かれこれ20回ほどの整形を繰り返し、今回ついに大掛かりな輪郭整形を行った桜井野の花さん。整形した経緯や心境を伺いました♪
なぜ整形を公表しようと思ったんですか?
時代的に逃げられなかったです。言わずに済むんだったら言いたくはなかったけど…。
ダウンタイムの1カ月間、インスタのストーリーに動画を上げられずに済むかって言ったら無理。お客さんから見てもどっちのほうがいいかって言ったら、公表することだと思うんです。
歌舞伎町ってちょっと特殊な街で、整形には結構賛成してくれる男性の方が多い。逆に1カ月も休むとハネムーンとか行っちゃったんじゃないか、みたいなイメージがついてしまう。だからカミングアウトしたほうがお金的にはいいかもしれないって思いました。
整形公表前から、整形自体はちょこちょこしてました?
目とか鼻とか……20回ぐらいかな?口はヒアルロン酸を入れたり口角上げたり、そういうのをちょこちょこと。
今回の輪郭整形って、具体的にどんな感じなんですか?
700万くらいかけて骨を削りました。
維持費は特にはかからないんですけど、骨を削った分たるみは出てくる。それはもう確実に出てくる!だからその分やらなきゃいけないこと出てくるので、終わりではないですよね。
骨を削るのは初めてだと思うんですが痛かったですか?
3月27日に手術してから、まだ痺れてて(8月22日時点)
マスカラすると、目の下辺りがビリビリ痛いんです。それが一生取れないかもしれないっていう、痺れのリスクはもう全部、事前に説明はされてるんですけど。他の整形より値段も高いし7時間掛かる大手術で、リスクもそれなりに伴いますね。
整形の痛みを例えるならどんな感じですか?
メンヘラみたいなこと言うと、身体的な痛みより気持ちが痛いほうが我慢できない。それでも、生きてんだか死んでんだかちょっとわかんない感じっていうのはありますけどね。
3日くらい入院もしなきゃいけない手術で、痛くて目が覚める。起きた瞬間にナースコール押して、鎮痛剤を点滴で打ってもらってって感じでした。それでもやってよかったとは思います。
そんなに輪郭にコンプレックスがあったんですか?
特に輪郭が気になっていたっていうよりも、カウンセリングに行く段階で「とにかくかわいくなりたいです」って言ってたんです。だから“コンプレックスを解消した”っていうよりは“かわいいに近づいた”っていう感じですかね。
周りの反響は?
それは人それぞれというか……
「前のほうがよかった」っていう方ももちろんいるし、一概にみんなが良いねって言ってくれるわけじゃない。まぁ顔のタイプにもよると思います。
整形する前から雑誌に出たりインスタもフォロワー数が多かったり…人気はあったわけですよね。それでも自分に自信がなかったってことなんですかね…?
多分、出れば出るほど、自信がなくなっていったと思うんですよね。キャバクラで売れたばっかのときは「桜井野の花ってかわいくないのに売れてるよね、ウケる!」みたいな、実力派っぽい感じになってた。自分的にも “かわいくないのに売れてるキャバ嬢”みたいなキャッチフレーズが気に入ってはいたんです、一時は!
ただそれを6〜7年くらいの間ずっと言われ続けてると、どんどん嫌になってきちゃって。“かわいくないとかうるさい!”って思うようになった。当時、美容整形自体がちょっと主流になってきて、かわいい子が周りに増えてきたんですよね。多分、地元にいたら整形とかしなかったと思う。飲み屋の姉ちゃんは、かわいい子多いじゃないですか(笑)
野の花さんの思う“かわいい”とは?
えみりさんとかは王道で、誰が見てもかわいいじゃないですか。あとは石原さとみさんとか。
いつからそんなに“かわいい”を意識し始めましたか?
昔からあんまり自分の顔が好きじゃなくて、その割に性格も社交的じゃなかった。
今は “社交的になるのが仕事”みたいなとこがあるから頑張ってはいるんですけど。ブスなくせにしゃべらない、おもしろくない、性格悪いって、学生時代はいいとこなかった。キャバクラっていう仕事を始める前まではずっとこんな感じでした。
ブロガーで有名になったのも、雑誌出られたのも、かわいいからじゃない。そんなの自分が一番よくわかってるんです。名前が先走ったというか、文章がおもしろかっただけ。それは今Twitterやインスタやってても思いますけど、反響がすごく薄い。
たとえば私がインスタライブでがんばってしゃべっても2000人、えみりさんがポッキー食べてるだけで4000人。えみりさん、マジで何もしゃべってないんですよ(笑)えみりさんなら“おはよう+写真”でリツイート100いくのが、私が同じことしてもフォロワー数も1/4とかだと思いますけど、リツイート1あるかないか。
いいね♡は、みんな妥協して押してくれてるんですけど(笑)
自己評価がめちゃくちゃ低いですよね?
低いですね〜、かなり。元カレにも「劣等感の塊だ、うざい」みたいなこと言われてました。「私ってブサイクブサイクブサイク」とか言っちゃうので。
自己評価が低いのはいつからですか?
もう生まれた時からです。
中学1年くらいのとき、彼氏作るのが流行ったんですよ。でも、私だけ彼氏が出来なくて。それに、小3のときから好きだった子がいたんですけど、ずっと相談していた一番仲良い友達とつき合っちゃって。その友達はめちゃかわいかったです。その時「やっぱり顔なんだな」って思いました。その子、性格は悪かったんで。
いまでも“世の中は顔だ”って思いますか?
それこそ結婚とかって話になってくると、この歳になって「あぁ顔じゃないんだな」とは思います。
とは言え、顔がかわいいに越したことはないなって中学時代に悟りました。だから早く整形したかったんです。
整形願望が生まれたのは中学生くらいのとき?
まぁ小学生の頃は整形っていうものを知らなかったから。
けど自分の顔は嫌でしたよ。「ゴリラ」と呼ばれて、顔のことでいじめにあったこともあるし。
高校からは親に「行け」と言われて、アメリカの高校に行きました。顔のことでグダグダ言ってくる奴もいないし、太ってても別に何も言われないし、黒い奴も白い奴もいる。その環境は良かったです。当時は160cmで67kgありました。今は45kgだから、22kg太ってましたね。
容姿コンプレックスで、アメリカ留学を決意したっていうのもあります?
確かに「変えたい!」みたいなのはありましたよ。
自分に自信がないから、何か特技を見つけたかった。英語が喋れるようになれば自分に自信がつくんじゃないかとか。だから結局、整形するのも一緒なんです。
ブランド物を持つ人たちの思考と一緒で、ブランド物を持つとちょっとだけ強気になれるというか。例えばバーキン持ちます、何百万円の時計つけます、それって裸の状態の自分に+αで200万とかの価値がついてくるってこと。それと一緒で、整形して700万円分の価値が顔にポンっとついたんですよ。だから別に周りからの、かわいくなったとかなってないとかって意見より、自分に自信をつけるためにやったみたいな感じですね。
ある意味、自己満に近い感じですかね?
そうかもしれないです。今回お願いした先生にも、事前に「そんなに変わらないよ」って言われてましたから。ただ良い病院で高額な手術をした。だから“私、かわいくなったでしょ?”みたいな意味合いが強いかもしれません。
キャバ嬢の女の子ってブランド物持ってる子が多いけど、それは自信がないからなのかな?
自分に価値をつけたいっていうのは大いにあると思いますよ。良い時計してたらお客様も“この子こんだけ良いものつけてるから”って、割と気遣ってくれるし。
整形したことで、デメリットはありました?
ちょっと変な勘違いって言うか、無駄なナルシストを引き起こしそうにはなるかも。“これだけやったんだからかわいくないとかおかしくない?”みたいな(笑)
失敗するかもっていう怖さはないですか?
それは全然ありますよ!
整形の維持費って、どれくらいかかるんですか?
維持費は大体「手術した額の×3倍は持ってろ」って言いますね。
たとえば手術に1000万かかったんなら維持費は3000万見といたほうがいい。だから私はお金を貯めてから整形しました。借金してやったことはないです。それだけは最低限、自分の中のルールは決めてて。だから周りの人よりも、ちょっと整形するペースは遅かったですね。
ほかにも自分の中のルールはありますか?
うーん、ルールはないけど、おでこは整形してないです。よく「やってるの?」って聞かれるから“じゃあやらなくていいや”って。
「やってるの?」っていわれるのは、どんな気持ち?
赤の他人に「どこでやったの?」「やってんの?」「めっちゃ鼻入れてるでしょ」とか言われるとウザっと思うし、ちょっとイラっとくる。昔から知ってる人に「かわいくなったね」とか言われるのはうれしいけど。ナチュラルに「絶対整形してるでしょ」みたいな感じに突っかかってくる奴は、気に食わない。やってないですって言っちゃうこともあります。私からすると、カツラ被ってる人に「カツラ被ってますか?」って聞くようなもんです。
すごくわかりやすい(笑)整形をして人生観とか変わりましたか?
すればするほど自分に自信が持てて、喋るようになりました。ただ、整形に対しては一丸に肯定的ではないんですよね。自分に子どもが生まれて整形するってなったら絶対嫌だし。
お店の従業員の女の子が整形したいと言ったら、どうします?
いいと思います。ただ、かわいくてやる気のない奴より、ブスでもやる気のあるほうが雇用してる側としては育てがいもありますし伸びしろもあります。劣等感が高い子のほうが、頑張れるのかもしれませんね。
世の中もだんだん整形に対してオープンになってきたけど、まだ批判があったり色々うるさい世の中。整形するか考えている方や、整形したことを公表するか悩んでいる方…そんな皆様の参考になれば嬉しいです。
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