
特大ポスターやお祝いのスタンド花、メインフロアにも内装を入れるなど、歌舞伎スタイルのド派手なイベントはファブリック初! 昨年12月に開催されて大盛況だった“れみれみバースデー2022”をプレイバック。イベント3日間の思い出をれみさんに語っていただきました。
「エースを作らずとも売れることを六本木でも証明したかった」という、キャバ嬢れみれみの熱い思いにもぐっときます!
今回の“れみれみバースデー”は月間ではなく3daysのイベントでしたね。
どっちもっていう感じかな。12月1日〜3日までの3日間はお花とか内装を入れてイベントもしたけど、そこだけにお客様を全集中させることなく、バースデー月間としてやりつつみたいな。
顧客数が多いからイベントだけになると席に着けなくなっちゃうし。かといってただバースデー月間っていうのも物足りないので。どっちもやることでお客様の都合も優先できたしバランスよくおもてなしできたかなと思います。
イベントのテーマってありました?
バースデーポスターのイメージは「夜空から舞い降りた天使」でした(笑)。その雰囲気に寄せて内装やお花は水色と白をテーマカラーにしました。
バースデーイベントは12月1日〜3日まで3日間開催! 撮影&ポスター制作はATOMさん。ドレスはvanityME.さん。リアルで見るとオーロラみたいなキラキラドレス。イベント全体に関しては「誰もやったことがないことをやろう!」が自分の中の大きなテーマでしたね。店にバースデーポスターを飾るのも、バーッとお花を並べるのもファブリックでは初だったし。ドレスもヘアアレンジもこだわって盛大に♡
内装はどんな感じに?
10階のメインフロアと6階の特別室と2カ所に内装を入れさせてもらったんですけど、メインフロアのほうは壁面に巨大れみれみパネル3枚飾りました(笑)。
(左)10階メインフロアの巨大れみれみパネル♪ (真ん中・右)VIPルームの中でも一番大きい6階特別室。内装は水色と白でかわいく。
6階の特別室のほうは?
3日目にタワーをしたんですけどそのときがこのお部屋だったんですね。個室ということでメインフロアとはちょっと雰囲気を変えて。好みを前面に出してかわいいキラキラ空間にしました!
この部屋、普段は壁に超大きい絵が飾ってあるんですけど、その絵の代わりにれみのポスターを飾りました。額にぴったり収まるようにサイズを測ってATOMさんに作ってもらったの♡
こちらが額縁に入ったパネル。「こういうことしたのは初でしたけど好評でした! このバースデーのあと、同じことをしているコもいたのでみんなもいいなって思ってくれたのかな♡」。お花もすごかったですね。100基以上出してもらったみたいですけど正確には何基?
108基のお花を頂きました♡ お客様から頂いた総数は107基だったんですけど、108のほうがいいからってお花屋さんが1基出してくれたんです。優しい♡
末尾が八で末広がり。縁起がいい!
そうなんです。今回、お花屋さんがめちゃくちゃ頑張ってくれたんですよね。白と水色のスタンド花以外に胡蝶蘭もあったんですけど、数が多すぎて集めるのが大変だったみたいで。
(左)エントランスには白と水色のスタンド花がぎっしり。(右)外装のお花看板も豪華。ゆきざきビルの前にこんなにお花が並んだのは初!”こばっち様”凄すぎます!w 胡蝶蘭もたくさん頂きました。(右)10階入り口には10万円の特大胡蝶蘭も!お花屋さんや内装業者さんは?
お花屋さんはアカツキフラワーさん。内装はお店が仲良い銀座の業者さん。タワーはゴッサムさんです。ジャンルに特化したところにお願いしたかったので3つの業者さんに入ってもらいました。
こんなにイベント感を出したバースデーって六本木ではレアなのでは?
ここまで派手にバースデーを打ち出してイベントしてるコはいないですね。お花を出してもらうとか、フロアにポスターを飾るとか、こういう歌舞伎町スタイルのバースデーはファブリックでも今回が初。外装もメインフロアに内装入れるのも許されなかったから。
バースデー1日目にはサプライズの“P2タワー”も。「サプライズでP2 一撃20本&個室の内装もしてくれていて感動!! 今、P2って本当に手に入らないので20本も集めるって相当な苦労。その上店名入りの箱も準備してくれたり…。ソムリエさんにも感謝です!!」。特別に解禁されたの?
れみのこと認めてくれたのかな♡ こういうザ・キャバ嬢みたいなイベントを六本木でもやりたかったんですけど、前回のバースデー(2021年)はファブリックに入って間もなかったから。誰もやってないのに、れみだけいきなりドンってやっちゃうとちょっとねってこともあったので。
前回は六本木に移って3カ月でバースデーとレースでしたもんね。
そうそう。それで前回は普通にバースデー月間にして。でも、1年しっかり実績も作ったので今回ついに。
派手なイベントを店として初めて認めてくれたわけだからそれも嬉しかったし。せっかくなら六本木一目立つイベントにしようみたいな。それが最大の目標でしたね。
イベント最終日は巨大なソウメイブラックタワー。このサイズのタワーはファブリック初! タワーだけで1,000万円。他に飲む用のシャンパンもざくざく♪そういえば今回はグループレース(12月1日から2週間)には参加しなったんですね。
そうなんです。前回バースデーとレースの両立がだいぶ大変だったので。性格的に中途半端にできなくて両方全力でがっちりやっちゃうから。それだと今回は逆によくないなと思って。
せっかくファブリック初のことをするわけだから、イベントは盛大に派手にかわいくやりたかったし。ここまで時間とお金をかけて大きく打ち出す以上、絶対に失敗は許されない。100点満点以上の成功を収めなきゃいけないので。
それに私の場合、みんなに祝ってもらうというところを目指して大切にしてたので、バースデーの成功だけに集中しました!
イベント3日間のドレスはすべてvanityME.の特注。左から順に1日目、2日目、3日目。「響さんのバースデーのドレスを見てvanityME.さんかわいいなぁと思ってオーダーしました。3日目のドレスはポスターと同じドレス。どのドレスも超キラキラで細かいラメが落ちるから自分がいた場所がすぐわかる(笑)。キャバクラ人生で一番キラキラした3日間でした」。
バースデーはどのくらいお客さん来てくれました?
どのくらい来たんだろう…。バースデー月で考えたら200組くらいです♡「いっぱい来てくれたな♡」っていう実感はめっちゃあります。
バースデーの売上見込みって立てます? 立てるとしたらそれは目標? それともある程度概算で考えておくの?
漠然とした「このくらいいったらいいなぁ」はバースデーに限らずありますよ。でも、そうしようと頑張らなくてもちゃんとそうなる。
すごいね。そういうものなの?
他の人はわからないけどれみはそうです。みんなが推してくれるから♡
あ、なるほど。顧客数も多いですもんね。
そうそう。お客様数人で売上を立ててるとかだったら、このお客様にはこれくらい使ってもらおうとか、そのために時間使わなきゃとかあるかもしれないけど、れみの場合はみんなが推してくれるから。そこが強いですよね。1人に無理させるとかもないから平和です!
しかも、お客さんの単価も高そう。
そうなんです。エースはいない。でもみんなエース♡
ソウメイレッドやアタッシュ、ブランドブラン、ラベイ、ブルゴーニュワイン…などなどキラキラが続いた3日間。顧客数の多いれみさんですが、一人一人のお客様の力が凄く、ほとんどすべてのお客様が100万円を超えるお会計!驚愕!「みんながエース」最強ですね。どうしたらそうなるの?
エースを作らない。額に固執しないことかな。例えば1ヶ月500万円使ってくれるお客様がいたとして、そのお客様だけに頼り1ヶ月3000万円使ってもらうみたいなことをしないっていうことです。
500万円で話しましたけど、それが100万円でも200万円でもそう。自分に使ってくれる額に対して固執しないことが“みんなエース”の極意♡ 一本釣りも確かにすごい。でも、れみはプライベートの時間を使わないというルールが自分の中にあるから。必然的にそうなるんです。
アフターも店外も一切しないんですもんね。
そうそう。そのぶん毎日同伴はしますけどね。バースデー前やバースデー期間中ってそれこそアフター行かなきゃだし、高額使ってくれるお客様だったら店外するとかそういうものなんですけど、店外もアフターも一切しないでやってきてるからその方針は変えず。バースデー前だからお客様に対して特別に時間を使って営業する、みたいなこともしてないんです。
ノベルティでれみれみTシャツも作りました!「お客様が100枚作ってくれてました。カラバリもかわいいしイラストもかわいかった♡」。
一匹狼のれみさんですがその後も変わらず一匹?(詳しくはコラム『戦うときは独り“一匹狼の会”』へ!)
相変わらず一匹狼のままいってます。ファブリックに入った当初は「仲間を作って協力したほうがいいよ」とかアドバイスもされましたけど、一匹のスタンスは変えず(笑)。自分のスタイルを貫いてどこまで売れるか、「このやり方でも売れるんだ」を証明したいっていう思いがモチベでもあるから。
エースを作らないとか、絶対アフター行かないとか、売れててもフリーに着くとか。みんなに「なんで?」って不思議がられたり、「もっとこうすればいいのに」って言われることも多かったけど、全部を結果で納得させたいみたいな思いで貫いてきたから。
六本木でも自分のやり方は変えず。
六本木で売れてるコって割と偏った単価型のコが多い印象があるんですよ。他はいないけど1人だけ何千万円と使うお客様がいるみたいな。それもすごい才能なんだけどね。でもやっぱりれみが見ててすごいなと思った先輩たちは、みんなに指名されて、みんなに愛されて、みんなに必要とされるキャバ嬢なんだよね。
ドカンと使うお客様が1人いれば内装もタワーも華やかにできるしバースデーって成功するの。でも、みんなからお花を出してもらうってことは難しい。歌舞伎町の人気者ってそうじゃないんですよ。1人のお客様だけが太いわけじゃなくてみんな太い。太いお客様を何十組も抱えてる。だからバースデーイベントを打っても様になる。それが歌舞伎町の売れっ子のイメージで、私が憧れるのもそういうキャバ嬢なんです。
歌舞伎スタイルの派手なイベントにこだわったのもそこですよね。「これがキャバ嬢のバースデーイベントだよ」っていうものを見せつけたいじゃないけど、六本木でそれを体現したかった。だから、お花から何から誰にも真似できないくらいのバースデーにしたかったんですよ。
バースデーには歌舞伎町のカリスマ一条響さんも駆けつけた。お花も出してくれました♪「歌舞伎町で一番尊敬するキャバ嬢は響さん。六本木で指名してるのはれみれみだけだよって言ってくれるのが誇り♡」。そういう思いもあったんですね。
去年から六本木ブームで、今でこそ歌舞伎町から女のコが大量に移って来てるけど、れみが六本木に移籍したときってまだそんな気配ゼロだった頃。「アジアンではNo. 1だったけど六本木では厳しいでしょ」とか、「六本木は無理。売れないでしょ」とかめちゃくちゃ言われてたしバカにされたりしてたの。
だからこそ結果を出したいと思ったし、これまで通りの売り方で実績を上げて、歌舞伎スタイルのバースデーを六本木で成功させたいっていう思いもむちゃくちゃあった。それを今回証明できたなっていう感慨がすごくある。これからも今まで通りの自分のやり方を貫いて六本木でも評価されるキャバ嬢でいたいなって思いますね。
今年のれみさんの抱負は? どんな1年にしたい?
自分の価値=周りからの評価だと思っているから、その評価が高いうちにキャバ嬢以外のことでも下積みを積んで土台を作っておきたいなっていうのはありますね。去年はファンクラブも作れたし、今年はROBE de FLEURSさんとコラボでドレス制作も進んでいるし。夜で築き上げたれみれみというブランドをこの先も生かしていけるように、今年もどんどんいろんなことを挑戦していきたいです!
しっかりした思いがあった上で自分のやり方を貫いて売れているれみさん。カッコいいです! 引き続き夜のお仕事も順調なれみさんですが昼でもさらに飛躍の気配。応援してます♡
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