。上手いことついたなって思いました(笑)。
ホスト歴はどのくらい?
今年で10年目です。21のときにはじめたんですよ。大学3回生のとき。それで最初は大学行きながらシフトで入ってて…。
お店は?
今と同じグループで、系列の3部にいました。今はお昼の部はないんですけど当時はそこに。学生やったんで夜遅いと翌日が大変なので。大学が休み日の昼に出勤するみたいな形で働いてました。週2、3とかで。そのとき別なアルバイトもしていたのでそんなホストがっつりでもなく。
バイトは他に何を?
イオンのスーパーで品出しとかしてました。家からめっちゃ近くて時給も良かったんで。ホストとイオンがかぶってた時期は1年半くらいかな。
大学、ホスト、イオンを1年半も両立。
でも、大学の単位は3回生のときにほぼ取り終わっていたので。4回生のときはそんなに行かなくてよかったんです。
優秀!
賢かったです。そのときは(笑)。学校は意外としっかり行ってた人やったんで。
3部には3年半ぐらいいたんですけど、上の人からも「そろそろ1部でやらん?」と言われ。それで今いる『Dear’s大阪』のほうに。Dear’sの社長さんが僕をすごく必要としてくれたので。そちらへ。
ホストは最初から売れました?
いや、最初はもう全然。連絡もせずお客さんに時間使うこともなく。何もせんでも売れるやろスタイルでおったんで全く売れず。新規だけ取れて終わってるみたいなんが多くて。それで、「あ、やっぱ違うんや」と心を改め、そこからですね。
とはいえ3部の時代はレベル低かったです。お店の1番ではあったけど、みんな1部に移動していったから繰り上がって1番になっただけやったし。そもそも店のレベルもそんなに高くはなく。売れている先輩を見て学ぶ経験もないまま独自にやってたんで全然でしたね。まだまだ本気でもなかったし。
本気になったのは?
ホストはじめて3年くらい経った頃かな、表彰式というものに初めて出たとき圧倒されて…。壇上のスピーチを見てすごく感情を揺さぶられるというか、「見る側めっちゃ嫌やな」って思って。そこから本気になり、売れるロードを少しずつ進んで行ったみたいな。
売れるロード!
売れるロードと言っても数百万の時代が続き、初めて1000万いったのがちょうどDear’sに移動して最初のバースデーのとき。25歳、26歳ぐらいちゃいますかね。なんとなくふわっとやってた期間がずっと長かったのでホストとしては遅咲きですねえ。
そこからアベレージ400、500万の時期がちょっとあって、コロナ禍の手前あたりで一気に軌道に乗った感じ。2020年の6月から20カ月連続で1000万売り、その年から年間で億の大台に乗るようになりました。
3年連続億超えのレンさんですけど、2021年が1億9,000万で去年が1億8800万と高額で安定してますね。
数字に大きな開きはないけど、2021年と2022年とではちょっとスタンスを変えました。2021年の1億9000万のときは連続1000万記録を作っている時期で、そのために必死でどうにかして売らなってあったので。女のコが感じるプレッシャーも強かったと思うんですけど、2022年は連続記録にこだわるのを一旦やめ、自分のペースも大事にしながらやろうみたいな。
ある程度落ち着いて余裕を持ってやれているのは2022年からですね。代表として従業員を育てることもしつつ、プレーヤーとしても背中を見せる。そのどちらも良いバランスでできている感覚があったので。「こういう感じで行こう」っていう自分の方針がちゃんと見えた年でもありました。
Dear’s大阪は関西で今一番勢いがあるお店と言われてますけど、今くらいの人気店になったのはいつ頃なんですか。昔から?
グループの年間売上でDear’s大阪が今V4なんですけど、今の形になるために走り出した時期というのであれば4年近半くらい前になるのかな。
社長のハレルヤ楓さん、専務の寿司さん、常務のしんのすけさん、CLOの華月雪さん、僕、ちょっと時期は遅れて今ディレクターをしているくまのゆいとん。この6人が中心になって「ミナミのテッペン取りに行こう」と誓って。ディアーズの基盤を作っていったっていう。
作り上げた歴史があるんですね!
それ以前はグループの中では2番、3番。大阪全体で見たらもっと有名な店舗が上にあって…。それを全部抜いて一番上になったろうみたいな。そういう野望をブチ上げて。それでキャストの人数も増やしつつ、店としてのグレードも引き上げて行こうっていう。そういうチャレンジがはじまった。ホテルでいったらAPAからリッツ目指そうみたいな試みですよね。
結構高みを目指したんですね。
目標は高く。それまでも活気があって賑やかではあったんですけどノリがちょっとね。おふざけのお店すぎたんで。めっちゃお酒飲んで最悪なくらいふざけてたんで。何かを禁止するってことはなかったですけど、「こういう行為は一流なのか?」をそれぞれ自問自答してもらいながら接客してもらう。賑やかなんはいいけどうるさく騒いで変なことするのはやめようみたいな。そういうとこから始まりましたね。
レンさんの爆走もその頃から始まってるんですね。
そうですね。ちょうどその辺りから。大阪のてっぺん目指そうってなった年、うちの店舗はグループのナンバー1には届かなくて2番やったんです。表彰式で今の社長がめっちゃ悔しそうな顔してて、それ見てたら「あの顔させへんために、俺は何ができるんかな」って考えて。そこから自分個人としても走りましたね。
店全体を上げていくには時間がかかるかもしれないけど、自分が1番になれば店の売上もそのぶん勝手に上がるじゃないですか。だったら自分、絶対売れなあかんなって。それで自分も店舗もグループでナンバー1になったときぐらいから、ミナミでもDear’s大阪がバーっと有名になっていって。
熱いですね!
こう見えて僕めっちゃ熱いんで。僕だけじゃなくうちの店舗はみんな熱いですね。イベントごととかもめっちゃ燃えるんで。
ところでレンさんは何営業なんですかね。
アイドル営業に近いのかな。ミナミやったら有名ホスト枠やと思うので。「会いに来ました」で指名してくれる人は多いですよね。そういう推し活的なお客様がたくさんいるなかで、強い女のコもちらほらいるような。
組数も多いですもんね。
記録作ってたときは本数を意識して1400本とかいってましたけど。代表としてのお店の業務を増やしてからは、そこは意識しないでおこうとなって今は月100本行くか行かないか。年間1000本で落ち着いてます。強い女のコやイベントで使って欲しいお客様とはいつ来るか相談したりしますけど、基本はお客様のタイミングで好きなときに好きなように。
レンさんはお客さんが長く続く人ですか?
メインで使ってもらってる人たちは2、3年ぐらいとか。長いですね。新しいお客様が使ってくれることもあるけど入れ替わってはいかないです。根の部分は変わらず。
なんでなんやろうなって自分でも思うんですけど。でもまあ聞いてるなかで思うのは、やっぱり仕事への熱量的なもの? そこをリスペクトしてくれるお客様が多かったりするので。本気で仕事に取り組んでるしマイナス発言とか一切ないから。そこでお客様も長く応援し続けてくれているのかなと。
いっぱい切れてきた時代もありますけど、その頃よりもシンプルにホスト力が上がったんだと思います。お客様から「飽きた」みたいなこと言われることはなくて。ホストって「飽きる」と「呆れられる」が切れる理由の2大ポイントだと思ってて。そこさえ回避できたら長く続きますよね。
飽きさせないためには?
そこはもう楽しい会話、笑える時間っていうものを提供し続ける。楽しかったら飽きることはないから。会話に関しては自分でも上手いとは思います。得意ジャンルですね。
呆れられないためには?
弱いとこを出しまくってたら呆れられますね。「また泣き言か…」みたいな。頑張ってるから応援したくなるのであって弱い人は推せない。「絶対折れない」は意識してます。ちょっと無理そうみたいなことがあったとしても弱気になったり、投げやりになったりしない。諦めないし不安も口にしないです。多分僕、メンタルめっちゃ強いんですよ。病むとかないし。絶対折れないことが自分の一番の武器やと思います。
顔面だけじゃなくハートまで強い…。でも、ずっと売れてる人って心も体も丈夫ですよね。病まないし風邪も引かないみたいな。
それ、めっちゃありますね。メンタル強いから売れるし、売れてるからさらに強気でいける。心が元気だから体調もいいみたいな。病は気からっていうけど売れてない人ってマイナスなこと考えるんで体も弱かったりするんですよ。お店休むことも多いし。
レンさんの今の野望や目標は?
運営側としては億超えの売れっ子を育ててさらに店を強くしていきたい。僕が直属で教えていた流川りょうすけってコがいて、今年1月に分店した『Dear’s Lucia』の代表に選ばれたんですけど、そういう売れっ子を輩出していくことが今の目標です。
個人の目標でいったらまだ2億行けてないんでそこですね。2億はずっと目指し続けようかなと。今年ダメだったら再来年も目指す。2億行ったらその次は3億。現役の間は本気でやろうと思ってるんで。代表してるからプレイヤーはおざなりになるっていうのは嫌なので数字は追いかけたい。背中で見せる代表であり続けたいです。
現役は続けられる限り続ける?
いつまでみたいなことは考えてないですけど続けられるうちは。この仕事、好きでやっているので。ホスト業界離れようと考えたことは一切なくて。現役を上がったとしても今のお店でサポート側に回れたらと思ってますし、何かしらの形で業界と関わりながら、ずっと大阪でホストを盛り上げていきたいですね。
関西発のカリスマイケメン・一条レンさんインタビューいかがだったでしょうか。顔面が強いだけじゃない、レンさんの熱い生き様も素敵でした!
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