“どういう立ち振る舞いをすれば、お客さんに素敵な時間を楽しんでもらえるか”を常に考えて、美しいマナーや所作を磨いている齋藤 菜月さん。後編の今回は、美容の話を中心に彼女が普段から実践しているマイルールを教えてもらいました♪
【前編はこちら】
タンス貯金でワインバーをオープンした奥渋育ち元ギャルお嬢の話|齋藤菜月・前編
毎日お酒を飲んだり夜遅くまで働くことが多いと思うのですが、肌荒れはしないんですか?
それが、今まで一回も荒れたことがないんですよ。ワインはポリフェノールが多く含まれていますし、抗酸化作用もあるし。美容効果があるってよく言われていると思うんですけど、本当かもしれません。これはみんなに言いたい(笑)
ワインの美肌効果は本当かもですね★ スキンケアは何かしてますか?
あまりいろいろやりすぎたくないので、毎日のスキンケアは結構シンプル。これはヘアメイクアップアーティストの宮本由梨さんプロデュースの化粧水。これだけで透明感が高くなっていい感じです♡
そういえばネイルもリップもワインカラーなんですね。
そうなんです。結構ブランディングにはこだわっていて、いつでも仕事のことを忘れないようにしたくて。洋服も赤ワインをこぼしちゃっても大丈夫なようにワインよりも濃い色にしてます♡
ネイルは同い年の女の子が渋谷でプライベートサロンをやっていて、そこで施術してもらってます。水仕事ですしジェルが取れちゃうことがあるんですけど、そういう緊急事態でもすぐに直してくれる。上手なのでおすすめです。リップはCHANELの赤リップが多め。発色もいいし落ちにくいので気に入ってます♡
日常がワイン色に染まっている印象ですが、ワインを嫌いになったことはないんですか?
今のところないんですよ、ありがたいことに(笑)だから休日も美味しいごはん屋さんに行って美味しいワイン飲んでモチベーションを上げてます。
もし世の中にワインがなかったらどうしていたと思いますか?
やっぱり人のお話しを聞くのがもともと好きなので、そういう仕事をしていたかも。父と祖父が弁護士で、子供の頃は弁護士になりたいって思ってました。人助けをしている姿はかっこよかったですね。父のお手伝いができたらいいなと思ったこともあって、一応心理カウンセラーの資格もあるんです。
人の話を聞くときに意識していることがあれば教えてください♪
心理学の授業で「人の話に共感はするけど同感はしない」ということを学んで、それは面白いなと思いましたね。例えば人の話に同感しちゃうと、相手の影響を受けて気持ちが落ち込んだり、私も同じ気持ちですって言うと噓っぽくなりやすいと思うんです。でも共感だと、相手の立場を考えながら話が聞けたり、一日何人もの方と話をしても記憶に残りやすい気もします。
なるほど。共感と同感はちょっと違いますね。
そうなんです。程よい距離感を保ちながらも、ちゃんと話を聞いてますというスタンスで接客するようにいつも心がけているかも。これも最初からできたわけではなくて、ワインバーをオープンしたばかりのときは、初めての経営で疲れちゃったり大好きだった祖父も亡くなって心が弱ってて。それで人の話がすごい入ってきちゃって“経営者はぜんぶ人に流されちゃだめ”ってお客さんに厳しいことを言われたときもあったかな。そのときはなんだよって思ったんですけど、時間が経って振り返ると優しいアドバイスだなって思います。周りの方に感謝ですね。
そのほか身だしなみで気を付けていることは?
一番大事なのは清潔感だと思うので、それはすごく心がけてます。母の教えなんですけど“靴がちゃんとしてたら、人としてもちゃんとしているように見えるよ”って言われて育ったのもあって昔から“靴フェチ”です(笑)ちょっとでもヒールが削れていたら、すぐお直しに出します。高い靴を履いてればいいということではなくて、生活感がでるのでおしぼりで拭いたりとかして常に清潔にしてます。
“靴フェチ”の齋藤さんは何足くらい持っているんですか?
5、60はあるんじゃないかなぁ。
その中でも一番好きなブランドは?
やっぱりイタリアが好きなのでヴァレンティノかな♡ 向こう(イタリア)に行ったときに買ってきてます。それこそワイナリーのおじいちゃんの靴とか本当にお洒落。農家だけどみんな革靴だしちゃんとしてます。
齋藤さんってスタイルも良いですよね。エステとかも行ったり?
週イチでパーソナルトレーニングジムに通ってます。ちゃんと身体作りをして年取っても美味しいワインが飲みたい♡ あとは月に1回のハイフ。西麻布で経営してるもうひとつバーの初代店長の男の子がこの前独立して、六本木にハイフとマツエクができるサロンをオープンしたんです。ハイフをすると肌がぷるぷるになるし、深夜3時まで営業しているのでおすすめです。
お友達にお願いすることが多いんですね。
美容は一番信頼できる人達に任せたいなって。こういう職業をしていると身だしなみのブランディングも大事だなって思うんです。例えば私がスカートじゃなかったり、うっかりヒールじゃなかったりとか。めったにないですけど、お客さんが思う私のイメージが違うと良くないと思うので、それは絶対に覆さないようにしようって決めてます。なので私のことを分かっていて、すぐにやってくれる子で固めてます。一生トモダチ♡って感じです(笑)
最後の質問になりますが、齋藤さんのように芯を強く持って輝くには何を心がければいいですか?
人に迷惑をかけないこと、やると決めたことを貫き通すこと、継続は力なりですね。なんでもやってみないと分からないので、とにかくチャレンジしてそれを続けることが大事だと思います!
試行錯誤の末に今の接客スタイルを見つけたという齋藤さん。教えていただいたマナーや会話術はいろんなシーンで使えそうです♪ 前編では齋藤さんの仕事愛や、独立して大変だったことなどをインタビューしています。そちらもぜひチェックしてみてくださいね。
タンス貯金でワインバーをオープンした奥渋育ち元ギャルお嬢の話|齋藤菜月・前編
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