キャバクラ社長&プロデューサーからプレーヤー復帰!! 『ファブリック新宿』でキャバ嬢に戻った夏目こころさんの現役復帰インタビュー。「めちゃくちゃ恥ずかしかった」という復帰前後の心境、再出発の場所にファブリックを選んだ理由、そして現在のお仕事ぶりまで詳しくお話を伺いました♥
―こころさん、キャバ嬢に現役復帰したっていう話ですけどほんと?
そうなんですよ。いろいろあって社長兼プロデューサーとして関わっていたお店を辞めて…。今は歌舞伎町の『ファブリック新宿』で働いてます。
―在籍はいつから?
2月に5日間くらい体入してみて、在籍は3月に入ってすぐの頃。
―体入したのはファブリックのみ?
他にも1店舗だけ。『セリュックス』に体入しました。セリュックスもすごく良かったから、どっちにしようかめっちゃ迷ったんですけどね。
―ファブリックを選んだ決め手は?
ゼロからキャバ嬢を始めようって考えたときに、ファブリックのほうが挑戦しがいがありそうだと思ったから。セリュックスとファブリックって客層も店の雰囲気も全然違うんですよ。セリュックスのほうが今まで自分が働いてきた店に雰囲気が近いから働きやすそうだったけど、どうせだったら知らない環境のほうが面白いかなって。
ぶっちゃけ体入に行ったお店以外にも「うちに来ない?」って声はかけられていて。移籍金も何千万出しますみたいな感じで誘いもいろいろ受けていたんだけど、お金出せば来るって思われているみたいで何かちょっと気乗りしなくて…。あえてお給料が一番低いところにしました。初期設定は低くして一定以上の売上を出したらそこからは交渉っていう形で。
―お金はそんなに重視してないの?
結果を出せたらお金は後から勝手についてくると思ってるから。移籍金いくらとか、めちゃくちゃ高待遇な条件で入店して自分にプレッシャーをかけたくないっていうか。待遇が良ければそのぶん要求も高いじゃないですか。ハードルを上げすぎると気持ちが追いつかないから。
―背負うものも重くなりますもんね。
今までずっと、「お客さん呼ばなきゃ、売上作んなきゃ」っていう気持ちで働いてきたけど、一度引退した身だから、呼ばずにゼロから作っていくのも良いかもなって。ファブリックからも「無理してお客さん呼ばなくていいから、この店で新たに掴んで築き上げていこう」って言われたんですよ。そのために店側も支援するしみたいな。そういうところで思いが合致したっていうのも入店を決めた理由。あと、お店自体にもすごく興味があった。新宿で今お客さん一番入ってる店だって聞くし、黒服さんがすごく仕事できるらしいって聞くからどんなものなのか知りたかったっていうのもある。
―キャバ嬢引退しで半年で復帰っていうところで気まずさとかありました?
それは当然、めちゃくちゃ気まずいしめちゃくちゃ恥ずかしいですよ。普通に周りから見たら続かない人に見えちゃうから。実際、考えが浅はかすぎてお客さんにもほんと申し訳なかったし。みんな、「引退してすぐ戻ってきてアホやな」って笑い話にしてくれたけど、周り巻き込んでるからそこは反省してる。でも、起きたことは変えられないし考えてても仕方ないから思い切って開き直ることにしました。
―そこはもう開き直って。
開き直るしかない(笑)。店のプロデュースをやめたときに、もう夜の世界から完全に離れようかなって考えたりもしたんですよ。でも、まだキャバ嬢したい気持ちもあったし、いろいろ経験した上で得たものを多いから、それを生かしてプレーヤーに戻ったときにどう変わるのかを知りたかったっていうのもある。店舗の運営は経験できてよかったなと思っているから。
―経験したことでどんな変化が?
全体を眺められるようになった? プレーヤーだけやっていたときはひとりで自分の売上だけ考えていればよかったけど、店の経営をまかされるってなったらそれじゃ無理だから、必然的に広く見る視点みたいなものが自分の中に生まれた気がする。今まで目の前しか見てなかったからこれは結構大きい変化かも。それと、プロデューサーとして教える立場を経験したことで相手の立場になって考えることが前よりもできるようになったと思う。自分はできて当然のことでも他の人にはできないこともあって、その逆もあって。「なんでわかんないんだろう」って思ってるだけじゃ意味がないから、どうやって伝えるかその方法を考えるようになったりとか。そういう経験できたことはすごく良かったなって思う。
―人に何かを教えたり伝えたりするって難しいですよね。
めっちゃ難しかったです。毎日試行錯誤。経営者のお客さんに、「自分で当たり前にできることを人にどう伝えからいいかわからない」とか聞いたり、どう言ったら伝わりやすいか、教え方をたくさんリサーチして自分自身もすごく勉強になった。
たとえば、「どうやったら売れますか」みたいな相談って相手は具体的なノウハウを求めているけど、会話の流れとか教えたところで意味がなかったりするんですよ。売れる根本は「このコにいくら使っても惜しくない」って思わせられるかどうかだから、キャバ嬢としての人間力をどう上げるかみたいな話になってくる。そのために必要なこと、仕事に対する姿勢やマインドだったりが教える内容になってくるみたいな。人にものを教えるときには、ゴール地点から逆算して何を伝えるべきかを自分で理解していく必要があるんだなって思いました。
―そこまでわかった上で説明されたら伝わりやすそう。
どうだろう。役に立っていたら良いけど。でも、店の女のコたちとは関係性的には悪くはなかったと思う。今でも困ったことがあったらプライベートで相談されたりもするし、良い関係が築けていたんじゃないかな。
―ところで、ファブリックには週何日くらい出勤しているの? 他のお店と違う部分ってありました?
今は週4〜5出勤。ファブリックはキャバクラっぽくないというか、ラウンジっぽいというか。ドレスもキャバドレスよりキレイめのワンピースとかパーティー用ドレスがよしとされているし。あんまりキャバキャバした感じじゃないですね。私は相変わらず髪色明るくしてますけど、ほんとはそれもダメらしい。
―結果さえ出していればいいとか?
どうなのかな。でも結果は出してます!
―結果は出しているってことは、お客さんを新たに掴めている?
それがまだ、ファブリックでの新しいお客さんは少ないんですよ。前からのお客さんが中心です。みんな5、6年続いてるお客さん。誰も来てくれないだろうなって思っていたら全然そんなことなかった(笑)。
―営業かけているわけではなく?
ゼロから新規を掴もうと思っていたから営業はしてなかった。むしろ新規にあんまり着いてない。指名がめっちゃ多くてフリーについてるスキがなさすぎて。お店側からは「本数減らして」って言われてます。1日に7、8組越えると多すぎるみたい。指名が多すぎると1卓の時間が短くなってお客様の満足度が下がるから、上がる単価も上がらなくなるって。ベストは3、4組らしい。トータルで見たときそのぐらいがちょうどいいって言われます。
―売上的には3、4組が一番いいんですね、なるほどー。
それ以上になると効率が悪くなるらしい。最初の頃は毎日10組とか来てて全然回れなくて。それだけ組数来ちゃうとアフターもはしごになってお客さん的にも不満が残るから、構ってくれるコのほうに行っちゃうし。管理できないくらいのお客さんは持たないほうがいいって言われてます。
―人気者ゆえの悩みですね。
これまでは本数あるほうが良いと思っていたけど、確かに言われてみれば本数がありすぎることによってお客様の満足度が下がっていくっていうのも納得。どうしよっかな〜って思ってます。
―難しいですね。「来ないで」って言うんですか?
面倒臭い人には言うようになったかも。「来ないで」って。組数減らしてもいいやって思ってると、逆になんでも言えるようになったかもしれない。前は誰にでも優しくしていたけど今は別に切れてもいいやって思ってるから、しつこくされたときとか「なんか今日ウザいね」とか、「面倒臭いから来なくていいよ」とか普通に言っちゃう。「指名替えていいよ」とか。一緒に飲んでいて楽しい人とか、人として好きなお客さんだったらいなくなっちゃうのさみしいから言わないけど。そもそも、そういう人たちは面倒臭いこと言わないから好きなんだけど。
―キャバクラ復帰してみて良かった?
良かった。やっぱりキャバ嬢は楽しいし毎日が充実してる。一度やめたからこそわかった良さもあって戻ってきて良かったなって思います。ただ、戻ってきたからには売れたいな。前よりもっと売れたいって気持ちすごくあります♥
第二のキャバ嬢人生を歩み出したこころさん。今後さらに売れっ子になっていきそうな気配。ますます目が離せませんね!
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