昨年7月に始めたガールズバーも無事1周年を迎え、今年2月にはガールズシーシャバーもオープン。現役でキャバ嬢を続けながら夜の実業家としても成長し続けているすすきの『モナクラス』の貴咲モエカさんにインタビュー! 新しいお店のことやお仕事のあれこれについて伺いました。キャバ嬢の次のステップとしてそろそろ何かを見つけたいという人、セカンドキャリアのヒントがここにあるかも♡
モエカさんはガールズシーシャバー『SECRET CAT(シークレットキャット)』をオープンしたんですよね。
すすきので2月14日にオープンしました。シーシャバーはともちゃん(T-STYLEオーナーの桃瀬ともさん)との共同経営でやってます。
シーシャバーをやろうと思ったのは?
ともちゃんと一緒に何かやりたいねっていう話はずっと前からしていて…。具体的な話をすれば、ススキノラフィラっていう商業施設が閉店した跡地に、今新たに複合ビルが建てられているんですけど、それに伴ってこの辺一帯が熱くなる見通しなので今のうちに周辺で物件を借りておこうみたいな。で、とりあえずシーシャバーっていう感じです。物件を借りておけば流行らなくなったときにいくらでも別なお店に変えられるから。
ここは私たちが常駐していなくても回るお店にしたいので、そう考えたときにただ普通のガールズバーよりもシーシャバーのほうが一般にアピールできるかなっていう。今流行ってるし。東京にはシーシャバーがいっぱいあって、ガールズシーシャとか女のコがいるお店もたくさんあるんですけど、札幌にはシーシャバー自体がまだ少ないんです。ガールズシーシャもお店始めた時点でまだ1店舗もなかったし、あってもちょっとしたガールズバーにシーシャ置いてます程度だったので。
シークレットキャットは衣装がかなりセクシーですよね♡
際どいですよね(笑)。宣材撮影のとき、ともちゃんはノリノリで着てましたけど、私は「これ際どいな〜」って思いながら着ましたww でも意外に着てみたら大丈夫だった。思った以上にかわいく着れました。猫ちゃんたち(※お店の女のコの総称)も最初はちょっと躊躇してて、「上にスカート履いていいですか?」とか言ってたんですけど。着てみたらそのままでかわいく着れたみたいで、みんなノリノリで着てインスタとか載せてます♡
でも、衣装は3、4種類くらいあって、露出したくないコも着られるようなものもあるので。ハイレグではないスカートタイプのものや、袖付きの衣装であったり。露出控えめなタイプも用意してます。
従業員の女のコたちは“猫ちゃん”って呼ぶんですね。かわいい♡
店名にちなんで、いつの日からか猫ちゃんって呼んでました。SNSで女のコを紹介するときも名前の後ろに“にゃんこ”ってつけてるんですよ。○○にゃんこって。
衣装かわいいけど、この衣装を着るには細くないといけないですね。
いや、そんなことないです。今のところたまたまめっちゃ細いコが集まっているっていうだけで、そこを基準に採用してるわけじゃないですよ。決して細いコを探しているわけではないので。ガールズバーだったらちょっとぽっちゃりしたコも需要があるので、そういうコがシーシャバーにいてもいいかなって思ってるんですけど、今のところなぜかかわいくてスタイル良いコばかりが集まってる(笑)。
ガールズバーの『EMO(エモ)』も1周年ですよね。こちらはその後どうですか?
超順調です♡ 想像していた以上に良い感じなのでマジでやって良かった。なんならもっと早くやっていればよかったくらい(笑)。でもまあ、今のこの年齢だから上手くできたっていうところもあると思う。今が経営適齢期だったのかもしれない。
キャバ嬢をバリバリやっていたときは自分が自分がって感じだったから。人のことを考えたり一歩引いて全体を見るってことはできなかったと思う。
ほお、そういうものですか。
ガールズバーだと自分のお客さんを女のコたちに振るんですよ。紹介して連絡先も交換してもらって、それぞれ連絡を取り合ってお客さん呼んでもらうっていうのが理想的な形だから。第一線でキャバ嬢をやってるときだったら、そういうやり方に抵抗あったと思います。
自分の店とはいえ女のコと連絡先交換させたくなかっただろうし。自分のお客さんは絶対自分のお客さん。自分がいないときでもお店来て欲しいとは思えなかったと思う。今はもう全然そんな感じじゃないです。どんどん連絡先交換してご飯行ったりしてほしいしアフターにもどんどん行ってねって感じです。仲良くなってほしい。そのほうが嬉しい。
だいぶ変化が。
自分の店に関してはそうですね。私がメインじゃなくて店の女のコたちがメイン。私はお客さんの席でちょっと挨拶する程度でいいんです。ゆくゆくは私がお客さん呼ぶんじゃなくて、女のコたちのほうで呼べるようになって欲しいから。そのぐらいでいいんですよ。
女のコって何人くらいいるの?
キャストは6人くらい。でも、もっといてもいいですね。今はみんながフル出勤してくれているから助かってるけど。もうちょっと人数がいたらみんなが休みたいときに休めるから。今で成りたってはいるけどもうちょい欲しいですね。
ガールズバーって制服や衣装があるお店も多いですけど、エモは?
すすきののガールズバーも割とみんな衣装があるし、うちもオープン当初は制服を用意していたんですけど今は私服でやってますね。ガールズバーっていうよりもアフターバーの感覚でやりたくて。
すすきのでアフター店といったらメンパブが多いんですよ。それで、うちもメンパブのガールズ版やろうと思って。メンパブの男のコたちって“パブ男”って呼ぶんですけど、みんな私服なんです。だったら“パブ女”も私服がいいねってことで。そういうノリでやっていたら、ガールズバーって構えて来ないお客さんが増えたので、引き続きアフター店みたいな感じでやってますね。
それに制服だと、「このコがこの衣装着ちゃヤバイでしょ」ってなってるコも多くないですか?(笑) でも私服だったら自分が一番かわいく見える服で接客できるから。そこがいいなって思います。もちろんすごいダサかったら言いますけど、それも今のところないし。いい感じです♡
ガールズバーのお給料ってどんな感じなの?
相場はちょっとわかんないけどうちは、女のコのルックスとか人気とか、あとは出れる日数によって変わります。時給プラスで、ドリンクバック、同伴バック、指名バック、場内バック、シャンパンが入ったらボトルバックとか。それとうちは指名制なんで指名で呼ばれたら売上もつきます。
ガールズバーのいいところはドリンクバックがあるところですよね。キャバクラだったら人の席で飲んでもゼロ円だけど、ガールズバーだったらお客さん呼ばなかろうがフリーだろうが人の席だろうがドリンクバックが入る!
頑張りがいありますね。
キャバクラにステップアップすることを見越してガールズバーからスタートするっていうコも多いですよ。お客さんがいない状態でキャバクラでヘルプから始めるよりも、ドリンク飲んでバック稼ぎながらお客さんも増やして、それからキャバクラに移るって全然ありですよね。
しかも、私とかともちゃんがやってるガールズバーだと、キャバクラからアフターで流れて来るお客さんがめちゃくちゃ多いから、もともとキャバクラに行ってるお客さんと出会いやすいっていうメリットはあると思う。いずれキャバクラで働きたいっていうコは全面的に応援するし。
そしてアフターで使ってもらう!
そうそう。好循環♡
モナクラスでのキャバ嬢の日々に変化は?
去年の7月にエモをオープンしてからもキャバクラとガールズバーどっちもフルで出ていたんですけど、去年の12月いっぱいでナンバーを上がったので。そこからはしばらくエモに力入れようかなって感じです。
ナンバー上がったんですね。
ガールズバーを始めたときからキリよく年内いっぱいで上がろうとは決めていたので。ガールズバーの売上も作りながら変わらずキャバ嬢の売上も作り続けるって、ちょっと無理があるというか。お客さんが2倍になったわけではないから。キャバ嬢としての売上を取ればガールズバーの売上が落ちるし、ガールズバーの売上を取ればキャバ嬢としての売上が落ちる。エモもやりながらずっとナンバー1でいるのは体も心もお客さんも持たないので(笑)。
キャバクラの出勤頻度は?
月の半分くらいです。「今日はモナの日」って決めて出てます。モナに出る日もエモには必ず出てる。ガールズバーはほぼ毎日いる感じです。でも、キャバ嬢を引退したわけではないからモナの出勤はもう少し増やしていきたいんですけどね。在籍置いてるだけみたいになるのはお店に対して失礼だし、自分的にもどうなのって思うから。頑張りたいんですけど現実的にはなかなか難しくて。
モエカさんお休みの日はあるんですか?
ありますよ♡ キャバクラもガールズバーも日曜日がお休みなので、この日は完全にオフの日です。お休みの日は何もしたくないんですけど、家にひとりでいるのも寂しいので実家に帰るか、お姉ちゃんの家に行くか、友達の家に行くかその3択。モナクラスとエモを掛け持ちしてくれている“あやのちゃん”っていう私の右腕的存在の女のコがいるんですけど、そのコとお休みの日までも一緒にいます(笑)。
今後、何かまた新たな事業を考えていたりします?
すすきのでもう1店舗っていうのは考えてないですけど、違う地域だったらやってみたいなっていうのはあります。歌舞伎町と仙台にエリアGの系列店があるので、もしも次にガールズバーを出すならその地域でやりたいですね♡
夜で順調にセカンドキャリアを築いているモエカさん。キャバ嬢、ガールズバー&シーシャバー経営と大忙しですが、「働きながら経営を勉強している感覚。毎日忙しいけどそれもまた楽しいです!」とのこと♡
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