初の著書となる『愛を注ぐ人 人生は愛すること、愛は与えること』が刊行されたばかりの彩花ゆいさんにインタビュー! 手のうちをすべて明かした営業ノウハウから、今まで誰にも語られることのなかった生い立ち、そして書籍化決定から出版まで1年が経過した経緯などなど…。気になる出版裏話を直撃しました!
―初著書の出版、おめでとうございます。
ありがとうございます。ようやく世に出せました♥
―売れ行き好調みたいですね。アマゾンの在庫がなくなったときは、中古で2,000〜5,000円のプレミアム価格がついてましたよ。
でも、アマゾンで一時的に品切れしていただけで在庫自体がないわけじゃなかったんですよ。出版社(主婦の友インフォス)のサイトでは普通に買えたので、「こっちで買えるよー」ってお知らせしたりしてました。今はもうアマゾンにも在庫あります♥
―別バージョンの表紙もあるって聞いたんですが?
それは予約してくれていた方だけの限定版ですね。ずっと出版を待っていてくださった方がたくさんいたので感謝を表したくて特別仕様にしました。本当はこの本、中洲の『クラブ アトリエ』の卒業と同じタイミングで出版する予定で、それ以前から本の予約もスタートしていて。
―アトリエを卒業したのは去年の3月31日。だいぶのびましたね。
そうなんです。ちょうどコロナが騒がれ出した時期と進行がかぶってしまって印刷所が動かなかったりして時期が伸びて。そうこうするうち1回目の緊急事態宣言が発令されて、そうなると書店も軒並み休業してしまうから、発売時期を遅らせようということになって。その後は担当の編集者さんが体調を崩されたり、原稿を何度も書き直したりといろいろありまして。
―書き直したんですね。
時期を遅らせている間に私のほうでも銀座で働き出したりと変化もありましたし。環境や目標が大きく変わったのでそのへんについて加筆したり。それと同時に内容全体を改めて書き直す作業もしました。出版がのびのびになっても、みなさん根気よく待ってくださって。予約をキャンセルされた方はたった1人だけでした。
―満を辞して出版された『愛を注ぐ人』ですが、周りの反応はどうですか?
じいちゃんや家族、親戚、友達とか、身内がすごく喜んでくれました。いとこからも「読んだよ!」って連絡がきたり。親友は泣いたって言ってました。3回泣いたってww 看護学生時代からの付き合いで、すべての事情を知っているコだからこみ上げるものがあったみたい。
―親友の方は今も看護師さん?
はい。大きい病院で救急看護のリーダーとかやっていた優秀なコです。このコには本を書く上でもすごくお世話になりました。本の中に出てくる看護関係の記述部分については間違いがないかどうかこのコに監修してもらいました。やっぱり自分も現場を離れて長いから。おかしいところがあったら…と少し不安だったので。
―ゆいさんのインスタのストーリーを見ていたら、大量に買っている人とかいましたね。
お客さんで100冊とか買ってくれた人もいましたね。すごい♥ クレオールの担当黒服みっちゃんも100冊買ってましたww
―本のタイトル『愛を注ぐ人』は、ゆいさんが考えたんですか?
いえ、タイトルに関しては出版社の方が考えてくださいました。私の生き方というか信条として、関わった人すべてに愛を持って接したい、一人の人間として向き合いたいっていう思いがあるんですけど、そこをピックアップしてつけてくださったんだと思います。
―ちなみにアトリエの卒業イベントではブックタワーというものをしたとか?
そうなんです。出版社さんの好意で♥ 表紙は出来上がっていたのでそれでシャンパンタワーならぬブックタワーをしました。
―本の中には、生い立ちにまでさかのぼる過去の話も書いてありましたけど、ゆいさんのバックボーンについて聞いたことがなかったので少し驚きました。
そうですよね。誰にも言ったことがなかったから。そういう生い立ちとか、自分の過去についてはお客さんはもちろん、身近な人にも話したことはないんです。だから書くべきかどうかは最後の最後まで悩みに悩みました。
―書くまでには葛藤も。
読んでいて別に楽しい話ではないし、不幸自慢がしたいわけでもないし、仕事のやり方的にヒントになるわけでもないし…。でも、その一方で人生観や仕事観といったことを一冊の本にまとめるにあたって、自分がなぜそういう考えや信条に至ったのかは、一度しっかりたどってみる必要はあるなとも思っていたんですよね。正直、ここまでじっくり自分の過去と向き合ったことってなかったかもしれないです。
―じいちゃんの反応は?
じいちゃんは「この章があるから説得力があるね」って言ってくれました。「お母さんのこと書いてあるけど、まあいいよね本当のことだし」みたいなww。そう言ってもらえてホッとしましたね。ずっと一緒に暮らしてた人からそう言ってもらえて安心っていうか。家族のことに触れているから、やっぱり身内は良い気はしないだろうなあっていう心配もあったので。
―この章があることで、ゆいさんがどうしてこんなに優しいのか、周りの人を大事にできるのか納得いく感じがしました。
とんでもない〜! だけど、うれしい〜! 実は読んでくれた方々からもそれと同じような感想をたくさんもらいました。「ああ、だからそうなんだ」みたいな。意味がわかったとか、納得がいったとか。「そういうことを経た上で今のゆいちゃんがいるんだねえ」って。思い返しているときには、自分でもちょっと苦しくなったりしたし、やっぱり最後まで削除しようか迷いましたけど、本に書いたことでスッキリしたというか昇華されたというか。今は書いてよかったなって思っています。願わくば同じような境遇のコに「未来は明るいよ」って感じてもらえたらいいなって思います。
―ゆいさん的にこの本の読みどころは?
どうやって売上を立ててきたか、手の内を全部明かしていることですね。営業方法から、接客方針の立て方まで、実は分析をすごくしていたんだよっていう。
―かなり詳細にノウハウやメソッドが書かれてて、こんなにバラしちゃっていいのかなって心配になりましたw
手の内バラしすぎてて、お客様からも「本を読んでびっくりした」って言われました。「確かにこれしてるよね」とかww。
―どんな方にオススメですか?
キャバ嬢さんにも読んで頂きたいし、接客業や営業職の方にも読んで頂けたらなと思いますね。私なりに接客やセールスのヒントをぎっしり詰め込んでいるので!
―ストレス対策や人間関係を円滑にする方法なども載っていて、これは職業問わず使えるなって思いました。
そうですね。職場の人間関係を円満にしたい場合や、もっと周りの人たちと良い関係を築きたい場合とか役立ててもらえたら良いなあと思いますね。
―気が早いですけど、次の本の構想もあったり?
ちょっと考えたりはします♥ 銀座のクラブとキャバクラとでは仕組みもルールも全く違うし、店の女のコたちとの信頼関係の築き方もこれまでとはまた違ってきたりするので、次は銀座で働いた経験から何か書いてみたいですよね。お客様もほぼ経営者の方で、そこから自分の中にはなかった新しい考え方に触れる機会も多いので。次に本を出すなら銀座で学んだことを書いてみたいです♥
具体的な営業方法から接客の組み立て方、顧客との付き合い方やストレスマネジメントまで。ゆいさんの手の内をすべて明かしたこの一冊。接客・営業職はもちろんすべての方に一読の価値ありです♥
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