六本木『MUSERVA』のトップキャスト、“かおりん”ことかおりさんがメゾンドボーテ初登場! 18歳で入店した『舞人』を皮切りにそのキャリアのほとんどを六本木で積んできたかおりさん。在籍店でのエピソードや売れるきっかけとなった出来事、そしてキャバ嬢として大事にしている信条を語って頂きました♡
歌舞伎町の『ジェントルマンズクラブ』に半年いた時期もありつつ、キャバ嬢をやっていない時期も挟みつつ、18歳のときから働く街はずっと六本木です。
最初のお店は六本木の『舞人』。元々キャバ嬢をやるつもりで18歳になって東京に出てきたんですけど、上京するなりキャバクラで働き出したら親が心配するなと思って、半年くらいはアパレルでショップ店員をしてました。
舞人を選んだのは、当時スカウトさんに「舞人が一番採用基準キビしいよ」と言われたから。でも入っちゃえば楽だよって。それで試しに受けてみたら受かっちゃいました。
後で知ったんですけど、採用基準がキビしいといっても面接自体はあまり関係がなくて、体入のときにお客さんとして来ているオーナーを接客して、そこで採用か不採用かをオーナーが判断していたみたいです。もちろん女の子には正体を教えずに。そんなこととは知らずに席に着いていたから、その後もしばらくは誰がオーナーなのかわからなかったです(笑)。
ただ、体入でフリーに着いたとき、「お前銀座のほうがいいんじゃない?」と言われた席があって、思えばあれがオーナーだったのかなぁ?みたいな。
舞人では最年少でとにかくすごく楽しくて、週6で働いてましたね。別に売れてるとかではなかったけど真面目に出勤していたし楽しんで仕事をしてました。
舞人には1年半くらい。オーナーが変わったら数字とかキビしくなっちゃって…。次に働いたのは歌舞伎町のジェントルマンズクラブ。それまで歌舞伎町って怖いイメージがあったから働こうとは全然思ってなかったんですけど、この辺で一回見ておこうかなと。条件が良かったっていうのもありつつ、もうすぐ六本木に新店が何店舗かできるって話も聞いていたのでそれも見越しつつ、ジェントルでは半年ほど働きました。
一度歌舞伎町に行ったのは良い経験になりました。ガツガツする感覚がわかったというか、「キャバクラで頑張るってこういうことか」がわかったので。六本木って競い合うみたいな空気がどうしても薄いから。
歌舞伎町は怖いとかも意外となかったですね。店も活気があってキャバキャバしてる感じが良かったんですけどそのぶんアフターも多くて。体力消耗するなぁみたいな。それでまた六本木へ。そうこうするうち舞人がリニューアルするって話を聞いて出戻ることに。
ジェントルで頑張るってことを覚えたぶんキャバ嬢としてのキャパが広がったのか、二度目の舞人では結果も出せるようになってました。戻ってすぐにアドトラック掲載をかけたレースがあってそこで1番を取って広告の真ん中に載ることもできたし。頑張るっていいなみたいな。そこから雑誌のタイアップページに出演させてもらったりして露出も増えて、2度目の舞人時代に名前も売れました。
初めて六本木で1位が獲れて常にナンバー入りできるようになったのはこの出戻りの頃。21歳くらい。何で売れたかっていう理由はわからないけど、売れたいっていう気持ちをしっかり持って、ちゃんと出勤するとかマメに連絡するとか努力はしてきたからその積み重ねだったのかな? ある日たまたま太いお客様に気に入られて、そこからは新しいお客様がどんどん増えていってトントン拍子でした。
その太いお客様が招き猫だったのかな? 「売れたい!」から「売れた♡」に変わったことで心に余裕が生まれたのかも。そういう心の状態って表に出ますもんね。高いお酒入れてほしいって思っているときは全然入らないけど、そういうこと考えずに楽しめるようになるとどんどんシャンパンが下りるみたいな。
二度目の舞人時代は2年くらい続いたかな。そのあと、お店を変えたいっていうタイミングがあったから何店舗か見て六本木の『Lalah』に入店。コロナの最初の自粛期間を挟んだりしながらここにいたのは半年くらい。
コロナで休業も重なっていたし六本木に来るお客さんも激減していたし、キャバクラ自体をやめようかなと考えていたとき錦糸町のお店のプロデュースの話がきて。そっちをやることにして夜は一旦終了。
キャバクラ店のプロデュースのほうは2020年の11月から。でも、年が明けてしばらく経った頃から六本木の景気も盛り返してきていて、「いいなあ。やっぱりキャバ嬢やりたいなあ」って。プレーヤーのほうに気持ちがどんどん傾いていっちゃって。プロデュースのほうが半年ごとの契約更新だったので更新はせず、6月に今のMUSERVAで現役復帰しました。 やっぱりこの仕事楽しいです!
キャバ嬢としてのポリシーはストレスフリーに働くこと。苦手なお客様に対しては無理して頑張らない。このお客さん嫌だなと思うと顔に出ちゃって結果続かないから。プロとしては良くないかもだけど、耐え続けて病んでたり長期で休むコとか結構見てきたから、そのぐらい割り切ってたほうが心穏やかに働けそう。実際、指名の席は自分が本当に楽しんでる席ばっかり。指名をもらえただけでも嬉しいのにお客さんが面白かったり応援したいって思ってくれる気持ちが伝わってくるとなおさら嬉しい♡
毎日全力で頑張りすぎると続かないし燃え尽きちゃうのもわかっているので、普段は無理せず7〜8割ぐらいの力で仕事をして、頑張ると決めたら全力で頑張る。そういう緩急をつけた働き方も意識してます。
ここ5〜6年くらいで六本木の客単価も時給相場も上がりましたよね。今はキャバ嬢っていうだけで偏見を持たれたりすることもなくなって、職業を堂々と名乗れるようにもなったしSNSを通じて女のコたちも集客しやすくなったし。この時代にキャバ嬢でいられることにすごく感謝しています。
前みたいにがむしゃらに頑張らなくても、売上を立てるコツみたいなものはだんだんわかってきたかな。フル出勤時代より出勤日数は減ったけど、それでもこれまで以上の売上は出せているから。これで努力したらもっと伸びるだろうなって思うけど、かといって無理もしたくない。体調悪いわけじゃないけど以前に比べると体力がないので(笑)。これからの方針的にはもっと効率よく楽しみながら頑張れるようにしたい。そんな感じです♡
売れたいと願いながらあたり前のことをあたり前に頑張っていれば、いつか花開くときがくる。投げ出さずに続けるってやっぱり大事ですね!
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