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ホストの枠からハミ出す異端児『SENSE -TOKYO-』櫻遊志の美学!

ホストの枠からハミ出す異端児『SENSE -TOKYO-』櫻遊志の美学!

ダンスとエンターテイメントを融合させた新しいスタイルのホストクラブ『SENSE -TOKYO-』を築き上げた櫻遊志さん。DJやボーカルダンスユニットなどで全国のイベントにも出演する櫻遊志さんが本日のゲスト★遊志さんといえばホストの常識を打ち破るファッションで業界に革新をもたらしたネオホストの草分け的な存在。自分を貫くスタイルはいかにして生まれたのか、夜歴のスタートから現在までホストヒストリーをインタビュー!

櫻遊志(Yushi Sakura)
『SENSE -TOKYO-』社長
1988年4月9日生まれ
血液型:A型
身長:168cm
出身地:東京都
趣味:格闘技、ファッション

VenusBeautyClinic(ヴィーナスビューティークリニック)アートメイク

 

遊志さん今はプレーヤーとしては第一線を退いている感じですか?

そうですね。店にはいますし一応まだ指名は受けているんですけど、1年くらい前からは店の管理や従業員の指導がメインです。営業中に自分のお客さんを呼んでガンガン売り上げ立てるって感じではないですね。

でも、店に行けば会えるんですね。勝手なイメージで店にはあまりいないのかと思っていました

よく言われます(笑)。でも店には必ず顔を出すようにしているので毎日いますよ!

遊志さん名前の由来は?

小学生の頃に、正義感もあって顔もめちゃくちゃかっこ良いコがいて、そのコが“ゆうしくん”っていったんですね。それで俺に中で「ゆうしくんはカッコイイ」というイメージがあったので読みは“ゆうし”だなと。で、ホストは最初は遊び感覚で始めたので、「遊び感覚でナンバーワンになってやろうじゃないか」ってところで、“遊”に志しの“志”をつけたという感じですね。苗字は4月生まれだし、元々“桜”が好きだしってところで名字は“さくら”にしようと思ったんですけど、そのままだとさびしいから、旧字の“櫻”にして。

ずっと同じ名前でやっているんですね?

そうです。この名前、めっちゃ考えましたもん(笑)。

櫻遊志ホスト

ちなみに遊志さんのインスタにはたまに家族も登場しますけど仲が良いんですね。そして育ちもいいという話を聞きましたが?

仲はすごく良いですよ。自慢の親っていうとあれですけど尊敬しているので。育ちは…良いと思います(笑)。ふたりとも医者で自分も小学生くらいからずっと私立に通わせてもらっていたし、海外にもめっちゃ連れて行ってもらったりしていましたし。

両親がお医者さんだったら息子も同じ道に進んで欲しいとかは?

そうですね。なれと言われていたというよりはそれが当たり前みたいな感じでしたね。でも俺自身は勉強は嫌いで中学くらいから遊んでばっかで。高校も一応理系コースには進んだんですけど全然勉強はすることもなく。両親としては何でもいいから医療関係の職業目指してほしいみたいな感じだったんですけど、好きじゃない勉強をして医者になれたとしてもそこに魅力は感じないだろうし。そこをゴールに頑張ろうという気持ちにはなれなかったです。それでもとりあえずやりたいこともないからってことで大学へ行って、それで1年生のときにホストを始めて。

大学1年でホストに。スカウトとかですか?

大学のクラスメートがおっパブのボーイさんをやっていて。そこの社長が、朝の時間帯は箱が空いているから朝ホストをやろうっていう話になって。それでクラスメートのやつが大学の友達を誘ってホストクラブが始まったんですよ。「先輩とかいないから大丈夫だよ」みたいな。遊び感覚でスタートしたのがキッカケでしたね。

それなら楽しそうみたいな?

そうそうそう。自分も高校生くらいから、「俺、絶対ホストやったら売れるし」とか言ってたんで。

何人くらいでスタートしたんですか?

10人くらいですね。ほぼほぼ全員大学の友達でスタートして。代表の人だけがホスト経験者だったんでその人が教えるって形だったんですけど。

朝ホストはどのくらい続けたんですか?

そこでは1年くらいですね。もうホストだけでかなり売り上げが立っていたんで、社長にホストだけの箱を作って欲しいって直談判して。同じ箱で夜はおっパブっていうのが格好悪かったんで(笑)。それで新たに店をもうひとつ出してもらって。そこで2店舗にわかれて、新しい店舗でずっと代表みたいな感じでやっていましたね。

軽い気持ちで始めたホストが意外と長く続いた?

そうそう。大学3年とかになったら就活もあるから、その頃にはやめて普通に就職してって何となく考えていたんですけど。ホストでだいぶお金も稼げていたので。これでやめるのもったいないなって。やめて普通に就職して固定給いくらとかで仕事始めるのって正解なのかなとも思うようにもなっていて。だったらホストっていう仕事で金貯めて自分で何かやりたいことやったほうがいいなってところで。

遊志さんはといえばホストのイメージを180度くつがえすようなファッション路線を切り拓いた人、という認識があります。それは最初から?

最初は違いましたね。ホストを始めてからしばらくはスーツでした。嫌いでしたけど。でも、ホストをやる以上はホストのニーズに合わせた髪型とファッションでモテを追求しなきゃなと。ホストというカテゴリーの中から逸脱しない範囲で何ができるかみたいな。なんで、ゲームの世界の王子様みたいなイメージだったり、バトラー(執事)だったり、そのイメージに合わせて長いジャケット着たり、こんな長いブーツ履いたり。髪の毛もファイナルファンタジーみたいな髪型にして超長くてツンツンとか。常にテーマを決めてそれに合わせたファッションを考えていましたね。

櫻遊志ホスト

ホストというカテゴリーの中で世界観を作り込む?

それでずっとナンバーを取っていたんですけど。25歳の頃かな、もうひとつの店舗のほうが弱くなってきちゃって、1店舗で営業することになったんです。そのとき自分としてもいろいろ考えるところがあったんですね。「この先俺はこのままプレーヤーができなくなったら終わりなのかな」って。だったらもう好きな見た目で好きなようにやろうと。それでお客さんが減って売り上げが立てられなくなっても、お金もある程度貯まっているからホストをやめて違うことやったらいいやって。そう思ったら気が楽になって。

吹っ切れたんですね。

そう。お客さんのニーズに合わせた自分じゃなくて、自分のスタイルを好きになってくれるお客さんがいればそれでいいやって。それで短髪にして奇抜なファッションをしていたら、たまたまその感じがヒットして名前が売れて、これでホストをやめるのもったいないなってところで26歳のときに自分の店を出すことにしたんです。

それで『SENSE -TOKYO-』ができた?

そうなんです。前の店のときに広告にもっとお金をかけて欲しいとか、内装を格好良くして欲しいとかお願いしてたんですけど、そこはあまりお金をかけてもらえなかったので、自分のこだわりを全部詰め込んだ納得いく店にしたいというところで自分で店を出しました。

自分の好きな見た目でやっていこうと思ったとき、何から始めました?

まず髪の毛ですね。いきなりガッツリ短髪にして、これまでだったら髪が長くて似合わなかった服をガンガン着て。その頃は、BIGBANGとかの影響も受けた時期ですね。もろに“自分のスタイルはコレだ”っていうのを打ち出していたので、それに影響されたのもあって、髪の毛をブルーにしたり、ピンクにしたりしたこともあったし。

ネオホストと言われ出したのもその頃ですよね?

ネオホストというカテゴリーを作り上げたのはワイプラスという雑誌なんですけど。俺の奇抜なインパクトが強かったっていうのもあるし、他にもこれまでのホストとは違う系統の人たちが出て来ていたから、それを見て「これは普通のホストじゃないよな、ネオホストだな」っていうことだったんだと思うんですけど。

これまでとは違うファッショナブルなホストを当時はネオホストと呼んでいましたけど、今のネオホストのイメージはもっとカジュアルですよね。普通の男の子っぽいホストの総称みたいな。

厳密な意味合いはわからないですけど、確かにメディアがネオホストを取り上げるときって、そのファッションについて「大学生みたいな」とか「カフェの男のコみたいな」とか言いますよね。でも、自分の場合は、そういうカジュアルなファッションを追求していたわけではなかったですね。コンサートでのアーティストのステージ衣装みたいなイメージでコーディネートを考えていたので。スーツの時代もそうですけど追求しているのは常に非日常を演出するファッションでした。

非日常を演出するファッション?

仕事をするときはステージに立つつもりでファッションを捉えていこうというのが俺の理想なんです。だから、俺にとってのホストのファッションはカジュアルの対極にあると思っています。そこを勘違いして、ただ流行りのラフな服装のホストみたいなファッションにいっちゃうのはちょっと違うんじゃないかなと思っているので、スウエットにTシャツとかただカジュアルならいいんだと勘違いしてるコが俺の店にいたら言いますけどね。「一応高いお金を払ってもらっているわけだから、そのへんのお兄ちゃんと一緒の感覚でやったらダメなんだよ」って。「もっと高いレベルでファッションを考えていかなきゃ」って。ゆるくてもラフでもちゃんと格好良くキメられるならいいんですけど。それができないなら無難にスーツを着たほうがいいと思います。

櫻遊志ホスト

ただ好きな格好しているわけじゃないんですね。

芸能人もそうじゃないですか。テレビに出るときは衣装がある。私服っぽく見えても私服ではないですよね。ホストもそこは同じで、店に出るときは非日常をファッションでどう演出していくかだと思うので。

私服ならOKではなくて、非日常を演出するためのステージ衣装なんですね。

その上で私服っぽいとかはありだと思いますけど。自分の場合は、今日はやわらかいPOPな感じでいこうとか、今日は全部黒でめちゃくちゃモードっぽくいこうとか、衣装のイメージを変えながら自分自身も楽しみつつ、店に来るお客さんも楽しませたいという意識が強かったです。「今日いいね」とか、「いつもイメージが全然違うね」と言われるのが楽しくて服装にはこだわっていましたね。

ちなみに今日の遊志さんのファッションのテーマは?

わかりやすく攻めすぎていない程度のカジュアル(笑)。モードっぽくいくかカジュアルでいくかの2択で悩んだんですけど、撮影場所が自然光の入るナチュラル感のあるスタジオだったんでカジュアルにしました。でも、もはやプレッシャーもありますよね。普通すぎたら見ている人も面白くないだろうなとか。

ファッショニスタのプレッシャー(笑)。

髪型にしても、ここんところずっと似たような髪型をやっていましたけど、それが流行ってきたんで変えなきゃとか(笑)。自分が流行りを作っていく側でありたいから、いつまでも同じだったらつまらないから、次はこんなのにしようとか考えますよね。

ただ好きとか、似合うとかではなく戦略的に考えて変えているんですね。

ファッションも似た系統が続いたら全然違うイメージを打ち出したりします。じゃなかったら、みんなすぐ飽きちゃうと思うんですよ。特に日本人って飽きやすいと思うので。

独立して『SENSE -TOKYO-』を立ち上げたとき店のコンセプトは決めていましたか?

見た目も中身も格好良くてパフォーマンスもできる、『無敵にカッコイイ』ホストクラブにしたいっていうのがありました。カッコイイ男のコだけを集めて、ショータイムができるステージも設けてとか。

そういうメンズはどうやって集めているんですか?

ひたすら自分がイケているっていうのを認めてもらって、そこに共感してくれる人をキャッチしていくような。カッコイイコをつかむにはそれが一番良いと俺は思いますね。カッコイイやつってあんまりホストにならないので。

イケているメンズはホストにならない?

ですね。なんでホストにならないかっていったら、“ホストは格好悪い”ってイメージがあるからなんです。俺も昔はやっぱりすごい偏見があったし。イケているやつほど「ホストってダセえよな」みたいなイメージがやっぱりあるので。そこの根本を変えないとオシャレでイケメンなやつは入ってこない。そういうメンズは芸能を目指したりとか違うほうに進むので。そこのイメージや常識をくつがえしたいなっていうのは常にありますね。

話はガラッと変わりますが、インスタでキュンとする一言動画みたいなのをやっていましたよね。「#一言動画」で出てくると思うんですけど、あれは営業の一環なんですか?

ああアレwww営業というかこんなんやったら面白いかなという思いつきです。思いつきでやってみたら反響がよかったので、それで女のコがキュンとするセリフとかをネットで調べてシチュエーションをイメージしてやっていましたね。

あのセリフはリサーチ済み⁉

最初は自分で考えてやっていたんですけど、「もっと一言動画ください」みたいなリクエストがたくさんきたので、どんな一言がいいかを聞いたりして。

お風呂上がりに、女のコがごはんを作っていなくて怒るやつも名作ですよね。

あったあった。みかんのTシャツを着てるやつでしょ?

あれはあえてギャグっぽいTシャツを着ているんですか?

いや、たまたま(笑)。知り合いにポンジュースのTシャツをもらって、かわいいから寝巻きにしてたってだけで。風呂から上がってそのTシャツ着たときに、その一言動画のネタが浮かんだので、そのまま撮影したっていう。

このネタもそうですけど、一言いった後に舌をカンッと鳴らすのも定番ですよね。あのカンッはどうやって生まれたんですか?

若干ディスッてますよね?(笑)。これはただ、一言いったあとの〆が欲しくて舌を鳴らしてみたっていう、ただそれだけww そのセリフによってはどこで終わりなのかわかんないやつとかもあるので。

櫻遊志ホスト

ああ、「カンッ」でカットみたいな。

そうそうそう。そういうこと。だからよく「〆を見せてくれ」って言われます。「あれやって下さい、カンッてやつ」みたいな(笑)。でもカンッをやってたら、どんどんでっかい音が出るようになっちゃってwww

鍛えられたんですね。

今では内勤の従業員もカンッで呼べるようになっちゃいましたね。俺、声が通らないんですよ。「すみません!」とか「お願いします!」とか声を張っても全然届かなくて。なんで、「カンッて鳴ったら来て」みたいな。声より全然通るんで、どんだけ遠くてもカンッてやったらクルッてこっち見てくれます。

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それで、たまに女のコに「鳴らすのやってください」と言われて、カンッてやったときに、内勤のコがスッと来ちゃったりっていうこともありますけど。

ちなみに全部自撮りですよね?撮ってて自分で笑っちゃうことは?

全然ありますよ。だから俺、インスタのキャプションのところにも、「男は見ちゃダメ」って書いてるんですよww  趣旨を知らない人が見たら「何やってんのコイツ」って思うと思うんで。これはまあ、そういうことだからっていう。女のコに向けてやってるから男の人が見てもムカつかないでねっていう注意事項(笑)。

遊志さんは店のPVに始まり、自分のMVを作ったりもしていますよね?

半分は自分の趣味なんですけど、店のほうもステージを作ってショータイムをやったりしているので、それを知ってもらったりするためってところもありますね。こういう人間で、こういう店ですよっていうことを知ってもらうキッカケになれればなっていうところで。

モデル、アーティスト、DJ、格闘技などいろんなことをされていますけど、新たに挑戦したいと思っていることはありますか?

そうですね。今年は30歳の年なので今までで一番格好良い体にしたいなと思っていて。それで『サマースタイルアワード』という大会に初めて出てみようかなと思っています。その予選的な大会でルーキーチャレンジカップという大会があるのでまずはそこに挑戦して。

金子賢さんが出ている筋肉美を審査する大会ですよね。じゃあ目下肉体改造中ですか?

そうですね。格闘技のジムにはずっと通っているんですけど、鍛え方や絞り方が全然違うので。いまは見せる体作りというところで追い込んでいるところですね。

そこに挑戦しようと思ったのは?

「水商売なのに体をこんなに鍛えているってスゴイな」ってところで、もう一発、全然違う層にアプローチできたらなっていうことを考えてますね。まあ半分は趣味ですけど。面白そうだと思ったことにはどんどんチャレンジするほうなので。とりあえずいまは体を仕上げつつ、食事、睡眠、生活習慣というところからも改革中です!

『SENSE -TOKYO-』社長でありながら、ファッションやフィットネス、モデルなど様々な分野で活躍中。

生年月日:1988年4月9日
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身長:168cm
出身地:東京都
趣味:格闘技、ファッション

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