歌舞伎町を代表するトップキャバ嬢にして美肌研究家としても知られる『ジェントルマンズクラブ』の椿そらさん。プレーヤーを続けながらも近頃はお店のアドバイザーとしても活躍しているそう。役職就任の経緯、アドバイザーとしてどんなお仕事をしているか、どこを目指しているのかなど詳しくお話をうかがいました!
そらさんは今どんなペースで出勤してますか?
出れるときは全然週5とかで出るんですけど、昼の仕事が立てこんでいるときは出られないときもあったり変動はありますね。5月にビューティーワールドジャパンっていう美容関係の展示会があって、レアエクラ(*そらさんが開発販売しているヒト臍帯幹細胞培養液60%配合の美容液)を出展させて頂いたんですけど、その時期はバタバタしてたんで全然出られなかった。そういう波はありますね。でも、夜をやってる間はちゃんと出勤したい気持ちも強いのでできるだけ出られるように調整はしてます。
レアエクラもかなり順調そうですね。
めっちゃ調子いいですね。継続して使って頂けるように1カ月に1回の再販で進めているんですけど、安定的に提供できるようになってきて売上もどんどん上がってます。何より、使った人が「これ、いいよ」って言ってくれて、口コミで評判が広がっていってるのが嬉しいです。
「絶対良いものだから口コミで広がるはずだ」って言ってましたもんね。
そう! だから、インスタグラマーさんに使ってもらってPRするとかは一切してない。宣伝費をかけるよりそのぶん価格を抑えたかったし、絶対口コミで広まる自信もあったから。
夜のほうですが、アドバイザーという役職でも動いてますよね。これはいつから?
去年の11月からです。前にもメゾンドボーテのコラムでちょこっとお話したと思うんですけど(『椿そらのシャンパンタワーをしないプライド!!』)、人を育ててジェントルに恩返ししたいなってずっと思っていたし、店側からもそういうお話をされていて。それが形になったっていう流れですね。
キャストの女のコが役職に就くのはジェントル初なんですよね?
そうなんですよ。AKプランニング(アジアンクラブとジェントルマンズクラブを経営する会社)では前例がなくて。しっくりくる役職は何だろうねって話し合って“アドバイザー”に決まりました。自分的には別に役職とかなくてもいいんですけど、従業員や女のコに何かしらアプローチしていくとき、肩書きはあったほうがいいよねってことで。
確かに。何の役職もなかったら、「この人なんでいろいろ言ってくるんだろう」みたいに思われそう。
何か名称があったほうが相手も受け止めやすいし相談もしやすいだろうし、自分的にもどの立場から動いているのかで躊躇しなくて済むかなっていう。そのぐらいのことなので、別に役職に就いたからスゴイとかそういうことはないです。
アドバイザーとしてどんなことをしているんですか?
女のコや黒服さんに対してのケアやアドバイスが中心ですね。たとえば、キャストの女のコやキャリアの浅い黒服さんの様子を見ていて、あ〜これはちょっと話を聞いてあげたほうがいいかもしれないなと思ったら、ごはんに連れて行って悩みを聞いたり。そういうメンタルのケアですね。
様子ってわかるものですか?
日々一緒に働いてる仲間なんで、見ていれば変化ってわかりますよね。ちょっと今大変そうだなとか、メンタルきてるなとか。女のコであればお客様との間の雰囲気とか。黒服さんだったら動きや表情、反応とか。上手く言えないですけど、あれ? なんかちょっと気にかかるなってあるんですよ。従業員のほうから、「このコちょっと気にかけてあげてください」とか「相談に乗ってあげてください」と言われることもあるし。
女のコだけじゃなく黒服さんのメンタルケアもするんですね。
現代は心が弱い若者が多いんですよ(笑)。何かミスって怒られたりするとすぐしょげちゃったりするので。そのへんの話を聞いてあげたり相談に乗ったり。どういうふうに動いていったらいいか、キャスト側の目線でアドバイスしたりしてます。
でも、黒服さんとの面談では担当している女のコの話を聞くことが多いですね。今そのコがどういう状態なのかを聞いて、今はこういうケアしてあげたほうがいいんじゃないかっていう提案をしたり、そのコがより良くなるためにはどんなやり方で伸ばしていったらいいかを話し合ってます。
そういうケア的なところ以外にも、営業時間中にフロアの様子を見て気になった卓があったら接客のフォローをするようにもしてます。女のコとお客様の雰囲気を見てて「あ、危なそう」みたいなときって割とあるんですよ。今、自分がちょっと入ったほうがいいなっていう場面では、ヘルプ的に自ら席に着いて場を和ませたりしてます。
険悪な雰囲気のときとか?
そういう場合もあるし、なんとな〜くギスギスしていたり気まずい雰囲気だったり、いつもは盛り上がる席が盛り上がってなかったり、パターンはいろいろですね。で、そこに私が入ってその場の雰囲気や空気を変える。さりげなく接客を立て直してお客様に楽しんでもらえるように持っていく。最終的に気持ちよく帰ってもらうみたいな。
ベテランだからこそできるサポート。
そうですね。よく、お店側の人間が席に挨拶に来たりってあるじゃないですか、あのノリで動いてます。ジェントル歴長いんで、以前から半分店の人間みたいな立ち回りも多かったんですけど、アドバイザーに就任してからはより自由度が上がったので、良い意味で店の女のコたちにとって使いやすいポジションになれたかなと。空気を変えたいとき、ヘルプが欲しいとき、卓を盛り上げたいとき、椿そらを使ってくださいっていう気持ちで動いてます。
これまで通り指名のお客さんもいるだろうし、その上ヘルプにも着いて…忙しそうですね。
確かに、多少忙しくはなったかな。でも、他の卓に挨拶に行ったりみたいなことはこれまでにもしていたことなので。お客様もそのへんは理解してくれてますよね。それに、私のお客様って椿そらも好きだけどジェントルも好きみたいな人が多いんですよ。むしろ応援してくれてます。
お店のためにそこまで一生懸命になるのはジェントルが好きだから?
好きですし、すべてはジェントルへの恩返しです。椿そらっていう人間を作ってくれたのはこのお店なので少しでも役に立ちたい。何か私にできることはないかなってずっと考えていたので。
自分も担当を持ってその女のコを支えていくっていうこともしたかったんですけど、昼の仕事もあって今バタバタしているので、まだできていないんですけど。ゆくゆくは新人の女のコを一から育ててプロデュースみたいなこともしたいですね。
次のステップのためにっていうわけでもないんですね。あくまでお店に貢献。
そうですそうです。自分のためとかは1ミリもない。「自分の店持たないの?」とかよく聞かれますけど、そういうことは何も考えてない。ちなみにやめる時期も決めてないです。「惜しまれるうちにやめたら?」とか言われるけど、やりたくてやっているから、やめるタイミングは自分で決める。それまではやめないです(笑)。
昼・夜含めてそらさんの今後の展望は?
レアエクラのほうではシリーズ化を進めています。クレンジング、洗顔から化粧水、クリーム、パックまでライン使いができたらよりいっそう美肌にアプローチできると思うので。今年中のリリースを目指して今試作を繰り返しているところです。
ジェントルの椿そらとしては、看板を背負って立つようなズバ抜けた女のコの出現を見届けてやめたいし、そういう女の子を育てたい。黒服さんも「ジェントルの黒服はめっちゃ仕事ができる」って言われるくらいの状態に持っていきたい。次の世代がもっとキラキラ輝けるような環境を作っておく、それが最終的な着地点です!
お店の後輩たちから慕われ人望も厚いそらさん。アドバイザーとしてますますジェントルマンズクラブを盛り立てていってくれそうですね。
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