ジュノンボーイ出身の元芸能人ホスト・歌舞伎町『CANDY』の橘花みらいさんがメゾンドボーテ初登場! グルダンへの移籍以来、売上は右肩上がり。2022年上半期グルダン売上ランキング8位に入り、7月度は3,700万オーバーで自己最高記録更新と波に乗っている橘花みらいさんのホストヒストリーをCHECK! お顔だけでなく着こなしから立ち居振る舞いまですべてが美しい、みらいさんの“スタープレーヤー”な生き方に迫ります♡
みらいさんは元々は芸能のお仕事をされていたんですよね。
俳優のお仕事を中心に15歳から10年くらい。そこから夜の仕事を始めてホストは今年で4年目です。
ジュノンボーイ出身! それ以前もモデルとか?
ジュノンからですね。それ以前はただの中坊です。部活しかしてないただの中学生。
みらいさんの役職?が「スタープレーヤー」なんですけど。これは?
謎の肩書きww まあエグゼクティブプレーヤーとかと一緒の立ち位置です(笑)。
前のグループにいたとき、芸能もやりつつだったので完全自由出勤だったんですけど、月間売上でグループ1位をとったときがあって。ナンバー1なのに役職がないのもちょっとねってことで。そのときに「スターっぽいからスタープレ−ヤーでいいんじゃない」みたいな。ジョークっぽい感じでつけてもらいました。
今は夜一本でやっているし移籍もしたんですけど、そのままの肩書きでやってます。毎回聞かれますけどね。「何? このスタープレーヤーって?」と。「ざっくり言うとオススメってことだよ〜」って答えてます(笑)。
みらいさんが最初に働いたお店は?
AIRです。その当時、グルダンもエルコレもKGも冬月も何も知らなかったけど、『職業、イケメン。』っていうキャッチフレーズだけは知っていたのでAIR GROUPに入りました。AIRは教育がしっかりしているホストクラブだったので、ホストとしてのキレイな所作やテーブルマナーが身についたのは良かったなって思いますね。
愛沢えみりさんのYouTube企画(ひび散歩第3弾)に出演された際も、にこやかに話しながらグラスの水滴を拭いたりお酒を注いだり手元はテキパキ動いてましたもんね。
仕事なんでね、ちゃんと働きますよww テーブルの上はキレイにしておくっていう教えが染み付いちゃってて。きちんとやってないとなんかちょっと気持ち悪くなっちゃうというか。無意識のうちにやってます(笑)。
みらいさんは元からイケメンだしすぐ売れそうですよね。
いや、全然ですよ。自由出勤だったので掃除はなかったんですけど、いわゆる掃除組と呼ばれる売上をギリギリ超えるか超えないか、そのぐらいの成績が半年くらい続きましたし、入店1年目はとても誇れるような数字ではなかったんで。苦労はしてます(笑)。
なんででしょうね?
自由出勤とはいえ週に3、4日は出ていたし、今とやっていることのベースは変わらないので何が悪かったのかはわからないですけど。タイミングじゃなかったんだと思います。ホストも芸能もなんでもそうですけど、売れるタイミングってあるんですよ。ちゃんと仕事をしていれば。出会いのタイミングとか運とか。
そういうものなんですね。
そのタイミングが人それぞれ違うってだけで。でも、最初に伸び悩む時期があったからこそ、自分を支えてくれる存在のかけがえのなさは感じますね。数字が上がってもそれをあたり前だとは思ってないですし。
その後2021年にCANDYに移籍。この店だった理由は?
CANDYってグループダンディの中でも一番大きい箱で、歌舞伎町でも1、2を争う大箱店なんです。そういう大きいステージで自分がどこまで通用するのか試してみたくなったっていうのが移籍の理由ですね。
移籍先は最初からCANDYで考えていたわけではなくめちゃくちゃ悩みました。グルダン以外にもKGグループやエルコレも視野に入れてたので。それこそメゾンドボーテにも出ているclubLeoの平良翔太くんとKIDくんとは以前から面識があって仲も良かったので、最初はLeoで働こうかなとも考えたんですけど…。
移籍するにあたって決めていた条件が3つあって。1つ目が『大箱であること』、2つ目が『自分とかぶる競合がいないこと』、3つ目が『尊敬できる指導者がいること』。この3点の中でLeoは2つ目の条件のところでバッティングしちゃうので。最終的に3つぐらいに絞った中で全部体入回ってCANDYに決めました。
お店選びって大事そう。
場所選びは重要ですよ! どこでその商品が売っているかみたいなことなので。イトーヨーカ堂で100万円のバッグを売ってるのと、エルメスで100万円のバッグを売ってるのとでは、お客様が買うか買わないかって違ってくると思うので。僕たちは商品なのでどこで売るかは大事!
移籍後大きく変わったところは?
わかりやすい変化でいったら売上。CANDY以前もそこそこ売れていたんですけど、応援してくれる人が増えて単価も上がって3倍ぐらいにはなりました。前のお店の頃から僕を支えてくれているお客様たちも、CANDYに入ってからのほうが使う額が上がっているので。やっぱり場所選びは間違ってなかったなっていう。
前からのお客さんも単価が上がったんですね。
これは大箱あるあるですよね。ちっちゃいお店だったら小計100万円以上の“狙い撃ち”って特別な日にするものっていう認識だったところ、大箱の人気店だとなんでもない日に毎日のように狙い撃ちが起こっているから。使わなきゃっていう空気感。みんなやってるから私も頑張らなきゃって思ってもらいやすい。
それと、この1年でホスト力も着実に上がってきているから、それに見合った額を使わないとって思ってくれてるのかもしれないです。
お店での立ち回りやお客様の満足度。そこがだいぶ伸びたんじゃないかなと思います。お客様の気分がちょっと落ちちゃうようなミスをしなくなったのもありますね。長所がめちゃくちゃ伸びたっていうよりも、欠点がなくなってきた。それで全体のバランスが良くなってきたなっていうのは自分でも感じます。
みらいさんは顧客数を抱えるタイプ? 少数精鋭タイプ?
少数精鋭と決めてるわけではないけど本数は全く追ってないですね。お客様に選ばれるのがホストですけど、でも同時に僕もお客様を選ぶんです。「毎月300万使うから私の言うこと全部聞いて」みたいなお客様は引かない。対価として思い通りに動いてほしいという方だと自分の仕事のパフォーマンスが落ちるので。お金を使ってくれる人だったら誰でもウエルカムというスタンスではないんですよ。
みらいさんがお客さんを選ぶ基準は?
今後、指名で通ってもらうって考えたときに自分がその人を信頼できるかどうか。そこを重要視しています。約束守れるかどうかとか、人としてちゃんとしている方なのかどうか。
信頼できるかどうかってすぐわかります?
はじめましての人と毎日会話をしていれば、早い段階である程度わかるようになりますよね。この人は人としてある程度信頼できるかどうかっていうのは。初めて会って次に指名で来てもらって、1時間ぐらい話したらなんとなく掴める。
人を選んでいる分、今抱えているお客様のことはすごく大事にしています。そのときの卓数を考えてフリーの席に呼ばれても着かないことはあるし。優先順位が高いのは今支えてもらっているお客様です。
お客さんにしっかり時間も使うほう?
めちゃくちゃ使いますよ。毎日こういう感じで動いてるんですよ(1カ月のスケジュールをちらりと見せてもらいました!)。
わ、空いてる日がない!
月初の段階でその月の店休日の予定がすべて埋まっている状態がデフォルト。普段もお客様に時間使いますけど休日はまるっと。お客様とランチへ行って一旦家帰って、夜は別なお客様と食事に行ったり。基本的に自分の時間はお客様に使う時間。だからこそ不満が出ないというか。
何百万というお金に見合った価値をいかに提供できるかがホストの仕事なので。もちろんお店の中で楽しんでもらえるようにパフォーマンスは上げますけど、その価値の中にはどれだけ大事にしてくれるかっていうところも含まれているので。
みらいさんはおしゃれさんですけど、服装はどんなところを意識してます?
僕らは商品じゃないですか。女性が好ましいと感じる装いでいることは心掛けています。金髪でハデハデでみたいな、歌舞伎町でウケる見た目とはちょっと違いますけど、どこに行ってもお客様が恥ずかしくない服装。フレンチに行こうが芸術鑑賞しに行こうが隣にいて大丈夫というか。むしろいいなって思ってもらえるように。
確かに歌舞伎町っぽくはないですね。
最初から黒髪ですしホストっぽくないファッションでしたね。そういうこともあって僕っていう存在が認知されるまで少し時間はかかったのかなっていう。これでもだいぶ夜に寄せてますけどね。私服とはかなり雰囲気が違うので。
私服は?
ほんとに好きな服だとめちゃくちゃモード寄りです。コムデギャルソンとかヨウジヤマモトとかそっち系。黒で服飾系みたいなファッションが好きだけどそれだと尖りすぎなので。そこを考えた結果、店ではシャツ、ジャケット、スラックスとか清潔感がある服装になっています。自分の好みもありつつ、似合っていて隣にいて恥ずかしくないファッション。
みらいさんは日々の目標とか設定してたりします?
アベレージでこれぐらい売らないとダメだなっていうのはあります。でもそれはあくまで目安ですね。ホストの仕事は数字がすべてではあるけれど、それは結果であって最初から数字を追いかけて仕事をするのは違うと思っているので。
たとえば「お金使うからこれしてよ」という考え方のお客様も受け入れていたら、数字はもっと上がる。でも、それは“言うことを聞く対価”じゃないですか。それを良しとしてしまったら、僕が思うホストの仕事ではなくなってしまうので。
価値を提供して、そこに対してお客さんの中で見合ったお金を使うのがホストクラブみたいな?
そうですね。いくらのシャンパン入れてとか、何々にしてって言うよりも、お客様が「この人には今このぐらいの価値があるから、これぐらいは使わなきゃね」って思ってもらえるように。僕を応援したいと思ってくれる方がいて、そこに感じてもらっている価値が結果として数字で見えるっていう流れが正解じゃないかと思ってます。だから、アベレージを設定しているようでいて設定していないに近いかもしれない。
「これぐらい売らないとダメだな」とか、「年間のランカー目指すならこのぐらいだな」っていう自分の中の数字はあってもそこに固執すると絶対伝わるんです。人と人なんで。「あ、今、この人売上を追ってて大変だな。売上のことしか考えてないな」ってなっちゃう。確かに数字を追えば売上は上がるかもしれないけど、そのお客様とは多分長く続かないですよね。
僕は長いお客様が多いんですけど、それは数字を追ってるようで追ってないからっていうのもその理由の1つかなと思います。
煽らずとも使ってくれる額が今の自分の価値みたいな?
まあ、ちょっとは煽りますけどね。ちょっとだけ(笑)。でも、ベースはお客様がそうしたいと思ってくれるっていうところがすべてですね。
みらいさんのホスト哲学、お仕事心得は?
なんだろうなぁ、それこそ今話した「いかに価値を上げられるか」かな。ずっとその話をしてますけどね(笑)。でもやっぱりこれがすべてだと思う。応援したいと思ってもらえるかどうか。だから、いつでも恥ずかしくない自分でいることは意識してるかもしれないです。人が見てないところでも人としてきちんとしているとか。
すごく些細なことでいえば…。僕、お店の洗面台を使ったらペーパータオルで拭くんですけどそういうとこからきちんと。営業中はみんな酔っぱらってるし、急いでるから洗面台とかビシャビシャになりがちなんですけど、バックヤードだしお客様には見えないからいいやってしたくないというか。
ちゃんとしてる!!
共有部分をキレイに使うって本来あたり前のことですけどね(笑)。自分たちがお店をキレイに使わないで誰がキレイにするのって話じゃないですか。ただ、そういうところから手を抜かない感覚ってすべてに通じる気がします。
みらいさんが今向き合ってる課題や目標は?
ここまで語ったことと矛盾して聞こえるかもしれないけど、顧客を増やそうと思っていて。CANDYに移籍してからパフォーマンスが上がったっていう話をしたじゃないですか。ホスト力が上がったことによってキャパも広がったと思うので。
今、僕を支えてくれてるコたちに対してケアが薄くなるっていうことではなくて。これまでと変わらずに。その上でキャパが広がったぶん顧客を増やすことにチャレンジしていけそうだなっていう。
お客さんを厳選している分、みらいさんを担当にできることがステータスみたいなところも売りなんですかね?
そこはめちゃくちゃ意識してます。お客様が「みらいくん指名してるんだ」と言ったときに誇らしく思えるようなホストでいなきゃっていうのは強くあります。恥ずかしくない人間でいたいですね!
気品溢れる佇まいとイケメンを通り越した完璧なルックス。存在が美しすぎて近寄り難さすら感じてしまうみらいさんですが、お話しすると優しくて親しみやすい人柄だったことも追記しておきます!
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