昼はドレススタイスト、夜は六本木の売れっ子キャバ嬢、二足のわらじを履きこなすももかさん。「どれだけ売れても昼はやめない!」昼夜兼業を貫くスタンスに注目! どちらもバランスよく充実させる秘訣、ももかさんの人生の “軸”となっている考え方や仕事との向き合い方についてお聞きしました♡
ももかの人生哲学①
「“完璧主義”でいく!」
今日は、昼と夜を両立しているももかさんの人生哲学がテーマ。生き方や働き方の指針、ももかさんの“軸”みたいなところをお聞きしたいです。
仕事や見た目に関しては、結構“完璧主義”な部分があって。結果は完璧じゃなくてもそこは仕方ないんですけど、「ちゃんとやっている」って思うことで自信が持てるというか。
たとえば、髪型、メイク、服、「今日の自分これだ!」って決めてベストな状態で家を出る。同伴のときも、そのお店にあった服でコーデを組んでメイクもちょっと変えるとか。ちゃんと手をかけることで自信が持てて、気分も上がって元気に振る舞えるんですよ。そこは業務も一緒。目標を立てたら手を抜かずにやっていきたいってありますね。
“完璧主義”って、「自分に厳しすぎる」とか「生きづらそう」とか、あんまり良いイメージはないかもだけど、「コレでいい!」って迷いなく進んでいくために、私は完璧主義でいこうって思ってます。
ももかの人生哲学②
「今日はダメでも明日は大丈夫♡」
“完璧主義”といっても1個失敗すると全部イヤになるとか、取り掛かりが遅いとか、そっちの文脈とは違いますね。
そっちじゃないですね(笑)。手を抜かず納得いくまでコツコツやりたいみたいな感じです。ネガティブだから「こんなんじゃダメだ!」って自分へのダメ出しも多いけど。そこは完璧主義ゆえに頑張るから成果はそれなりについてくるんですよ。
反省会を繰り広げちゃうタイプ?
そうそう(笑)。そういうとこも完璧主義っぽいw でも、ダメだ!って思う部分は分析して改善策や別なやり方を見つけていけばいいので。それで結果振り幅も広がるっていう。いろいろと時間はかかるけど、継続してこその結果だと思うから、「今日ダメだったら明日大丈夫でしょ」と思ってコツコツやってます。
思えば、“ダメ出し→修正”の繰り返しで見た目の振り幅も広がりましたよね。これキャバクラのお仕事的にめっちゃ役立ってます。かわいい系、キレイ系、甘め、強め…etc。見た目の系統っていろいろあるけど全ジャンルいけるので。
私、お店では系統を結構変えるんですよ。清楚系に振ってる日もあればゴージャス系に振る日もある。お客さんが飽きないようにっていうのもあるし、系統を変えることでそのジャンルが好きな人の目に留まるみたいな。
最初の指名ってほぼ見た目の好みですし、系統を絞らないことでいろんな層にアピールできるっていうイメージ。まあ、いろんなメイクで自分の気分を上げるためっていうのもあるんですけどね(笑)。
ももかの人生哲学③
「ゆっくりでいい。自分のペースでいい」
さっき自分はネガティブだっておっしゃってましたけど。そうなの?
めっちゃネガティブ!(笑)。自己肯定感だいぶ低めですww 人と自分を比べがちだし。「このコかわいいし売上もすごい。 私、全然だな…」とか思っちゃう。比べないようにしようとは思っているけど比べちゃうんですよね。だから「ゆっくりでいい。自分のペースでいい」って自分に言い聞かせてます♡
「人と自分を比べるな」ってみんな言うけど、比べちゃいますよね。
わかってるんですけどね、ついつい。私、メンタルも弱いんですよ。言われたことは真に受けちゃうし、なんでも受け止めちゃうから。そういうときも心の中で唱えてる(笑)。そうすると変な落ち込み方をしないで済みます。「そうだ、ゆっくりそうなっていけばいいんだ」って正気に戻れるみたいな。
ももかの人生哲学④
「自分がされて嬉しいことを人にもする」
これはコミュニケーションの方針ですね。何が嬉しいかって人それぞれ違うとは思うけど、自分はこうしていこうっていう感じ。
されて嬉しいこと、たとえば?
キャバクラだったら相手に向き合ってる姿勢を見せるとか。たとえばちゃんとペットの名前やエピソードを覚えていて、「○○ちゃん元気?」ってその話題を出すとか。そういう些細なエピソードをちゃんと覚えていてくれるって私だったらすごく嬉しいから、大事にしてますね。
私、喉が弱いんですけど、去年の暮れに喉から体調崩して地元で1カ月くらい入院したんですよ。扁桃腺が腫れて水も飲めなくなっちゃってずっと点滴みたいな。そのとき、わざわざ長野までお見舞いに来てくれた友達やお客様がいて。それがほんとに嬉しかったんですよね。だから、大事な人に対しては行動で「あなたは大事な人」っていうことを伝えたいなって思いました。
ももかの人生哲学⑤
「昼と夜どっちもあっての自分」
ドレススタイリストの仕事は変わらず?
はい、これまで通り。シフト制ですけどね。自分が出られる日や時間帯でシフトを組んでもらって働いてます。
何日以上働かなきゃいけないとか縛りは?
それはなくて。会社員なんですけどそのあたりは自由に。でも、人手が足りない現場にヘルプで入ったりが結構あって、要請があれば全然出てるので、なんだかんだ結構働いてますね。繁忙期とかは昼の仕事でくたくた。自由に動かせる人員として、私は結構重宝されてるんじゃないかな(笑)。
昼夜兼業、疲れちゃうことないですか?
それで去年は入院になりましたからね(笑)。兼業する体力がなくなっちゃってしばらくは昼メイン、夜はメンバー出勤みたいな形でした。最近はフリーに着いたり普通の働き方もできるようになってきましたけど、体力ってところで夜の働き方はちょっと変えました。
キャバクラのお仕事はやめたくないんです。昼と夜どっちもあっての自分だなと思っているから。昼は自分のキャリア形成のために必要だし、自分のドレスブランドを立ち上げるためにも今のドレススタイリストは続けたい。夜は夜でブランド立ち上げの資金を貯める手段でもあるし、ここで広がる人脈はレベチだし。
ドレスを着てヘアメして華やかに装えるのも楽しいですし、ドレスモデルで呼んで頂けるのもキャバ嬢をしているからこそ。昼のほうでドレスのデザイン考える企画もあるから、普段からドレスを着ていると参考になったりもするんですよ。最初はお引越し費用を稼ごうではじめたキャバクラだったけど、今はもう仕事として人生から切り離せないものになってる。
ももかの人生哲学⑥
「嫌な思いを自分にさせない」
ストレスフリーで過ごしたいからダブルワークしているっていうのもありますね。仕事が複数あることで精神的に余裕が持てる、自分に嫌な思いをさせずに済む場面ってあるから。
私、好きな人と一緒にいたいし、好きな人にしか会いたくないんですよ。それはキャバ嬢をやっているときもそうで。お金を使ってくれるけど嫌な人だったら会いたくない。すぐ切っちゃうんですけど、それができるのは昼もやっているから。「お客さんゼロになっっても昼の仕事があるから大丈夫」っていう安心感がベースにあるので。だから、自分の気持ち優先で夜職をできてる部分があって。
昼職でもそうですね。夜の収入もあるからいざとなったらやめても大丈夫。生活はできるから焦らず転職活動すればいいと思える。
別にやめてもやっていけるっていう安心感があったら、「サービス残業はしません!」とか言えますしね。
そういう感じです。まあ、もともと昼の職場に不満はないんですけどね(笑)。でも今、シフト制で働けているのもやめるつもりで相談した結果だったりしますよね。心の余裕が持てるってところで私には昼夜兼業がちょうどいい。「仕事で嫌な思いをしたくない」がすごくあるから、働き方として自分に合ってるなって思います。
ももかの人生哲学⑦
「ビジョンがあれば金銭感覚は狂わない」
夜やってると金銭感覚が狂って昼の仕事じゃ生活できなくなるってよく聞きますけど、そのへんどうですか?
バグらないようにはしたいですよね。いずれ結婚して家庭を持ちたいのもあるから、自分の金銭感覚が普通からかけ離れていたら相手は億万長者じゃないと無理じゃないですか。別れたらその生活レベルを維持するのも無理だし。やっぱり対等な関係で結婚したい、となったらバグってる場合じゃない(笑)。
金銭感覚は今もバグってないし今後もバグらないと思う。確かに昼職一本の頃よりは全然いい家にも住めているし、バッグとか欲しい物があれば頑張りますけど。別に毎日3万のコース料理食べるのが普通とかないし、高い物も身につけるけどそれは仕事で必要なだけで。感覚としては結構堅実。節約しつつそのぶん貯金したりっていう生活をしてます。
私、ある程度年齢で区切って人生設計を考えてて。それでいうと28歳くらいで結婚したいんですよ。今25歳だからあと3年。結婚したら夜の仕事は上がるだろうから…。そう考えるとしっかり今、稼がないとっていう。
そういうふうに人生設計をたてていれば、夜職の収入が見込めるのはいつまでだなとか、この時期までにはこうなっておこうとか、自分の中に見えてくるじゃないですか。漠然と働くんじゃなくて目的や目標を持つ、ある程度将来のビジョンがあったら夜に染まらず生きていけると思ってます♡
ネガティブで自己肯定感低めという自己分析が意外だったももかさん。落ち込みそうなときに言い聞かせる「ゆっくりでいい。自分のペースでいい」という言葉、お守り代わりに覚えておきたいですね♡
(取材・文/ささきみどり)
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