歌舞伎町『ATOM -TOKYO-』のナンバー1、ちょこれいとさんがメゾンドボーテ初登場。「元々はホスト嫌いだった」と語るれいとさんがホストになった理由とは…。歌舞伎町きっての超イケメンホストの男気あふれるホストヒストリーをクローズアップ♥
―ちょこれいとさんの名前の由来、気になります!
実家で飼っていたチワワの名前が“ちょこ”で、トイプーが“れいと”。2匹合わせて“ちょこれいと”だったんですよ。最初はれいとっていう名前だけでやってたんですけど、名字をつけることになったとき“ちょこ”にして “ちょこれいと”になりました。
―名字がちょこなんですね。周りからはなんて呼ばれているんですか?
ちょこちゃんとか、れいとくん。
―ホスト歴と、ホストになったキッカケは?
ホスト歴はもうすぐ3年。グループの会長の環修斗さんと接点があって、何回も「ホストやらへん?」って誘われていたんですけど、ホストめっちゃ嫌いでずっと断ってて。けど、なんだかんだ会長の人柄にほだされてこの道に。修斗さんと出会ってなかったらホストしてないと思います。
―ホスト嫌いだったんですか?
嫌いでした。本営とか結婚営業とかする人いるじゃないですか。そういう泥沼みたいなのイヤなんです。でもこの業界に入ってみると良い人も多いし尊敬できる人もたくさんいるから、一括りにしちゃいけないなって思いますけど。
―ATOMグループって大阪が本拠地ですよね?
大阪では9店舗ある有名なグループなんですけど、歌舞伎町ではATOM -TOKYO-が第1号店。ホストになったのも修斗さんに「歌舞伎町で箱も押さえてるし」って口説かれたのが大きいです。俺が入る前提で段取りされたら責任感じちゃうじゃないですかww いつの間にかやる方向で考えてましたね。それに、夜の本場の歌舞伎町で何もないところから作り上げていくってところに惹かれた部分もあります。
―ロマンがありますね。
大阪で売れたところで全国区で見たら「誰?」って話じゃないですか。けど、歌舞伎町で無名店で未経験からスタートして売れることを目指すんだったら、それはやり甲斐があるなって。
―ちょこれいとさんの前職は?
現場仕事から営業職までいろいろです。ただ、何か経営するとか基盤を作れる仕事じゃなかったんで。ホストで基盤を作りたいって思いました。
―ちなみにハーフとか海外の血が入ってる感じですか?
純日本人です! ちなみに整形もしてないです。
―れいとさんは何営ですか?
何営なのかな? 接客の場で言ったら人によって全然変わるし、好きなことは好き、嫌いなことは嫌い、楽しかったらそれでいいみたいな人間なんで。そう言ったらわがままかもしれないけど。でも、僕が楽しかったら相手も楽しくなると思うし、好きな人と楽しく時間を過ごして楽しみたいって気持ちで接客してます。
―東京では無名のお店での未経験デビュー。厳しかったですか?
と思いきや、初月から好調で5カ月目で1,000万超えて、そこからとんとん拍子で1億売れました。それから新店もできて。2部も入れたら今3店舗まで増えました。
―偉業ですね。ちょこれいとさんが売れる理由は?
顔でしょ!(笑)
―率直www お客さんを増やすためにやっていることは?
SNSじゃないですか。インスタ、Twitter、ライブ配信とか。あと、いろんな人のYouTubeに出させてもらっているからそれで知ってくれた人も多いです。僕もYouTubeやってますけど、それ以上に呼んでもらって出ることが多いので。
―加工なしのYouTubeで支持されているって強いですね。
ありがたいことに周りにYouTuberさんが多くてちょいちょい呼んでくれて、それ観て来てくれる方もめっちゃ多いんですよ。そこは強みだと思います。
―Twitterで、昔お客さんから「なんでこんな店にいるの?」って言われ続けたっていうツイートがありましたけど…。
「なんでこんなカス店にいるの?」は、めっちゃ言われました。それこそ毎日毎日、初回で言われてましたね。だからこそ逆に「この店を良い店にしたい。もっと有名にしたい」って頑張れたんだと思います。そういう意味では思ったことストレートに言ってくれた人には感謝です。
―「カス店」って結構な言われようですが、実際は?
最初はそういう店でした。従業員の半数以上が仕事できひんし、仕事意識も低いし、マイナー店ってところで諦めてるのか何の努力も見られなかったから。
―店を変えるためにどんなことを?
まずは、自分が売れて有名になる。最初に成すべきことはそこで、同時に目標を口に出して宣言してそれを達成していく姿を見せることで、店全体の士気も高まっていくはずだって考えでやってましたね。熱量で巻き込んで全体のレベルを上げたいみたいな。
―まずは本気でやってる自分を見せる?
熱量とか気持ちって伝染すると思ってるから。自分自身、目標とか夢を周りに言うことで自分のケツ叩いて走るタイプなんですけど。「頑張らなあかんな」って自分を追い込んでいく熱量って周りにも伝染していくし、「良いお店にしたい。有名なお店にしたい」って気持ちを真剣に言葉にして伝えていけば伝わると思う。口に出した以上、僕もやらなあかんし。行動と言葉、両方で体現していく。あとは、みんなの意識も変わっていくのを待つ。
―変わるのを待つって忍耐も入りますよね。いっそ有名店に移籍…。とか考えたりしませんでした?
めっちゃ思いましたよ。それで「なんでこんなカス店で働かなあかんねん!」って怒鳴り散らかしたこともありました。ただそのとき、同僚でホスト歴では先輩の方から、「ちょこちゃんにはそういうこと言ってほしくない。そういうこと言われると俺もここで働いてんのアホらしくなるから。一緒に頑張っていこうっていう言葉があってほしい」って言われたんです。それで、そうやなって思って反省しました。
―反省していらっしゃる…。
そもそも、あえて難しいほうを選んで入ったホストの世界だったよなって改めて思い返したっていうか。「有名なグループに入ってそこで売れて、名前が知られるようになりました」、それじゃ面白くないと思ったから今ここにいるんだよなって。
―良いお店作り。上手くいきました?
良くなっていってると思います! でもまだまだ。進んではまた壁にぶつかる、その繰り返しですね。
―いまぶつかってる壁は?
自分自身のやり方を説いても、「それは、れいとさんやからできることで…」って言われてしまうことかな。なかなか伝わらない。難しいですね。
―説得力という面で、イケメンが足を引っ張っているのでは?
そうなのかな〜? でも僕自身、自分にそんな自信があるわけでもないし、すごい接客技術があるわけでもないし、なんにもないんですけどね。ただ、ある程度売れてる人からしたら、売れてないコ見て「なんで売れへんの?」って思ってしまうんですよ。みんな「当たり前のことしてれば売れる」っていうじゃないですか? ほんまにそうなんですよ。
―当たり前レベルが高いとか?
そんなこともないと思う。ホストに必要なコミュ力って何かしてもらったら「ありがとう」って感謝の気持ちを伝えるとか、職場に行ったらまず「おはようございます」って挨拶をするとかその延長だと思うし。そういうことすらできないコって結構いるから。売れてない人ってどこか足りてないんですよ。ずっと寝てて営業のLINEが圧倒的に足りてないとか。相手に好かれたいって気持ちに行動がついていってないとか。
―好かれるための行動が足りてない?
今まで生きてきたら恋愛経験ゼロってないじゃないですか。好きな女のコ振り向かせるために、何かしら努力をして距離を縮めようとしてきた経験ってあるじゃないですか。それを活かしてもいいと思うんですよ。相手に好意を持ってもらうっていうところまでは。そこから本営とかになっていくのは個人的に好きなやり方ではないですけど。
―好意を持ってもらうには?
ホストって、今までどうやって異性に好かれてきたかだと思うんです。好かれるために、仲良くなるために何をしてきたか。たとえばその中には自分磨きも含まれますよね。自分を格好良く見せてくれるファッションを研究するとか、清潔感に気を配るとか、肌をキレイにするとか、脱毛するとか…。女のコに興味持ってもらうための行動ってなんかあるじゃないですか。好かれようって気持ちが足りてないと、そりゃあ初回でも選ばれないって話で。コミュニケーションもそうですよね。目の前にいるこの人と良い関係作りたいって気持ちで関わっていかないと、何も始まらない。
―好かれ方がまるでわからない場合、何から始めれば?
売れへんコは、売れてる人とめっちゃ仲良くなるのが近道かなって思いますけどね。一緒にいる時間が長ければ長いほど、発言や行動、癖っていうものは伝染するし、気づきがあると思います。自分から進んで売れてる人のヘルプに着くとか、とにかく売れてる人の近くにいる。そこから学ぼうと思ったら学べるものもいっぱいあるだろうし。
―ちょこれいとさんの今の目標は?
引き続きATOM -TOKYO-をもっと有名店にすることですね。ある程度歌舞伎町で飲んでくれてる人やったら、僕のこと知ってくれてる可能性はありますけど、ATOMグループまで知ってるかっていったら微妙。グループダンディさんのREDや、エアーグループさんのオールホワイトみたいに誰でも知ってるお店にはまだまだ。でも、3年前より明らかに変わったのは自分でも感じているので、さらに良い店にしていきたいですね。
※先日、7月末に「ATOM -TOKYO-」を卒業することを発表
ATOM -TOKYO-にかける思いを熱く語ってくれたちょこれいとさん。ちなみに猫派で現在はベンガル種のコと同居中。トラっぽい見た目&「僕に飼われてラッキー」ということで名前はトラッキーだそうですよ♥
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