キャバクラ歴2か月でNo.1まで登りつめた、六本木『ベネ東京』のえりなさん。その人気の秘訣、苦労した過去、今後の夢…、今注目のえりなさんに、初めて思いを語ってもらいました♥
そもそもキャバクラを始めたきっかけは?
じつは私、もともとはウェディングドレスのコーディネーターの仕事をしてたんです。高校生のころからブライダルの仕事がしたくて。でも経済的に専門学校に行けなくて…。うち、親がシングルマザーなんですよ。なので、高校卒業後は自力で就職してブライダル関係のお仕事には就けたんですけど、やっぱり給料も低いし、そろそろ親孝行しないとなって思い始めたのがひとつ。あとは、働いてるうちに自分でウェディングドレスのブランドを立ち上げたいって思うようになって、いちばん早く稼げて貯金できるのがこの仕事かな、と思ったのがきっかけです。
親御さんには、仕事を辞めてキャバクラへ行くことには反対されなかったんですか?
全然反対はされなくて、体に気を付けてねって。心配はしてはいるんですけど、やめなさいとかはなかったです。わりと私決断が早いほうで、やるとなったらすぱっと辞めちゃったり始めちゃったりするんで、あんまり悩まなかったですね。夜のお仕事も、わりと偏見あったりする人もなかにはいると思うんですけど、私はなくって、逆に尊敬してます。もともと私お酒も弱いんで、お酒飲んで売り上げつくってすごいなって。完全に個人プレイの仕事じゃないですか。私すんごい負けず嫌いなんで(笑)。そういうほうが向いてるんじゃないかと思って、あんまり迷いはなかったです。
はじめての夜のお仕事で、最初は不安もありましたか?
逆に不安しかなくて、しゃべるのは好きなんですけど、どうやってLINE送ったらいいんだろうとか、どうやって営業するんだろうとか…。お酒の作り方もわからないしたばこも吸わないんで、火のつけ方もわかんないし…。本当に先輩をまねをするしかなかったですね。
では始めてすぐに挫折したかんじですか?
最初は楽しくやってたんですけど、入って2か月目で、たまたま太客の方ができて、そこでNo.1にはなれたんですけど…。
本当に早いですよね!
いやー本当にそれはたまたまなんですけど…。でもそのお客様はいろいろあって切れちゃって…。そのときは本当に悩みましたね。それからは指名本数で稼いで、ちりつもじゃないですけど、毎日フル出勤してお客様をつかんで売り上げ立ててたかんじですね。
どうやってつかんでいったんですか?
とりあえず何していいかわからないから、早い時間から出勤して、フリーたくさんついて…。とことんLINEしてみたいな。当たり前じゃないですけどそういうのを徹底してやってましたね。
先輩のこういうのを参考にしていたとかは?
ん~それはあんまりなかったですね。六本木は接待で使うお客様が多いので、テーブルマナーが重要だと思っていて。ブライダルのときからテーブルマナーや気遣いがものすごく大事で徹底していたので、ブライダルの仕事は生きましたね。気遣いと、相手への思いやりとか。全然違う職種と思いきやけっこうつながっていたといたので、ムダじゃなかったと思います。
お客様にはどんなキャラと言われますか?
妹キャラって言われますね。キャラをつくってなくて、このまんまなので。甘え上手なのかもしれないですね(笑)。例えば、私がシャンパン入れてほしいみたいに言うと、遠回しに仕方ねえな~みたいな(笑)。最初のほうは、“彼女にしたい”みたいなお客様が多かったんですけど、最近は友達ノリってかんじで、けっこう友達っぽくなりますね。あとは、No.1ってだけで、オレにはいいや、みたいな(笑)。そういうのは言われます。
No.1になった実感は?
入って2か月でなったんですけど、それが去年の1月で。でも、2、3、4月は全然2位とか3位とかにしかなれなくて…。でも6月から今ずっとNo.1になれたんですけど。最近はやっとフリーのお客様とかにも、No.1の子でしょ、とかえりなちゃんじゃん、とか言われるようになって、やっと認められてきたというか、認知してもらえるようになったんだなって。
自分で、ここがNo.1になれた、と思うところは?
ん~~…、マメ?(笑)。マメなほうだし、あとはなんだろう。でも一緒にいると元気になるってよく言われます。とくに意識はしてないんですけど、ほんとにキャラを作ってないんで、多分私が楽しんでることがいちばんお客様が楽しんでくれるんじゃないかなと。
じゃぁ、ふだんの自分とお客様に見せてる自分は一緒?
一緒ですね。でも、一人で引きこもってるときとかは本当ににシーンってかんじですけど(笑)。でも友達といるときも全然こんなかんじなんで、あんまり変わらないと思います。
えりなさん指名はどういうお客様が多いんですか?
1人のお客様っていうのは少なくって、何人かできてワイワイ飲むっていうお客様が多いので、わりと席は盛り上がってるほうだと思います。私もすっごく楽しいです!
つらかった時期はありますか?
ありますね。No.1になると、落ちるのが怖くて。そのプレッシャーは毎日ありますし、やっぱり裏にグラフがはられてるので、それを毎日見て、いくらしか差がないとか、いくら負けてる、とかもあるし…。負けず嫌いな性格だから…。あと最近は、“No.1なんだから、No.1なのに”って言われることが多くて、それがプレッシャーですね。No.1だから別にオレが指名しなくてもいいでしょ、とか、No.1なのにこの酒飲めないの、とか言われるときついっちゃきつい。笑ってますけど、内心あー…って。メンタルはやられますね。でも性格的に寝たら直っちゃうんですけど(笑)。なんで怒ってたんだっけとか、なんで悩んでたんだっけ、とか。出勤するまえは行きたくないとか思うこともあるけど、いざ行ったら楽しくなっちゃうから。女の子もボーイさんもみんな仲よくて、営業終わりに飲みに行ったりもするし、すごい職場は楽しいです。
そのうちステップアップでお店の移動とかは考えてますか?
お店の移動は考えてなくて、やっぱり未経験で入ってここまでしてくれた恩があるので、水商売上がるならベネで上がりたいなって気持ちはあります。
何歳くらいまで、とかありますか?
最終的には、26では辞めようと思ってます。やっぱり年数決めたり目標決めないとだらだらしちゃって、なんでキャバ嬢やってたんだろうってなっちゃうから、次の目標もあるので、貯金して早いこと上がりたいなと。ブライダルももちろんやりたいですし、あとは美容関係の仕事もしたいなって思ってて。プロデュースとかもしてみたいし、そこはまだ曖昧なんですけど、何かを発信できたらいいなっていう気持ちはあります。
でも今後気が変わって、キャバ嬢をつきつめたいと思う可能性は?
できる限りはやりますけど、目標はつぶしたくないですね。お店の人には、ブライダルのことは言ってます。なんでそんなに週6も働いてるの?とか、何に使ってるの?とか言われるんですけど、ほぼ貯金ですね。8割9割貯金です(笑)。趣味、貯金みたいな。目標のために貯金ってのもあるし、もともと私すごい貧乏性なんです(笑)。お金使わないんですよ。キャバクラやってる方ってけっこうタクシー出勤のイメージなんですけど、私は毎日電車出勤ですし、ブランド品も買わないですね。友達と遊んでも、友達も金銭感覚一緒の子が多いので、この前も1日遊んで5000円も使ってないんじゃないですかね(笑)。ランチも定食でデザートまでついて1000円とか(笑)。金銭感覚は変わらないですし、変わりたくないです。貧乏性って抜けないんじゃないですかね(笑)。可愛いなとかブランド品見て思いますけど、値段見たらいいやってなっちゃう。
すごい堅実的!親孝行もされるようになったんですか?
そうですね。ちょうど去年の4月に、おばあちゃんとお母さんとお姉ちゃんをハワイに連れて行ったんですけど、空港着いたときにお母さんが気づかないところで泣いてて…。それを見て頑張ってよかったなって思うし、元気なうちにいろいろ連れて行ってあげたいなと思いましたね。シングルマザーで、お姉ちゃんと私2人も育ててくれて。ブライダルの専門学校に行きたいって私が言ったときに、お母さんは経済的に行かせてあげられないって申し訳なさそうに言ってきて、それで喧嘩したときもあったんですけど…。もう泣いて謝られて。こんなお母さんでごめんって。それを見て、私もしっかりしなきゃって強く思いました。
仕事をするうえで大事にしてることは?
やっぱり気遣いじゃないですかね。思いやりとか。テーブルマナーもそうですし、お客様の顔色も見ます。でも自分のお客様って隣にいるじゃないですか。だからあんまり気づけないときもあるんですけど…、お連れ様のほうが気になっちゃいますね。お連れ様のドリンクとか、女の子と楽しんでるのかなとか。女の子が抜けた瞬間にどういう子がタイプですか、とか聞いたり。私のおすすめの女の子つけてあげたりもします。1人のお客様が少ないので、みんなでワイワイしゃべってるからこそ気づけるかもしれないですね。あと、私のお客様がお連れ様に、こいついいやつだから次くるとき指名してあげてね、って言ってくれて、義理指名とかもあります(笑)。
個人より大人数でこられる方がほんとに多いんですね。
そうですね、あと若いお客様が多いです。20代の方もいますし。親近感もわくし、一緒に飲んでて楽しいです。言いたいことはなんでも言っちゃいますね(笑)。その方がお客様も接しやすいんじゃないですかね。例えば…そういうの嫌いとか、そういうのむかつくとか全然言っちゃいます(笑)。仲いいからこそ言えるというか。さすがにはじめましての方には言わないですけど、指名歴が長いお客様とはそんなかんじです。
今後キャバクラを始めてみたい子にアドバイスできることは?
とりあえずLINEが大事だと思うんで。スケジュールアプリ入れてるんですけど、そこに来店予定とか書きこんでます。私当日の来店予定が前もってってのがあんまりなくって、ふいにきてくれる人が多いので、そういうお客様も全部メモってて。送りの車で全員にお礼LINEして、場内のお客様や、フリーのお客様にももちろんLINEするんですけど、きてくれたお客様は全員忘れないようにしてて。次きたときに、いつぶりだよね、とか把握できるし。よくおまえ覚えてんなっていうのは多いですね。あとはお客様の誕生日も覚えてるし、記憶力がムダによくって。最初フリーでついたお客様とかは、LINE交換して、名前の隣に印象とか、なんの話したかとか、誕生日とか書きこんでましたね。なんかそういうのからこいついいやつ、みたいに始まるんですよ。やっぱり覚えててくれるとお互いにうれしいじゃないですか。それこそどうせNo.1だからオレのこと覚えてないんでしょって言われるのが嫌なので。私もさぼっちゃうときもあるんですけど、ふと、いちからさかのぼって全員にLINEするときもあります。そこからまた飲み行くねって指名につながることもあるし。でもテンプレみたいなのはダメだと思います。人によって変えますね。すぐ返信するようにしてますし、大事なお客様にはクリップつけてます。
では、このお仕事をしてて、いちばんのやりがいは?
頑張った分だけ結果で返ってくることですかね。ブライダルの仕事のときも、キャバクラと同じで、売り上げと契約率の順位が出されてて。でも1位をとってても最下位でも何も変わらないんですよ。給料が変わるわけでもないし、それが自分の中でやる気がなくなっちゃった部分ではあるので…。今って、頑張ったら頑張った分だけ返ってくるし、さぼったらさぼった分だけ結果に出てきちゃうので…。そういうところがやりがいですね。
過去にも、結果を求めて頑張っていた時代はありますか?
なんだろう…。中学生のときですかね。バトミントン部だったんですけど、レギュラーになるために、毎日部活のあともスポーツセンター行ったり休日も練習して。そのときは絶対1位になる!って意気込んでて、ほぼ家にいなかったですね。好きなことにはがむしゃらに頑張れるタイプです。ブライダルの仕事に就くときも、学校に行けない分自分で調べて勉強してましたね。ウェディングドレスの素材とか生地とかドレスの形を調べたり、インスタで花嫁さんのことを検索して、自分のノートにもとってましたね。好きなことにはストイックなんです。今は美容の仕事がしたいので、化粧品検定1級の資格の勉強をしてるんですよ。夢があるから、今もこうして全力で頑張れているんだと思います♥
自分の将来設計がモチベーションとなって日々お仕事も頑張れているえりなさん。外見のみならず内面からもキラキラしていて、No.1の秘密がわかったような気がします♥
有名キャバ嬢紹介
元『ベネ東京 六本木』えりな “電撃引退”の一部始終! 私がキャバ嬢をやめたワケ♥️
元『ベネ東京 六本木』えりな “電撃引退”の一部始終! 私がキャバ嬢をやめたワケ♥️