サッカー選手、モデルを経てホストに! グルダン・2019年イケメンコンテストNo.1、無整形のナチュラルイケメンJOEさん(歌舞伎町『Luminous(ルミナス)』)がメゾンドボーテ初登場! 「優しくても嘘つけなくてもありのままでも売れるという実績を残したい」と語るJOEさんの、お客さんだけでなく同僚にも愛される仕事術に迫ります♡
―ホスト歴ってどのくらいになるんですか?
2019年の春からなので、丸2年経って今3年目ですね。その前は大学生。新卒でホストになりましたw
―大学時代からホストのバイトをしていてその流れで〜みたいな?
いや全くの未経験。大学時代は芸能事務所に入ってモデルとかしてたんですけど、先を考えたときにちょっと違うなと思って。かといって昼職には興味が持てず。行く行くは起業して自分で仕事していきたいなと思ってたときに勧められたのがホストだったんですよ。それでとりあえず話を聞いてみようと思って繋いで頂いて。そのとき話を聞いた人が今ルミナスのオーナーをしている美咲さん。
―美咲さんとは、元LSPの柊美咲さん?
そうですそうです。美咲さんの紹介で最初は僕もLSPに入店して。その後LSPを辞めて他店で一瞬働いたこともあったんですけど、美咲さんがお店を出すって聞いて一緒についていきました。美咲さんはホストの中で一番尊敬している人ですね。人格者なんですよ。お金使って後悔しない人ってこういう人だなって思います。上司としても人としてリスペクト。
―ルミナスはプレーヤー3人で始まった的なことをどこかで読んだのですが、ほんとですか?
ほんとです! オープンが2020年の9月だったんですけど、そのときはオーナーの美咲さんがいて、内勤さんが2人いて、僕も含めてプレーヤーが3人。そのあとすぐに従業員も増えていきましたけど、最初の頃はみんなで開店準備をしてみんなで掃除してましたね。
―上下関係なく?
人がいなかったので。みんなで仲良く片付けとかしてました。美咲さんなんてオーナーなのに、3年連続1億超えてるすごい人なのに洗い物までして。今はプレーヤーも30人くらいいて店も盛り上がってます。僕のインスタ見て入って来てくれたコもいるし、その中でも幹部補佐くらいになっているコいるし、嬉しいですよね。頑張ってきて良かったです。
―最初は不安にならなかったですか? え、3人?みたいな。
楽しみでしかなかったです。オープニングメンバーとして一からお店を作っていけるって夢があるじゃないですか。そのメンバーも好きな人たちだったから思い入れもあるし。しかもスタートのメンバーの中に幼馴染もいるんですよ。“くうが”っていって高校3年間同じクラスだった親友。ここから一緒にTOPDANDYやREDみたいな、超人気店に近づいていけるかもって思うと面白いなと思って今に至ります。
―JOEさんは2019年のグルダン イケメンコンテストで1位になりましたよね。そのときのビジュアル、筋肉がヤバかったですけど、あれは健在?
ストイックに極めているわけじゃないですけど、それなりにキープしてます。
―この筋肉どこで鍛えたんですか?
大学時代までプロを目指してサッカーやってたんですよ。部活で。それで元々筋肉質だったっていうのもあるかな。あとはトレーニングです。
―サッカーはプロを目指してたんですね!
サッカーしかしてこなかったので。高校も大学もサッカーの特待生で入ってます。ただプロになった先のことを考えるとあんまり現実的じゃないというか。プロになれたとしてもJ2、J3の人たちは大変なんですよ。働きながらサッカーもするみたいな。自分の場合、サッカーは全力注げる職業にはできないなと早い段階から思ってました。
―堅実ですね。
こう見えて意外と。それでホストになりました。ホストも不安定な職業ではあるけど、頑張れば頑張ったぶん結果はついてくるじゃないですか。大きく稼ぐためにもスポーツ選手や芸能界より選択肢としてはありだなっていう。最短で資金を貯められそうだし。
―ところでJOEさんの顔面ってナチュラルですか?
僕、無整形です。そのままです。
―Twitterに「純日本人」って書いてますけど、あれは聞かれすぎるからもうあらかじめ書いておこうみたいな?
そう! 初対面の人に「どこのハーフですか?」って聞かれすぎちゃってww 飛行機の荷物検査は英語で話しかけられますし、ベトナム行ったときなんて普通に現地の言葉で話しかけられたし。どこの国かは不明だけど海外の人認定(笑)。両親は普通に日本人味あるんですけどね。ただ、どっちも多少は濃いかも。目のぱっちりした父親と彫りの深い母親からめっちゃ濃い自分が生まれたって感じです。
―ホストになってから売れるまでは?
いきなり太いお客さん掴んですぐ売れてって感じではなく、徐々にでしたね。売上が上がって下がってまた上がってを繰り返しながらコツコツ積み重ねていくような。今もまだまだです。売上的には500〜1,000万と幅があるので、毎月1,000万とか安定した結果を出しながら年間1億を超えるプレーヤーになりたいです。コンスタントに結果を出せることに意味があると思うので。
―たまにガンッと売上げを出すとかじゃなく?
偉そうなこと言っちゃうと、一撃で5,000万とか誰でも可能性はあると思うんですよ。それよりも毎月コンスタントに1,000万出せることのほうがすごいことだと思う。連続で毎月1,000万を売上続けるってまだできたことがないので。
―連続して1,000万って大変そう…。
そこが一番難しいなって痛感してます。一試合だけ活躍できる人って結構いるけど、全試合通して活躍できたり、何年も継続できたりってなるとなかなかいないですよね。僕はまだ発展途上だと思うのでそこをしっかり目指したい。
―ホスト歴も3年目、成長したなと思うところはありますか?
逆算して物事を考えられるようになったことかな。ホストを始めた当初は「今日ヤル気出ないなあ」とか思う日もあったんですけど、ゴールから逆算する思考が身についてきたら、1日1日が大事になってきてヤル気ないとか言ってる場合じゃなくなりました(笑)。ちゃんと毎日現場へ行って、100%じゃなかったとしても7割、8割をコンスタントに出せるようにコンディションを保つ。そういうことが考えられるようになったことが成長ですね。
―得意な客層とかありますか?
僕は結構飲むほうなのでお酒が飲める席は楽しいですね。でも、そんなに得意不得意は考えてはいないかな。強いて言うなら自分が楽しくなれる人が得意な人です。いつもありのままなんで。僕、本名も同じで“じょう”なんですよ。そういう意味でもありのまま。
―本名と源氏名、同じなんですか!?
本名は漢字ですけど読みは一緒。ホストのときもプライベートのときもそのままの自分でいたくて。タイムカード押した瞬間、ホストのスイッチ入るみたいな人もいるじゃないですか。そういう感じじゃないから。常に素というかずっと同じです。良くも悪くも嘘つけない性格だからっていうのもありますけど。
―JOEさんって見た目クールですけど、話してみると親しみやすいですね。
それよく言われます。見た目怖そうとかクールそうだけど話すと良い人って(笑)。何ならちょっと抜けているくらい。いや、ちょっとじゃないかな。良く言えば親しみやすい。そこがギャップww オラオラしたキャラクターを期待されることもあるんですけど全然そうじゃなくて(笑)。人に合わせて演じるってことができたら良いんですけどねえ…。それはちょっとやってないので。やってないっていうかできないです。
―JOEさん、抜けてるんですか?
かなりww 忘れ物とかしちゃうタイプ。他のことに気をとられて何やろうとしてたか忘れちゃったりするし。物体との距離感が掴めてないのかよくドアにぶつかったりもしてます。「俺、ADHDだなー」って思います (笑)。でも、いつも元気なんですけどね。行動も早いし。そこは良いとこ。元気、愛嬌、笑顔で生きてますww
―元気、愛嬌、笑顔。三拍子揃ってる。
そういうとちょっとおバカっぽく聞こえちゃいますけど、でもそこが取り柄だと思ってます。元気って別にうるさいとかじゃなくて心も体も丈夫で明るいみたいな意味で。JOEのじょうは丈夫の丈だし、大丈夫の丈なんで!
―いつも「だりぃ〜」とか言ってる人より元気な人のほうがいい!
それ思います。だるい人や不機嫌な人と一緒にいても楽しくないじゃないですか。良いことがあったから笑うんじゃなくて、いつも笑っているから楽しくなるし良いこともあるんだよって思ってます。だからマイナスな言葉は吐かないです。
―いま向き合っていることってありますか?
人に動いてもらうための物の言い方や伝え方をもっと上手くなりたくて。自分自身が新人の頃、納得いかないことや筋が通ってないと思うことがあったら噛み付いたりちくちく言ったりしていただけに…。どう伝えたらいいかとか考えちゃいますね。上手く伝えられるようになっていきたいなあって。
―人との連携が良いと売上も上がりそう。
そうなんですよ。年間1億いくような人たちって毎月指名100本は入っていってると思うんですけど、そうなっていくためには席抜けている間のヘルプはもちろん、周りの手をいかに借りるかみたいな。そういう連携が大事になってくると思うので。1人の力だけでカバーできるのって月60本くらい。頑張ってギリギリ80本くらいが限界だと思うから。
―毎月指名80本以上目指すなら周りをどう動かしていくか?
席を抜けてる間も安心して任せられるヘルプの人がいるとか、一緒の席について盛り上げてくれる人が大勢いるとか、協力してくれる仲間をどれだけ作れるかがすごく大事になってくると思います。
―席に着いてない時間がカギになってきそうですね。
その辺が上手くいってないと指名60本以上のホストにはなれないっていうか、個人プレーの限界のところにただいるだけになっちゃうんで。月100本って1日5卓は呼ぶってことじゃないですか。営業時間中、常に2卓はかぶっていることになるから。その間、ヘルプも回って初回のお客様にも着いてってなると。自分の力だけで指名のお客様を楽しませるのは難しくなってくるので。
―そのために意識してることってありますか?
お客様と相性の良さそうな人にヘルプで着いてもらったり、そのヘルプの人ともお客様の情報共有して、どう接客して欲しいか擦り合わせたりっていうことは結構しっかりやっておくほうです。来店予定がわかるときはヘルプに着いてくれる人とのLINEや、お店のグループLINEでどう接客してほしいか共有したりしてますね。
―情報共有って当たり前にみんなやることなんですか?
どうだろう。やる人はやるだろうし、やらない人はやらないのかな? でも、お客様の基本的な情報とか接客の方針とか伝えられていたほうが、接客するほうもやりやすいかなと思って伝えてます。野球だったらやみくもにボールを投げるより球種が絞れたほうがいいだろうし、サッカーだったらこの試合どう進めていくかみたいなことって大事じゃないですか。みんなで上手くやりたいと思ってるから。
―となるとお店の人間関係も大事そうですね。
大事にしてると思います。全員と深く仲良くしているかっていったらそんなことはないですけど、嫌いな人、苦手な人って一人もいないですね。嘘つけないから全部顔に出ちゃうんですよ。だから逆に、苦手な人を作らないようにしてます。
―そんなことできるんですか? 合わない人もいますよね。
いろんな人がいるから合う合わないはあるし、理解できないことや瞬間的にムカッとすることはありますよ。でも、だからといって嫌いとか苦手とかまでは別に思わない。ホスト始めて2年半くらい経ちましたけど嫌いな人っていないです。嫌なとこに注目しなければ負の感情って別にわいてこないから。自分が嫌いになっちゃうと関係性も悪くなる。それって自分にとっても損じゃないですか。
―言われてみれば確かに。合わない部分があっても別に苦手とまで思わなければいいのかも。
こういう場面ではこういう感じなんだなくらいで、それと苦手意識を結びつけなくてもいいっていうか。人には絶対良いところがあるじゃないですか。基本そこだけ見てます。
―JOEさん、良い人ですね。
そうなんですよ。良い人なんですww 良い人すぎてホスト向いてないなって思っちゃうこともありますけど。でも負けたくないんですよ(笑)。優しい性格とか嘘つけないとか、ホストにとってはマイナス要素かもしれないけど、「だからあいつダメだ」ってなりたくない。優しくても嘘つけなくてもありのままでも売れるっていう実績を残したいっていうか。目指すところは人として愛されるホストです。変な色恋とかじゃなくて、人を大事にして周りからも大事にされるような、そんな仕事をしていきたいです!
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