週6出勤×週6シャンパン祭り!「高額ボトルが入らない日はない」という歌舞伎町『La Van(ラヴァン)』の鈴音りんさん。その勢いは一体どこから来るのか? 聞けばそこには、キャバ嬢としての基本方針や売上を伸ばすための戦略がしっかりとある様子。次世代エース鈴音りんの“売れる技術”、注目です!!
―りんさんのラヴァン歴はどのくらいになったんですか。ナンバーは?
ラヴァン歴は1年半くらいですね。ナンバーは茜海咲ちゃんと1位をとったりとられたりを相変わらず続けてます。でも、ライバルがいるってモチベーション的に超いいですよ。しかも、めっちゃ仲が良いっていう奇跡♥
―1位とられたとき、悔しいとかは?
もちろんありますよ。順位を抜かれたら「めっちゃ悔しい!」ってストレートに言います。でも、悔しさと好きな気持ちは別というか。同じ立場にいるから気持ちもわかり合えるしすごく大事な存在。一緒に頑張っている同士みたいな感覚です。アイバン※で同じ卓につくことも多いしその流れで一緒にアフターに行くことも多いから、海咲ちゃんとはパートナー的な感覚がかなりあります。
※2人以上のお客様が一緒に来店しそれぞれに指名をして相席したり、1人のお客さんが2人の女の子を指名したりするなど、1つのテーブルに2人以上指名のキャストがつくこと
―ちょっと時期はさかのぼりますけど、コロナの自粛中りんさんはどうしてました?
家でゲームばっかりしてました(笑)。でも、営業が再開されてからはお客様が来ても来なくてもこれまで通り出勤しようって決めて、週6出勤の通常営業に戻りました。行ける場所があるなら、家にいるより外にいたい♥
―自粛明け早々はお客さんの数、減りました?
こちらとしても積極的に来て欲しいといえる時期でもなかったので。組数はやっぱり減ったかな。でも、来てくれた方がたくさんボトル入れてくれたので助かりました。そこから徐々にお客様も戻ってきてくれて、今はほぼ通常通り。コロナでいなくなってしまったお客様はいなかったですね。ありがたい♥
―りんさんって、毎月どのくらいの売上を目標にしているんですか?
「レースだからこのくらい」とかじゃなくて、軽々と1,000万円はキープできるくらいにはなりたいなと思って生きてます♪
―聞いた話では、毎日何かしら高額ボトルが入ってる?
そうですね。毎日何かしらは。そうじゃない日もたまにありますけど。でもそれは、グループレースの影響もあると思います。レースで上位に立っているっていうところで、それがブランディングになっているみたいな。「りんちゃんだったら何か入れなきゃ」って言ってくれる人が多いので。
―「すごいコだから」っていう価値が生まれたみたいな?
そうだと思います。特に去年は未成年でお酒飲めなかったから。「お酒飲まないのにグループ2位まで行ったんだね」みたいなところで。そういうコにはそれなりのことをしようみたいな感覚を持ってくれているのかなって思います。
―自粛明け初日からアルマンド入ってましたけど、何て言ったらこんなに景気よくシャンパン入るんですか?
お客様によっては「シャンパン入れてよ」っていうときもあるけど、「何飲む?」って聞くスタンスですね。私のお客様は、ガツガツ来られるのが好きじゃない人が多いから。「何飲む?」って私が聞いたときにシャンパンを入れたくなるような接客を心掛けてます。
―シャンパン入れたくなる接客って!?
これ、本心なんですけど、店に来てくれただけでありがたいと思っているんですよ。だからそれを表に出すようにしてます。「会いに来てくれただけで嬉しいよ」って。そうすると、その人が余裕あるときにシャンパン入れてくれたりするのかな…多分?
―「会いに来てくれただけで嬉しいよ」って言って、「じゃあ別にボトル入れなくてもいいか」と思わせないところに秘密があるんでしょうね。
いや、わかんない(笑)。狙って言ってるわけじゃなく本心だから。でも、そっちのほうが良くないですか? 勉強しなきゃって思ってるときに、「勉強しなさい!」って言われるといきなりヤル気なくなるじゃないですか。しろって言われるから渋々はやるけど…みたいな。でも、普段何も言われないけど、めっちゃ勉強してテストで100点取ったら「マジで!? すごい!」って感動されるほうが嬉しくないですか?
―確かに、そっちのほうが嬉しい。
行きつけのキャバクラが3軒あって、「今日はシャンパン入れようかな♪」って気分だったとして、じゃあどこで入れようかと考えたとき、普段、来てくれただけで喜んでくれるコのところで使ったほうが嬉しいんじゃないかなって思ってます。
―ちなみにお客さんから「飲みたいの頼んでいいよ」と言われたときは、「アルマンド!」とか言うんですか?
基本的には「何入れてくれても嬉しいよ」って言います。でも、人によりますね。「コレ飲みたい! いっしょ頼んで」って押されるのが好きな人もいるじゃないですか。そういう人のときは「コレっしょ♪」って妥当なシャンパンを言いますけど。そうじゃないお客様には「何でも嬉しいよ♥」ですね。
―こう言えばこう動くと、計算して言ってるところもあるんですか?
それはないです。「煽らない」とか自分の基本方針がまずあって、そこからお客様に合わせていくっていうところはあるけど、でも全部感覚ですね。頭で考えてない。ただ、自分の仕事は「お客様が使う額に対してそれ以上の価値を感じさせることなんだ」っていう意識はすごくあります。仮に100万円使ってくれたとして、「高くついたな~」じゃなくて、「100万円? 安い!!」と思わせることができるように努力する、みたいな。
―なかなかハードル高そうですね。
たとえば無難な値段のシャンパンとか、よくわかんないフードやドリンクが積み重なって結果的にお会計が300万円いった場合と、高級シャンパンを何本かガンッと入れて300万円行った場合とじゃ、使った感覚は明らかに違うじゃないですか。高いボトルが入れば「わー!」ってその場もどよめくし、SNSにアップすれば映えるし、これだけ使ったっていうことがちゃんと実感として感じられる。同じ額でも使うことがエンタメになって付加価値が生まれるみたいな、そういうこともありますよね。
―お金を使うことに付加価値をつける?
その人に合わせて、使った額以上の満足感をどう提供するかみたいな? 「価値を感じる」ってその人の価値観にもよるし、その場の空気とかメンツとかいろんな要素が絡み合って無限にバリエーションがあると思うんですよ。そのコの笑顔が見られたらそれだけで嬉しいっていうことも価値だし、頼られることでそこに価値を感じる人もいるだろうし…。その瞬間、その瞬間でいまこの人には何が当てはまるかを見つけていくみたいな。それが自分の仕事の醍醐味なのかなって思ってます。
―普通のお客さんを太く育てている、みたいなところもあるんですかね?
どうだろう。でも、元々キャバクラへ行くタイプじゃない人は多いかもしれないです。他の店に指名がいないみたいな。たまたま接待とか何かしらの理由でラヴァンに来て、そこからお客様になったみたいな人とか。
―キャバクラ初心者みたいな?
それはわからないですけど、指名になったお客様には基本方針として、「私が何をされたら嬉しいか」「何をされたら嫌か」ってことはあらかじめ言います。自分がされて嫌なことは「これはしないで」ってハッキリ言いますね。他のキャバクラに行ったりしているのを知ったときにも、「行かないで」って言いますし。シャンパンは煽らないけど、自分の都合をわかってもらえるようには伝えます。
―それで来なくなっちゃう人もいるの?
そういう人はどっちみち来なくなると思うので、「こんなこと言ったら面倒臭がられるかな」とか思わず、してもらいたくないことは細かくても伝えますね。そこは自分本位で。そうすればその後、自分がモヤモヤ考えることも減るし、メンタルも保てるので♥
―漠然とでも色恋を期待するお客さんも多いと思うけど、そこはどうかわすの?
「枕はしない」ってあらかじめ全員に言ってます。期待を持つのは自由ですけど、そういう感じは出させないです(笑)。相手が何をしたら嬉しいか、何を求めているか、どんな人物像を求めているかはフリーで着いたときに探るし、それである程度は見極めているから…。それで100%体しか求めてないみたいな人はすぐに脱落していきますよね。
―りんさんがお客さん増やしていくときはフリー?
完全フリーな人で増やします。誰かの連れに着くときは仲良い人とかですね。売上に協力みたいな。そこからアイバンで指名っていうパターンも多いですけど。
―フリーに着く時間って短いですよね。そこでどう自分を演出するの?
着いても3分とかなんでその3分が勝負ですね。それだけ短時間だと話す内容ってそのお客様からしたらどうでもいいと思うんですよ。むしろ、笑顔とか表情とか会話のテンポとかが大事な気がします。で、LINE交換して席を抜けた瞬間すぐLINEを送る。「楽しかったよ、ありがとう」みたいな。超普通の内容。でも、LINEの内容より送ることが大事かなってところで。
―会話のテンポっていうのは?
ノリよくする? 何でも反応しますね。つまんないこと言われても、みんながスルーするようなことでも全部拾ってリアクションします。突っ込まないところにも突っ込む。めっちゃ笑うとか、とりあえず反応します。で、席を抜けるときに「良いコいなかったら呼んでね」って一言、みたいな。
―では最後に。りんさんの次の目標ってなんですか?
今はバースデーですね。バースデーを成功させること。それが今現在の最大の目標です。絶対に去年よりは売上伸ばしたい。去年の2倍は行きたいですね。もっと成長していきたい。「頑張ろう!」って感じです♥
フリーについたら全力でリアクション、そして席を抜けるときは「良いコいなかったら呼んでね」という一言からの即LINE。このコンボ、今すぐ試してみる価値アリです♪ ちなみにりんさん、ラヴァンの店前看板レースで1位を獲得したそう。この記事が出る頃には看板がリニューアルしているかもしれません♥
働く一日に密着有名キャバ嬢紹介
『ソロモン』鈴音りんの働く一日に密着!! おはようからおやすみまで こだわりキャバ嬢ライフを追跡♡
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