『ファブリック新宿』の人気者、れおさんがメゾンドボーテ初登場! 地元・静岡の三島からスタートした地方キャバ嬢時代、なかなか芽が出なかった上京当初の夜生活、そして運命のお店ファブリックとの出会い…。れおさんの夜ストーリーをお届け♪ 「究極の人見知り」というれおさんの人見知り克服法についても言及♡
新宿のファブリックで働いている“れお”です。ファブはオープニングメンバーなので2年ちょいくらい。出勤は金・土の固定で週2です。以前は週4出ていたけど、コロナ期に入ってライブ配信をやるようになって少し減らして、最近もそのまま週2で出勤してます。お店の人からは「れおちゃんもうちょっと出勤しなよ」と言われる日々です(笑)。
夜歴は18歳からなのでかれこれだいぶ長いです。最初は地元にいました。静岡の三島っていう町で知り合いのスナックみたいなお店から始めて、すぐに隣町の沼津のキャバクラに移りました。その頃友達がみんなキャバクラで働き始めてて、キラキラしたドレスを着ていて可愛かったので、「私も!」っていう感じで。
沼津のキャバ嬢時代は2、3年ぐらいかな。21くらいまでいました。この時期はめちゃくちゃ頑張ってました。そのお店のナンバー1のお姉さんがバチボコ売る人ですごくて、その人をずっと追いかけてました。「お姉さん○組呼んでるから私も○組呼ばなきゃ!」みたいな。燃えてましたね。
沼津時代のあとはまた地元に戻って3年。もともと知り合いだった人が三島でキャバクラ始めるって聞いて私も入れてもらったんです。『Lounge Bliss~ラウンジブリス~』っていうお店。今も三島にありますよ!
地元時代はゆるっと楽しく働いてました。地元なのでお店に友達もいっぱいいたから学校感覚。田舎のキャバクラだから成績を貼り出したりとかもなかったんですよ。お客さんも営業とか連絡とかしなくても勝手に来てくれるし。町に娯楽も少ないから、飲みに行くくらいしかやることないので(笑)。地元の友達や先輩・後輩が指名してくれてましたね。
そんな感じで三島で楽しく暮らしてたんですけど。思うところあって3年半ほど前に上京しました。とか言ってそんなに深い理由はないんですけどね。当時付き合ってた人と別れたので、せっかくだから東京で働いてみようかなみたいな。
その人と結婚するつもりだったのもあって地元にいたんですよね。それがまさかのフラれちゃって。でも、喧嘩ばっかりで煮詰まっていたのもあって、かえって良かったのかも。晴れ晴れとした気分ですっきりと上京しました。
東京では六本木の『ZOO東京』に入りました。でも2カ月くらいで嫌になっちゃって…。店がっていうよりも、何をどうすればお客さんが掴めるのか、何を頑張ったらいいのかわからなくなって病み期に入ってしまったんです。
「今週はフリーバック○組がんばろう」とか、自分の中で目標を立てて頑張ってはいたんですけど、それが全く思うように上手くいかなくて。自己嫌悪じゃないけど、なんで結果が出ないんだろうって焦りが大きかったです。
ZOO東京をやめたあとは銀座へ行きました。何を思ったかいきなり銀座のクラブ。そしてより一層わからなくなるっていう。半年働いて挫折しましたww
システムからして慣れなくて。キャバクラでは誰かの指名のお客さんと連絡先交換しちゃダメじゃないですか。でも銀座ではそれが求められる。キャバクラではタブーなことがクラブではやらなきゃいけないことだったからすごい戸惑っちゃって。
2カ月くらいでやり方の違いには慣れましたけど、クラブの仕組みはやっぱりしっくりこなかったです。ママや係のお姉さんのために同伴したりアフターしたりっていうのがどうも釈然としないんですよ(笑)。
銀座のクラブは会員制だからフリーとかいるわけじゃない。店に来る人は既に誰かのお客様だからやる気しだいで自分のお客さんを増やせる場所じゃない。一本立ちするまではどうしても年数が必要…。自分の努力が実りやすいのはキャバクラだなって思いました。
銀座のクラブをやめたあとはしばらくニートしてました。またキャバクラで働きたかったけど入りたいと思える店がなくて。三島に帰ろうかなとも考えたけど、せっかく上京したのにパッとしないまま帰るのも悔しいし。
「焦ってお店を探さなくてもそのうちピンと来るお店に出会えるだろう」そんな感じでたまに求人を見つつまったり暮らして半年。新宿にファブリックができるのを知って、「ここだ!」って思いました。
なんでかわからないですけど私、「ファブリックしかない!」て思ったんですよね。ここ以外面接を受ける気もなく第一志望も第二志望もファブリック。このお店流行りそう、みたいな直感が働いたというか呼ばれたというか。「ここしかない!」っていう謎のひらめき(笑)。
間をつないでもらったスカウトの人にも「他は面接受けないんですか?」って聞かれたんですけど、「受ける気ないです。ファブリックだけでいいです」ってきっぱり。これで落ちたら地元帰ってのんびり暮らそうって思ってました。面接受かって良かったです。
新宿のファブリックがオープンするまでは、預かりみたいな形で六本木店のほうで働いてましたけど、オープンしてからはずっと歌舞伎町。このお店にして良かったなって思ってます。内装も豪華でアガるし(笑)。
むしろ私、ここじゃないと働けないんじゃないかな。女のコもすごく良いコが多くて働きやすいし担当も信頼できる。絶対間違ったことを言わないんです。全部納得できる回答が返ってくる。そういう担当がついたのも初めてだったので。
スナック、キャバクラ、クラブと業態はいろいろ経験しましたけど、それが何か役立ったかといったら特にはないかな(笑)。でも、キャバクラが一番合ってると再確認できたのは良かったかも。それに、「働かなきゃ…」より、「ここで働きたい!」でお店を選んだのも良かった。ファブリックで働いている今が一番充実してます(笑)。
基本週2出勤ですけど、いきなりヤル気スイッチが入るときがあって、そういうときはフル出勤したりもしますしレースのときは頑張ります。毎年年末に六本木と新宿とでチーム戦があるんですけど、そのときは全力♡
そういう期間限定でなら頑張れるんですけど普段はマイペースじゃないと…。自分のペースを保ってないと崩れちゃうんですよ。顔に疲れが出ちゃう。常にポジティブではあるんですけど隠れ隠キャみたいな性質なので。出勤したときはポジティブ超元気みたいな感じでいたいので、リバカリーするためにひとりの時間を必要としてしまうのかもしれない。
元が極度の人見知りだからですかね。慣れるまで時間がかかっちゃう。人見知りとか言ってたら仕事にならないし良いことはひとつもないので、人見知る気配は1ミリも出さないようにしてますけど、今でもフリーに着くときはすっごい緊張するしあがってます。
画期的な人見知り克服法があったらぜひ知りたいです。自分的にはとにかくニコニコしているくらいしかできないので。たまに「なんで笑ってんの? 何もしゃべってないのに」って言われることありますけど、人見知り人間は真顔になったら終わりなので! とにかくニコニコしてます。ニコニコしながら何話すか考えてます(笑)。
週2出勤がちょうどいいけど、以前は週4出勤ができていたんだからそこに戻したいって気持ちもあるので、精神の健康を保ちながら楽しく働けるように調整していくことが今後の私の課題です♡
ファブリックしかない!という直感を大事にして正解だったと語るれおさん。「ここで働きたい!」というお店との出会いは大事にしたいですね。ちなみに極度の人見知りというれおさん、現場ではそんな気配はみじんも感じませんでした。「ニコニコしている」は有効な克服法なのかもしれないです♡
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