2020年12月、北海道はすすきので降りしきる雪のなか開催された貴咲モエカさんの生誕祭♡ モエカさんにとってはこれが最後のバースデーイベント。6年間記録を更新し続けた集大成 “すすきのホワイトバースデー”についてお話を伺いました。ナンバー卒業を見越したモエカさんのこれからの働き方にも注目です♪
※取材は2020年末に実施
―去る12月18日、19日にモエカさんバースデーが開催されたわけですが、告知ポスターに『LAST BirthdayEvent』とあって、「引退!?」ってちょっとドキドキしたんですけど。
それみんなに言われましたwww イベント中もいろんな人に「やめるの!?」って聞かれた。安心してください、まだ引退しません!! バースデーイベントを打つのがラストっていう意味です♥
―そして、あるときから突然お店が『モナクラス』になっていて、「あれ?移籍!?」って思ったんですけど…。
ですよね。びっくりしますよねww でも移籍じゃないんですよ。元々いた『オールドジャッポーネ』と系列の『テンカラット』が合体して『モナクラス』っていう新しいお店になったので。在籍している女のコもみんな一緒。リニューアルオープンって感覚です♪
―バースデーをやるって決めたのはいつ頃?
やるかやらないかはずっと悩んでいたんですけど、バースデーをやるなら協賛タワー・遠隔シャンパンをメインにイベントを打つって決めていたので、バースデーの2カ月前には準備に取り掛かってました。協賛金を入金するサイトを作るためにそのぐらい前から動かないといけなかったんですよ。バースデーのときどういう状況になっているか不安はすごくあったんですけど、その頃はちょうどGoToキャンペーンで世間が盛り上がっていたときだったので、「このぶんなら大丈夫そうかな」ってことで準備をスタートしたんですけど…。だんだんコロナの警戒レベルも上がっていって…。
―北海道ではいち早く営業時間短縮の要請が出されていましたね。
「すすきのへは行かないでください」っていう呼びかけもあって、11月の終わりくらいにはもう街も閑散としているような状態でしたね。ただ、準備も進んでいてそれなりにお金をかけているし、協賛金も募っているし、何よりこれがラストバースデーなんで。遠隔をベースにしながら万全の注意を払って開催させて頂きました。
―遠隔シャンパン、協賛タワーが流行りですけど、遠隔シャンパンはもうだいぶ一般化してきましたね。
世の中の状況に合ってる♥ いま、すすきのだと同業付き合いも含めて、店の行き来が制限されているので、普段から遠隔シャンパンは活用してますね。
―いつ頃から遠隔シャンパン活用してます?
こういうやり方もあるんだなって知ったのは3、4年くらい前。バースデーでエンリケちゃんが遠隔でシャンパン入れてくれたときですね。当時エンリケちゃんバリバリ現役で週7出勤していたんで、北海道まで行けないからってことで。それで、「エンリケちゃんから頂きました。ありがとうございます!」って動画を撮ってストーリーに載せるみたいな。そのときに「これはすごくいいな」って。それで今回のバースデーも遠隔をメインにしようって割と早い段階から構想は固めてました。
―協賛タワーのシャンパンは?
協賛シャンパンは1口16万円でソウメイロゼ、20万円でアルマンドゴールドと2種類を用意して、ソウメイロゼを使って1日目のタワーをやりました。アルマンドのほうは遠隔で開けるみたいな形です。それ以外にもいろんなシャンパンを遠隔で開けさせて頂きました。
―協賛シャンパンはどのくらい集まりましたか?
ソウメイロゼは25本、アルマンドゴールドは20本入りました。自分の中ではソウメイロゼ30本、アルマンドゴールド15本くらいを目標にしていたので、逆にいい感じに達成できたなっていう感じです♥
―2日目のタワーは?
アルマンドゴールド20本のタワーをしました。このタワーは協賛とかではなく1人のお客様からのタワーですね♥ この2日目のタワーを見て店の女のコたちがわんわん泣いたんですよww 「え、そんなに惜しんでくれるんだ」って嬉しかったですね。で、泣いてる女のコたち見てお客さんも泣いちゃって、それ見て私も泣くみたいな(笑)。
―感極まって泣くみたいな?
バースデーの最後ってちょっと学祭感覚みたいになるんですよ。みんな協力して一緒に頑張ってくれてるから、最後のタワーとかで感極まるっていうか。この一体感がいいんですよね。6年間バースデー続けてきましたけど、協力してくれるコも年々増えていって、しかも最後はこんなに泣いてくれて、毎年バースデー頑張ってきてよかったなあってしみじみ思いました。幸せですよね♡
―協賛と遠隔、やってみてどうでした?
いつものバースデーだったら売上ゼロからスタートするから、「大丈夫かな」っていう不安があるんですけど、今回は協賛タワーと遠隔シャンパンでイベントが始まる前から900万円くらい確定した売上があったので、リラックスした気持ちでバースデーを迎えられました。900万円からスタートだったぶん気持ちも楽でしたね。
―イベントの組数や売上は?
1日目が24組、2日目が25組とほどよい感じでしたね。売上もありがたいことに去年よりもいきました。多分、頻繁に来れないぶんバースデーで使ってくれたんじゃないかな。例年前祝いだけで混んだりするんですけど、今回はそういう状況ではなかったので。
―グッズ製作にも力を入れたって聞きましたけど、何をどのくらい作ったんですか?
今回はラストなんで種類を結構作りましたね。クッション30個、ブランケット30枚、フェイスタオル100枚、マスク100枚、あと除菌スプレーとミンティアって感じですね。ちなみにマスクは袋がオリジナルっていうだけで、私の顔が入ったマスクとかではないですよ(笑)。
―内装も壁一面がお花だったり相当かわいかったですよね♥
内装はこだわりました! バースデーの売上が悪くても内装だけは「ヤバかったね」って言ってもらえるようにしようと思って。壁一面お花にしてイメージは韓国の映えカフェみたいな♥ テーブルには私のロゴのシートを貼って、コースターもオリジナルコースターに変えて、お花の壁の中に巨大なスクリーンを設置して映像を流しました。ついでにスモークも炊いたりして♪
―モエカさんってバースデーの内装にこだわりますよね。こんなにこだわってる人ってあんまりいない気が…。
バルーンで飾るみたいな内装にしたくないんですよ(笑)。店内をクラブ化したこともありましたね。ライトをいろんな方向から飛ばしてクラブミュージック流してどっからどう見てもクラブみたいな。バースデーイベントには毎回お金かけてます♥ ちなみにこだわりが強いのは私だけじゃないですよ。うちの会社自体がイベントの空間演出にこだわりが強いんですよ。イベントで使った巨大スクリーンとかスモークマシンとかも会社が購入したものだし、内装の制作チームもいます!
―今回でバースデーイベントをラストにした理由ってなんだったんですか?
そろそろナンバーも上がろうと思っているし、イベント打つのはこれで最後でいいかなって。これまで5年連続で年間売上を更新してきたんですけど、もうしんどいなっていう(笑)。バースデーイベントやるかやらないかで年間売上も変わってくるので、更新するためにはイベントは絶対なんですけど、どんどんハードルが上がっちゃって。5年目達成したときに、年間売上更新はもう次で終わりにしようって決めたんですよ。というわけで今回の6年目でラストにしました!
―バースデーの売上も毎年更新?
年間売上もバースデー月の売上も毎年更新してきました。だからこそ、プレーヤーでいるうちにバースデーを純粋に楽しんでみたいっていう願望もありますよね。本来お誕生日って楽しいものじゃないですか。次はそういうバースデーを味わってみたいですね。シールとかノベルティとか趣味で作って配って、お客さんにはバースデー月の好きなタイミングで来てもらって…。それで結果的に売上が去年を超えるならそれでいいし、超えなくてもいいし。
―近々ナンバーを上がるんですか?
7年間ナンバー1をやってきたんで、そろそろ殿堂入りしようかなとは考えてます。長いですよね7年は。不動のナンバー1がいるって良し悪しじゃないですか。店にとっては看板になるけど、反面若いコたちが夢や希望を抱けないから。私がナンバー上がることによってキャストのコたちがヤル気になってくれるほうが店としても活気づくので、社長ともそういうところは話し合ってますね。
―そういうことも話し合ってるんですね。
モナクラスではいちキャストなんですけど社内的には役職付きっていう。仙台と歌舞伎町の系列店では統括部長という役職で運営のほうもちょっとかじってるんです。なので、いずれナンバーは上がるしいつかはプレーヤーも上がりますけど、この世界には当分いるつもりでいます♥
―統括部長って何するんですか?
主に女のコのマネージメントです。お客さんを増やすためにはどんなことができるか、黒服にはわからないことってたくさんあるので、そのへんを含めて女のコたちの能力を引き出すお手伝いをしていきたいなと。去年就任したんですけどコロナで全然出張できていないのでまだまだこれからって感じです。
―運営側のお仕事にも興味があるんですね?
プレーヤーっていう枠から出てみたい。自分自身の興味も自分の売上を上げるっていうところから、店の売上を上げるっていうほうに向いていたりもするので。今後は、経営的なことを勉強するためにも運営に関わっていきたいし、できることを増やしてどんどん自分の幅を広げていきたいですね。
バースデーの売上を毎年更新し続けるってなかなか大変なことですよね。「今年からは楽しむためのバースデーを迎えられるのが嬉しい」と語るモエカさん。モエカさんのプレーヤー人生はまだまだ続きます♪
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すすきの『モナクラス』貴咲モエカ 28歳の今が経営適齢期♡ 夜で生きてきたからこそ勝てる舞台がある!!
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