メゾンドボーテのモデルに加わった、北新地『Club NILS』の梨奈さんがコラムに初登場♪
「キャバ嬢という仕事にやりがいと誇りを感じるようになったのはここ2年ぐらい」という梨奈さんにキャバ嬢人生の変化について伺いました。
【プロフィール】
梨奈 (りな)
1990年9月5日生まれ/身長:158cm/兵庫県出身/北新地『Club NILS』勤務/週5〜6出勤
ラウンジからキャバへ。レベルの高さに心折れる…
北新地『Club NILS(ニルス)』の梨奈です。はじめまして♥
エースグループで働くようになったのは4年くらい前で、『Club PEACE(ピース)』が最初のお店。そのあとちょっと経ってニルスがオープンしてからはずっとニルス★
夜を始めたのは大学生になってすぐ。地元のラウンジで働き始めたのがキッカケ。当時は割のいいバイトって感じで出られるときだけ出勤してました。
ミナミの『CLUB Bee(ビー)』に移ったのはそれから2年くらい経った頃。「ラウンジでもまあ売れていたし、都会へ行っても余裕っしょ♪」くらいの気持ちでキャバクラに移って、結果、その自信はただの勘違いだと気づくみたいな(笑)
初めてのキャバクラは初日から圧倒されっ放しでした。女のコはみんなキレイだし、接客のレベルも全然違う。華やかな雰囲気にも完全に飲まれて、余裕どころか一瞬で自信喪失。ラウンジだったら1人のお客様に何人ついてもいいから間が持つけど、キャバクラは1対1。「知らない人と1対1でしゃべるってどうしたらいいんだろう」って。
もうその時点で腰が引けているというか。どう動いていいかもわからなかったし、お客様のつかみ方もわからず…。一応頑張ってはみたけど結果はまるで出なくて、入店1カ月で心折れました。
「もう、やめよう」そう思っていたとき、「やめるんだったら、遊びに来てると思って1カ月働いてみなよ」と言ってくれたのが、当時アローグループにいた現エースグループの綾田社長。
その言葉が心に響いたんですよね。「そんな感じで働いてもいいの? じゃあ1カ月気楽にやってみようかな」って。
昼と夜を行ったり来たり。20代前半はどっちつかず
綾田社長に言われた通り、「遊びに行ってるつもり」で働いてみたら、そこからちょっとずつ指名ももらえるようになっていきました。多分、肩の力が抜けて自然に話せるようになったおかげかな。そうなると仕事も楽しくなってくるじゃないですか。それで、もうちょっと続けてみようかなって思えた♥
ミナミにいたのは2年ぐらい。アローグループ系列の中でいろんなお店をぐるぐるしてた。当時は本気でキャバ嬢しているつもりでいたけど、今振り返ってみるとめちゃくちゃ甘かったなって思う。大学が忙しいときとか、お店の優しさに甘えて適当に働いたりしていたし。いずれは昼で働くんだろうなって意識があったからキャバクラは腰掛けで、ここで結果を出すってことにそこまで熱くはなれなかったから。
大学卒業してからの数年間は夜をやめて昼をしたりまた夜に戻ってきたり。昼職では販売員や医療事務の仕事に就いたけど面白くないから結局続かなかった。
本当は水商売が向いているし、好きだったんだと思うけど、そういう自分とちゃんと向き合っていなかったから、結局どっちつかずでふらふらしてた。思えばそれまでもずっと、「私は大学生だし」とか、「いずれ昼職するし」とか、逃げ道を用意していた気がする。
エースグループに入って新地に来てからもそういう気持ちはまだあった。キャリア的にはベテランだからソツなく仕事もこなしていたしナンバーにも入ってはいたけど、上位に食い込むほどではなく…。まあまあなキャバ嬢ってところだった。
水商売の楽しさを知ったのはニルスに入ってから♥
実は水商売に真剣に打ち込み始めたのはニルスに入ってから。やりがいや達成感をちゃんと感じられるようになったのもここ2年ぐらいの話で、コンスタントにナンバー1を取れるようになったのも去年から★
ニルスに入ってからキャバ嬢人生が180度変わったと思う。お客様との向き合い方も、お店での人間関係も、仕事に対しての考え方も…。ニルス以前と以後とでは別人じゃないかっていうくらい何もかも変わった。
それまでの自分は向上心が低かった。自分じゃ頑張っているつもりなんだけど、そのレベルが低いというか。3つ選択肢があったら一番簡単なものか、せいぜい中ぐらいの難易度のことにしかチャレンジしていなかった。人付き合いも下手くそだった。周りが引くくらい自分のことしか考えていなかったから、私のことを考えてくれるお客様もいなかったし、私のためにお酒を飲んでくれる女のコもいなかった。ぶっちゃけ誰からもあんまり好かれていなかったと思う。
団体の卓でみんなでアフターへ行くって話になったとしても、「アフター? 行かない。バイバーイ」みたいな、そういうタイプ。そんなの、他の女のコたちからしたら「なんで梨奈ちゃんだけ行かないの?」ってなるのに。そこで私は「なんで行かないのが悪いの?」って思っちゃうような。ほんと感じが悪いコだったな(笑)
できること以上の努力をしない、人を大事にしない、そういう私に「頑張ることで得られる達成感」や「人を大切にすること」を根気強く教えてくれたのがニルスの代表の木村さんと、あみマネージャー♥
代表とマネージャーに育ててもらって今がある!
木村代表とあみマネージャーには感謝してもしたりない。言うこときかない私をよくぞ見放さないでくれたなって。ヘルプで着いてくれた女のコにちゃんとお礼を言うとか、えらそうにしないとか、人が聞いたら「あたりまえ」と思うようなことすらもできていなかったから。
最初のうちは、「もっとこうしたほうがいいよ」「ああしたほうがいいよ」って言われても「いちいちうるさいな」って聞き流してた。反発して喧嘩したことも何度もある。それでもしつこく言われるから、たまにしぶしぶ言う通りにするんだけど、そうするとそれで上手くいったりするんだよね。「言われた通りにすると上手くいくっぽい」と気づいてからは、徐々に周りの声にも耳を傾けるようになっていったと思う。そしたらそこからどんどん良くなっていった♥
自分の行動が変わるうちに気づいたら仲間が増えて、私のことを大事にしてくれるお客様も増えていった。そしたら自然と成績も上がっていってお給料も増えて…気づいたらナンバー1も取れるようになってた。自分が変わるとすべてが変わるって本当だと思う。今、毎日が超楽しい♪
前は自分がよければそれでよかったけど、今は人を大事にすることを第一に考えてる。
人を大事にするって何かを考えたとき、私は言葉より行動だと思ってる。言葉だったら何とでもいえるし言うだけタダ。でも、行動には時間や手間がかかるからそのぶん誠意もちゃんと伝わる気がする。誕生日プレゼントも何が喜んでもらえるその人のことを考えて、時間をかけて選びたいし、アフターも出来る限り行って盛り上げたい。自分にできる精一杯のことで感謝を表したい♥
キャバ嬢という職業に誇りを持てるようになった♥
相手の立場でものを考えることも、人を大事にすることだと思う。
だから、できないことをできるって言わないようにしてる。場面で調子いいこと言わないように。たとえばアフターに誘われたとき、「あ〜行ける行ける〜」って軽く言うこともできるけど、それはしない。
誘われたときに先約があるとしたら「アフターは行けるけど優先はできないよ」ってちゃんと伝える。お客様からしたら、ちょっと顔出して帰っちゃうなら他のコをアフターに誘いたいかもしれないし、来るまで何時間も待つなら帰りたいかもしれない。自分の立場が悪くなるとしても、状況をちゃんと正直に伝えることが相手を大事にすることだと思ってる。
キャバ嬢っていう仕事に本気で打ち込み始めたのが遅かったから、ただ何となく毎日同じ繰り返しで生きてたらもったいないなって思う。だから1日1コは何かしら成長できることをして帰ることを日々の小さな目標にしてる。
お客さんがあんまり来ない日があったら、「ああ今日はダメだ〜」で終わりじゃなくて、「今日は、これから仲良くなれる新しいお客さんに出会えるかも」と思ってフリーを回る。それで次につながるタネをまいておくとか。人より出遅れているぶん、一歩でも前進できることをして帰りたい★
本気で仕事と向き合うようになって一番変わったことは、仕事に誇りが持てるようになったことだと思う。キャバ嬢の仕事には正解もマニュアルもない。こんなに難しい仕事はないし、だからこそやりがいも感じられる。そう実感している今は、「職業はキャバ嬢です」って堂々と言える。そういう自分になれたことがすごく嬉しい♥
「人は変われる!」と感じられる梨奈さんの素敵なお話でした♥ お店の人やお客様からのアドバイス、「うるさいな〜」と耳をふさぎたくなる言葉ほど実は今の自分に足りないところなのかもしれませんね★
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梨奈式・誰でも自分に自信がもてるようになる4カ条♡
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