入店1年目で2億8,000万! 2022年は店舗ナンバー1、グルダン年間売上でも3位にランクインした『TOP DANDY』の志尊ゆうさんがメゾンドボーテ初登場♪
大学卒業後、新卒で大企業に就職し1年で独立起業、成功を収めていたゆうさんはなぜホストになったのか!? 高身長、高学歴、ハイスペックなイケメンホスト、志尊ゆうのバックグラウンドを深掘り! その生き方に迫ります♡
ゆうさんの月間最高売上は8,300万! これは『TOP DANDY』の歴代最高記録?
ですね。去年の12月です。でも、このときは4カ月くらい貯めてました。年間で首位だったんでじゃあ貯めて一気に使おうかみたいな。
それまでは、その月に使ってもらう人、貯める人みたいに分担してローテーションで1,000万オーバーをキープしてきたんですけど、このへんからみんなで貯めてドカンになってます。だからもう全然、いかない月もありますね。1月とか800万でしたし。
ローテーションからみんなで貯めよう方式に変えたのは?
変えてもいないというか。そのへんは応援してくれてる方、個人個人に任せてます。毎月アベレージ高く売上立てるのもカッコいいし、一発ドカンで上げるのもカッコいいし、僕自身はなんでもいいので。今は、貯めてドカンと使いたい人が多いのでこうなってる感じですね。
使っても貯めてもどっちでもいいよと言ってくれる方に関しては、「じゃあ○月まで貯めようか?」みたいな。今だったら4月のバースデーに向けてみんなで貯めてますね。
貯めてない月の売上は? アベレージ高いですよね。
貯めてる姫たちもドカンと高額を使わないだけで店には普通に来てくれているので、そこで。あとは、普通に毎回楽しみたい人に支えられてます。
なんだか平和そうですね。
割とそうかもしれない。ホストやってると、理不尽なことも言わなきゃいけないときがあるじゃないですか。そこをなるべく軽減したくて。
たとえばですけど、月に100万使ってくれている姫に対して「月に200万使って頂けますか?」って結構理不尽じゃないですか? じゃあ自分も2倍に値するようなことができるのかって言ったら、お客様の数や自分のキャパ的にもできなかったりするし。その上使ってもらう時期とかタイミングとかまで指定するってさらに理不尽なわけで。だったらせめて使うタイミングに関しては選んでもらおうみたいな。
確かに。
ゆずるところはゆずっていかないと。全部を押し付けるって理不尽すぎますよね(笑)。
ゆうさんの源氏名の由来は? やはり志尊淳さんに似ているからとか?
ご推察の通りです。よく言われるのであやかりました。でも、この名前に落ち着くまで3回くらい名前変わってるんですよね。最初は“YOU”でやっていて、『TOP DANDY』に入ったとき同じ名前の人がいたので“神条志尊”という名字名字な名前になり…。
名字名字ww
でも、“神条志尊”、意外に浸透してたんですよ。一周回って案外いいみたいな。これよかったな。これでよかったかもしれないですね、今思えば。半年ぶりくらいにこの名前を口にしましたけどしっくりきました。
そこから一瞬、“神条ゆう”になったんですよ。でもこれは2カ月で飽きて、最終的に“志尊ゆう”になりました。目まぐるしい(笑)。
忙しいですね。TOP DANDYに入店したのはいつ頃?
2021年の11月くらい。入店してまだ1年半も経ってないんですよ。
TOP DANDY以前は大阪でホストをされていたんですよね。
ミナミでちょうど1年やってからTOPDANDYに入りました。ホストを始めた時期、遅いんですよね。大学卒業したあと会社員やって、自分の事業やって…その後ホストという流れなので。
何系の会社員だったんですか?
空気清浄機とか空調関係。新卒でダイキンに就職しました。
大企業ですね!
その頃の僕にとって大企業に入るところまでが1個のゴールだったので。実際、勤めてみて楽しかったし周囲からちやほやされました。
楽しかったんですね。
なんでもできちゃうんで。モテてきた人生だったけどそこでさらにモテたし。この頃は人生のピークかなってくらい幸福度が高かった。
幸福度の高い毎日、羨ましいですね!
でも、物事が上手く行きすぎると怖くならないですか? 今もそうなんですけど、僕は幸せすぎると怖くなるんですよ。「いずれそのバブルは弾けるぞ!」みたいな。
しかも、会社員の幸せって不安定なものなんですよ。仕事ができるといってもその組織の中での話だし、会社の名前で相撲とってるみたいなもんだし、急に解雇されたらそれで終わりだし。依存した形でしか幸せは得られないじゃないですか。どうなんだろうかと。
ちょうどその頃、トヨタの社長が「終身雇用は難しい」発言をしたときで、それも相まって、これからの人生って自分でいかに稼いでいくかだなと思って。それで1年だけ会社員をやって得るものを得てそこからは自分の力だけで生きていこうみたいな。
独立して何の仕事始めたんですか?
不動産と人材派遣です。めっちゃ上手くいったわけでもなく、かといって赤字でもなく、業績は“普通”。こじんまりやっていくなら一生食うには困らないくらい。めちゃくちゃ頑張らずともそのぐらいだったんでそのまま淡々やってたんですけど、そこにコロナがきて考えさせられたんです。
そんな大風呂敷広げて会社やってたわけじゃないから、コロナ禍でも安定した収益はあったんですけど、いつ何が起こるかわかんないし、人っていつどうなるかわかんないなぁってすごく感じたんですよ。災害とか事故とか健康を害するとか、不測の事態でいきなり働けなくなることだって余裕で起こり得るから。だったら、今しかできないことに没入してみるのもありなんじゃないかなって。そこで価値観がガラッと変わったんですよね。
ホストを選んだのは何かキッカケが?
もともと友だちからずっとホストに誘われてたんで、ふと興味がわいて。ホストって若い頃にしかチャレンジできないものじゃないですか。そのとき25歳だったんでやるなら今しかないかなと。
大学時代3年半塾の講師をしていて、そのとき指導力というよりルックスとトークで人気を博していたので。それってホストじゃないですか。そのときから「ホストしたら売れるな」ってあったんですよ。それを実証してみたかったのもありますね。
大阪時代はどうでした?
有名な店順に体験に行ったんですけど、そのときに誰もいなかったですね。自分以上だなって思う人が。実際、初月から900万とかいって即売れました。1年目で大阪のグループではナンバー1もとったし…。
規格外! そもそものポテンシャルが異常に高い人がホスト業界に来たみたいな。
実際ホストの才能があるかっていったらそんなこともなくて。ホストとしては凡人の自覚あります。ただ、目標達成に対しての意欲が人より強い、それはありますね。それは僕だからってことではなく、ビジネス畑でそこそこ成功するような人間ってその部分が強いんですよ。貪欲だし、効率よく最速でたどりつける方法を導き出せるので。
それこそ超一流企業に勤めてたり、就職以前に自分で事業やってるような本物のエリートがこの業界に参入したら、根こそぎ持ってっちゃうと思います。頭の作りが全然違うから。
わぁ、怖いですね。
でも、そういう本当のエリートは昼の世界でもっと稼ぐんで。夜には入ってこないです。稼ぎ出す桁が全然違うから。
歌舞伎町に来たのはもっと上を目指すため?
最高峰の店で1番取ろうかなと。それで『TOP DANDY』に入りました。でも自分、東京がずっと怖かったんですよ。この怖さは「通用するかな」っていう怖さじゃなくて恐ろしい街だ、みたいな感覚。
誰も彼もみんな東京に行っちゃうから。歴代彼女も全員東京行っちゃいましたしね。みんな東京に吸い込まれていってしまう…。だから東京って大事なものを奪っていくおぞましい場所みたいな。
そんなおぞましい場所に自ら!
奪われたものを奪い返してやろうと思って(笑)。
奪い返せました?
それがね、いつの間にか東京大好きになってました。そりゃあ吸い込まれちゃうなぁってわかった(笑)。人が多すぎて住むところではないなとは思いますけど、良い街ですね。
ゆうさんはどんなホスト?
難しいですね。自然体なんですよね…。ノンアルだし。姫がお酒飲んでる横で炭酸水飲んでます。
ノンアルのホストさんが高いお酒入れてもらうときってどうするんですか?
普通に「何飲む?」みたいな。でも、そんな困ったことないです。お酒を飲むかどうかってあんまり関係ないですよね。クリスタルおろしてもらってもお互い飲まないじゃないですか。
言われてみれば確かに。ゆうさんのお客さんはどんな人が多いんですか?
ほんとに幅広いです。女性だけじゃなく男性の方も多いですし。
ホストクラブ、男性のお客さんも増えてますよね。何を求めてくる感じなんですか?
男性は経営者の方がほとんどなんですけど、女性がいる店は行き切ったみたいな人も多いですよね。そういうのいいから気兼ねなく飲みたいみたいな。あと、単純にイケメンと飲みたいって人も結構いますね。女性もかわいいコに会いにキャバクラへ行くじゃないですか。その感覚に近いのかな。男性のお客様はむちゃくちゃ良い人多いですね。
昨年は店舗ナンバー1、グループ売上3位。今年はどんな感じですか?
2年目も新たな目標を立ててやってます。ただ、すごいと思われたいとか、こう見られたいとかどうも希薄で。でも今年数字を上げなかったら「あ、立て替えてたんだ」「今年は必死こいて回収してんのかな」って思われちゃうじゃないですか。そんなことしてないんで。
そう思われるのはシャクなんで。今年もある程度の数字は上げなきゃなって思ってます。周りの目とか気にしてないと思ってたけど、結構気にしてる面ありましたね(笑)。今年は頑張っているというよりは “慣性の法則”みたいな感じでやってます。動き出したその感じのままに。
ゆうさん、佇まいも向き合い方もホストらしからぬ感じですね。一歩引いてるというか。
嫌なヤツですよね。斜に構えちゃって(笑)。でも確かに“ホストだから”的な意識は薄いかも? ホストだから女のコのことをお客さんとしか見ていないかって言ったらそうでもないし、リアコかといったらそうでもないし。
お話を聞いていて、ビジネス畑の人とか今までホスト業界とは無縁なところにいた人たちが参入して来ているんだなぁっていうのを実感しました。
それは白楽さん(TOP DANDYプロデューサー)もよく言ってますね。僕とかはまさにそんな感じですし、他にも上場企業の会社員辞めて入って来た人もいれば、九州大学出て弁護士目指してたけどやめてホスト始めた人とかもいたり。裾野が広がってるねみたいな。
でも、ホストに限らず、生き方や働き方ってどんどんそうなっていくんじゃないですかね。職業を1つだけって考えないというか。その世界だけに捉われず自分の可能性と稼ぎ方を探っていくみたいな。僕の中でも別に職業ホストっていうつもりでやってないんですよね。『職業、自分』みたいな。そういう感覚で生きてますね。
時代は変わっていってるんですね〜。良い意味でホストらしからぬ存在感が際立っていた志尊ゆうさん。気負わず自然体なところも素敵でした!
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