キャバ嬢復帰から勢いが止まらない! 『ファブリック六本木』の人気キャストれいさんのお仕事術に注目! 太客が引きも切らないその秘密とは? 六本木でさらに進化したれいれいの接客ノウハウからキャバ嬢マインドまで、10項目の “仕事の流儀”をお披露目します♡
キャバ嬢という仕事で一番大事にしているものは?
ノーストレスで楽しく仕事をすることです。いろんな時期を経験した結果それが一番パフォーマンスがいいなって思いました。
ストレスのない状態はどんなとき?
嫌なことをしてないときですよね。だから自分が嫌なことや気分が落ちることをしない。
許容範囲みたいなものは? たとえば振り回してくるけど毎月1,000万使ってくれるから多少我慢しようとか?
そんな人がいたらめっちゃありがたいけどww クセがすごかったら我慢しようとは思わない。ある程度は耐えるけどストレスが勝ったらもういいです。
耐えるうちにズルズルと我慢の限界が上がっていきそう…。
「この人クセ強いな〜」から「この人嫌やな」になった時点で「無理」って言っちゃいます。ボーダーライン超えたらバッサリ。
「あなたがこう思うことに対して私はこう思う。価値観の違いやと思うから他のコ指名して」みたいな。とりあえず自分の言いたいことは言います。それでも指名してくれるならそれはそれでいいし、いなくなるならそれでいいってスタンスです。
すべて思い通りに行くわけじゃないから全くのノーストレスってあり得ないけど、「何が好きで何が嫌か」っていう自分の価値観がわかってたら判断もつきやすくなる、「ここまでは我慢しよう」とか線も引きやすくなるじゃないですか。ズルズル我慢の限界が上がるのって価値観が曖昧だからだと思います。
お客さんの得意不得意に傾向あります?
痛客、色客は不得意ですね。ストーリーにも「痛客、色客キモいから無理」って書いて流したりしてます(笑)。
それで防げるんですか?
痛客かどうかはこっちが思うことなんで防げないですけど、色客の人からしたら「ああ、枕はしないタイプやな」っていうのはわかりますよね。
ああ、なるほどー!
振り回されたくないんでクセが強い人も無理ですね。1回のお会計で1人で何百万とか使う人はクセ強な人が多いから、私の場合はエースがいて大きな金額を使うっていう売り方はしてないです。どれだけ高額を使ってくれるお客様でも、その人と接することがストレスだったら後々弊害が出るんですよ。消耗して病むとか仕事が苦痛になるとか。
結果パフォーマンスが落ちるから長い目で見たら損?
だと思います。言うこと聞かせようとしてくる人に対しては逆に聞かないです。そこで折れたら対等じゃなくなるじゃないですか。自立していたいから、言うこと聞かなきゃ生きていけないみたいな状態には絶対なりたくない。
月に100万とかコンスタントに使ってくれる人を固定化させていくような売り方のほうが合ってる。自分もお客さんも楽しくてワイワイできて結果いっぱいシャンパン下りて、とかのほうが仕事に対して楽しいしかないから♡
日々たくさんの人に会うと思いますが、お客さんで痛い目みたことってあります?
騙そうとして近づいて来る人もいるから「危なかった」とか「深く関わらなくてよかった」と思うようなことはありました。「お金貸して」も結構いましたね。大阪時代より東京に来てからのほうが変な人との遭遇率高いかも(笑)。東京ってほんまいろんな人がいてますね。
お客さんにお金貸したことあります?
ないです! 「○時までにこの口座に振り込んで」って言われて、口座見てみたら女性の名前で「怖っ!」みたいなことはありましたけど。お金貸してに関しては「ごめん関わりたくない」ってその時点でシャットアウト (笑)。
ブラックな人は見極められる?
東京に来たばっかりの頃にめっちゃ詐欺師の人を見たんで。警戒をするようにはなりました。自分の中の「あれ?」みたいな直感は信じますし気になったら調べます。結構全部嘘だったりするんで。ちょっと調べればわかりますよね。あと、周りにいる人たちを見たらグレーなのか、そうじゃないのか薄々見当つくじゃないですか。周りを全部ダマしとったらわからないかもしれないけど、それでも端々に不審なところって絶対出てくる。「なんか変やな」っていう自分の感覚は大事にしてます。
使ってくれそうな人ってわかります?
わかんないです(笑)。持ってそうやけどちょっとケチそうやなとかはありますけど、開いてみないとわからない。
普通のおっちゃんがめっちゃお金持ってたりもするし、羽振りよく見えて実はそうでもないとかよくあることなので、印象で決めつけないようにしてます。対応にも差はつけないですね。どのお客様でも素の自分でいるみたいな。差はつけないですけど、変な人やったら一言もしゃべらんとかはあります(笑)。誰にでもいい顔できないんで。
れいさんは1日何組くらいお客さん来ますか?
お茶を引いたことはないけどめっちゃムラあります。8組くらいかぶって激混みっていう日もあれば、今日めっちゃヒマやなぁみたいな日もあるし。来店予定はコントロールしないほうなので毎日出たとこ勝負(笑)。
卓がかぶっているときは?
時間との戦い(笑)。かぶりまくっているときは卓数のトータルで売上を考えなきゃいけないから。高いとか安いとかに関わらず席を抜かれる前にとにかくシャンパン開けることが自分の中の任務。それで卓を回って戻ってきたらなくなってたりするから、「なくなってるよ〜」とか言ってまた入れてもらう(笑)。
仕事中は頭めっちゃ巡らせてますね。そのぶん営業時間終わった瞬間にぷすんってスイッチ切れてポンコツになります(笑)。
いない間に上手いことボトルが入ってる方法とかあるんですか?
ヘルプの女のコが飲んでくれたり盛り上げてくれとったりして、戻ってきたら1本空いてたとか全然あります。頑張ってくれるヘルプのコがおったらめっちゃ安定しますよね。
れいさんにもそういうヘルプのコはいるんですか?
専任とかではないですけど、「自分は売上とか作るタイプじゃないから、れいれいの席で頑張る」って言ってくれるコもいますし、私のインスタ見て入ってきてくれたコとかで頑張ってくれてるコもおるし。めっちゃありがたい♡ もちろんそれに対しては自分も何かの形で還元してます。
そういう関係性はどうやって築くんですか? 普段から仲が良いとか?
プライベートでも仲良くして密な人間関係作って〜とかではないですね。そのコが頑張ってくれていることに対してお礼を伝えるのはもちろん、そのぶんの売上をそのコにつけるとか、お礼の意味でプレゼントをあげるとか。何かしらの形で還元していって段々と良い関係が築けていったっていう感じです。密な付き合いより形を大事にしてます。
なあなあな関係性じゃない?
仲良くなってどうこうみたいなのは逆に避けてます。変に仲良くなりすぎて険悪になっているコたちも今までいっぱい見てきたので。職場の人間関係では距離感をめっちゃ大事にしてます。お店のコともプライベートでは会わない。同業付き合いも無理にしない。どっちかっていったら一匹狼でいいぐらいのスタンス。
フリーには積極的に着いたりするんですか?
お客さんが帰ったあととかタイミングでめっちゃ着きますよ。ただ、フリーについてもがっつくとかはないですね。気に入られてたら勝手に来てくれるだろうし、むしろ「来て来て」っていうのが一番よろしくないと思ってるんで。ありがとうのLINEはしますけど、自分から営業はしないです。
「指名して欲しい」よりも、席に着いたときにどれだけキャラを全開にすることのほうが重要。着いた瞬間、「え、なに飲む〜?」みたいな感じに普通に言います。それでシャンパン飲みたいっていうのがスタイルみたいな。
「なに飲む〜?」の結果が吉四六だったときは?
お客さんが全然違うお酒飲んだりしてても、「シャンパン好きだからメニュー見ていい?」って言いますね。それに、吉四六を入れることによってキープボトルができるからまた来てくれるじゃないですか。それはそれで断らずにシャンパンをねだる(笑)。
とにかく自分のキャラ全開?
大事やと思います。それで指名もらえたらその自分を気に入ってくれてるってことだから。相手に合わせてたら指名もらってもその後しんどいやろうし。私はシャンパンを飲む人間なんで入れてくれない人から指名をもらってもあんまり意味がないですよね。最初にキャラを全開にすることによってふるいに掛けるみたいな感覚です。
今まで使ってこなかった人が、使うようになったとかあります?
ありますね。お店の上司からもお客さんの育ては上手いって言われます。育てようと思って育ててるわけやないんですけど、ちょっとずつちょっとずつなんですよ。「今日はシャンパン飲もうや!」っていう日もあれば、「今日はハイボールの気分やしハイボールだけでいいや」っていう日もあったりしながら、ちょっとずつ設定値が上がっていくような。
安飲みしててもそれで盛り上がってきたら、「やっぱりベル飲もやー!」みたいな感じになったりとか。端々のお客さんの反応を見ながら加減してます。今こういうこと考えてるやろなとか心境をイメージしつつ。基本、「シャンパン飲みたい!」って言ってるけど、「いっつもシャンパンやないんやな」とか、緩急つけつつ上限を上げていくみたいな。
ヴーヴとか焼酎が定番みたいな人の場合は?
定番があったら逆にいいですよね。まずそこから作るかも。その上でそこからたまに違う種類頼んでみたり。「今日アルマンドいってみるー?」とか。最初の定番は何でもいいんですよ。そこからバリエーション広げやすくするための入り口なんで。でも、何をどうするにしても楽しい時間が共有されているとか、卓が盛り上がっているってことが大前提です!
れいさんはアフターはするほう?
基本しないです。ただ、お世話になっている人の大事なアフターやったら行ったりします。人間的な部分で還元することは大事なことだなって思ってるので。お祝いごとがあったら祝いを包むとかそれなりのプレゼントを贈るとか。
ちゃんと形で?
言葉も大事やけどコストゼロじゃないですか。言葉より行動や形って思ってます。普段アフター行けなかったとしても、ここぞって場面では顔を出すとか。それこそヘルプを頑張ってくれるコには、「ほんまにありがとうね」って感謝もするし、「このシャンパンつけたって」って還元もします。5本シャンパン下りたら1本はそのコにつけるとか。
根こそぎ持っていかないんですね。
そんなことしないですよ(笑)。頑張ってくれたのにフェアじゃないじゃないですか。
キャバ嬢を続けていく上で大事にしていることは?
体力温存! アフターはたまにしますけど同伴とアフターを基本しない。仕事が終わったらなるべく早く家帰って2時とかに爆睡してます(笑)。
キャバ嬢さんにしては早寝ですね。
朝9時とかに目覚めるんですよ。それでベランダで日光浴して体内時計整えてみたいな。キャバ嬢続けていこうと思ったら体力とメンタルが肝心。その2つは自分で管理しなきゃいけないことなので。いろいろ研究した結果、無理しすぎないことと睡眠、日光浴が欠かせないなって思いました。
改めてれいさんにとって良いお客さんとは?
ずっと支え続けてくれるような人ですよね。人と人としての絆がある人たち。大阪時代からのお客さんたちはほんまに良い人たちですね。イベントとか何かあったら絶対大阪から駆けつけてくれる。めちゃ助けられてます。
そういう良いお客さんを掴む方法ってなんですかね?
究極ワガママに生きることやと思います。そのために「ブレない」「自立する」「病まない」この3つが大事なんじゃないかな。ブレなければ自分らしく生きられて、その結果自分に合う良い人だけが残っていく。ブレずに生きるためには自立していることが必要で、ブレなければ病むこともないみたいな。
れいさんが思う自立っていうのはどんな状態ですか?
「自分で稼いで生きていける」っていう自信を持つことですね。自立してたら人間関係は対等でいられるじゃないですか。何が起きても自分で生きていけるっていう自信がすべてのベースにある気がします。だから頑張るしかない!
10項目に渡ってお届けしてきた“れいれい流儀”。夜昼問わずお仕事で役立つマインドがたくさんあったのではないしょうか? なかでもグッとくるのが、「自分らしくいるためにちゃんと自立していたい」というお言葉。幸福度が高い人生を送る上で大事なことですよね♡
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